ガクさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.7

クルエラに向けて初鑑賞。
どうやら子供の時には『101』を観ていたようで、こちらではなかったみたい。

101匹分の犬を描くというのは、まさしくクルエラのラストシーンの狂気の様だったのかも知れない…笑

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

フランス革命を描いている作品かと思っていたら、その後の時代を描いていた事にまず驚き。Wiki見てるとフランスってフランス革命から第五共和制に至るまでの長い間、庶民にとって辛すぎる世界だったことが窺える>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.5

ザック・スナイダーの映画ってなんでこんなに長く感じるんかな、題材良いのに…ビジュアルも良いのに…

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.6

ロサンゼルスに居た時色んな映画館での宣伝を見かけたが、観るかどうか悩んでいた矢先にコロナでロックダウンが始まって観れていたかった作品。
ロサンゼルス的な夕陽と安っぽい紫の照明が良い雰囲気を与えているが
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.7

リチャード・マッデンとリリー・ジェームズのディズニープリンス&プリンセス感が良かった。一方で押し付けがましい価値観の提示がいかにもディズニーらしくてちょっと残念。王子、シンデレラ、継母の3人がキャラ濃>>続きを読む

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

3.6

先日観た『招かざる客』と会話劇として比べると少し物足りない。題材としてはスリリングで奇妙なはずなのに。詩的な会話は少し難解でわかりづらい。キャサリン・ヘプバーンのラストの退場シーンが1番狂気。

招かれざる客(1967年製作の映画)

4.2

理想主義者達によって作られたこの作品を通して、自分もまた理想主義者であることに気付いた。勘違いされたら困るが、理想主義者だからと言って現実を見ていない訳ではない。酷い現実を見て知って、いろんな解決方法>>続きを読む

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

4.1

白人至上主義者達の狂気がかなりリアルに伝わってくる。その狂気に対抗するような、シドニー・ポワチエの堂々とした演技がかっこいい。公民権運動の緊張具合がそのまま映像に現れているからか、ドキドキしながら観て>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

滑り台を叩くシーンとラストの外付けヘッドセット?を取ったシーンが個人的にかなり良くて、うわっとなるくらいだった。他のシーンは少し冗長に感じた。
かなり絶望的なシチュエーションが多く、観てて疲れる。誰か
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

パターソンのカップルが何故同居してるのか・カップルとして成立してるのかが分からずにモヤモヤ。別れの前の物語なのかもと思ったり。何故って、料理もDIYセンスも仕事後の会話も、何もかも楽しめていなくてセッ>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.6

観る前に事件が。
IMAXで観るべく気合を入れて深夜0時に予約購入したチケット。当日発券しようと思ったら別の映画館のチケットと勘違いしてて発券できず。引き下がる訳にも行かないのでまたチケット購入。IM
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

a24が見つけてくる10代の俳優達は脚本にすごくマッチしてると思う。多感な時期に全てを曝け出すような内容を堂々と演じる子達が本当に凄い。中学時代のVlogとかマジで黒歴史過ぎる。自分のなら絶対観たくな>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

イントロでWhen the Morning Comesが流れて、知らない曲だったけど、この映画は面白くなると直感した。『フロリダ・プロジェクト』のCelebrationと同じくらいのインパクトだった。>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

テンポ良く爽快なストーリーで脳を一切使わせない構成は金晩にぴったり。
リースヴィザスプーンの顔苦手やったけど、映画が進むにつれて好感が持てて、ラストシーンに関しては可愛く見えた。笑
UPS guyがネ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

こういう生き方があるのかと驚いた。主人公が若ければ一時の気の迷いかとも取れるが、夫を失った中年女性であれば、ノマドとして生きていくという決意を感じる。劇中の言葉でもあったが、たしかに開拓民のような生活>>続きを読む

トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.4

アメリカでプチヒットと聞いたので少しワクワクして観たけど、中々に寒い映画だった。ここ笑うとこですよ、みたいなシーンが多くて全然笑えず。

マイケル・ペーニャとケン・チョンを出せばコメディ面はオッケー、
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

倉庫が焼け落ちた翌日に家族で雑魚寝しているシーンで、ハッとした。久しぶりにA24の作品を映画館で観ているのだという気持ちになった。

移民はセリ(ミナリ)みたいに生きていけるという希望なのかな。でもあ
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.6

インドの若者の生き辛さが伝わる。
主人公が中々主人を裏切らないのが少しフラストレーションとなり、間延び感が否めなかった。設定が面白かったので、もう少しテンポ良ければな、と思う。

