狂王キシリトールヴィヒ2世さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

狂王キシリトールヴィヒ2世

狂王キシリトールヴィヒ2世

カサノバ(1976年製作の映画)

3.4

独創性に欠ける正常位というか落武者の腕立て伏せって感じ。地震さながらの騎乗位はうけた

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.6

レディリンドンのあまりにも麗しい入浴と法悦キス。シュバリエバリバリーとかいう馬鹿みたいな名前と馬鹿みたいなビジュアルの登場人物。

第七の封印(1956年製作の映画)

5.0

多くのキリスト者が神の沈黙を嘆くのとは対照的に死は勤勉とも言えるほど徹底してあらゆる人の隣に常に控える。人間社会に踊らされ死に踊らされ、生、人間存在というものがあまりに虚であることに悲嘆する。あるいは>>続きを読む

Endless SHOCK(2021年製作の映画)

3.2

小さい頃からちょっとキンキ好きでちょっとショックみてみたいなと思ってたから光一がかっこよくて良かった

女の都(1980年製作の映画)

4.5

ずっとわけわかんなくて最高だけどハイな若者とドライブが始まっていきなりマルチェロマストロヤンニがMTVの世界に放り込まれたみたいになるところとか巨根博士の殿堂で嬌声DJになるところとか好きすぎる。トン>>続きを読む

マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

4.0

ウディアレンとウディアレンよりもいかれたやつがずっと並んでくっちゃべってるのさすがに辟易するけどはまった時の爆発力やばい。ダイアンキートンのパンツルックずっとおしゃれ。ウディアレンがポーカーの役を整理>>続きを読む

サテリコン(1969年製作の映画)

4.7

ぎんぎんすぎて歳とったら観るの無理になりそう。訳の分からない風俗、諸肌、色彩の大洪水に翻弄される。限りない熱狂何度でもブラボーと叫び出したくなる映像群。堕落しきって淫蕩に満ち満ちた古代ローマ最高すぎる>>続きを読む

インテリア(1978年製作の映画)

4.9

こういう仕事もばちっとやってのけてしまうの本当ににくたらしい。ふわっとベルイマン感。完璧に配置された内装とかタルコフスキーだと感動するのにウディアレンだとなんかちょっと笑える。ウディアレン的存在をシニ>>続きを読む

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.9

西島秀俊の支配的な演技。いつも作品をドミネイトしてるイメージある。キモオタ春琴抄の深キョンの酷いダンス?うける。後半衣装ずっと良い。

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

4.0

過ぎ去ったものにしか本当の価値はないこと全てのものは失われることミアファローの最後の表情に強烈な脱力感を覚えて頭がくらくらする。多くの人が2度と返ってくることはないと知っているものを純粋に追い求め続け>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.0

予算がなくて三脚用意できなかったのかな。日本のだめな映像作品あるあるのやたら揺れてる灰色の映像の源流はなんなのか。

狂気の行方(2009年製作の映画)

3.5

なんかいまいち。カスパーハウザーとか最高だし全くのジャングル依存作家って訳でもないはずなのになんでなんだろう。リンチプレゼンツとは儲けたなと思ったらまあツインピークスのおばさんがいっちゃってるなくらい>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

4.7

溝口の映画っていつも女の人が酷い目にあってるしこの映画とかフェミニストの人とかめちゃくちゃ思うところあるんだろうけど1人佇むおとくの姿が何度となく琴線に触れる。終盤おとくのもとへいそぐところで顔アップ>>続きを読む

カンカン(1960年製作の映画)

4.4

シャーリーマクレーンがとびはねたら映画の出来不出来とかもう関係なくなる。シャーリーマクレーンが大好きという感情しかなくなるスピリチュアルパワー。シャーリーマクレーンをキャスティングして踊らせますって決>>続きを読む

ガンモ(1997年製作の映画)

4.0

ハーモニーコリンってまじで幼少期にこういう感じの友達の家で遊んでそうな雰囲気ある。ゴンズの役名がチェアレスラーって書いてあるけどあれはチェアレスリングだったのか。

