emeronさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

会う前からこの夫婦のすれ違う関係を象徴する場面がある
夫は新妻の写真を見ているようで実際に見ているのはガラスに映る自分だった
エイダにとっての声であるピアノの重要性を見落とすことになる
押し引きのタイ
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ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「ゾディアック」のように謎の連続殺人を追う記者の話、結構共通点も多い
二人の記者のバディものであり、取材先で身の危険を感じ逃げ帰る、警察に資料を見せてもらう、家庭を顧みず事件にドはまりしていく,など下
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

よくわからない島での二人のおっさんのよくわからない揉め事が中心の物語
仲の良かった頃の描写は劇中にはなく観客に推測させるのみで、いきなり一方的に友人関係を拒否されてしまうところからが映画の冒頭
コリン
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

心の声がダダ漏れのサトラレ童貞ばかりがいる世界にかわいい女の子が一人放り込まれるコントのような状況
思っていることが映像にまで出てくるのは言葉より伝わりやすくて便利だが、自分の想像した展開まで相手にバ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

主役の男の子はハリソン・フォードの苦笑いしたときの目の光に通づるものがある

スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒル原作ということでこれまでのキング原作映画を思い起こさせる要素がある
子供たちが行方
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

アマプラで見ましたが、実際の本物のドキュメンタリー「ジョーンズタウン集団自殺 -偽りの死の楽園-」も見れるようです

映画では直接的な繋がりの言及はされていませんが元ネタである人民寺院の事件のほうが大
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サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これも「七人の侍」の系譜に入るのだと思います
私の中では「七人の侍」→「荒野の七人」→「サボテンブラザーズ」→「バグズ・ライフ」という感じです
勘違いして雇われたけど、間違いだとわかってからも頑張ると
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.4

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真っ先に逃げてたのにしれっと「いやーすごかったねー」とか言って戻ってくる旦那笑える
咄嗟の状況でこそ、その人の本性が露呈するものです
それまでの関係がよければ一人で一目散に逃げたと笑いあえるのかも
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ソビエト陣営が悪役なのはいいとして、やばくなったら早々に関係を断ち切ろうとしてくるイギリス諜報員に腹が立つ
イミテーション・ゲームでもカンバーバッチは多大な功績をあげたにも関わらずイギリス上層部に煮え
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・ベイのシグニチャームーブと言える役者の周りでカメラぐるぐるも早々に見せてくれます
緊迫した場面でも細かいギャグを入れてくるのはいつものことで手術シーンもグロさを通り越してコントのよう

マイ
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マスター ~見えない敵~(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実際、白人でありながら黒人だと偽った人種詐称はアメリカではあるらしい

レイチェルドレザル教授
レイチェル: 黒人と名乗った女性 (Netflix) 

ジェシカクルーグ教授
白人のユダヤ教徒

一番
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

てっきり旦那が羊に獣姦したのかと思っていたら最後は犯人(?)がしっかり姿を表したのでびっくり

近年の半人半獣が出てくる映画といえば「パンズ・ラビリンス」を思い出す
牧神パンは結局、命を奪いにきた悪魔
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

レストラン版ミッドサマーというのもうなずける
気軽に楽しもうと来る訪問者、唐突な自殺志願者の死、最後は謎の儀式で焼かれる犠牲者たち、女性一人助かる結末など

キャラクター造形は「羊たちの沈黙」だろうか
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

観客に知らないうちにミクロの決死圏体験をさせていたという発想は面白いと思う
インナースペースに出ていたデニス・クエイドのキャスティングも納得

思い返すと色々合点がいく
組織が何かと柔らかくできていた
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中でファイト・クラブを匂わせるのは仲間が幻影と思わせるミスリードで
本来この映画自体のフォーマットはユージュアル・サスペクツなのだろう

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全体構造はミザリーに近い
足が不自由で虐待のような看護を受けてたり、ようやく助けに来た人が最初にやられるとか、過去の文書により犯人の人物像が判明するなど
製作者もその辺は意識しているそうで薬剤師の役名
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オダジョーの役がおいしすぎます
マジメな主人公とは対称的に不真面目なキャラのような、劇中では「ダサい」の専門家のように扱われていますが
自らの自己犠牲によって辞書部門を存続させます
ある意味一番かっこ
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

