コキジさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

コキジ

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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.0

アルツハイマーを患い記憶を無くしつつある老いた元殺人鬼が追突事故を起こし空いたトランクの血溜まりを見てこの若い輩も殺人鬼だと確信する物語。
少年時代に父にレイプされそうになってその父を殺して以来、世の
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.5

8歳の女児ソウォンが学校まで残り100メートルの通学途中に暴行失神され強姦される。腸と肛門を失い、一生、人工肛門に。実話だそうです。

こう言う映画ってどうしても犯人憎しで復讐に重きを起きがちですが、
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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

ソリッドシチュエーションホラーでしたっけ?分かった様な分からない様なジャンルですが、この第一作は名作ですね。大分前に見たから忘れてたけど読めませんもん、先が。しかしいくら愛する嫁と娘の為とはいえ(しか>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

コミカルなハートウォーミング系かと思いきや、それは中盤まで。軍がデモの民衆150人以上の死者を出した「光州事件」の実話でした。実話モノ好きなのに見逃してたとは。しかもタクシー運転手まで実話とは。日本在>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.5

家庭不和。妻との不仲。娘の非行。
救われない一家が、村田という人の良さそうな中年と出会い、変化して行く。
娘の更生。妻の心の穴。儲け話。・・・はいこれ全部デタラメ。

なぜ熱帯魚店の店長がフェラ
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.5

駄目な人たち、残念な人たち、中の下の人たちが魅力的。

腸内洗浄しても「詰まってる」人生どん詰まりな上京5年目のOL、佐和子。
「新しいお母さん」を受け入れられなくて「青春の勢い」で18で「駆け落
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.5

冤罪って怖いですね。警察、いや国家権力ってヤクザよりも怖い。無実の人をも合法的に殺せちゃうんだから。(この映画はフィクションだけれども)。ヨングが現場検証で聴衆に晒される中、群衆の中からイェスンが「パ>>続きを読む

殺人の疑惑(2013年製作の映画)

4.0

父1人・娘1人の仲の良い父娘。娘が大学生になっても娘はパパっ子。大学の課題だからと15年前の誘拐殺人事件を基にした映画を学友と観に行く。映画の最後には実際の脅迫電話の音声。その口癖は父のそれだった。(>>続きを読む

あいつの声(2007年製作の映画)

3.5

韓国三大未解決事件の一つ、イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件の映画化。誘拐直後に殺していたにも関わらずイ・ヒョンホ君の遺体が見付かるまで実に60回以上も脅迫電話を掛け続けていた犯人。警察の失態もヒドい有り様で>>続きを読む

カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

4.0

韓国三大未解決事件の一つ、カエル少年事件の映画化。
タイトルに騙されちゃイケません。恐ろしい映画。ディテールは事実にどの辺まで忠実なんだろう?その辺は不明ですが怖い。バリバリ怖い。

失態から地方に飛
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殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

2.0

殺された女子高生「ミンジュ」の死から1年後、事件に関わった奴等を1人また1人と拉致しては、或る時は特殊部隊に、或る時は警察に、軍隊に、清掃人にと扮しミンジュの遺体写真を見せ「5月9日の事を書け」と強要>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

5.0

誰もが誰かと話している騒々しい教室、退屈な終業式、そんな中で、担任教師・森口(松たか子)の一人語りが、冒頭から実に30分以上続きます。

「私の娘は、このクラスの生徒に殺されました」
この抑揚のな
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

5.0

劇場公開から日が経ち、DVDで改めて観る度に完成度の高さを思い知らされます。

劇場で初めて観終わった後は、暫く席を立てませんでした。打ちのめされました。生まれて初めて、同じ映画を劇場に2度観に行っ
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下妻物語(2004年製作の映画)

5.0

軟派のフリして硬派。
邪道のフリして王道。
泣かせるフリして笑わせて、
笑わせるフリして感動させる。
ゴメンナサイ、参りました。

ドラゴンヘッド(2003年製作の映画)

1.0

若かりし頃の妻夫木くんや山田孝之を見たいなら「ランチの女王」(ドラマだけど)の方がずっと面白い。「バタアシ金魚」以来の望月峯太郎ファンからすると原作の良さを全く活かしていない。

恋の罪(2011年製作の映画)

1.0

園子温のオナニー映画。水野美紀さんの出演シーンだけで星一つ。水野美紀さんはマーシャルアーツを取得してるだけあって、それから身長が高いのもあって女刑事という役に説得力があります。しかしそれ以外は何だ?東>>続きを読む

恋の豚(2018年製作の映画)

