ぶんたん0123さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ぶんたん0123

ぶんたん0123

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朝が来る(2020年製作の映画)

4.4

子供をつくれない夫婦と育てられない中学生、両者の立場から描かれる苦悩や覚悟、葛藤に強く胸を打たれ涙腺を刺激される場面ばかりだった。

栗原夫婦を演じた永作博美さんと井浦新さんがとても素敵で素晴らしかっ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.4

音や音響効果が映画にどれだけ必要不可欠で今まで散々感情を揺さぶられてきた自分にどれだけ影響を与えていたのかを気付かされた。

映画の歴史を遡りながら音がどのように進化を遂げ今に至るのか、あの名作たちを
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.4

認知症の視点からどういう風に世界が見えているのかが追体験できる作品。

ただ物忘れとか思い込みが激しくなるものなんだろうと勝手に思っていたから認知症への考え方や感じ方が180°変えさせられた。

時間
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

「101匹わんちゃん」もクルエラっていう人物についても全然知らなかったけどすごい面白かった。

音楽、演出、衣装どれもおしゃれでスタイリッシュ。ストーリーも退屈なシーンはなかったしテンポ良いし楽しい。
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

アニーシュ・チャガンティ監督の前作「search/サーチ」とは打って変わってインターネットや電話など外部との接触が遮断させられる今作。

とても愛情深く過保護すぎる母親のサラ・ポールソンの狂気的な表情
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

コンセプトから魅力的で面白い。漫画の中のフィクションと現実の見せ方や構成が上手く予想を裏切られる展開が続いて面白かった。OPクレジットも特殊でかっこいい。

Fukaseさんの迫真の演技と狂気を纏った
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.6

リアルに映し描かれる中学生の心の闇。行き過ぎたいじめ、万引きをはじめとした犯罪や援助交際など美しく臨場感溢れる映像に相反して胸がとても締め付けられる思いだった。

2000人の狂人/マニアック2000(1964年製作の映画)

3.2

小さな村に迷い込んだ6人の若者が村人たちに惨殺されていくスプラッターホラー。

陽気な村人たちが終始楽しそうに若者を襲っていく姿は「ミッドサマー」を思わさせるような気持ち悪さだった。

残酷描写のイン
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.6

何かを得るために何かを犠牲にする人の生き方を肯定してくれる。業界の裏側など映画作りのすごさを改めて感じるし映画の観方が少し変わる作品だった。

物語は普段あまり意識することがなかった編集にスポットが当
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あん(2015年製作の映画)

4.2

樹木希林さんの奥深く優しい演技がとても素晴らしく重苦しいテーマだけど温かくて心地のいい作品。

働くことに対して対照的に描かれる千太郎と徳江。働くという幸せを感じながら楽しそうに仕事をこなす徳江の姿が
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.4

黒澤明監督作品23作目

老医師との師弟関係を軸に貧しい患者と治療に励む医者の交流を描いた作品。

時に厳しく時に優しく指導し弱き者に手を差し伸べる人情溢れる三船敏郎さんの赤ひげがものすごくかっこよか
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.6

中東の貧困や移民問題、大人のエゴを12歳の少年ゼインの目線から描いた社会派人間ドラマ。

ゼインが見ている世界と普段自分が見てきた世界とは何もかも違う。目を疑う光景ばかりでとても苦しい。

残酷な環境
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

黒澤明監督作品22作目

重役の息子と間違えてお抱え運転手の息子を誘拐した誘拐犯と刑事たちの対決を描いた社会派サスペンス。

身代金を要求され自分のキャリアと他人の幼い命を天秤に掛ける権藤の葛藤と運転
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

現代社会に対する痛烈な批判と人生の常識や価値観を強烈なインパクトで破壊してくるとにかくエネルギッシュで衝撃的な作品。

そして言わずもがなブラッド・ピットがめちゃくちゃかっこよくてエドワード・ノートン
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

タイムリープを軸に1人の少女の成長を描いた青春ドラマ。

ストーリーの内容はいたって王道な感じがしたけど登場キャラクターたちが全員魅力的で真琴の時間と青春に悪戦苦闘する姿が楽しかった。

限られた時間
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.4

ドイツの強制収監所に収容されたユダヤ人親子をユーモラスな視点から描いたハートフルコメディ。

息子に対して常にポジティブな明るさと希望を持ち続ける父親の優しさ溢れる嘘に胸が締め付けられたしホロコースト
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

黒澤明監督作品21作目

「用心棒」の姉妹篇。

前作よりもコミカルな要素が増して明るく楽しくて面白かった。典型的にダメな若侍たちとは違って冷静な判断と知恵で頭脳戦を展開する三十郎の頭の良さや刀さばき
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.2

脱獄犯とその人質に取られた8歳の少年との奇妙な絆を描いた心温まるロードムービー。

2人の逃避行を通して深まるお互いの友情や関係がすごく素敵で愛おしい。ケビン・コスナーは魅力的でかっこよかったし子役の
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.4

