teriyakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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TAR/ター(2022年製作の映画)

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ケイトブランシェット圧巻の演技。見る人によって様々な感想や考察が出てきて、自分だけでは伏線や動作の機微が拾いきれてない気がしてくる。

冷静に考ると違和感を覚える部分もあるが、ケイトの佇まいがそれを感
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

淡々とした人生を送ってきた主人公が余命を宣告され、残された時間をどう生きるか考える話。
ビルナイの燻銀の演技が光る一作。生真面目な主人公が遠慮がちに少しはっちゃけてみるシーンがかわいい。
黒澤明のリメ
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

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かわいい映画。植物が苦手な一人暮らしの女性が隣人のお爺さんにいびられながらも荒れ放題の庭を手入れする話。
展開としてむずかい所はなく、肩肘張らずに観れた。
ドラマ版シャーロックで有名なアンドリュー・ス
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

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英国版コンフィデンスマン。コリン演じる印象派を専門とするキュレーターがむかつく上司の鼻を明かすべくモネの贋作で一芝居を打つ話。
短くコメディなので気楽にサクサク見れた。
英国映画はなんだかんだアメリカ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

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一級品のドライブテクを持つ無口な主人公が想いを寄せるお隣の奥さんのためにマフィアやらなんやらと対立する話。
アメリカ映画ってエレベーターで一緒になったお隣の奥さんに恋するの多いよね。不倫とか気にしない
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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イランにある宗教聖地マシュハドで起きた連続娼婦殺人事件を追う女性ジャーナリストの話。実際に起きた事件を基にしているそう。
犯人は序盤に分かるためミステリー要素は少なく、イスラム世界における差別や女性の
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EO イーオー(2022年製作の映画)

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サーカスで飼われていたロバが動物愛護団体の活動を機に手放され、その後様々な場所を転々とする話。「異端の鳥」のロバ版。
主人公のEOがかわいい。ロバが主人公とはどうなるんだと思ったが、雄弁かつ斬新な撮り
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

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アメリカで起きた最高裁判事殺害事件の真相を当ててしまったことにより追われる身となった法学部生と、その事件を追う記者が真実を暴いていく話。
一個人が国家の闇を暴くという王道もので、派手なアクションはない
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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プロのサックスプレイヤーを目指して宮城から上京した少年が同世代とバンドを結成し、ジャズの聖地での演奏を目指す話。

原作未読だけど、演奏がいいと聞いたので思い切って映画館で観てみた。
青臭さと気迫があ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

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白人至上主義の家族と、スーパーで目が合ったことを言いがかりに暴行された黒人家族をめぐる短編。サクッと見れたが、暗くて皮肉的な作品だった。

子供はいい子そうで、だからこそ良くも悪くも教育に左右されてし
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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エゴイストというタイトルと、シルクのベッドで裸の男二人が絡み合ってるポスターから過激な作品かと思ったが、社会と少し違うけど穏やかに生きようとした人たちの映画だった。

出演陣の演技が自然で、特に鈴木亮
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

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ベネデッタの思想の強さに不気味さすら感じた。
彼女は一体なんだったのか、彼女が愛したバルトロメアにも観客にも結局分からなかった。

熱心なキリスト教徒はこの作品をどう受け取るんだろう。

シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

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壁に閉ざされた土地で生まれ育った短距離瞬間移動の能力を持つ兄妹と、その能力を恐れる父によるDV的な話。

評価低いからティモシーの大根演技でも観れるのかと期待したが、演技力は別に問題ではなくて、ただ単
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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コインランドリーを営む中国系移民の主人公が税務署へ向かう道中、夫から君はマルチバースではすごい人間だ。世界に蔓延る悪を止めてくれと言われてなんとか闘いつつ確定申告を目指す話。
やはりカンフーが最強なの
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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静かな夜に一人で見たら余計物悲しくなった。
シーツお化け姿の地縛霊になった主人公が住んでいた家の変わりゆく様を見つめていく話。
初めはセリフも少なく長回しのため、うっかりすると意識が別の方向へいってし
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The Son/息子(2022年製作の映画)

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NYで弁護士として働き、再婚した妻との間に赤ん坊もいる、いわゆる社会の成功者とも言える主人公と、鬱病の息子を巡る話。アンソニーホプキンスが祖父役で出てくるがファーザーとはまた別の話。

愛してるだの信
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娼年(2018年製作の映画)

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性風俗の良いところだけを切り取って更に美化して耽美風に仕上げた映画という印象。
役者さんはすごいし、色んな形の欲望を描いたのも良かったけど、伝えたいことは何だったのかよくわからなかった。
もう濡れ場が
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複製された男(2013年製作の映画)

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自分と同じ顔の男を偶然見つけ、ストーカー顔負けの行動力で接触を図る話。

