emeronさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これじわじわくるケープ・フィアーですね
前半は娘が危害側にハマっちゃう感じが特にそうです

初対面で初潮とかワキ毛のこととか聞いたり唐突に一番恥ずかしいオナニーの話とかしてなんか変なのよね
笑っちゃい
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が誰も信用できないので、どの発言を信用するかで物語の展開がかなり変わってくる
なかでもドンは裏切り者と思われたため撃たれてしまうが結局どっちだったのか、映画の中のヒントを調べてみると冒頭の人物
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

SF的なリアリティラインも「オデッセイ」ぐらいが好みなので月が落ちてくるなんてそんなバカなと思っていましたが、月は巨大建造物で宇宙生命体の仕業だと言うことなので
それならしょうがないか・・・というよう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エールと見比べてみると意外なほど大筋は同じなのに名作としての格にかなり差が出ている
元々の話自体にや構成に骨組みがしっかりしていてそれなりのポテンシャルがあったということだろうだがそれを活かしきれてい
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アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭5分でモンスターが現れるのは好感がもてます
わりとムダな会話劇や刀のアクションなどをタランティーノが俺の真似じゃねーかとか言わずにこの映画をきちんと評価してるのは懐の深いですね
モンスターが襲って
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

礼儀正しくしないとひどい目にあうと後悔した主人公が、世の中には礼儀正しくする意味のない人もいると気づくまでの映画でしたね

ラッセル・クロウがぶくぶくに太って役者自身の悪い噂とも相まってまさにハマり役
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

CUBEの上下版ですかね
主役の人どこかで見たことあるなと思ったらパンズ・ラビリンスのドモると拷問される人ですね
パラサイトでも格差社会の格差を上下の位置関係で表現していましたが
こちらのほうがより図
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ホラー・スリラー映画はこれぐらいバカバカしいほうがいいよね
1時間で2年老けるということなので5秒で一日か
出会って数時間で出産や、老いるショックなど人生における大イベントをぎゅっと濃縮させた映画
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

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色々な実際にあった事件の要素が散りばめられているように思った
殺人の後にアイスを食う(世田谷一家殺害事件)
犯行がバレそうになって離島に逃亡生活(リンゼイ・アン・ホーカー殺人事件)
映画「怒り」はこれ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ライアンとの幸せ描写が割りと長かったのでてっきりライアンが何かひどい目にあう展開かと思っていたのでそっち側かとまんまとだまされました
ただ大学時代の同窓生なら一番警戒しそうだなとはぼんやり思っていたの
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナの国旗の青は空、黄色は小麦(穀物)を表している、そして国花はひまわり
というわけで映画のラストシーンと呼応する
ひまわりは戦地で一度死に、また生まれ変わったアントニオであり
明るい面に目を向
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半のわけのわからない不穏な雰囲気が楽しめた
ミスリードを誘う要素に満ちている
宇宙から見下ろす視点から始まる
棺桶をなぎ倒しながら進むトラック、棺桶は無数に積み上がっている
故人を罵倒する老婆、おっ
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オーガストウォーズ(2012年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ウクライナ侵攻が始まってしまった今、当分地上波やBSでも放送はされなそう
ロシア軍全面協力ということで21世紀のロシア軍兵器の実情が見れる
ロシア軍協力のせいか爆撃の原因は破壊工作員だと匂わす程度
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

少女と孤独な殺人マシンの交流、少女への特殊訓練、一人になってから自ら養護施設に行くなど、
前作の人気キャラである盲目老人にレオンの要素で味付けした感じです
本来ならレオンみたいにきっちり死なせたかった
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

会話中のそれぞれのさりげなく入るリアクションが楽しすぎる
完全に個性が際立っていて全員がそれぞれに挫折する
一個一個のシーンがコントして成立している
日常の生活も家族全員が協力して押し出してて走り続け
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

あからさまに初潮の勘違いギャグを入れてるように思春期の体の変化をレッドパンダの変身に表わしているのだろう
女子同士のグループのわちゃわちゃした感じはけいおんの雰囲気、あっちも女性監督だった
セーラーム
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ブレスレットを壊すのを止めようと腕に乗るのですが力のかかり方からして壊すのを手伝っていることになっています
製作途中で誰も指摘しないのでしょうか?なんでそれが命に関わる部品なのか、なんでそれを理解して
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ブラックホール(1979年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昔のSFなのできついかと思ったらけっこう見れた
意外とスケールのでかい話である、というのは文字通り本当にスケールはでかい
謎の宇宙船は一都市ぐらいのでかさがある、トラス構造のような造形でエッフェル塔の
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.2

