白さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

白

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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

遺伝子の優劣によって身分や進む道が決まってしまう近未来を描いたSFムービー。現実的にはありえないであろう世界を楽しむ非現実的なSF映画が多い中、『ガタカ』は妙に現実味を帯びていて「近い将来本当にこうな>>続きを読む

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.2

前半はぼーっと眺めている感じでしたが後半からの巻き返しが凄い。胸がキュッと締め付けられるような予想外のオチ。切ないけど心がぽかぽかして自然と笑顔になる温かい作品でした。クリスマスが近くなったらもう一度>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

まず冒頭で映し出されるパリの美しい街並みの数々で心を掴まれます。夜12時の鐘とともに1920年のパリにタイムスリップする、まさに大人のためのお伽話といった雰囲気の物語。終始流れているフレンチジャズのよ>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジム・キャリー主演な上にあらすじも軽い印象だったのでコメディ要素強めなのかと思いきやそんなこともなく、どちらかというとむしろシリアスでほんのちょっと不気味なストーリー。ジムキャリーのポップな演技とスト>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.1

しばらく思考がストップして茫然としてしまうようなラスト。こうだったら嫌だなと思っていた結末の更に上をいくなんともイヤな終わり方で、主人公の気持ちを思うとこっちまでやるせない気持ちになります。『鑑定士と>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

純真な「白鳥」と邪悪な「黒鳥」の相反する二役を一人で演じることになったバレリーナ・ニナ。真面目で無垢でまさに白鳥のような彼女が自分とは正反対の黒鳥を演じるという重圧やプレッシャーに身も心も支配され、徐>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

「事実は小説より奇なり」とはまさにこの事。ストーリーの面白さもさることながら、終わり方も個人的にはとても好みでした。

Catch me if you can(できるものなら捕まえてみろ)は鬼ごっこを
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

物語のほとんどがGoogle、Facebook、FaceTime、YouTube、Twitterなど馴染みのあるサイトのPC画面上で展開されていきます。失踪した娘を探す父・デビッド、電話で会話をしなが>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

誰しもが一生に一度は通るであろうこの作品。

アンディに感情移入しながら観てしまったので終盤に差し掛かるまではただひたすらに重く、精神的にキツすぎて途中でギブアップしそうになるほど。そしてようやく現れ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.1

演技が自然でひとつひとつのシーンが長回しというのもあり、"映画を観ている"というよりはイイ感じの若い男女のリアルな会話を"物陰からこっそりと覗き見している"ような、そんな感覚(怪しい)。お互いに探り探>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

評判が良いのは知ってはいたもののなんとなくずっと観る気になれなかった作品。重い腰を上げてようやく鑑賞。途中で失速することなくテンポよく進んでいくので3時間があっという間に感じました。

みんなで歌って
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.2

中学生の頃に抗がん剤治療を受けた経験があり、当時入院していた小児病棟にはケイトと同じ白血病や癌と闘う小さな友達が何人も居ました。『私の中のあなた』に出会ったのもちょうどその頃。3クール目の治療に入る前>>続きを読む

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.4

シリアスな作品ばかり観ていたら心が沈んでしまったので癒されたくなり鑑賞。
あ〜〜〜〜可愛い。誰がどう見ても赤ちゃんなのに、声のトーン・話し方・目つき・仕草はおじさんそのもの。ただただ癒されて程よく笑え
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

どこまでが現実でどこからが彼の創り出した夢なのか。ジョンの頭の中に直接入り込み、観ているこちらまでもが一緒に混乱してしまうような演出・構成で、「統合失調症」という病気についてより深く知るキッカケを与え>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

デイブ(ティム・ロビンス)とその息子マイケルがただただ不憫でならない。デイブが悪夢のような傷を抱えながらここまで生きてきた意味はなんだったんだろう、と落胆してしまうくらいスッキリしないラスト。デイブ以>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.3

なんとなくそうだろうなという形でストーリーが展開されていくので中盤までは「ああ、こんな感じか…」という印象でしたが、ラストのディカプリオのセリフで頭を殴られたような衝撃を受けて一気にゾクゾクしました。>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.9

ずっと食わず嫌いをしていたダークナイトをようやく鑑賞。

ヒース・レジャーのジョーカーが何故こんなにも評価され語り継がれているのかがよく分かった気がします。ここまで悪役らしい悪役はなかなか居ない。あ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.8

もし私がウィルの立場だったら?ルーの立場、ウィルの両親の立場だったら?様々な視点から「尊厳死」について深く考えさせられる作品。それぞれの想いに痛いほど共感できるからこそ非常に複雑で、胸が詰まって苦しく>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

