狂王キシリトールヴィヒ2世さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

狂王キシリトールヴィヒ2世

狂王キシリトールヴィヒ2世

犬王(2021年製作の映画)

4.0

もう松本大洋の絵じゃん。松本大洋の絵が動いてんじゃん。雨とかめちゃくちゃ良かった。マルチプレーン?で子供が遊ぶ仕掛け絵本くらいガチャガチャ動くのとかCG?で美女と野獣のダンスシーンくらいぐわーんってな>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

トニー・スコットを偲んでという言葉に涙するわけじゃない。輝きに目を細め場内の空気を震わすエンジン音に身震いする。キートンの申し子たるトムクルーズはサイエントロジーで全てを失っても映画を愛し映画に愛され>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

4.0

たくさんのゾンビが群れをなして追いかけるとちょっとセブンチャンスみたいで良い。ベタな友情が良い。

湖のランスロ(1974年製作の映画)

4.0

ゆっくり首が落とされる重厚感とかパトスほとばしらないロマンスとか良いけどいくらなんでも甲冑ガチャガチャうるさすぎる。こんなうるさくて重そうなものずっと着てた騎士すごいな。

王女メディア(1969年製作の映画)

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わからなすぎてタイムトラベラーになったかと思った

ポケットいっぱいの涙(1993年製作の映画)

4.8

音楽とかかっこいいんだけどそれ以上にシステミックレイシズムを考えさせられる。そもそも黒人差別とか貧困とか以前に銃社会問題ありすぎる。アメリカ人の銃を持つ権利は(テーザー)銃を持つ権利で勘弁してくれ。頭>>続きを読む

バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)

3.4

唯一無二ではあるけど結局好きなのはゴッドディーバだけかも

カビリアの夜(1957年製作の映画)

5.0

ジュリエッタマシーナのカートゥーンアニメ感、道化力はシャーリーマクレーンの訓練された身体とはまた違った魅力。祈っても意味ないんだけどとにかく想像した通りの展開にならないように祈らざるを得ない。

エール!(2014年製作の映画)

3.5

1番感動が届いてほしい人たちに全く届いてないという表現に泣きそうになる

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.6

自由だからこそ責任を負うという考え方。社会や歴史や思想によって人々の現状は形作られていると思うんだけどそうすると自分の人生は自分の手の中にはないのかって考えにもなってそれは悲しい。自身がみまわれるつら>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.5

意外と伝説のスケールが小さい。神話ってそういうものなのかもしれないけど。

モービウス(2022年製作の映画)

4.0

迫力の映像とあまりに不憫すぎる良いことが一つもない人生を送る主人公が良い

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

ベルファストの普遍性に胸が苦しくなる。観客の目に歴史映画的にうつるようになる日がくるといいけどこないのかな。

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.8

ちょっとこんなにゴチャゴチャさせなくてもよかったのにな感はある。アトラクション的な楽しさは増してる。

海底47m(2017年製作の映画)

4.4

すごい丁寧な映画。なんか久しぶりに人を楽しませられる良い映画を作ろうっていう真剣さを感じた。予算もそれほど多くもないだろうに世界の片隅にちゃんと届いたよって伝えたい。たぶん世界中のたまたま気まぐれにこ>>続きを読む

爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

3.5

ロック、特に日本のロックって別様の規範や制服にしか思えないし石井そうごの爆裂の緩衝材になってるように感じるけどそれが百姓一揆的混乱に飲み込まれていくのはよかった。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.4

生身じゃないとはいえ時たまキートンジャッキーの系譜を感じてうれしくなる。特に雨水を流すパイプにつかまったコナンがパイプに振られて落下しそうになってパイプの上を走るところはジャッキーとカリ城を感じて良い>>続きを読む

上海から来た女(1947年製作の映画)

5.0

スクリーンプロセス?による抽象画的陰影、パーソナルスペースが異様に狭いカメラと登場人物たち。顔面上を有機的に動く光と影。独特のテンポ感で切り取られた人の動きが積み上げられていく。実際はもっと丁寧に繋げ>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.5

心の隙間を埋めようとする営みの気配。もっと繊細な場面はたくさんあるんだけど、ランプ抱えて踊ること、みてられずに意識が飛びかけること、音楽をとめることのそれぞれの動きがすごく好き。

アネット(2021年製作の映画)

4.4

何が驚きかってコンコルドのCMの人がコンコルドのCMみたいなことやってたこと。最初らへんファントムオブパラダイスっぽくて楽しい。作り物を強調するのはフェリーニにおいてはいわばフェリーニ調を堪能してそれ>>続きを読む

MONK モンク(1968年製作の映画)

4.2

本当こういうのでいいんだよな。レコーディング風景とかただのレコーディング風景だけど感動的だし。Undergroundをもっと好きになれる。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.3

バットマンみんな好きロバートパティンソンみんな好きブロークンフラワーズみんな好き。だから世間の期待感はマックス。アメコミヒーローというもののダサさに正面から向き合うのはいいけど編集とかまでくそださで冗>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.4

こわさぜんぶりですきあらばこわさ成分ねじ込んでくるの最高。もはや映画自身が時間が過ぎ去ってしまうことと過去にとらわれることの残酷さ。変な含意とかより全ベクトルがシンプルにこわさに向いてる感じがして良い>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のロンドンのクラブみたいなところすごい好き。往年の映画からこういう方向に進化してほしいなの提示。砂漠映画としてはそれほど良くない。
岩落ちてきた時に助けたのなんでか教えてほしい。咄嗟の行動と言えば
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