よびちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

よびちゃん

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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.6

金庫を階下から床をぶち抜いて奪う、という大胆過ぎる作戦から始まる強盗カーアクション映画。邦題のチープさがもったいないがしっかりしてる。腕試しの楽しさと仲間の復讐がモチベーションで軽快。ミニクーパーで小>>続きを読む

フォーガットン(2004年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃ面白い。ジョン・カーペンターなり損ねみたいな奇天烈さ微妙さ。
主人公しか息子を覚えていないという謎とSFっぽい匂わせから、陰謀論のような飛躍へ。後半のぶっ飛ぶシーン新鮮すぎて本当に驚いた。
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.9

カンヌ映画祭の合間に撮ったらしい。ドキュメンタリーのようで、圧倒的に映画。
なんだか分からないが映画が撮れちゃう、という様子はたしかにロメールに似ている。会話が楽しそうだったり、ノリノリで隣に座ったの
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それから(2017年製作の映画)

4.1

すごく面白かった。モノクロで撮った現代の街が綺麗。街並みがかなり日本っぽかった。浮気の物語が勘違いや話のズレが重なってサスペンスの「殺しちゃった、どこに埋めよう」展開くらいの緊迫感を帯びてくる。でも気>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.9

ミューズであるキム・ミニと出会い作品を量産すると同時に不倫しバレたホン・サンスはそれをほとんどそのまま映画にしていく。
ブチギレたあと年上の女友達とキス、知り合いカップルもキス、のメチャクチャな流れ最
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.6

暇つぶしにブラブラしていた映画監督がキム・ミニに出会う。うまく行った前半と失敗ルートの後半かと思いきや、印象が良かったからこその落胆があったり、ぎくしゃくしたりだらしなさを見せる素直さが響いたり、一筋>>続きを読む

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.0

野原と木を守れ。文化施設で平等と経済を重視。ずっとカジュアルに議論。難癖つけたいだけか?となったり、立候補勧められるとしぼんだり。要点をつく少女ゾエ、歩み寄る市長。

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.8

短編3つ。最後のやつのお姉さんの色気撮影できてるのすげえ。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.6

友達どうしで付き合ったり別れたり嫌だなぁ→なんかみんな楽しそうだからええか

緑の光線(1986年製作の映画)

3.3

スクリーンで見ないとあのラストの光は体感できないんだという話を読んで確かにそうかもしれないと思った。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.4

全体的に何なんだこいつ何言っとんじゃみたいな空気がありつつもおしゃれでキュート。ホームビデオみたいな撮り方をしても自然な演技と作り手の自信で映画になってるような作品。

満月の夜(1984年製作の映画)

3.0

間接照明、モンドリアン、間接照明、間接照明、モンドリアン、間接照明

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

Qui trop parole, il se mesfait.
喋りすぎて墓穴を掘るということ。でも実際喋って墓穴を掘ったピエールこそ、ポーリーヌも認めるまともな奴。我々はピエールを応援しています。マ
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美しき結婚(1981年製作の映画)

3.0

わたし結構はやく結婚すると思う。誰と?まだ分からないけど。私のぶんまで稼いでくれて私にしたいことをさせてくれる。インテリアのセンスとかあるから綺麗な部屋にするよ、根拠ないけどね。
いるわー。紹介文通り
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.5

Comédies et proverbes 1
ロメールの映画は「ネタバレしたってなんの問題もない」の極地。あらすじではスポイルできない魅力がある。
三角関係かなと予想していたら、桐島部活やめるってよ
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真実(2019年製作の映画)

3.5

フランス映画だがとても是枝監督。家族の関係。ちょい怖い母。無邪気で魅力的な子ども。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.6

設定も相まってファンタジーから現実へ帰る感じ。褒められない形での人助け。ちょっとだけ出る池松壮亮と高良健吾が良かった。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

分かりやすさなどどこ吹く風、もはや答えなど存在しないのだが、このモヤッとした空気、嫌いではない。不思議な感覚を味わった。
一緒に見た人となんだろうねこの感じってなったのもなんだか良かった。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.9