3.5

子どもの頃大好きで何度も観ていた作品のひとつ。大人になって改めて観ると想像以上にくだらな過ぎて笑ってしまいました(褒めてます)。頭を空っぽにして鑑賞できるのが良い。キャメロン・ディアスがもうびっくりす>>続きを読む

ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.3

明るい映画が観たくなりこちらのNetflixオリジナル作品を鑑賞。主演のレベル・ウィルソンの表情や動きがチャーミングでとっても愛らしく、ストーリーのテンポも良く適度に笑えるのでサクッと気軽に鑑賞できま>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.3

「かもめ食堂」「めがね」「パンとスープとネコ日和」、この三つは全部を放り出したくなった時に見る癒しの作品です。特段大きな問題なども起こらず起承転結もぼんやりとしていますが、荒んだ心をぬくもりで包み込ん>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.7

穏やかでハッピーな作品が好きで不穏な雰囲気の作品をほとんど鑑賞しない私にとっては、途中で耐え切れなくなってしまいそうなくらいダークなストーリーに感じました。抑えられた彩度がより物語のダークさを助長させ>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.1

1、2通しで鑑賞。1のストーリーの記憶がないと2の前半部分は「?」となってしまう気がするのであまり間を空けずに観るのがお勧めです。
アトラスとヘンリーの関係も少し進展するのかと思いきやまさかのヘンリー
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.3

騙されっぱなしのワクワクが止まらない2時間。
4人のマジシャンの立ち居振る舞いがいちいちカッコ良い。現実的にはあり得ないであろうマジックが披露される上に設定がフワッとしている印象もありましたが、「これ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

物語の中盤でブラッド・ピットとマリオン・コティヤールの二人がステンガンをぶっ放すシーンが画になっていて個人的に好きです。
「感情は偽らない」この言葉に嘘はなかった。胸がギュッと締め付けられる、切なく美
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

一度目の鑑賞でストーリーを大まかに理解はしてしっかり感動したものの、なんだか釈然としないというかスッと入ってこなかったシーンが多かった(私の理解力の問題かも)ので少し日を置いて再び鑑賞。約3時間という>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

爽やかで穏やかな秋の朝のような映画。公開当初は全米で5館のみでの上映だったものが口コミで人気が広がり1,300館にまで増えたそう。
マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンのスクリーンデビュー作。劇中
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

いつか観たいと思いながらもずっと観れずにいた「マイ・インターン」。春の日差しのように柔らかく、ポカポカと暖かい作品。もう最高でした。

登場人物がとにかく良い人ばかり。
明らかに周りより人生経験を積ん
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.9

2018年の公開当初に映画館で鑑賞。
周りの評判がすこぶる良かったので無意識に期待値が上がっていたせいか、思った以上にストーリー性が薄く肩透かしを食らったような気分になったのを覚えています。ただ曲は言
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

劇中で何度か流れる「あの夏へ」。この曲が流れるたびに胸がグッと掴まれて、懐かしさと、どうしようもない切なさが入り交じったような不思議な感情に襲われていました。どの作品にも共通して言えることですが、ジブ>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

幼い頃に見たきりで内容もほとんど記憶に残っていない状態で、今回の劇場での再上映に伴い映画館で改めて鑑賞。久石譲さんが手掛けてきた数々の音楽の中でも「アシタカせっ記」は特に好きな曲のひとつ。オープニング>>続きを読む

7500(2019年製作の映画)

3.3

ジョセフ・ゴードン=レヴィットの4年ぶりの映画復帰作ということで視聴。冒頭に出てくる「『目には目を』では世界を盲目にするだけだ。」というガンディーの言葉をそのまま表現したような作品でした。あの容赦ない>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

一瞬でも目を離すと何がなんだか分からなくなりそうなくらい複雑で、緻密に練られた構成の作品でした。ながら見には不向き。感情移入し過ぎて疲れてしまうことが多いので普段はあまりこういうハラハラ系の映画は鑑賞>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

4.7

心から大好きな映画の一つ。心が踊ってワクワクが止まらない2時間。アリの表情や動きがとってもチャーミングで可愛らしい。クリスティーナ・アギレラ&シェールの言わずと知れた抜群の歌唱力とパフォーマンス力で一>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.8

目に入るもの耳に入るもの全てがとにかく美しい。ディズニーが作り出す世界に圧倒され感動させられっぱなしの2時間でした。サントラに収録されている曲全てが素晴らしいですが中でも"Something Ther>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

心が前を向く作品。何度観ても面白い。大抵のことは「イエス」と言えるくらいの気持ちで生きていきたい。