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ウォン・カーウァイのスタイルが確立された記念すべき作品。クリストファー・ドイルの撮影による独特の画は今でも色褪せない。セリフがキザで いちいちカッコつけているのが段々とクセになってくる。奇跡的なバラン>>続きを読む
『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚だと思っていたら違った。繋がりを感じなかったのは どうやら『夢のチョコレート工場』(1971)寄りの作品だからということらしい。なのでティム・バートンとジョニー>>続きを読む
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ブラッドリー・クーパーは音楽映画が お好き。スコセッシとスピルバーグが製作に名を連ねる強力な布陣でレナード・バーンスタインの半生を描く。監督・脚本・製作・主演のフル稼働で見事な指揮まで披露しちゃうブラ>>続きを読む
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『ルクス・エテルナ』でもキツかったのに上映時間148分で2分割とか正気か?ギャスパー・ノエの新境地と言われれば そうなのかもしれないが こういうのは求めてないというか何というか… 認知症の演技が凄い。>>続きを読む
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ポスターの『英雄か、悪魔か』というキャッチコピーを見たら そりゃホアキン・フェニックスの怪演を期待して観に行くしかないじゃないか。マリー・アントワネットの処刑からナポレオンが亡くなるまでをまんべんなく>>続きを読む
今までの北野武監督作品と比べると予算と人が大幅に増加した印象を受ける大作だった。キャストは北野組総出演で監督の人望を感じる。『首』で描かれる武将たちは英雄譚として語り継がれてきた物語に登場するような人>>続きを読む
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ずっとタバコ吸ってた。ここまで煙に まみれた日本映画は初めて観たかもしれない。脚本家・荒井晴彦がピンク映画への鎮魂歌として自ら監督した大人の映画。簡単に言うと偶然出会った2人の男が元カノの思い出話をす>>続きを読む
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ガッキーの出演しているドラマ・映画を観てこなかった人生なので これが初ガッキーだった。パブリック・イメージを逆手に取ったような陰のある役柄で良かった。自分が信じているものだけが正しいと思っている原理主>>続きを読む
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マーベル印のシスターフッド・ムービーだった。『キャプテン・マーベル』と『ワンダヴィジョン』と『ミズ・マーベル』が繋がる続編ということで お前ら3作品とも ちゃんと観てるよな?を前提に繰り広げられるスト>>続きを読む
フランスでは結構なヒットを記録したそうで なるほどオシャレな犯罪喜劇で面白かった。前半までも十分楽しかったが後半にイザベル・ユペールが登場してからは彼女が流石の存在感で全てを持っていった。胡散臭い人物>>続きを読む
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久しぶりの国産ゴジラはハリウッドにも引けをとらない迫力のVFX大作。CGのクオリティは素晴らしいものだったと思うが映像で魅せるタイプの映画で それ以外は台詞がクサかったりオーバーリアクションだったり気>>続きを読む
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またデヴィッド・フィンチャーのことが好きになった。最初はザ・スミスがミスマッチに感じたのに段々と馴染んでくるのが不思議。その頃には完全に虜になっている。冒頭から続く主人公の語りがフラグ立ちまくり。我慢>>続きを読む
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良い意味でクサいのが石井裕也監督作品の魅力だと思うので こういうの好き。人間みんな俳優とか暴論だが分からんでもない真っ直ぐな台詞がたくさんあって良かった。業界の波に揉まれる主人公は監督自身の経験が基に>>続きを読む
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『七人の侍』とほぼ同じ上映時間なのに途中休憩無し。『アイリッシュマン』もそうだったけど近年のマーティン・スコセッシ監督は大作志向が より強まっているような印象を受ける。世界的巨匠が大手ストリーミングサ>>続きを読む
ゴジラとスター・ウォーズという巨大フランチャイズを任された監督のオリジナル作品なんて期待せずにはいられない。やりたいこと全開の映画になるのかと思ったら けっこうローグ・ワンだった。ブレードランナーの延>>続きを読む
既視感満載!だけど観ている間は楽しかった。もはや お約束だけで構成されていると言っても過言ではないガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムが5度目のタッグを組んだスパイ映画。2人の久しぶりの顔合わせ>>続きを読む
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登場人物全員ちょっとおかしい。みんな本音を簡単に語りすぎている気がした。普通は こんなに簡単に自分の心の内を他人に話さない。森の中にある施設はホラー映画みたいなオーバーな演出が引っかかった。明らかに不>>続きを読む