家族ホカホカ映画化と思ったらダメ男な阿部寛!良い。ダメ過ぎて笑っちゃう。元妻と息子の様子を探るのに協力する、呆れつつギャンブルにも付き合う池松壮亮。

海街diary(2015年製作の映画)

3.9

広瀬すずのその後の活躍に納得する良さ。鎌倉住みたくなる。坂と海。しらすや梅酒。ここにいていいの?と、不倫などの家族単位の罪をするしない許す許さないにフォーカス。全体的に原作の雰囲気出てるけど、幸はもっ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.7

俯瞰のカットが入ったりカメラが滑るように動くと他の邦画とは格が違うなーと思うけど、単調にも感じる。それより普通の家やビルがかっこよく見える画面の加工の方がかっこいいかも。
取り違えの発覚から家族との関
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空気人形(2009年製作の映画)

3.4

ペ・ドゥナ、美だった。寓話的で、でも「これはそういう意味か」と分かりやすい演出で楽しめた。息吹。生を感じるギミック。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

うちの親族を参考にしましたか?というほど見覚えのある会話、重なるセリフ、嫌味、などなど。そしてそれを上手な脚本と演出によってここまで映画にできるんだ!と驚く。
職業や亡き兄、亡き夫の影など行き届いた設
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

是枝さーん。元になった事件を見てみたら映画よりさらに二段階くらい悲しくてあ然としちゃいました。カップヌードル鉢が落ちるカットでうわ、不穏だと思わせてからの展開。きつい。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.1

ラブレターを渡す渡さない、手紙の宛先で生み出すミステリー。夏の、暑さだけでなく風と陽射しの空気感。終盤の取り返しがつかなさに向き合うシーンと美しい過去の対比、みたいなの食らう。
松たか子の松たか子力。
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

序盤黒木華の弱さに疲れるやつだ!搾取〜!と思って身構えた。しかし綾野剛の安室の胡散臭さと魅力、サクラバイトで仲良くなる疑似家族が楽しい。このちょっと詐欺師っぽい男は誰だっけと思ったら紀里谷和明監督だっ>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.3

主演二人見てて楽しい。以上。めっちゃ岩井俊二。みたいな。
嘘から恋になる話は知らなかったけどそんなハマるものでもなく。編集と音楽が苦手でシーン単位や場面で見たほうが感動できちゃう。

四月物語(1998年製作の映画)

3.4

松たか子。上京して不安とワクワク。憧れの先輩。傘を断る、借りる。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

カット割り早くて編集こんなので繋がってますみたいな顔してええんか?雰囲気だけの映画?と思っていたのに入り込んでいく。
海外で撮られたスラムっぽい雰囲気と日本の街が繋がって近未来に見える。移民がたくさん
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.7

死んだ恋人の今はなき実家へ手紙を書く。同姓同名の女から返信が来るミラクル。中学時代の二人を見るのが楽しい。自転車のライトでテスト見る。図書室。何年も借りられてない本可哀想だな。
出席番号順に暗唱出来る
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.8

岩井俊二〜。夏の甘酸っぱい思い出の追体験。
子どもたち演技上手くて自然なクソガキ感。
奥菜 恵は当時14歳らしく、しかも中学生で完成してるタイプなのでひとり大人っぽく目立つ。観客が何歳でも男でも女でも
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夏至物語(1992年製作の映画)

2.7

怖いし生々しい。この病んだ空気、90年代特有のもの?
畳が濡れるのも構わず水浴びするところでこの人やばいわ、と。

東京公園(2011年製作の映画)

3.8

フランス映画に憧れ東京を舞台に再現しているような感じ。あまり面白くないかなと思いつつ見続け、なんか良かったなと感じる余韻、まさにロメールとか見たときのやつじゃん。
伊豆大島行くの驚いた。高速船あるのに
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

2.9

北九州3部作ということで、helpless、ユリイカとしっかり繋がっていた。とりあえずみんな無事で良かったよ、この映画でも人死ぬけど……。前2作に頼りすぎてるように感じて退屈だった。

こおろぎ(2006年製作の映画)

2.9

ヤバ映画だしわけわからないけど才能感じる堂々とした映画。