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.7

Disneyの新作なのに公開規模が小さくて、
この日も1日に一回の上映。席はほぼ満席。

アジア的な造詣だが、古今東西入り乱れるストーリーで、中々に複雑な作りだった。
(洗礼の儀式に見える儀式や、桃太
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

3.6

観るのを楽しみにしていた映画ではあるし、要所要所は楽しめたが、全体的に長くて退屈だった、、

英国紳士の紳士っぷりと各国の風景は一見の価値あり。脚本はイマイチ。

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マ・レイニー、何故ここまでエゴを貫き通すのかと最初イラついていた。ただ自己中心的なキャラクターだと思っていた。なぜなら彼女はおそらくレズビアンで、お付きの女の子に色目を使うレビィに嫉妬して難癖を付けた>>続きを読む

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

生まれた年代だからか、90年代のヒューマンドラマ映画にはノスタルジーに浸ってしまう映画が多い。

この映画の音楽や光の柔らかさ、町、車、服装、全てがどこか懐かしくて愛おしい。
嫌な人が出てこない所も良
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの郊外ってちょっと車を走らせたらだだっ広い自然があるから、ヨーロッパが持つ森への畏怖というDNAが横流しされてきて、映像にもよくそれが出てる。
デールがあそこで殺されるとは思わんし、デイビーが
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麦秋(1951年製作の映画)

-

何も起こらないと言えばそれまでなのだが、そんなことはない。家族という存在のお節介さや憎めなさが良く出ている。小説を読んでいたら感じる空気感みたいなものがこの映画から醸し出されてきたが、それはかなり凄い>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの始まり方カッコ良い、、
ストレンジャーシングス並みの3世代を交えたストーリーに展開に社会問題も盛り込んで、緻密で、演技も良かったし、主題歌も良かった。『ローグ・ワン』とか『シング・ストリ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

主人公の年齢が近い分、状況的に共通する所が多すぎて、むず痒くて恥ずかしくて気不味かった。絹ちゃんの側で物語を観ていた。麦くんは本をたくさん読んで、そこで色々得るものがあるはずなのに、どうしてあんな発想>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

裁判物は苦手かと思ってたけど、この作品を機会に意外と面白いんじゃないかと思い始めてる。

ユーチューバーみたいなマシンガントークで息をもつかせぬ展開やし、キャスティングに妙な説得力があって、特にジョゼ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まじで映画館で観なくて良かったーー
それか逆に映画館で観て最高に嫌な恐怖体験をすべきだったのか、、笑

チャーリーの頭が無くなるシーンはまさにジェットコースターの、坂を登り切って落ちる瞬間で、そこから
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.5

自分の思うジブリらしさは無かった。

アーヤに褒められるとコロッと態度を変える人々しかいない。大人達は子供じみていて、アーヤだけが大人かと思えば、やはり根本は子供っぽくて、キャラクター全員が浅はかに見
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真実(2019年製作の映画)

3.7

正直、是枝監督には何か怒りを持って社会問題に取り組んで行くような作品が良いと思う。

寝落ちしそうなコンディションだったので登場人物たちの行動をメモしながら観ると、割と慌ただしい展開で、細かい演出は流
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.9

最近ワンピースを読んでいて思ったのが、一コマ一コマを無駄にせず、寧ろ伝えたいストーリーに対して少し窮屈というくらい濃かった。

ビリーワイルダーもまさにワンシーン毎の濃さがすごい。フリとオチがあり、テ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.7

デニーロ演じる主人公は、自己中心的でナルシストなどうしようもないヤツだが、どこか自信が無い。それはジョーペシが演じる弟にも当てはまる。生い立ちが描かれていないので、なんでそうなったのか謎。

ブラック・ビューティー(2020年製作の映画)

3.3

これを観た自分も悪いが、典型的なストーリー、キャラクターのオンパレードで観るのがかなりきつかった。
マッケンジー・フォイは美しいが、『くるみ割り人形』といい本作といい、少し彼女の宣伝映画になり過ぎてる
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新年一発目はこの重い映画から。

コロナ禍において、ダニエルブレイクのような人々はどうなってるのかと想像すると本当にやるせないし、何のために人類は文化や科学技術を進歩させて来たのかまったく分からなくな
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分はまだ20代やけど、中年の危機が起こった時に改めて観直したい。
その時にもっと胸に沁みる作品になってそう。脚本上手いなあ。

それにしても、ロサンゼルスにいる時映画館でこの映画の予告編をよく観てい
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

4.0

今年のクリスマス映画に鑑賞。

昨年のロサンゼルスでのクリスマス時も『素晴らしき哉、人生』と同じくらい上映されていたのでちょっと気になっていた。

小人だらけのエルフの中に、190センチもあるウィル・
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