emiさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.0

ラップ界のゴッドファーザーと呼ばれたコメディアンのルディ・レイ・ムーアを描く伝記映画。成功への野心に燃える自信たっぷりの男をエディ・マーフィーが好演。挿入されるファンキーなライブシーンや当時のファッシ>>続きを読む

冷たい晩餐(2017年製作の映画)

4.0

冒頭の料理と暴力のイメージを使ったシークエンスから引き込まれた。事件と登場人物たちの人間性が次第に明らかになっていく過程がスリリングだ。レストランの料理はどれも素晴らしく美味しそう。

ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.0

それぞれ悩みを持つゲーム好きな仲良しグループが、てんやわんやの大騒動の末に全てうまく収まるという典型的なコメディ。ジェシー・プレモンス演じる不気味な隣人の存在がユニークで一番印象に残る。

死霊院 世界で最も呪われた事件(2017年製作の映画)

2.0

悪魔祓いをテーマにした作品で「エクソシスト」を超える映画は未だ無い。この作品は実話に基づくらしいがホラーとしては全然怖くないし、事件の検証をしに赴いたジャーナリストもあまり役にたっていない。

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.0

凄惨な犯罪シーンと大仰な演出と音楽、わかりやすいキャラクターのエンターテイメント作品。退屈はしないけどリアリティはまるでなし。

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

1.5

薄くてお寒いハードボイルド。ストーリーもキャラクターもいまいちでマンガチックで安っぽい。

のみとり侍(2018年製作の映画)

3.0

男娼をテーマにした時代劇とは珍しい。音楽も遊び心があって楽しい。だが阿部寛のモノローグは「テルマエ・ロマエ」の役とダブってしまう。

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.5

ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドという老いて一層魅力的な2人の名優がビンテージなキャンピングカーで繰り出すロード・ムービー。こんな最後の旅は理想的でうらやましい。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしいキャストで描く風変わりな家族の物語。家族や幸福とは何か、貧困と社会問題について考えさせるのではなく感じさせてくれる作品だ。是枝監督の作品の子役は他の多くの邦画に比べ自然で上手いのに感心させら>>続きを読む

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

3.0

密室空間が独特の緊張感をもたらす潜水艦ものサスペンス。ずば抜けた聴覚の分析官が主人公というのが新鮮だ。中盤以降の展開はドラマチックだが、リアリティが薄まったように思う。

カジノ・ハウス(2017年製作の映画)

3.0

娘の学費を捻出するため、友人の自宅で闇カジノを開く夫婦のコメディ。安定して面白いウィル・フェレル主演で、笑いの質はファミリー向けで凡庸だが楽しく観れる。

だめんず・コップ2(2018年製作の映画)

3.0

本国でカルト的人気だったらしい2001年の作品の続編となるおバカ警官チームの脱力コメディ。舞台はカナダとの国境で文化ギャップジョークも満載。

バスターズ(2012年製作の映画)

3.0

安い給料で命を張って仕事をする警察機動隊員たちの現実を描いた作品。人々の悪意と向き合う仕事への誇りと葛藤が、立場や考え方の違う隊員たちそれぞれにリアルに立ち上がってくる。

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

2.5

若松孝二監督に迫る作品だと思っていたが、助監督志望の女性から見た若松プロを描いた映画で拍子抜けだった。政治的運動が盛んだった当時の熱い空気は伝わってくる。

ギャング・イン・ニューヨーク(2017年製作の映画)

3.0

実在のマフィアのドン、ゴッティの半生を描いた伝記的作品。度胸と男気でのし上がり、地元民にも愛された人物をトラボルタが演じる。当時の警察が不当な捜査をしたと匂わせるがそこは掘り下げていない。

歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

3.0

精神病を患う人や病院をテーマにした秀作は多いが、この作品は夏の陽光溢れるロードムービーで、生きる喜びを描いている。ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ演じる女性が面倒くさそうだがチャーミング。この監督の前作>>続きを読む

ダブル・ミッション 報復の銃弾(2018年製作の映画)

2.5

一匹狼タイプの刑事と汚職とマフィアという正統派の犯罪映画でなかなか面白い。だが主演のジャスティン・チャットウィンの演技が酷すぎて浮いてる。

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.5

凝った映像にブラックユーモアと不気味なヒロインのスリラー作品。主演のイ・ヨンエは熱演。先が読めないストーリーで、ミステリアスなヒロイン像も魅力的だ。やや長尺すぎるがオリジナルで面白い。

ヴィクトリア 暗闇からの脱走/カルガ 積荷の女(2018年製作の映画)