ドッペルゲンガーかSFものかと思ったけどなんか違った。
ここ夕方しかないの?というくらい画面が常に西日。更に不安を煽るような音
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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ギリシャの郊外で独自の教育法で育てられ、家の敷地内だけで暮らす子供たちの話。
ポスターとタイトルはなぜか女の子二人だけだが、正しくは息子を入れた三人。

画面が明るいカルトホラーみたいな映画だった。
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

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主人公は病気で95%の視力を失うも、夢だったホテルマンを諦めきれず障害を隠し一流ホテルの研修に参加することにという話。
彼の元々の粘り強さや機転もさることながら、周囲も協力的で、安心して見れるほっこり
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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少年院出の少年が田舎町の司祭に成り代わって町人を導いていく話。
ポスターの感じからシリアスキラーな聖職者のサスペンスかと思っていたが、普通に良い青年の話だった。

なんとも言えないラストで画面も単調と
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

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ベストセラー本の完結編を世界同時発売すべく、各国から翻訳者が集められ地下室に軟禁される。しかし、厳重なセキュリティにも関わらず発売前にネット上に内容の一部が流出したことにより密室での犯人探しが始まる。>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

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中途で採用した冴えない現金輸送警備のおっさんが実はめちゃ強かった。彼はなぜ身分を偽って警備の仕事を?という話。
ステイサム以外がモブ同然も良いところ。

ガイリッチーとステイサムなので派手なアクション
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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面白かった。こんなあらすじからここまで表現できるなんて。色んな人の考察や意見を聞いてみたくなった。
どんよりと、けれど時折り温かい陽が刺すアイルランドの離小島で、おっさんが突然友達に縁を切られた話。
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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主人公は生まれつき食人衝動が抑えられず、父と夜逃げを繰り返す日々。ついには父が出ていき、彼女は母を探しにアメリカを彷徨い各地の食人鬼と出会う、サスペンスとホラーとラブストーリーをごった煮にした話。
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

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アメリカにいる主人公の元にハンガリーからいとこの女の子が居候にやってくる話。疲れてる時に観たので途中少し寝てしまった。
序盤のワンピースといい、終盤といい、とことんすれ違う。映画自体は小洒落てるんだけ
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

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タイトルから、若者が謎のおかっぱおじさんとスタートアップ企業を立ち上げる話かと思ったが全然違った。

家出少年がコワモテおかっぱ頭の料理人がいる中華料理屋の住み込みバイトを始めるも、闇金やらなんやらに
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スモーク(1995年製作の映画)

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街角のタバコ屋を起点にオムニバス的に語られる話。
クリスマスにどう関係あるんだ?と思ったが、ラストの語りで納得。確かにクリスマスシーズンに静かに観るのにおすすめ。

ラストが印象的で、それ以外のシーン
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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すごく良かった。もっと早く観ればよかった。

現実は誰しもが彼らのように輝かしい青春を送れる人ばかりではないとは思う。
ずっとベンチだった人、観客だった人、部活に打ち込むことさえできなかった人など色ん
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

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前評から何度も聞いていたが、確かにインド版ニューシネマパラダイス。
チャイ売りの少年がフィルム映画に強く惹かれ旅立つまでの物語。監督の幼少期を基にしてるよう。
幼い頃、映画館の後ろの方の光が気になって
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

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豪胆で醜いが詩は一品のシラノという男が、想いを寄せる女性のボーイフレンドのゴーストライターとして彼女に詩を送り続けるストーリー。

マカヴォイの存在が魅力的な作品。初めのラップ対決に圧倒された。
あん
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

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クスリで収監された元ボクサーがムエタイに目覚めるまでを描いた映画。やっぱタイではムエタイが偉大なんだ。
タイの刑務所が舞台だが、タイ語の訳がほぼないから主人公と一緒に言葉の通じない刑務所に入っている気
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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すごくタバコを吸いたくなる。禁煙中の人は見ない方がいい。
深夜から早朝の各都市でのタクシーの車内を描いたオムニバス映画。
どの話もなんとも言い難いアイロニックなラスト。大きな盛り上がりがあるわけではな
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ローマの休日(1953年製作の映画)

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有名すぎて見たことがなかった作品。
王女と新聞記者が互いに身分を隠してローマを一日巡る話。
オードリーが可愛いのは言わずもがな。男性の方も割と紳士的だった。
寝ぼけて階段を上がれなかった王女を手を繋い
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RRR(2022年製作の映画)

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観た帰りはインドカレー屋に寄った。

植民地時代のインドで、最強のフィジカルを持つ男二人が自分の立場や目的を隠して友情を育む話。

金がかかってるなというのが第一印象。
どれだけインドが偉大で、どれだ
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