淡々と沈みゆく街を映しているようでいながら急にギョッとするような映像が入り込んでくる

ものすごく遠い位置にいるSFなのかもしれない

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスを勘違いして勝手に人を誘拐してメチャクチャにするのはナイトメアビフォアクリスマスに似ている
曲の感じもなんか似てる、似せたのかもしれない

おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画「オデッセイ」は火星有人探査をするフィクションだけど色々共通点があった
まず火星での日数の単位ソルを使っていること
ところどころに歌謡曲が使われているところ、船長の趣味でしかたなくディスコミュージ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

メメントは時間を遡っていくことで観客に記憶のない状態にさせることができた
まだ起きてないことを知らないのと同様に忘れてしまったことを体感させてくれる
実際見ているうちは認知症なのか、誰かが騙そうとして
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

誰かがモンスターに襲われるたびに別の視線に変わって行く
人によって地下室を発見した時の反応の対比が面白い
だれがバーバリアンなのか
全裸ババアか、突き落とす男か、監禁していたジジイか、慕ってくるものを
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

安彦キャラには不穏なやつは首の太さで表現する傾向があります。ドアンの首の太さも中くらいです
そもそも元々のドアンの行動原理がよくわからない
ガンダムとザクで戦う、意識失ったアムロ救う、武器(ガンダム)
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日常にありそうなちょっとづつ変な状況が次々入り込んでくる
一つ一つのシーンが面白いコントのよう

韓国の社会問題を3匹の犬の失踪とその周りの人物の物語に落とし込んでいる
犬を殺そうとするやつ、それを食
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ソーは今持っている斧に気を使ったり、ハンマー自体が元カノのようで、ちょっと気まずいみたいな状態

全知全能の神ゼウスとして登場してきたのが、神殺しを普通に怖がるただのおっさんだった
ゼウスがぶくぶくに
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

おっぱいは宇宙

お姉さんのおっぱいに気を取られたりしながら、終始、主人公が科学者気質を駆使して冷静に分析しようとしてるのがいいですね

ですが親子連れで見に行くのはお勧めできません、おっぱい連呼で帰
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ワキ毛がいいですね

私に気があって私のこと見てると思ったら肖像画のためだったと思ってがっかり
でも結局、肖像画の作業のため見る見られるの関係になったことで二人の仲は発展してしまった

君の名前で僕を
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

母親の包帯のインパクトが強すぎてショッキングホラーかと思いきや静かなジワジワくるやつです

シックスセンス以降この手の映画はけっこう作られているので警戒していたこともあり、トンネルに入るシーンでそうゆ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

シックスセンスのある少女の話
タイトルの印象ではミッドナイト・イン・パリみたいな気軽にタイムスリップしたりするオシャレなほっこり心温まるハートフルコメディかなーと思っていたらホラー映画じゃん
その後は
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

伊藤裕子と玉木宏みたいな感じでしょうか
グラント・ヒルやハーダウェイ、選手名はそれだけで時代性を表すツールになるんだなーと改めて確認
日本文化も深い部分で浸透してるのがよくわかる

真面目に成績で追い
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画の前半の展開は、オビワンシリーズがこんな話でよかったのではないでしょうか
ルークは動かしづらいのでタトゥイーンに住む別の少年を主人公にして
目立たないように暮らしている一人のを老人をジェダイで
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン世界自体のアベンジャーズのような展開
部活の先輩から聞いていた会ったことないOB先輩に会っちゃった感じ
戦闘より会話シーンが面白かった

別々の世界のキャラを一つにまとめようとしたのがM
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ゲームはやったことなくてで見ました
現実とファンタジー世界を行き来する話としてはダンバインのような感じ
嫁を主演にして映画を取り続ける監督ってもはや珍しい存在ではないでしょうか
ただ興行的には惨敗とい
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アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

メカデザインは独特で楽しいが恋愛話はいまいちのれない
ヒロインの顔が日本ではブスキャラみたいな造形
日本のアニメキャラが目がデカくてキラキラしてるのに対し
ヨーロッパのような濃い顔の人々がアニメになる
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13人の命(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

そういえばW杯の頃だったか、などと思い出しつつ
「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」というドキュメンタリーを見ることでどの部分を変えたのかを見ることができた
リックにはタイ人の恋人がいたこと
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スモールフット(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

村長が極悪の人物描写というのはよくあると思うのですがこの映画なんか違います
村を治めるため村民を騙していたと正直に早い段階で教えてくれます
主人公はその嘘に加担するかを迫られる展開になり、結局、精神的
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