映画人間さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.9

エンドゲーム以降ではかなり良い出来だと思った。そして他のマーベル作品の影響を受けずに、しっかりとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで三部作を飾れたのは素晴らしかった。終始、マックスの話に焦点を当てすぎ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

ゲームへのリスペクトを強く感じ、色々な要素が出てきたのは楽しかったが、そういった前提がなく、映画単体として観ると、色々と物足りなさを感じた。まずピーチ姫が強すぎて、マリオの頑張りや能力が見劣りを感じる>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.6

スターサンズらしい、エンタメ×メッセージ性の掛け合わせが弱い印象だった。メッセージ性が強く、更には映画の舞台は暗く、横浜流星以外は爽やかな俳優もいないので、インディペンデントな作りであった。スターサン>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

評判ほどでは無いが、約2時間の映画の尺で、様々な要素が上手く収まっていた。最初から最後まで何も考えずに観ることができ、ポップコーンを片手に観る娯楽映画としては最高では無いかと思った。お笑いのセンスも高>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

老人の介護をテーマにした、思っていた以上に生々しい作品であった。”救済”という言葉を掲げて、42名もの方々を殺害した役を演じた松山ケンイチは、デスノートのL役のようなハマり役であった。対する冷静沈着な>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

コナンのオールスターとも呼ぶべき、人気のキャラクター達が大集結した作品だった。蘭姉ちゃんはもはや格闘キャラでしか無いのは笑ったが、規模感も大きく、何よりも灰原とのやり取りが最高であった。もう少し黒ずく>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

1は観たことがないが、前作が話題になっていたので本作を観ることに。アクションとコメディーが織り混ざった構成だが、独特なテンポ感が妙に合わなかった。二人が何故ここまで強いのかも全然分からず、敵キャラの深>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

ナイキの伝説的なシューズ”エア・ジョーダン”誕生秘話に焦点を当てた本作。国内外を問わず企業モノが大好物なので、本作もワクワクしながら観ることができた。マット・デイモン演じる主人公の仕事にかける情熱が凄>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

すごく地味で、大きな出来事は起きないのだけど、それが人生なんだと感じさせてくれる作品。リメイクの元となった黒澤明の『生きる』はまだ観ていないが、恐らくイギリス風に上手く再現されているように感じた。若造>>続きを読む

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.4

予告編での違和感が本編ではずっと続いていた。とにかく謎設定の本作だが、主演の二人がしっかりと登場人物になりきっており、その部分で救われたように感じた。特に今田美桜はここまで演技ができると思わず、ちょっ>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.3

ウルトラマン×スーパー戦隊×エヴァンゲリオン×プリキュアのような、大変カオスな作品であった。シリーズモノと知らず、冒頭は置いてけぼりになるが、中盤以降で徐々に物語の内容をつかみ始める。しかし、終盤では>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

良く言うと、かなり監督の自由にやらせている印象で、悪く言うと自主映画のような作品だった。シンゴジラやエヴァンゲリオンなど庵野監督の作品は大好きだが、シンウルトラマンに引き続きで本作はあまりはまらなかっ>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.3

宣伝の通り、お金が掛かっていることは伝わってきたが、話のスケールは小さく、やっている事もただの夫婦の戯れごとでしかない印象であった。綾瀬はるかの演技が上手いので多少は観れたが、木村拓哉の演技というか演>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

予告編である程度地味な感じはしたが、本編はそれを上回る地味さであった。スティーブンスピンバーグの子供の頃の自伝的作品であるが、話の内容が良く観るアメリカの学生モノでしかなく、肝心の今まで手掛けた名作の>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.8

実在の人物を取り上げおり、この事件の事をあまり知らなかった自分に少し恥ずかしさを感じた。東出さんの演技はあまり好きな方では無いが、本作に関しては非常に役柄と相性が良かったように感じた。また三浦貴大の演>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.0

かなり良く練られた脚本で、流石池井戸潤原作の作品だと思った。思った以上に阿部サダヲ演じる主人公の登場比率は少なかったが、周りの主要キャストが凄まじい方々ばかりで最後までその演技力に圧倒された。話のスケ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

予想通りか予想以上にかなりぶっ飛んでいます。脚本はハチャメチャな気がするが、美術や照明などの技術であったり、役者の演技力で最初から最後まで突き進んでいた。マルチバースの使い方は予想と違い、規模感は小さ>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

まず驚くのが、ゲイカップルのセックスシーンだ。劇中に何ども登場し、かなりリアルで生々しく描かれていた。だが、主演の鈴木亮平と宮沢氷魚の身体が美しく、イヤらしさはありながらもずっと見ていられるような映像>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

2.7

元々観る予定は無かったが他人に勧められて見ることに。現状では今年ワーストで久々にここまで酷い作品を観たと思った。まず話が散らかりすぎていて、登場人物が多いのは良いが、誰にも焦点がいっていないような気が>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.6

狂気的な映画だった。他の映画ではありえない描写が続き、とにかくハチャメチャという言葉が似合う作品であった。ただ、中盤以降は映画業界で生きる女優やプロデューサーとしての話に移り、良くも悪くも一般的な系統>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

必ず映画館で観るべき作品だと思った。特にドルピーアトモスとの相性はすさまずく、まるでライブを観ているかのような鑑賞体験だった。約2時間という尺の中で、主人公をはじめとした仲間たちの成長劇を見事に描いて>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

久しぶりに王道のアベンジャーズ作品を観た気がした。強大な敵と一緒に戦う仲間たちという構造が懐かしかった。最近の作品にありがちな敵キャラにも共感できる要素は無いので、ずっと主人公たちを応援できた。ただ、>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

3.7

いわゆるワンシチュエーションモノで、最初から最後まで飽きさせない工夫が見られた。ギャガ配給であまり予算は無いように思えるが、マンホール内の美術はかなりリアリティがあって、良い意味で気持ち悪さが漂ってい>>続きを読む

スクロール(2023年製作の映画)

3.6

今をときめく役者が勢揃いして、演技は素晴らしかったが、いかんせん雰囲気が強めで、肝心のメッセージ性が上手く伝わらなかった。4人の登場人物それぞれの視点から物語を描くが、その設定が上手く絡み合うこともな>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

評判通り、非常に丁寧に作られている印象だった。登場人物をなるべく少なくし、主人公のケイコの仕事場での風景だったり、家族や友人とのたわいも無い会話など、敢えて主軸となるボクシングとは関係の場面も長く描い>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.5

シリアスさもコメディさも、どちらも中途半端な印象に感じた。主人公の青年は何故頭が良いかも説明が無いし、もう一人の主人公である女性が自分の体型にコンプレックスがある事に対する葛藤も描き方が薄いと感じた。>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.6

結構評判が良いのと前から気になっていたので鑑賞。序盤の逃げ続ける主人公には同情できる部分もあり楽しかったが、中盤以降でリズムが崩れ、よくある話の展開になったのが残念だった。主人公が何故働いたり努力をし>>続きを読む

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.3

予告編でも感じていた通り、福田監督色は他作品に比べるとかなり薄かったように思える。序盤から色々と展開が変わり、本作の軸は不明確なように感じたが、良い意味で言うと最後まで飽きずに観られると言うことかも知>>続きを読む