世界観とかバトルシーンのスケールが壮大過ぎて画面から溢れる熱量と迫力に終始圧倒されっぱなしだった。

思わずツッコミたくなる場面もいっぱいあったけど観てるうちにどうでも良くなってくる。お祭りみたいな楽
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.8

スタイリッシュでパワフルなダンスと楽曲がとても華やかで見惚れてしまう。ずっと舞台を見ているような感覚だった。

移民や貧困、差別などの人種問題を絡めて描いているのも興味深くアメリカが抱えるマイノリティ
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13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

3.2

前作の5年後を舞台にジェイソンが本領発揮。

ホッケーマスクを被って暴れる姿を見たくてPart2も鑑賞したけどまだ被らないみたい。その代わりに素顔が見れた。

見た目に反して時々幼い部分が垣間見えたり
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.4

正体の分からない殺人鬼がキャンプ場に訪れた若者たちを一人ひとり襲っていく恐怖と緊張感が恐ろしくて楽しい。

このシリーズといえばホッケーマスクを被ったジェイソンだったりリメイク版のイメージが強くて想像
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.8

ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド第1作。007シリーズは初めて。

アニメーションのオープニングとテーマ曲からすごいかっこいい。ダニエル・クレイグとマッツ・ミケルセンの風格と存在感が圧倒的でスー
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.6

HIVに感染した少年と主人公の絆を描いた心温まる感動作。

いかにも子供らしい純粋無垢さにハラハラさせられる場面が多々あるけど、そこにはお互いを想った優しさや嬉しさがあってそんな2人の関係に胸が熱くな
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.6

原作もアニメも未見だけど佐藤健さんや香川照之さんを始めとする豪華な俳優陣や登場キャラクターがとても個性的で面白かったし世界観もよかった。漫画が原作だと思えないほどクオリティが高い。

全編にわたって邦
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.6

ノルウェーのウトヤ島で実際に起きた銃乱射事件を被害者の視点からワンカットで描いた作品。

どこから響いているのか分からない銃声に四方八方へ逃げ惑う人や状況が全く掴めず混乱する人々の様子、ワンカットで演
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.8

実話っていう凄さと家族の温かさがとても素敵だった。主人公を軸に家族や周囲の人たちの努力や挫折、葛藤が丁寧に描かれていてラストは胸が熱くなる。

フローレンス・ピューの本格的なプロレスシーンは迫力すごか
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用心棒(1961年製作の映画)

4.4

黒澤明監督作品20作目

黒澤明監督の映画史上に残る傑作娯楽時代劇。

寂れた宿場町で繰り広げられるヤクザ同士の抗争を三十郎が翻弄していく愉快痛快なストーリーがとても面白い。

三船敏郎さんの魅力が存
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

3.8

黒澤明監督作品19作目

現代社会にも蔓延る政治汚職をテーマに政官財の有力者たちへ復讐を挑む男を描いた社会派サスペンドラマ。

とても固い内容だと思っていたけどストーリー展開は痛快でエンタメとして面白
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

子供たちに会いに上京してきた老夫婦。しかしみんな忙しくて温かい歓迎とはいえなく邪魔者のような扱い。

親元を離れると皆それぞれの生活を築き守ることに必死になっていって親という立場や存在すらも離れていっ
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.2

激化するベトナム戦争で裏切り者の将校を暗殺しにジャングルの奥地へと潜入する戦場のロードムービー。

この世のものとは思えない未知の世界へと飲み込まれるような感覚と独特な作品の雰囲気がとても恐ろしい。
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.2

SNS上の理想と現実のギャップに苦悩する主人公の小さな成長と温かい親子愛にほっこりした。

エルシー・フィッシャーの自然体な演技やケイラの身に起こる出来事がリアルで生々しすぎる。キリキリする心の痛みと
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

5.0

家族仲が最悪で欠点だらけな負け犬一家の奮闘と再生の道のりを描いたロードムービー。笑って泣けてとても優しい作品だった。

家族全員超個性的な変わり者で道中ケンカやトラブルに見舞われながらもオリーヴの為に
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

地味で冴えない主人公が始めたバイトの銭湯から危険な世界へと巻き込まれていくサスペンスコメディ。

まずコンセプトが面白いし、そこへさまざまな人間模様をコミカルにサスペンスや人間ドラマ、さらにアクション
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どん底(1957年製作の映画)

3.0

黒澤明監督作品17作目

荒れ果てた長屋に暮らす社会の底辺に生きる人たちの人生模様を描いた群像劇。

俳優陣の演技はとても迫力があって圧倒される。癖のある喋り方をする人が多くて黒澤映画の中でもかなり何
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.6

ロビン・ウィリアムズが実在の医者を演じた優しくて心温まる実話。

患者にとって本当に大切な治療とは?医者や医療の在り方を問い、人と人との結び付きや関わりを大事にユーモアで人々を笑顔にする、そんなパッチ
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