2.0

ヨーロッパの人身売買をテーマにした作品。より良い生活を求めて違法に国境を越えたがロシアの犯罪組織に囚われた女性を描く。社会問題を提起する作品としては弱く、娯楽性にも欠ける。

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.0

渋い配役で実在する幽霊屋敷の由来を描くオカルト映画。有名な銃器メーカーの創始者が彼の製品で殺された者たちから呪われるというのは、現代のアメリカの銃犯罪に対する罪悪感なのか興味深い。ホラーとしてはあまり>>続きを読む

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

2.0

安っぽい音楽PVとサイコスリラーを合わせたような映画。ポップなビジュアルと刺激的なシーンでヒロインの「心の闇」を描くが薄くて表面的。

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.0

小さな庭でも優れた観察眼と想像力があれば宇宙のように無限となりうるのだ。右往左往する周りの人達とマイペースの夫婦のギャップがユーモラスで、ゆったりと穏やかな気持ちにさせてくれる作品。

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.5

ミステリとして観ればわりと早くに謎の女性の正体がわかってしまうが、この作品は創造する者の心理を描いているのだと思う。無から何かを生み出すためには自己を客観視する自分も必要なのだ。エヴァ・グリーンの妖艶>>続きを読む

ローサは密告された(2016年製作の映画)

3.0

匂いまで嗅げそうにリアルな夜の街の風景や人々に圧倒される。そして警察の腐敗ぶりは恐ろしい。彼らの現実には嘆く暇はなく頼れるものもない。だが悲壮感はなく、生きるためのエネルギーやたくましさに勇気をもらえ>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.5

盗んだ車でのひと夏の冒険を描いた青春ロードムービー。観終わった後に元気がでるような素敵な作品だ。主演の少年二人は上手いし可愛い。この旅の思い出が彼らのこれからの人生の大事な支えになるに違いない。

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.0

元軍人の強盗団と目的のためなら手段を選ばない刑事たちの駆け引きと攻防を描いたクライム・アクション。悪くはないが何かが足りない。人物像のカリスマや、ストーリーのリズムが単調なところかも。

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

2.5

おませな女の子と不器用な男の子のかわいいロマンスを描いているが、よくまとまったおとぎ話のようで、心に響かなかった。監督のセンスが問われる題材の作品だと思う。

HOSTILE ホスティル(2017年製作の映画)

2.5

異形の怪物を追い払いながら一人で救助を待つ女性が過去を回想するアポカリプス映画。最後にちょっとした驚きが用意されている。

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.0

お互いに思惑を隠しつつタッグを組んだ正反対の性格の刑事コンビのアクション・コメディ。テンポも良く笑いあり人情ありで楽しめるが、リアリティは全然ナシ。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

2004年に実際に起こった事件を基に犯罪組織の抗争と破天荒な刑事が率いる掃討作戦を描いた作品。マ・ソンドク演じる刑事のとぼけたキャラクターがユニークで、血生臭い物語に人間味とユーモアを上手く加えた秀作>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.0

ゴダール監督の2番目の妻の自伝的小説の映画化。彼女の視点から見たゴダールと激動の60年代をポップに描いている。主演のステイシー・マーティンはとてもキュートで、ゴダール役のルイ・ガレルも似てる。革新的な>>続きを読む

ビッグ・マネー 男たちのレクイエム(2016年製作の映画)

3.0

勢いのあるメキシコ映画界からの犯罪映画。グループの5人全員の暗証番号が揃わないと強奪した大金を隠した金庫を開けられないという設定で、この番号を巡る陰謀や駆け引きを時間を行き来しながらサスペンスフルに描>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.0

出演者がほぼアジア系のみというのが新鮮だが、典型的なハリウッド製ロマンティック・コメディ映画。ゴージャスで華やかなライフスタイルが見て楽しく、クセの強い脇役たちのキャラクターも面白い。

ハイエナたちの報酬 絶望の一夜(2017年製作の映画)

2.0

この監督の「13/ザメッティ」が新鮮で面白かったので期待したが、印象に残らないい凡作。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

じわじわとゆっくり迫る不気味さといきなりくる戦慄のシーン、評判通りの怖い映画だ。キャストと脚本だけでも十分佳作だろうが、演出が素晴らしく効果的。残虐シーンと驚かせ効果音で怖がらせるホラーとは別物の秀作>>続きを読む

リアル(2016年製作の映画)

3.0

スタイリッシュで近未来的な映像が印象的な作品。話が進むにつれて疑問が湧いてくるストーリーの展開も面白い。だが最後まで明白な解説はなく、観客に推測させるようになっているところが評価が分かれるかもしれない>>続きを読む