ガクさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.9

特殊な状況下でのドラマなのに、脚本に無理がないのでスッと入ってくる。マーサ・プリンプトンとリバー・フェニックスのカップルかっこいい。BGMも良かった。ラストの『Fire and Rain』も良い。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

違和感ゼロのマリオ達のキャラクターの造形と、Nintendoゲームまんまの世界観と、ゲーム音楽が見事に映像化されてて、楽しい映画だった。黒目の揺れの表現とかも凄かったなあ。
一方で、全体的なストーリー
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

続編だからと言って説明に時間を割いてないので、ファーストシーンから楽しめる。不自然なストーリーが無かったのも良い。悲しい時は泣いて、楽しい時はダンスして、愛する人が集まったらハグをして、そういう普通の>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

国民的アニメの映画版で、リニア鉄道の危険性に目を当てる脚本がロックで良かった。一方で、リニア鉄道という室内劇としては犯罪者側の動機と周到性がイマイチなのが影響したのか、退屈だった。また、赤井家のスキル>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

80年代のアメリカンドリームの内情というか。現代のSNS時代になってより身近になったバズりの裏側が見れた感覚。
日本の企業も、解雇されてもまた良い職に就ける土壌があれば、これくらいクレイジーな決断して
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

ハリウッドの映画作りってこんな感じなのかなと、楽しく想像しながら観た。自分もロサンゼルスに留学したのでちょっとわかるところもあって、生まれた境遇が映画人な人がいたり、隣に座った人が有名人だったりと、分>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.7

大人向けに作りつつ、やたら子供向けに作っているシーンもあって、全年齢向けを対象にする映画は大変やなと思いつつも。
昔のコナン映画みたいにもうちょっと監督のエゴを出しても面白そうやのになあと思った。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

美容師さんにオススメされて鑑賞。
テンポが良く、登場人物の相関図と物語の動かし方が面白かったし、野村萬斎の不思議な魅力に溢れた映画だった。舞台と映画の間のような不思議な映画だった。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

よくわからないけど映画を観終わった後には息を呑んだ。頑固というよりかは運命とか使命とかに支えられた人の意志の強さを登場人物全員から感じた。

何かと白鯨に絡んだ内容だったが、内容だけでなく、気管が詰ま
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

赤いマントをずっと着てる少年とその言動が古臭い。スーパーヒーローも、アメコミ詳しくないのでどっちが先か知らないが既視感あるアクションをするキャラばっかり。王冠のくだり長い。ジョークも冴えず、全体的にイ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

感受性の高い芸術肌の母と、GEやIBMに勤めれる高いレベルの技術者の父を持ち、WW2最大の勝ち組である米国で、同じユダヤ系が集まるハリウッドに、幼少期に映画に対する鮮烈な思い出がある青年が向かっていき>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パク•チャヌク監督作は『オールド・ボーイ』と『お嬢さん』の2作しか観ていないが、今作は後者と似た、谷崎っぽい雰囲気(陽よりは陰で、湿っぽくて、艶かしい)の作品だった。

説明を省いてスーッと次のシーン
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.7

戦争がもたらした二次被害が、片田舎で広がり、一世代下の人々に受け継がれ、そういった人達がベトナム戦争に向かった事実を初めて知った。また、先の牧師であるロイ牧師が神々の沈黙に対して足掻く発想のイカれ具合>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

『2001年宇宙の旅』は一つのタイムライン上での話で、この映画は無数のタイムラインが存在する多次元宇宙の話。50年経って、随分未来への感覚が変わっている気がする。
また、MCUで繰り広げているマルチバ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.1

今泉監督の作品に対して斜に構えてたけど、この作品はめちゃめちゃ良かった。原作が良いのも有るけど、それをしっかり引き出してた。どのキャラクターも憎めなくて、何か手助けしたくなる。人間が持つ様々な愛情の良>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

異生物とか宇宙人とか速い乗り物とか、何かの二番煎じにしか見えない。せっかくの量子世界に来たのにつまらん。マルチユニバース、全然ワクワクしないけど大丈夫か。
マーベルは普通の人がヒーローになっていく所が
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バビロン(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『雨に唄えば』で描かれた内容を軸に、ハリウッドドリームを描いた『ラ・ラ・ランド』とは対になるようなリアルなハリウッドを、さらに『セッション』の熱いラストを冒頭に持ってきた様な作品だった。相変わらず音楽>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.7

セス・ローゲンがこれ以上のコメディ映画はまだないと言い放って、それを賛同する声がSNS上にあがっていたので気になって見てみた。

中盤とは全く違うラストの爽やかさが最高やった。今考えたらかなり豪華メン
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

