jokerさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

ガイ・リッチーの初期の代表作。

ある大金を巡って、
幾つもの組織が争い合い、
幾つもの物語が絡み合う、
非常に良く出来たストーリー。

1つのボストンバッグが右往左往する様は、
歌舞伎の『三人吉三』
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

面白かった。

ある精神病棟で繰り広げられる、
実話を基にしたヒューマンドラマ。

アンジェリーナ・ジョリーがとても若く、
ギラギラしていてカッコいい。

ウーピー・ゴールドバーグの存在が、
聖母のよ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーが手掛ける、
一風変わったスパイアクション。

誰が裏切り者なのか、
この先どうなるのか、
後半につれて面白くなっていく。

バイクとバギーを使ってのカーチェイスは、
なかなか迫力があり
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.5

非常に良かった。

パリのオペラ座で踊る、
ある1人の少女の物語。

開演前の物静かな舞台裏で、
入念に身体をほぐしているダンサーたちを観ると、
こちらまで緊張感が伝わってくる。

彼らの踊りを観てい
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冬のライオン(1968年製作の映画)

3.5

アンソニー・ホプキンス観たさに鑑賞。

始まって30分ほど、
あまりの若さに誰だか分からなかった。

ピーター・オトゥールの迫力に、
その場にいる俳優陣が立ち尽くすなか、
ギラギラした眼光で父親を睨み
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

ある父親と娘の物語。

一緒に暮らしてはいない2人が、
ある日リゾート地に訪れる。

そこでの数日間を、
少女の目線で描かれている。

11歳という多感な時期に、
彼女の目にはすべてが新鮮に映る。
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エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)

3.5

オリヴァー・ストーン監督の、
アメフトを題材にした作品。

アル・パチーノのカリスマ性が、
選手を演じる俳優陣に、
非常に良い影響を与えている。

彼の放つ力強い言葉の端々に、
彼らが思わず涙ぐんでい
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.5

言葉にならない。

アメリカで実際に起こった、
ある事件を題材にした作品。

たった1枚のドアを隔てて、
繰り返される90分もの会話の応酬。

固定観念に捉われて、
悪だと決めつける歪んだ正義。

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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

カナダに実在する、
1人の画家の人生を描いた物語。

家政婦と雇い主というドライな関係から、
自然と互いに惹かれ合い、
唯一無二の関係に近づいていく。

出逢った頃から晩年まで、サリー・ホーキンスとイ
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.5

非常に良かった。

ごくありふれた日常から、
ある事故をきっかけに物語が急展開する。

少しファンタジーな要素を、
ブラッド・ピットの好演で説得力を持たせている。

時折見せるあどけない表情が、
まる
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バックドラフト(1991年製作の映画)

4.0

面白かった。

食事中だろうと入浴中だろうと、
事件が起こる度に全速力で駆けつける。

つい当たり前のように助けを求めるが、
彼らも同じ人間であることを改めて思い知らされる。

CGなしの文字通りの火
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ笑った。

嘘をつき続けていた1人の男性が、
突然に真実しか話せなくなるという、
少しファンタジーな物語。

自分の舌が言うことを聞かない演技を、
ジム・キャリーが身体を張る姿が、
本当に
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.5

言葉にならない。

ある裕福な家庭に育った少年と、
収容所で暮らすユダヤ人の少年との、
真っ直ぐで純粋な友情を描いた物語。

ホロコーストを題材にした作品は、
これまで数多く観てきたが、
どの作品を観
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

4.0

面白かった。

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの、
ポップでスタイリッシュなアクション映画。

『ミッション・インポッシブル』に限らず、
危険なスタントが当たり前になっていて、
もはや溜め息しか
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

5.0

人気シリーズ最終章。

近未来の次は、
100年前の荒野が舞台の西部劇。

今回はマーティだけでなく、
ドクにもロマンスのスポットが当たる。

少年のように目を輝かせ、
楽しそうにダンスをする姿は、
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

ヴィム・ヴェンダースの、
初期の代表作。

天使の視点から世界を描いていて、
なかなか考えさせられるものがある。

リュック・ベッソンの『アンジェラ』など、数々の作品が今作からインスピレーションを受け
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.5

1人の老人とその孫が、
棺を運び続けるという、
一風変わったロードムービー。

故郷に帰るためなのか、
国境を越えるためなのか、
死に場所を探しているからか…

なぜ彼らがそういう行動をとっているのか
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

5.0

人気シリーズ2作目。

当たり前のように車が空を飛び、
靴ひもさえも自動で結んでくれる近未来。

シリーズものというものは、
前作のイメージが強く制作が困難だと思うのだが、
そんな心配を遥かに越えてく
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

