映画おじいさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

映画おじいさん

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御用牙 かみそり半蔵地獄責め(1973年製作の映画)

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冨田勲のシンセファンクがよく似合っていた。
塩漬けの首をその両親に見せに行くところとか始めは良かったけど、やっぱり悪党尼さんでもレイプをして良いという法はない。

蟹江敬三&草野大悟のコンビが前作より
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御用牙(1972年製作の映画)

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私が根っからのアメリカ人のせいか、大好物なアンチヒーローものでもレイプをしまくっては気分が萎える。
そうなると、米俵にピストンしているところで黒いパンツ穿いているのが見えたという、どうでも良いことまで
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脱獄者(1967年製作の映画)

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兄・丹波哲郎は刑事、長年離ればなれだった弟・藤巻潤はヤクザという典型的な賢兄愚弟モノのスタートながら、兄が弟が属するヤクザ団にハメられて投獄、それからは脱獄モノとなったりと展開が読めない相当ユニークな>>続きを読む

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

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耳慣れない監督でこの豪華キャストという怪しさ。ウーヴェ・ボルみたいな作品なのかなと思ったら、ギミックのない、オーソドックスでまるで往年の大監督が第一線から退いてのち撮ったようなSFアクション佳作。>>続きを読む

機動捜査班 警視十三号応答なし(1963年製作の映画)

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苦手な小杉勇のどこが苦手なのかを明確にしようと気合いを入れて観たけど、そんな鑑賞理由のせいかかなりの時間寝てしまった。

表向きは手を組んでいるけど裏では潰し合っている2つのヤクザ団体。描かれている警
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嫁ぐ今宵に(1953年製作の映画)

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大好きなおとぼけモダンおじさん、斎藤達雄の初監督・脚本・主演作ということで期待し過ぎてしまった。面白いんだけど、ありきたりですぐに忘れそうだし、物語的にもキャスト的にも他の作品とゴッチャになりそう。>>続きを読む

君と行くアメリカ航路(1950年製作の映画)

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なんといってもアメリカ帰りのオトボケ画家・斎藤達雄が素晴らしい。
帰国後すぐに道端のバナナの皮に滑ってみたり(←ひどい演出過ぎて心に残る)、子供の置引きにカバン持っていかれたり。当時の横浜はまだまだ発
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怒号する巨弾(1960年製作の映画)

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冒頭の傷痍軍人、天知がグレるきっかけなどなど戦争の爪痕がバックグラウンドにあるけど、後期新東宝のそれは80年代初頭に米国で量産されたベトナム後遺症映画(『ランボー』が有名。殆どがクズ)と同じノリを感じ>>続きを読む

女の防波堤(1958年製作の映画)

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SMAP中居似のイケメン医師との結婚は台詞通りに突然だったけど、かなり面白かった。アメリカの友人に観せてあげたいくらい。
このあと新東宝の看板女優になったというヒロイン小畠絹子がとにかく美しい!

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ソ連脱出 女軍医と偽狂人(1958年製作の映画)

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このタイトルでソフト化、CS放送もされていないというから、よほどの反共映画、または逆に強烈な左翼映画かな?と思っていたらハッタリ娯楽映画でした。まあ本当はそっちを予想していましたが。

ソ連は考え方さ
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或る剣豪の生涯(1959年製作の映画)

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東宝喜劇みたいだったら地獄だなあと不安だったけどデカ鼻つけた三船敏郎のメロドラマ仕立て人情モノでなかなか良かった。
容姿の醜さについての映画は大好物。男の容姿についての邦画は珍しいような。これもフラン
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

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デンマーク軍曹がここはオレの国なんだよ!とドイツ兵をボコボコにしてしまうオープニングは画的にはどうってことないけど、映画を観る前の気分を忘れさせてしまうほど強烈に響く。例えるなら、ワイワイ騒いでいる中>>続きを読む

(1941年製作の映画)

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軍が協力した馬映画の皮を被ったデコちゃんのアイドル映画。そしてさらにその皮を被った藤原釜足(本作では鶏太名義)アイドル映画といっても良いかも。でもアイドル映画にしちゃ尺が長過ぎです。

デコちゃんが乗
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愛情の都(1958年製作の映画)

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とにかく出てくるバー&キャバレーの内装が物語に水を差すくらいに素敵! 本作は美術・村木忍の映画だ!と言いたくなるほど。神田歓楽街のセットも見事。

まずはメインの舞台になる草笛光子が雇われママの神田の
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男対男(1960年製作の映画)

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ありがちな物語、仰々しい演技…覚悟はしていたけど凡作の他に言葉がありません。谷口千吉はやはり苦手なのかも。25年くらい前に吉祥寺バウスシアターでやった谷口千吉映画祭に通った時も同じようなことを思ったな>>続きを読む

黒帯三国志(1956年製作の映画)

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北海道で働く人夫たちを俯瞰で、とか大作だとは思うんだけど、作りが雑でB級感が漂ってちょっと愛おしくなるくらいの作品。駄作ではないけど傑作でもありません。

「芸術の黒澤、娯楽の谷口」という言葉がありま
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忘れじの面影(1948年製作の映画)

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顔を覚えられない病気(←ブラピが患っているらしい)なのか!と言いたくなるくらいの薄情ヤリチンと、そいつに物心ついてから(本人いわく、二度目の誕生日=自我に目覚めた日から)ずっと想いを寄せる薄幸ヒロイン>>続きを読む

濡れた逢びき(1967年製作の映画)