イギリスの一部でありながら内戦にすら興味のない島民達の態度で、本島との距離が伺える。1920年代の離島であれば技術発展も行き届いていないだろう。そんな極限に閉ざされた環境では、他人へのちょっとした意地>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.6

エンニオ・モリコーネの凄さが少し理解できた一方で、イタリア人の口調のような止まらない編集で観るの結構疲れた。

個人の意見やけど、セルジオ・レオーネ監督はノスタルジーな作品が多い気がする。モリコーネは
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チャップリンの霊泉(1917年製作の映画)

3.6

もし飲むと治療できる温泉にお酒が充満したら、とかマッサージ師がレスリング対決とか、漫才アイデア満載やなあ。回転扉ネタはちょっと長かったけど、一個一個変えてるのは凄い。

チャップリンの勇敢(1917年製作の映画)

3.6

サクッと観れる内容。この作品が100年前と思うと感慨深い。貧民街のボスの眉毛や目の周りのメイクは歌舞伎モチーフなのか?笑
相変わらずチャップリンのアクションが華麗。ガス灯使って人を倒すアクションシーン
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

山王戦を何回読んだ人でも楽しめる、むしろ山王戦がより良くなるサイドストーリーと作画で、意味のある映画化になっていた。その時点でこの作品は素晴らしい。

無茶なセリフや過剰な演出を抑えて、絵メインで表現
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.8

今年のクリスマスムービー!2016年、人生で初めてブロードウェイで舞台を観たのがこの作品だった。その直後から"Naughty"と"When I grow up"の二曲や演出が大好きだった。そしたらこの>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

IMAX 3Dで鑑賞。
『タイタニック』はもちろん、『ターミネーター2』、ランボー、『地獄の黙示録』、スターウォーズ、ジュラシックパーク、白鯨など、個人的にオマージュだなと感じるシーンがいくつもあった
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.8

凄すぎてストップモーションと思えない出来。アニメに見えた。セットもかなり精巧で、キャラクター達がそこにいる感覚がすごくあった。

ストーリーの大枠は『パンズ・オブ・ラビリンス』に似ている気がする。主人
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

あまりにもストレートな震災の表現にドギマギした。秒速五センチメートルでの時間の描かれ方は本当に悲しいと言うか儚くて、後戻りの効かない装置だったが、本作でもそれは同じだった思う。そんな新海誠にとって時間>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

宇宙と量子世界の次は海の世界。アントマン観てたときに次は何の世界かと思っていたが、まさか海だったとは。

今回も街中でのカーチェイスシーンが良かった。

水爆弾怖い…🥲

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

地獄絵図。主人公常に泥まみれ。
リアルな描写だったと思う。
戦死しても『西部戦線異状なし』と言われて送り続けられたドイツの青年たちの対には、同じく東部戦線異状なしとして送り込まれたフランスやイギリスの
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

誉田哲也『背中の蜘蛛』を読んでから、スルーしていた本作に興味が湧いて観てみた。
テンポの良さとスリルがある演出が良かった。今現在のサイバー戦争は、この先はどうなるのか。アメリカの覇権は今後移るのか??

ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.7

大衆の動き方に宮崎駿を感じたり、音楽にジョン・ウィリアムスを感じた。

チャールトン・ヘストンがめちゃくちゃイケメンで、私生活でも亡くなるまで誠実な人だったそうで、好感度高い。

ありえない位の数のエ
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.7

ヘンテコな映画…。
大量生産に対するユーモアの取り入れは『チャーリーとチョコレート工場』に通ずるものがあった。

ブロンド(2022年製作の映画)

3.7

マリリン・モンローの陰鬱な人生を追体験できるような、嫌な気持ちになる映画だった。笑

観てて全く良い気にならないけど、でも意図的にそういう演出をしているだろうと言うとこがあるので、良くできた映画だなと
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず初めに、良い意味で全然スリラーじゃない。宣伝マンが困ってスリラーという枠に嵌め込んだにすぎない。

https://www.cineuropa.org/en/interview/407660/
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.8

新しいタイプの物語を観た気分。最近情報が廻るスピードが速すぎるせいで、エンタメ業界が客観的に過去のエンタメ業界がやってきた事を直視してそこから如何に脱却するかの競争になっている。いや、もしくは映画の価>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.4

全然面白く無いこの映画に主演級ハリウッドスターを4人も突っ込めるの凄い。笑

輪廻転生したら職業SNSコンサルタントになりたいなあ