パイ嫌いの少女のことを擁護する展開を勝手に思い浮かべてしまった

昔、祖母の家に遊びに行った時に出されたニシンとカボチャのパイはとても好きになれる味ではなかったが
目の前で味の感想を聞いてくる祖母に祖
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

主演もかわいいしロケーションもいい空飛ぶエフェクトも動物CGもそれなりに見れる
あとは魔女も街の人も超ポジティブな人々で話を進めればそこそこ受け入れられる作品になったのではないかと思う
変にドラマを作
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく怪しい人がいて状況証拠が次々に出てくると殺人現場を見せられるよりもずっと面白いんだなと思った。
作中に出てくる何もかもが曖昧である。作品自体がパントマイムをしているような感覚だ。
世話を頼ま
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく怪しくてバカバカしい陰謀論者を100%全肯定してあげる映画

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始うつむき加減でキレやすい演技でグッド・ウィル・ハンティングでのウッキウキで助手席に乗り込むキャラとはだいぶ遠くに来ました
主人公の過去になにがあったかというミステリーというよりは悲劇のあともなんと
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さすが脳内ヒトラー、ジャンプするときも体の形はハーケンクロイツです
ジョジョと少女、ジョジョと母親、母親と少女のやり取りはあっても3人での話し合いがないなか
いよいよ三人で話し合おうとするタイミングで
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この手の映画は鑑賞中にあれこれ予想するのが楽しいので、まず自分の予想では「作者が中にいる」です。
SAWやCUBE(設計の一部)などこのパターンは今は定番かもしれません。当たりました。
見終わったあと
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

戦車内の兵士のアップが多めでわかりにくくなりがちなところですが、だいたいバトルの前にはあらかじめ全体的な地理的状況を教えてくれて流れがつかみやすくなっています。
ハリウッド映画などではドイツ兵が英語で
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なるほど確かにアイアンマンも金属むき出しガラクタから手作りで組み立てていくところが楽しかったな
最後はニューシネマパラダイスのような展開

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

車のことは詳しくないのでよくわからないですがそれ以外で主役二人の関係にはブロークバック・マウンテンの雰囲気を感じました
当然、肉体関係があったと言いたいわけではありません。ですがそう思った要素をあげて
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカでよく聞く自宅学習、親ガチャの影響を100%純粋培養するとこうなるという極端な提示
多かれ少なかれ親からの影響は受けざるを得ない
でも、どんな親に生まれようと他の人に接する機会があればある程度
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

感情が共感できる人類補完計画みたいな世界だけど、どんなに大勢で泣き叫んだからってそれで同じ気持ちを完全に理解したことにされちゃうのもまた怖い
同調を強要される集団催眠みたいに見えた。共感しようとすらし
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PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

YOUTUBEに役者と小道具が違うパイロットフィルム的なものも上がってます。

男と少女が運命共同体になってお互いがそれぞれに合わせないといけなくなるのを物理的にパイプを繋ぐことで進行経路も合わせる演
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

劣化した続編だろうと高をくくって見てかなったのですが見てみたら割といい意味で別物でした。「ルーム」とか「ドント・ブリーズ」なんかの拉致監禁モノのジャンルに入るでしょう。
おじさんはやべえやつ → おじ
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バーホーベンって勝手な思い込みだけどどんな手段を使っても生き残るって話を撮ってるのかと思いきや金品に関してはきっちり奪おうとはしなかったりして意外と道徳的な立場をとる人なんだなという感想。
最初にエリ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

まず普通に見ればケイレブは人間でエヴァに利用されたと見るのが大方の見方だろう。だがケイレブがAIであったという線がどうしても拭いきれない。チューリングテストとはそもそも人間かAIかわからないものを判断>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

作品の印象は「風の谷のナウシカ」(漫画版)と「遊星からの物体X」の融合という印象。
まずはじめにレナが教壇で説明していた30代の女性からとられた、がん細胞だというのは勤めているジョンズ・ホプキンズ大学
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スペースウォーカー(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる伝記もの。「サリュート7」とほぼ同時期に鑑賞。出来事の時系列的にはこちらが先。この頃の米ソ冷戦の見栄の張り合いで技術が全然追いついてないのに達成させようと先を争っているので、事故も不具合もバン>>続きを読む