長いのと画面の作りがグリーナウェイの後年の作品みたいに様式的でないのとで、興味が続かず。
Jaihoで見たプリントはかなり状態が悪かった。
人とは違うが人としか見えない(演じているのは人なのだから当たり前だが)ホモ・アミークスが檻に入っているという絵面がなんだか陰惨。
アカデミー作品賞第一回受賞作「つばさ」の頃はまだ効果音も音楽もなくてエンジン音は特別な道具で生演奏され、射撃や爆発音は打楽器で表現された。
「地獄の黙示録」の時5.1chはまだなかった。
復活ロマンポルノの第二弾として製作され、日活倒産前の末期ロマンポルノでデビューした金子修介が監督した一編。
しかし女性監督が現に活動している中、男の監督で百合ものっていうのもねえ。第一弾はともかく、第>>続きを読む
監督がバート・ケネディ、脚本がラリー・コーエンとそれぞれかなり有名な人なのが逆に意外。
ユル・ブリンナー以外の六人が前作とは総とっかえで(役は同じで役者が違ってたりするのがややこしい)、キャラクターに>>続きを読む
伊藤沙莉が「虎に翼」で評判なので見てみたら、まあ全然違う役なので驚いた。役者はすごいわ。
底なし沼にはまった夫婦がどうやって脱出するかというサスペンス。
実を言うと底なし沼というのは底がないのではなくて、水に砂や泥が混じったいわゆる疑塑性流体という状態で、はまって身動きすると流動性が増す、>>続きを読む
これが興行的に失敗したものでキューブリックの「ナポレオン」が敬遠されキャンセルされてしまったといういわくつきの映画。
ソ連(当時)のセルゲイ・ボンダルチュク監督としては「戦争と平和」に続いてナポレオン>>続きを読む
テレビでやっていたのを「ゴースト 血のシャワー」のリメイクか何かと思って見たら違うのね。
明らかにゴアシーンをカットされているのは仕方ないが残念。
ラース・フォン・トリアーが評価を得る前の作品を得てから見るというのもなんだが、ケレンの多い人だなあという感想は動かない。
セピアっぽい色づかいはまんま「ホスピタル」。
ハイジのおじいさんが元傭兵というのは割と有名で、グロいアレンジで描くとするとそっちに寄せるのかと思ったら、そうでもなかった。
というか、考えてみると原作小説読んでないんだよね。アニメをちょことょこと拾>>続きを読む
マスク被ってる大男というと、なんだがブギーマンと見分けがいかない。
可愛い姿のままにした方が怖くなかったか。
市原隼人が厳めしい顔をしている隣で生徒たちがいとも普通にふるまっているコントラストがなかなか可笑しい。
メル・ギブソンは主役ではなく、いわゆるトメ(一番最後にクレジットされる、それなりに重要な役)。
これまでの「あぶない刑事」シリーズはテレビシリーズ、劇場版問わずほぼ見たことなかったのだが、あまり問題なく飽きずに見られた。
白塗りの変な女、誰かと思ったら、浅野温子なのね。びっくり。
ちと全体に歳食>>続きを読む
乱闘シーンになるとカメラがぐらぐら揺れたり斜めになったりするのは同じ菅原文太の「仁義なき戦い」シリーズに寄せたのかな。
デコトラはもちろん、ラブホテルの回転ベッドも今やノスタルジーの対象。かもめのジョ>>続きを読む
熊本地震がきっかけで共同生活を送るようになった男一人女二人の三人のうち男がゲイであることがひどくあっさり描かれるのにちょっと驚いた。
今をときめくクリストファー・ノーランの初期の出世作。
時間をシャッフルして心の奥に入っていく技法がすでに確立しているのがわかる。
キャリー=アン・モスが出ているけれど、「マトリックス」の次の年の出演。>>続きを読む
セリフが何言ってんだか、さっぱり聞き取れない。
場面がどうつながるのか、さっぱりわからない。
困ったものだなあ。
主役の女子プロレスラーが帰る場所がないって嘆くのだけれど、引きこもりの娘と妹を追い出しもしなければ、兄などプロレスのチケットを与えてきっかけを作るのだから良いかーちゃんにーちゃんではないかと思う。
入>>続きを読む
見た後で「七人の侍」にインスパイアされたと知って、あれそうですかと思った。なるほど小麦が育つのを待つとかそれっぽい。今では「七人」自体がひとつのパターンとして確立していますからね。
からくり屋敷の仕掛けが画になりそうだという予感はするのだが予感で終わってしまう。ラストシーン直前の池のほとりとか、たまぁにキレイな画面は出てくるのだけれど、それ以外はずいぶんと粗雑。
松田優作が三枚目>>続きを読む
これだけスライの家族について詳しく描いたドキュメンタリーはないのではないか。父親との確執、兄がスターダムに駆け上げるのに巻き込まれる弟、早逝した息子。
くすんだような色彩と演出タッチで、こういう「リアル」な中国映画というのもあるのかなと思った。
オフィス北野のスタッフが参加しているが、特に合作くさくはない。こういうリアルな作風自体が合作のあらわれなの>>続きを読む
橋本環奈が編集の助けを借りているにせよ身体能力が高く見える。
全体としてのタッチは可愛いのかハードなのかよくわからないが、カンナは確実に可愛い。
床屋でかけてもらう上っ張りが少年合唱団のイメージに自然に発展するのに笑ってしまう。
今ではこういう床屋、地方でどうなっているのだろう。
なんつーか、倉本聰版「幻の湖」といった感じ。富良野でちょいちょいUFOを見ているらしいけれど(みんな見てますよ、ですって)、「北の国から」でもUFO騒動が描かれていた。
そういう独特のリアリティライン>>続きを読む
ラストで岸加奈子が赤い縄で縛られて吊るされるのを実際にやっているのだからちょっと今だったら違う意味で問題になるのではないかと心配になった。