4.0

所謂「ピンク映画」なんですが、只のピンク映画では無い。映画人を目指している人は男女問わず是非観て欲しい。低予算でも、役者が素人(正解にはAV嬢)でも、アイデアと脚本と演出で、良い映画は作れますよ、と言>>続きを読む

爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

1.0

遠藤ミチロウが出ているから観てみたけど、これの何処が「SFアクション」なんだろう。鉄の鎧を纏ってりゃSFアクションか?安いSFアクションだな。ショボい自主制作映画みたい。「マッドマックス」に影響を受け>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.0

モテない・デブのハゲ・職場では虐められ、の三重苦の主人公の日常。なんだか暖かい気持ちになる映画。

健太郎さん(2019年製作の映画)

1.0

オチも含めて「世にも奇妙な物語」レベル。いやそれ以下かも。30分程度の映画だから寝る前には丁度いいかな。

アブノーマル・ウォッチャー(2015年製作の映画)

3.5

新婚夫婦が借りた借家の大家が家中に監視カメラを仕掛けて覗き見していく内に・・・、と言う割と悪趣味だけど、こう言うの好きなんです。主人公の大家役の役者さんも気持ち悪さ全開でいい感じ。最後はバッドエンドだ>>続きを読む

日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

2.5

役者さんが豪華。高倉健さんがチョイ役。藤純子さんが美しい。

ぼっちゃん(2012年製作の映画)

1.0

秋葉原無差別殺傷事件を基に、とか謳ってその肝心のシーンが遂に最後まで出て来ないって客を馬鹿にしてんのか?ゴミ映画。いや映画ですら無い。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

北野映画の影響をモロに受けている作品。いい意味で。北野武にホラー撮って欲しかったな。

オカルト(2008年製作の映画)

3.5

死者2名重傷者1名を出した妙ヶ崎通り魔事件の生き残りが渋谷スクランブル交差点で死者108名を出す大量自爆殺戮事件を起こすまでを追ったモキュメンタリーの傑作。キチガイがキチガイにキチガイと言われるカオス>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

4.0

中島哲也監督の作品だから間違い無い、と思っていたんだけど予想以上だった。売り・覚醒剤・自殺・殺人・虐め・自殺・強姦(女も男も)・少女売春、何でもごされ。終盤に進むにつれバイオレンスにも拍車がが掛かりま>>続きを読む

ALL YOU NEED is PUNK and LOVE(2017年製作の映画)

1.0

兎に角、いちいち裏方が出しゃばって来る。終いには「アイドルとハメ撮りしたら100ポイント」とか糞みたいな企画を始める始末。冗談にしても胸糞悪い。このWACKって事務所、AKB運営よりタチが悪い。

犯人は生首に訊け(2015年製作の映画)

3.5

引っ越して来たマンションの管理人の精肉店親子が連続殺人事件の犯人だったら。とありがちなスリラーかと思っていたけれど、まさかのどんでん返し。まんまと騙されました。

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

5.0

デューク役のチャールズ・グローディンさん、先月お亡くなりになられていたんですね、テレビで流れてた訳だ。合掌。

ロバート・デ・ニーロ主演の映画で一番好きな作品。傍を固める役者さん達も何気に豪華。先に述
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3-4x10月(1990年製作の映画)

5.0

北野作品で一番初めに劇場で観て(学校サボって)、ぶっ飛んだ作品。 一般的には「ソナチネ」や「HANA-BI」のほうが支持が高いけど、 個人的にはこれ。

まず当時の邦画界というのがどん底で、スポンサ
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

2.0

右を観たなら左も観なくてはと観たけれど・・・、なげーよ!笑 いやこの内容で3時間以上は長過ぎる。地獄の黙示録特別完全版やゴッドファーザーじゃあるまいし。あさま山荘立て籠り自体は2時間25分ぐらいから。

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.0

水谷豊は傷だらけの天使のアキラまんまだし、原田美枝子は17歳にはとても見えない色気だし、それだけで星3つ。

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.0

井浦新さんが良かった。先にドキュメンタリーのほうを見ていたのでVS全共闘のシーンは肩透かし、1000人も居ないし。駐屯地での演説も自衛隊員はエキストラでも雇うお金も無かったのかな?冒頭の浅沼委員長刺殺>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

貴重な映像ですねこれは。本当に貴重。三島由紀夫という人に今更ながら興味が湧いて来た。若い時はイケメンだったのに年老いた芥はインタビューアーに敬語も使えない面倒臭いだけの爺になっている。真摯に受け答えす>>続きを読む