クルードスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

クルードス

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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

子供達の度を超えたイタズラには眉をひそめてしまうが、子供達が遊んでいる場面は演技とは思えない程、とても生き生きしていた。
フロリダの抜けるような青空もあり、とても美しい映像。
子供目線だと、とてもキラ
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アメリカン・ハードコア(2006年製作の映画)

3.8

80年代に巻き起こったアメリカのハードコアムーブメントのドキュメンタリー。

80年代アメリカ音楽シーンの裏歴史だったが、90年代にNIRVANAを始めとしたグランジが登場、彼らに影響を与えた音楽とし
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マタンゴ(1963年製作の映画)

3.4

海難事故により無人島に漂着した若者達による男女七人夏物語、地獄篇。

特撮作品だが、食料も水も十分に無い状況から起こる人間同士の醜い争いが話のメイン。

極限状態に追い込まれた中で各々が選択する行動は
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

10年以上前に観賞済だったが、アマゾンプライムに追加されていたので再観賞。

以前観た時は、クレヨンしんちゃんをベースにこれだけの感動作を作れた事に驚いた。
今回観て、90分という短い尺に笑いと感動と
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.2

21ジャンプストリートの続編。
序盤でメタ的に語られる通り、前作と同じ潜入捜査バディものの大学生編。

さんざん予算削減の話をした後での、ヘルメットマシンでのカーチェイスは笑えたが、その後にしっかりと
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.7

高校へ潜入捜査をするバディもの&高校青春ものコメディ。

高校時代にイケてなかったシュミットがカースト上位のグループで普通に楽しんでる姿、逆に高校時代はイケテたのに、化学好きのオタクグループで化学を楽
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ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

3.2

9.11の時にエレベーターに閉じ込められてしまった人々の物語。
ほとんどエレベーターの中で話が進む密室劇。

実際の映像を見ると、緊迫した様子を呆然とテレビで見ていたのを思い出す。
当時は日本も攻撃さ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

かつてよく見られた「常識的でお堅い白人」と「陽気で無鉄砲な黒人」のバディものの逆をいく「常識的でお堅い黒人」と「陽気で無鉄砲な白人」の物語。

主題はもちろん酷い差別についてだが、人種のイメージでレッ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

侍女のアビゲイル(エマ・ストーン)と公爵夫人のサラ(レイチェル・ワイズ)による女王に取り入るための権力闘争の物語でもあり、アン女王(オリヴィア・コールマン)も含めた三者三様の女性の物語でもあった。>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

静かな展開だったので罪無き人の「魔女裁判」モノかな?と思ってたら、思いっきり魔女そのものの話だった。

好みは分かれるでしょうが、個人的にはオカルトではなくリアル方向だった方が面白かったかなあ。
とは
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープアクションかと思ったら、アクションはほとんど無く、かなり地味な作品ながら佳作でした。

劇中でもセリフで出てくるが、一言で言うと「卵が先か、鶏が先か」という物語。
最初の方のバーテンダーに
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CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

3.8

77年から84年まで活動していたイギリスのパンクバンドCRASSのドキュメンタリー。

資本に頼らないDIYな活動、普通のパンクバンド以上にポリティカルなメッセージ、特異なアートワークで世界的な影響を
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.9

オサマ・ビン・ラディン捕獲暗殺を目指して執念の調査をするCIA女性分析官の実話。
今回、久し振りに再観賞。

こういう話って、アメリカのプロパガンダ映画になりがちだけど、さすがキャスリン・ビグロー。
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ワン・ナイト/10イヤーズ(2011年製作の映画)

3.0

高校卒業から10年後に開催された同窓会の話。

この物語のメインキャラであるジェイク。
高校時代の元彼女(別の人と結婚済)と親密な空気が流れつつも何も起きず、今の彼女の元に帰る。
その後、三次会で皆と
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.6

侵略目的の宇宙人が既に人類に入り込んでいて、特殊サングラスをかけると全ての真実が見える。

中学生の頃、レンタル屋で「次はこんなのが入荷します」みたいなポスターを見て、これ絶対に借りよう!と思った。
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

友達や恋愛、家族との関係、そして見栄や憧れや背伸び。そんな思春期特有の物語。

主役であるレディ・バード(自称)はワガママ放題で母親とはケンカばかりだが、それでも家族への愛情はある。
母親も娘に怒って
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

昔の日本のようなテイストがありつつ、でも全く見た事がないような独特の世界が構築されていた。
懐かしいような、でも全く新しいものを観ているような、不思議な気分になった。
世界観は違うが「夜は短し歩けよ乙
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.5