最高。

ヴィム・ヴェンダースの代表作。

ある父親とある息子が再会し、
母親を探しに旅をする物語。

親子の距離を縮めるために車道を使い、
夫婦を向き合わせるために鏡を使い…
一つ一つの演出が非常に
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖い。

役所 広司さんの過去作を観たくて、
直感的に手に取った。

一連の猟奇殺人事件を捜査する、
ある1人の刑事の物語。

と、始まりはよくある話なのだが、
後半になっての急展開が面白
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

最高。

子どもの頃から、
数え切れないほど観た作品。

結末も展開も分かっている筈なのに、
何度観ても笑えるし、
何度観ても興奮する。

暗い要素が微塵もないので、
無条件に明るくなれる。

40年
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソン最新作。

キャストは豪華、
カメラワークも面白い。

好みが別れる作品。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

久しぶりの映画館。

ヴィム・ヴェンダースの新作で、
役所 広司さんが主演というだけで、
劇場に足を運ばないワケがない。

ごくありふれた日常のなか、
淡々と生きる1人の男性を描いた作品。

特に言葉
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

最高。

言わずと知れた、
トム・クルーズの代表作。

今回も期待を裏切らない、
息を呑むようなアクションの数々。

市街地での目まぐるしいカーチェイスに、
猛スピードの列車の上での格闘戦に、
雲が届
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

面白い。

今まで慣れ親しんだウルトラマンとは、
全く違うアプローチで興奮した。

当たり前のように助けに来ないし、
当たり前のようにスペシウム光線も出ない。

だからこそ、
彼の一挙手一投足が貴重な
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

4.0

ベン・スティラーが監督ということで、
興味を持ち手に取った。

いつものコミカルな彼とは違い、
シリアスな演技がとても新鮮だった。

イーサン・ホークの、
繊細な表情がたくさん見えて良かった。

目の
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プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

4.5

良かった。

冒頭の5分で心を鷲掴みにされ、
見応えのある2時間だった。

エド・ハリスが若々しく、
色気に溢れていて驚いた。

人種差別の問題もストレートに描いていて、
非常に好感の持てる脚本だった
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

ジム・キャリー主演の、
一風変わったヒューマンドラマ。

自分が生きている世界が、
もしも誰かに仕組まれたものだとしたら…?

誰もが一度は抱く疑問を、
この作品は見事に映像化している。

周りの友人
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.5

面白かった。

誰もが知っている劇作家と、
ある1人の女性との、
王道ラブストーリー。

2人のドラマと「ロミオ&ジュリエット」とを、
非常に巧く交錯させている。

脚本の構成だけでなく、
俳優陣も豪
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フットルース(1984年製作の映画)

4.0

古き良き青春映画。

ダンスにドラマにアクションに、
ケヴィン・ベーコンの魅力を存分に堪能できる。

劇場で『ミスティック・リバー』を観た時に、
初めて彼の存在を知りファンになった。

以来ずっと渋い
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シャイン(1996年製作の映画)

4.5

素晴らしい。

ある天才ピアニストの生涯を描いた、
上質なヒューマンドラマ。

ジェフリー・ラッシュの1人舞台と言っても、
過言ではないほどの存在感。

舌が上手く回らず吃音になったかと思えば、
恐ろ
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ笑った。

キャメロン・ディアスが本当にキレイで、
タイトルへの説得力がものすごい。

学生時代のベン・スティラーが面白すぎて、
笑いが止まらない。

エンドロールのキャスト勢の笑顔に、
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.5

非常に良かった。

とある事件で少年院に送られた、
4人の少年たちの物語。

ロバート・デ・ニーロにブラッド・ピットに、
ケヴィン・ベーコンにダスティン・ホフマンと、
これ以上のない組み合わせ。

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クレイジー・ハート(2009年製作の映画)

4.0

良かった。

もう引退間近のミュージシャンを、
ジェフ・ブリッジスが好演している。

一言一言に深みがあり、
円熟した演技を披露している。

ロバート・デュヴァルの存在もとても良く、
2人で釣りをして
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

テリー・ギリアムの代表作。

人類の滅亡を止めるために、
1人の男が奔走する物語。

ブルース・ウィリスはいつもの存在感だが、
ブラッド・ピットが面白かった。

当時は近未来を描いたSFだったかもしれ
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ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

3.5

人気シリーズ2作目。

天使の唄が気持ち悪すぎて笑える。
時折起こる口喧嘩が早すぎて笑える。

ベン・スティラーが、
カッコ良すぎてグッとくる。

アクションあり笑いありの、
休日にピッタリの作品。