ditaさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

カウリスマキを観直そうシリーズ其の三   

初期の中でも特に大好きな作品。マッティ・ペロンパーがめちゃくちゃ可愛いでおなじみ労働者三部作の一本目。初デートに誘う時にカティの横にちょこんと体育座りをす
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暗殺指令(1960年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~イタリア クラッシコ映画祭~   

面白かったけど、マッチョさん、あんた追われてるのにきゃっきゃ言うて服買うてる場合ちゃう!話が悪い方向へ向く原因の殆どはマッチョさんのせいやんと
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ゼロ地帯(1960年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ ~イタリア クラッシコ映画祭~   

幸せなシーンが冒頭1分だけであとはずっと苦しかった。獣以下になると殺されると言われた少女が生きる為にカポという違う獣になっても、戦争という最大
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.0

@大阪ステーションシティシネマ   

普通に面白い、言い換えれば面白いけど普通。家族ドラマもサスペンス風の演出も何か中途半端やったなぁ。でも、老人エロスをちゃんと描く映画は好きなのでそこはよかった。
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にがい米(1948年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~イタリア クラッシコ映画祭~   

労働、歌、犯罪、愛欲、そしてまさかの泥レス!何でもありやなこれがネオレアリズモか、っていうかカルトやんと思いつつ、女性たち(主にシルヴァーナ)
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ(1回目) 2019.1.29     

行ったこともない台北の街の匂いがした。ラストシーンにただただ見惚れた。着信音が鳴ればなるほど浮き彫りになる孤独、孤独が浮き彫りになればなるほ
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.5

カウリスマキを観直そうシリーズ其の二   

フィルムバーで観ながら好きな人と酒を飲みたい映画ナンバー1。真面目に観たらバカバカしいし不真面目に観たらハッとする。15人のフランクが目指す理想郷は近くて
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キックス(2016年製作の映画)

3.5

@塚口サンサン劇場   

ナイキよりオニツカタイガーが好きですという個人的意見はさておき、どうしても90年代のヒップホップ東西抗争を思い出すしビギーの息子が出てるから尚更エモい。音楽は格好いいのにテ
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罪と罰(1983年製作の映画)

4.0

カウリスマキを観直そうシリーズ其の一
去年やろうと思っていて途中で止めてしまったので改めて処女作からはじめます。

ファーストカットが虫ですよ虫。処女作から作品の目線がはっきりしているのが凄い。サスペ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

ひっさびさに観たけどやっぱり面白いな。怖さも痛みも全部想像出来て、観ていて身体がひゅんってなるのが好き。
あと、レザーフェイスのお茶目さんっぷりがたまらなくかわいい。あの体型であの動き、真似しよう。ち
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ふたりの死刑囚(2015年製作の映画)

3.5

※スコアは付けられないので自身の基準3.5にします

来月七藝で『眠る村』が公開されるので、その勉強として過去の名張毒ぶどう酒事件関連の作品を数日掛けて鑑賞した中の1本。袴田事件と名張毒ぶどう酒事件の
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約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯(2012年製作の映画)

3.5

※スコアは付けられないので自身の基準3.5にします

来月七藝で『眠る村』が公開されるので、その勉強として過去の名張毒ぶどう酒事件関連の作品を数日掛けて鑑賞した中の1本。

ドキュメンタリーパートは『
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

4.5

@ シアターセブン  

カメラを多分に意識したつくりではあるものの、ドキュメンタリーとしてめちゃくちゃ面白かった。演出方法は全く違えどワン・ビンのドキュメンタリーのように個人を中心に社会そのもの
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日の名残り(1993年製作の映画)

5.0

@大阪ステーションシティシネマ ~午前十時の映画祭9~   

ことばにならないくらい素晴らしい A(Theではない) Butler Story。仕えし者の誇りと揺れ動く感情を表に出さずに表現するとい
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

@塚口サンサン劇場   

マーベル作品人生初鑑賞。情報量が多いのに慣れないのでふわふわしつつ、固いことは抜きにしたらなかなか面白かった。エディとヴェノムはズッ友であり、いい漫才コンビになりそう(失礼
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.0

@テアトル梅田   

心が震えたとか人の強さに感動したとか言えるほど人間が出来ていないので語弊を承知で書くけど、これは強い女の話ではない。子供のために強くならざるを得なかった女の話でもない。命の危険
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.5

@シネ・リーブル梅田   

俺だよ俺俺サルマンだよ!なズームアップに笑いつつ、圧倒的性善説すぎて映画としての強さに若干押されてしまったけど、三人旅になって記者の目線が入ってきてからは良かった。ちょっ
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札束無情(1950年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.3~   