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.6

知らんやつに勝手にベッド使われるの嫌すぎるなという視点。勝手に事件現場にされるのも嫌だからマイケルよくぞやってくれたともならない。

落下の王国(2006年製作の映画)

4.2

石岡瑛子の作り出した子供の想像力。キートンの常人の想像をこえる落下。落下をはねのけるイマジネーション。人工物だけじゃなくて広大なロケーションでフィクションの夢を表現しているところが映画愛感じる。砂漠の>>続きを読む

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

4.5

フランクは人肉福笑いになったりめちゃくちゃきもい蘇生シーンを演じたりナイスだったし最後未来世紀ブラジルのしわのばしおばさんみたいになった状態で快楽をむさぼりながら爆散してしっかりしめてくれて良かった。>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

5.0

ソフィアコッポラってこんなノリだったっけ楽しい。無駄口叩きまくってあまりにも荒唐無稽な行動に身を任せるの結構新鮮。サプライズケーキのところとかもめちゃくちゃ楽しいし。ロマコメ的な男とは談義はもはや娯楽>>続きを読む

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.4

フレンチ秋元康きも。エロおやじファンタジーは年取ってもきもって気持ちしかわかない気しかしない。雨に唄えばでヒロインがパーティの盛り上げバイトみたいなので出てくるとことか好きだしあれの超絶強化版のラスト>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.5

途中まで闇のあとの光みたいでつまんねーって思ってたけど。果てしない連続性無限の膨張収縮の中で残り続ける思いがあの隙間の紙なにって意外とそんなもんかも。ルーニーマーラがパイ食ってるところそんなだらだらみ>>続きを読む

生きてこそ(1993年製作の映画)

4.0

映画としてというか普通にこの人たちどうなっちゃうんだろうというあれ

一人息子(1936年製作の映画)

4.0

茂原式がこういうものなのか単に劣化なのか台詞が聞き取りにくい。めちゃくちゃ善良な人間しか出てこないの勘弁してほしい。つらい。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.5

あややの屈託のなさ川口浩のすっとぼけ船越英二のなさけなさ全部最高すぎてずっと笑顔。割とちょい役だけど東山千栄子がマシンガントーク炸裂させたところとかくそ笑う。

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

ラーンブルーノラーンの上滑り。子供にしかわからないのかもしれない。

三十九夜(1935年製作の映画)

4.2

走行中の車内の画が後ろに流れて車の背後からの映像へ切り替わるモノクロだからこそできるシームレスな繋ぎ方。ここめちゃくちゃ良い。あと主人公が鉄橋を走っている汽車の外に出て張り付いて後ろに移動するところも>>続きを読む

サイコ2(1983年製作の映画)

4.2

テレビでやってるとなんかついついみちゃう感じの80年代アメリカ映画特有の雰囲気からのかなり良い緊張感からの親の抑圧により心に傷を負った人たちの救済というめちゃ名作感におわせからの急展開B級続編的しめ。>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.0

やっぱ面白い。音楽が良い。吹き替えがなんかべらんめえ口調みたいな感じだったけどこれビバリーヒルズコップの吹き替えの定番なのだろうか。結構山寺なイメージだったけど。

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

3.8

冒頭風景から入るの小津っぽくて映画魂の継承かなって勝手な思い込みで目頭が熱くなる

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.6

カラオケくらいでしかきいてなかったけどまじいい。バーニンダウンザハウス!みんなで走ったり揺れたりかわいすぎ。たまに横から写すのがにくい。ふわっと感じる物語性遊び心。ボックスシルエットをこえる正方形シル>>続きを読む

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.6

突貫小僧と青木放屁は顔が似ていると思ったら異父兄弟というまめ。小学校の教室に爆弾三勇士の額が飾られているのめちゃくちゃやだな。食べることの併せ持つ自由と抗うことのできない欲求に屈する後ろめたさ。どうせ>>続きを読む