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田辺社長の大根ぶりに始めは不安を覚えたけどちょっと面白いブラックなラブコメでした。メロドラマ特集の上映で観たけど、その要素はほとんどナシ。松竹喜劇っぽさもかなり薄い。

加賀まりこをコマす気色悪い男が
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家光と彦左と一心太助(1961年製作の映画)

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記録

元ネタはチャップリンの『独裁者』かな?とにかく身分違いネタとか、昔の人(75歳以上)がいかにも好みそう。私も大好きですけど。しかし本作はそんなにでも。笑いが干からび過ぎていてもうろくじいさん向
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密会(1959年製作の映画)

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オープニングの長いラブシーンがナニを見せるわけでもないのにとにかくエロい。「まるで女学生に戻ったようなキモチ…」とか甘く語る桂木洋子の声のせいか。おかげでこの後にラブシーンらしいラブシーンはないのに最>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

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同監督の『ブルー・リベンジ』とほぼ同じ感想。とにかく合いませんでした。たんたんとしていて、ひたすら睡魔との闘い。いつかこういう映画が面白いと思えるようになりたい。ちょっぴり通っぽく思われそうだから…。

愚行録(2017年製作の映画)

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「掴みはこんな感じでどうすか?」という監督の声が聞こえてきそうな冒頭のバスシーンで既にあきらめました。観てて恥ずかしい邦画のダサい部分(演出)が凝縮されていたというか。

序中盤は雑誌記者・妻夫木聡が
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わかれ雲(1951年製作の映画)

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記録
都会の若い娘が田舎を旅していたら病気になって、しばらく村に滞在することになり、村の若い医者とか村人と交流する話…だったと思う…数ヶ月前なのに記憶に薄いけどなかなか面白かったような。要再観かも。

花のれん(1959年製作の映画)

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関西人で中年以上なら誰でも知っている話をごく普通に描いていた、という記憶しかありません。。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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今までの作品は別の人が撮っていたんじゃないの、と疑いたくなるほどの駄作で驚愕。恋のマイアヒ使いとか何それ? 感想を書くのも時間の無駄。。

いや、それまでは許せたイケ好かなさが極まってしまい、私の理解
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ホワイトリリー(2016年製作の映画)

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ろくろの最中でクチでファスナーをあげるところから始まり、粘土のペチャペチャペチャ音など、設定を活かした演出にすぐに話に入り込めましたが、だんだんしんどくなりました。

多分狙ってのことだと思いますが、
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ローディ!地獄からの脱出(2014年製作の映画)

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音楽ドキュメンタリーにはつまらないものが多いけど、中でもこれは相当つまらなかった。

まず、バンドが全然どん底に思えないから何なのこれ?の連続。

メンバー死去のニュースに話がフォーカスされるかと思え
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花の咲く家(1963年製作の映画)

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ガルーダ航空の広告映画みたいな始まりに戸惑い。白夜書房の広告みたいにもなったり。そして出て来た岡田茉莉子のポッチャリぶりに驚愕。つかアウトでしょ。日本航空の広告映画みたいな吉田喜重&岡田茉莉子の『さら>>続きを読む

キス・ミー!(2013年製作の映画)

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ジョン・カーニーのダメな部分を全て修正したような青春映画でかなり良かった。ヒロインを始め出てくる女の子がほぼ全員半端なく可愛いのも高得点。

気になる筋肉バカ男が他の女子とよろしくなっててヤケ酒のヒロ
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関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)

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川で溺れ流された娘(のちの十朱幸代)を助けた恩人・萬屋錦之介の金を盗むキチガイ大坂志郎。その金が錦之介の生き別れた妹のために貯められた金であることを知りつつも盗む。非道。

大坂志郎から金を奪い返した
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雪が降る前に(2013年製作の映画)

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ラップでぐるぐる巻きにされる青年。まるで「良い映画はファーストショットから素晴らしい」の見本のような始まり。タンクローリーのコールタール(?)に潜む主人公に一体どんな映画なんだ?とも。

駆け落ちで欧
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地獄の饗宴(1961年製作の映画)

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岡本喜八作品は超苦手なんですが、こんだけ評価があるんだから一本くらいは当たりがあるだろ、と懲りずに観ているんですが、本作でもやはり覆されず…。

序盤〜中盤は、岡本喜八作品に多いオーバーアクトや気持ち
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君と100回目の恋(2017年製作の映画)

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同じくタイムスリップ物で、ほんのちょっと前公開された『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』があまりに良かったので、ひょっとしたらこれも…と思ったら、かなり子供向けの映画でなかなか拷問でした。

大学生
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マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて(2012年製作の映画)

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国際スター不在の直球メロドラマとはいえ、ビレ・アウグスト監督のこんな傑作が5年も遅れて映画祭のみでの上映なんて文化後進国に住む自分を恨むしかないのか。



-続く-

ノーザンライツフェスティバル2
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わたしの願い/わが望みのすべて(1953年製作の映画)

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芸事が好きで家族を捨てちゃった母ちゃんには清水宏の名作『母の旅路』(1958年)を思い出した。あっちは川口松太郎原作の全然違う物語だけど女優の感じといい、通ずるサムシングが確実にあり。

-続く-

京化粧(1961年製作の映画)

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一見、芸者に惚れてしまった世間知らずの男と、その芸者を取り巻く世界を描いた何の意外性もないメロドラマに思えたけど、よく考えたら常識がねじ曲がったもの凄い物語だとワンクッション置いてジワジワきました。こ>>続きを読む