札束は無情だったよ…。良い邦題のお手本であり、ノワールのお手本みたいな作品でこれがまた面白くてねぇ。67分間無駄という無駄を一切排除し
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殺られる(1959年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.3~   

アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズの音楽が超格好よくてそっちに気を取られたのはさておき、好きな女の救出大作戦な主人公より目立って
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ   

いやはや面白かった!カルト映画じゃなくて想いが伝わる真っ直ぐな映画やった。狂気vs狂気の行方に唸りつつ、生の歓びと人間への嘆きが心に押し寄せてきて途中でわけもわからず泣いた。
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ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

4.0

@シネマート心斎橋   

ザ・エンタメ!原作が和風の煮物だとすればカレー味にリメイクした感じ(伝わらない感想。お肌つるつるカン・ドンウォンの可愛さで押し切った感はあるものの先日観たスパイネーションと
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

ちょっとリアルが過ぎてしんどかったり、セリーヌ自分ちょっとしんどいわと思ったりしたけど、最終的にはもうなんやねんごちそうさま!ってなる。ジェシーあんたええ人やな…いつわたしの前に現れてくれるんやろか。>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.0

@大阪ステーションシティシネマ   

鹿野さんにイラッとしたのは、人の顔色ばかり伺っているわたしには真似できない生き方が少しだけ羨ましかったから。この方の人生をこの映画を観るまで存じ上げなかったので
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.0

@シネ・リーブル梅田   

自分ら傘差さな風邪引くで!というどうでもいい感想はさておき、変わりゆく時代に何者にもなれない男の悲哀と狂気。暗い画面に映る人々が皆同じに見えたのは時代性を表していたのかと
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

前作と比べたらどきどき度よりも身に沁みる度のほうがが高かった。結婚のくだり、愛を置いてきたくだり、あの時ああしていればって言っちゃうくだり、全部わかる。

ジェシーとセリーヌがそうであったように、わた
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

今年も上映されるわたしにとって大切な映画『その街のこども』をいつ観に行こうかと考えていたらふと目に留まり自宅鑑賞。
昔に観たような気もするけどたぶん初見。最後までめっちゃどきどきしたからたぶん初見。昔
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22年目の記憶(2014年製作の映画)

4.0

@シネマート心斎橋   

一人の人間の役やのに何役演じてるねんソルギョング。前半笑えるのに笑えない展開からの怒涛の後半、いやほんとにソルギョング。あの表情、あの演技。泣いた泣いた。

予告を見る限り
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

@梅田ブルク7

(多少ネタバレっぽいかもしれません、ごめんなさい)




アドニス「体調は?」ロッキー「元気だ」でずっこけそうになったりドラゴ側の掘り下げ足りないよと思ったり色々あったけど、それも
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

2.5

美容院で映画の話になって、美容師さんに「映画の登場人物の中での○○さん(わたし)のヒーローといえば誰ですか?」と聞かれて「ロッキーです」と即答し、そこで会話が終わるでおなじみロッキー大好き人間としては>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.5

男も女もみんな何かしら汚くてずるくて身につまされるのに、こんなに面白くてこんなに幸せな気分になるってどういうことや。

ジャック・レモンがはしもとじゅんさんに見える問題はおいといて、いつも少しだけ悲し
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大時計(1948年製作の映画)

5.0

@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.3~   

わたしが好きなノワールこれだよこれ!と大喜びしながらずっと観てた。めっちゃ面白かった。自分が容疑者なのに自分で自分を探さなあかん(書く
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夜の人々(1948年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.3~   

愛を知って美しくなる女と愛を知っても過去から逃れられない男。永遠にと誓った二人の愛がどこまでも刹那的で観ていてどんどん苦しくなった。結
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生れながらの殺し屋(1947年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~フィルム・ノワールの世界vol.3~

どいつもこいつも最低やな!という意味では正しいノワール。金や家族よりもノワールな最低男を選ぶ女の本性がだんだん出てきたあたりから面白くなった
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

@テアトル梅田   

つい先日までマフィア映画をみてきゃっきゃ言うててごめんなさいという気持ちになるよね…

「この子は普通じゃないから」と見て見ぬふりをする大人に立ち向かい夢を見ても、大人と子供の
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シンプルメン(1992年製作の映画)

4.0

@シアターセブン ~ハル・ハートリー監督 ロング・アイランド・トリロジー~   

家で観た時より100倍良かった。大好き。こんな人たちは周りにいないけど、この人たちのことがとてもよくわかる。馬鹿みた
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レッスル!(2017年製作の映画)

3.0

@シネマート心斎橋   

ヘジンさんをひたすら愛でる&初笑いのつもりがまさか泣かされるとは。嘘やろって言われそうやけど、ヘジンさんとイケメン息子の顔が最後ちょっと似てきたなって思った。思いやりも大切
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