作戦が失敗して大量の敵に囲まれながらも、一人だけ生還したという実話。

まず、初めての交戦が始まる前の緊張感がすごくて、戦闘が始まると息をつく暇もなく戦闘シーンが続く。

そして圧倒的に不利な戦いで、
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.4

自分の世界を1ミリも変えたくない気難しい職人が、一人の女性によって自分の世界が揺らいでいく。

仕立てや食事の場面等は、所謂イギリスらしい気品溢れる上質な雰囲気で、見ていてウットリする優雅な映像美。
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.2

誤解からタッカーとデイルVS大学生の構図になってしまい、バタバタと展開していくスプラッターコメディー。

最初のタッカーとデイルのホワイトトラッシュ感は、確かに危険人物にしか見えない(笑)

大学生の
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ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.8

ゾンゲリアというものものしいタイトルのイメージとは異なるサスペンスホラー。
原題は「死と埋葬」

昔、なぜか小学校の図書室にあった「ショック残酷大全科」(今なら大問題)
ホラー映画の紹介をしている本だ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.5

タイトルからして結末は分かっているので、どうなのかなあと思って観ていたが、それでも感動した。

創作していたら「そんなバカな」と言いたくなる程、荒唐無稽な話だが現実にあったというのが、本当に驚き。
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.0

子供の頃、結構映画を観ていたのに、なぜか縁が無かった映画。

グーニーズというと個人的な思い出はファミコンソフト。
当時、CMを見て絶対欲しい!と思ったが、大人気でどこにも売っておらず…。
結局、友達
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

ソマリアで米軍が行なったモガディシュ急襲作戦の失敗を描いた作品。久し振りに再観賞。

見せ場は何と言っても中盤から最後までずーっと続く激しい戦闘シーン。
プライベートライアンから強く影響を受けた描写は
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

前半の訓練編と後半のベトナム編でパートがハッキリと分かれている。

まずは何と言っても前半のリー・アーメイ演じるハートマン軍曹の語彙力!
よくそんなに細かいところまで卑猥な言葉を使い切れるなあと感心し
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

ずっと観ようと思ってて観てなかった映画の1つ。やっと観られた。

こういう映画だったのかー。
一生懸命、話の筋を追って損した(笑)
観始めた時は複数の話が最後に集約されて、伏線がきれいに回収されていく
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.2

正直、さっぱり意味が分からなかったが、映像としては舞踏シーンや、ラスト等は見応えはあった。
舞踏シーンは美しいというより、カッコよかった。

但し、中盤辺りは少し退屈で長く感じた。

後で解説等を読ん
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.6

本来なら大作になるはずだったが、予算削減により地味目の作品になったゾンビサーガ三部作の三作目。久し振りに再観賞。

最初の荒廃した街のショットが素晴らしく、ワクワクする。
あの規模で進む物語も観てみた
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.6

タイトルから溢れだすB級映画ではなく、割とちゃんとした西部劇&ロードムービー&ホラー映画だった。

中盤は保安官達が食人族の拠点に向かうロードムービー。
地味ながら、後半に何が起こるのか期待を持たせる
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黙して契れ(2010年製作の映画)

3.0

ベネズエラのスラムが舞台の、才能あるサッカー選手である兄弟の物語。

楽しそうな兄弟の描写やサッカーの場面とは対照的だが、でも地続きにある暴力は日本では見られないような怖さがある。当たり前のように人を
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

ホラー映画の金字塔。
久し振りに観たが、怖いと感じる場面も多いが、いい意味で不快と感じる場面もかなりある。
そして家の内装、家具、レザーフェイスのデザイン等が無駄に芸術度が高くて改めて驚いた。

レザ
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

観始めるとあっという間に終わっちゃうと感じる位、お気に入りの映画。
とは言え、大使館周りのエピソードは必要性をあまり感じないけど(^^;

國村隼演じる池本の適当に取り繕おうとしていると、どんどん状況
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

2.5

今までのシリーズにあったヤクザ社会ならではの独特のルールやパワーゲームは今作ではあまり関係なく、大友が特に困難も無く大暴れするだけだったので、このシリーズの醍醐味はあまり感じなかった。

役者陣も体調
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.2

前作の内部抗争も凄まじかったが、今作では花菱会のメンツが強烈で押し出しが強い。特に塩見省三はマジでおっかない…。
でも花菱会は恫喝だけでなく、したたかさと駆け引きの上手さで山王会を乗っ取り、山王会より
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画の原点である旧作のリメイク版。
個人的には旧作よりこちらの方が好き。

ファーストゾンビ出現シーンでは、旧作を知っているとフェイントをかけられて少し笑える(笑)

旧作では何も出来なかったバ
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ドキュメント・オブ・ザ・デッド/ジョージ・A・ロメロのゾンビワールド(1990年製作の映画)

3.0

ゾンビを中心にジョージ・A・ロメロの映画製作ドキュメンタリー。

ゾンビの舞台であるショッピングモールの現場を歩きながら、ゾンビ完成前のロメロへのインタビューはとても貴重。「この時点ではまだ映画が完成
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