めちゃくちゃ音楽映画だった。スワロウテイルを初めて観たときのピュアな気持ちは最早 私には微塵も残っていないが どうやら岩井俊二監督は未だに現役のロマンチストで音楽の持つ力を信じているらしい。アイナ・ジ>>続きを読む
頭で考えずに昭和の終わりの東京銀座を楽しむ。夜の街のギラギラした雰囲気は どこか懐かしくもあり もはや異国的にも思える。ここでも また、古き良き時代への憧れを感じる。池松壮亮をはじめキャストも皆キマっ>>続きを読む
失礼ながら これがシネコンの割りと大きいスクリーンで観られるのが意外だった。良い意味でミニシアターが似合う作品だと思ったので不思議な感じがした。居心地が良いわけでは決してないが好きな雰囲気だった。リリ>>続きを読む
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デンゼル・ワシントンが ずっとカッコいいシリーズ第3作。ジョン・ウィックとは逆に どんどん上映時間が短くなっている。作品のスケールが小さくなっているわけではなく無駄を削ぎ落としたシャープな印象を受ける>>続きを読む
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ストーリーは やや荒削りだが それを上回る熱量を感じる作品だった。80年代の軍事政権下を背景にサスペンスとアクションを これでもかと詰め込んだ韓国映画。イ・ジョンジェが監督・脚本・主演を務めており映像>>続きを読む
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なんか ごちゃごちゃした映画だった。主演の安藤サクラと山田涼介のキャラに全く共感できず感情の動きが不自然に思えた。隣に絶対ジャニオタであろうマナーのよくないオバサンが座っていたのだが岡田准一が出てきた>>続きを読む
コカインでハイになった熊が暴れまわる楽しい映画。製作にスパイダーバースのフィル・ロードとクリス・ミラーが名を連ねているので間違いない。キャラの濃い登場人物たちが次々と熊の餌食になっていく。あき竹城みた>>続きを読む
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シリーズを重ねる毎に上映時間が長くなるのは良い傾向だと思っているのだが大阪コンチネンタルのパートは無くてもよかったかも。あそこを省いて初めからベルリンへ飛んでいれば真田広之は死ななかったのに。狡猾な悪>>続きを読む
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みんな!ニール・ブロムカンプが万人受けする映画を作ったぞ!王道ストーリーの熱いドラマで楽しい。そしてヤン・マーデンボロー本人がカースタントを務めているという驚き。グランツーリスモは正確にはレーシング・>>続きを読む
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名探偵ポアロ対ミシェル・ヨーかと思っていたら違った。前2作とは だいぶ趣の異なるホラーチックな仕上がりでカメラワークもホラー映画寄り。胡散臭い霊媒師に幽霊なんて出てきたら ちょっと白けそうだなと観賞前>>続きを読む
『A』や『FAKE』など社会性の強いドキュメンタリーを手掛けてきた森達也監督初の長編劇映画。重くて暗い映画だけど意外と観やすかった。事件については全く知らなかった。学校では教えてくれない歴史を知る良い>>続きを読む
サイコスリラー調のストーリーは少しばかり暴走気味で探偵モノである意味が失われつつあるものの山口智子の妖艶な魅力と夏川結衣の健気な姿がシリーズを盛り上げる完結編の三作目。雰囲気で半ば強引に物語が展開する>>続きを読む
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どこか決定打に欠ける映画だった。じわじわと面白くなっていくのを期待したのだが あまりハマらなかった。なぜだろう。住宅展示場のおっさんのミスリードとか いまいちだった。斎藤工は映画好きなんだろうな。
インドのアクション映画のやり過ぎな感じ最高に好き。リアリティとは無縁の超絶アクションの連続で めちゃくちゃ楽しい。正直ミッション:インポッシブルっぽさは拭えないが細かいことは気にせず怒涛の お約束に身>>続きを読む
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作品を重ねる毎に どんどん箱庭的な世界観に磨きがかかっている。今作は劇中劇のスタイルなので良い意味で作り物感のあるセットが映画に素晴らしい効果をもたらしていたと思う。常連キャストも初出演のスターも監督>>続きを読む
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なんか皆 自分勝手に生きていて面白かった。日本のボクシング映画いいな。横浜流星も佐藤浩市も良かった。窪田正孝のナメた感じも好きだった。最後のスローモーションが やけに長かった。他のファイトシーンが良か>>続きを読む
タイトルからも原点回帰を思わせるデヴィッド・クローネンバーグの新作がようやく日本公開された。しかも久しぶりのボディ・ホラーということで期待値は上がる。アナログ感のある近未来ビジュアルが気持ち悪くて最高>>続きを読む
男の子拐われすぎ。行定勲監督にアクション映画のイメージは無かったので新たな挑戦という感じなのかもしれないが やはり得手不得手というものがある。長谷川博己と吹越満が対峙するシーンは渋くて良かったが全体的>>続きを読む
カラーになったシリーズ第二弾。相変わらずキマってる。マイクの過去が少しだけ明らかになるのだが結局、母親が幼い兄妹を残して姿を消した理由は よく分からなかった。時代に取り残された人たちの哀愁。メリーさん>>続きを読む