はのかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.8

閉塞感、出口のわからないトンネルをくぐっている時のような不安に満ちている。思い出は特別美しく見える、叶ったかもしれない未来や奇跡を後悔して仕舞い込みながら生きていくしかないんだなあ 普段きれいだと思っ>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

2.0

ベンみたいな上司がほしい~!かっこよすぎるしかわいすぎる…テーマや構成が少し散らばっててわかりづらかったかも

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

土埃をあげてがたがたと車が行く、自分に土をかぶせてくれる人を探す主人公は何度も断られる。なにか寓話のような、不思議な雰囲気で、淡々としていつつもひきこまれた。ほとんどが車内でのカット。面白い。オムレツ>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.8

面白かった…頭がいいのか悪いのか、悪事には向かない、才能の無駄遣い…ムレーナに褒められちゃうところうっかり感激しちゃった

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

テンポのよいコメディ、面白かった…!刑事なのにチキン屋さんが繁盛しちゃうのが楽しいし、チキンも焼肉も食べたくなった 特別採用からの全員強い!!!が爽快、たのしい映画

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

2.0

わからなかった…美しかったけど難解すぎた…AIの故障や反逆は怖いし今観ても新鮮に思えるのがすごい

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

1.2

これはもうホラーだし、ほぼ史実というのも胸糞悪い…王もお家もひどすぎるしアンの囁きは悪魔みたいだし短絡的で、王妃とメアリーがあまりに可哀想、母君が冷静なのが救い
時代に、王に、父の決定に、逆らえない女
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.0

史実に着想を得たフィクション。
表面張力ぎりぎりの今にも溢れそうな心、不安、孤独、神経質な視線や仕草…がとても丁寧に描かれている。嫁ぐことって本当につらい、それが冷たく自由のない王室ならなおさら、個人
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.0

湖水地方の秋の始まりが美しい。少ない台詞で淡々と進むのは、サムにとってはこれからを過ごすための旅、タスカーにとっては、終わりの旅。だんだん自分じゃなくなっていくのって辛いよね、最愛の人にそんな姿を見せ>>続きを読む

かもめ(2018年製作の映画)

2.0

映画が悪いんではないけど、好感の持てる登場人物がいなくてしんどかった… 昼の食事やお茶、落ち葉の敷き詰められた森、湖、夜の蝋燭の灯り、カットはすべて美しい

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

とても静かな映画で、波の音、暖炉の音、キャンバスをなぞる筆の音が響く。暖炉で静かに燃えていた炎は、中盤で大きな焚き火となり、彼女に燃え移る。決して振り返ってはいけないのはどちらなのか…思わず振り返って>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

気難しく、実直な話し方、格好良いオールドマンお爺さん、初めて信じた、初めて恋をした、初めて心の奥底の、女性の肖像画ばかりな部屋を見せた相手にも、親友にも騙されたと知る結末があまりに切ない… 青年もク>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

美しい画、長回しのカットもすごくよかった…
5人の姉妹で若草物語やヴァージンスーサイズを思い出した、少女たちのくすくすと笑う声が可愛らしい
この時代、結婚がすべてと言っていいほど大事なのはわかるけど、
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つぐない(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

BGMとして差し込まれるタイプライターの音がいいなあと思っていたら、償いって、そういう意味なのか…と、暗く沈んだ気持ちになった
最後にみえるコテージ、はしゃいで海で遊ぶ2人が、ブライオニーにできる唯一
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.6

愛すること、難しいこと、それでも自分が自分であり続けるために道を選んでいく。衣装やインテリアがシックかつ可愛い。蝋燭の灯りが美しい。こんなにエネルギーがあって、パワフルで、自分を曲げずに生きていけたら>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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淡々とあたたかにつづられるからこそ先のことが恐ろしくて、あの年のあの8月が来なければいいのにと思いながら見てしまう 
すずさんののほほんとしたしなやかさ、強さ、繊細さ、居場所を探す心細さ、愛しいからこ
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.0

どこまでも青く深い海、水面のきらめきや晴れた空や鮮やかな日差しが美しかった
エンゾのキャラがすごくいい…
海を選ぶラストは好きだけどジョアンナが可哀想すぎるしひどい
ジョアンナも、気付いていたのに、ど
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

2.0

ウィッグ貸してよ、すぐ返すから、いい写真が撮れた って、自分にとって切実に必要なものをお遊びで使われることの悔しさ、やるせなさ、ほんとうにひどい
ドレスを着て気付いてしまったときの、悲痛な表情
もっと
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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.0

始終奇妙な雰囲気
幽霊に魅入られた青年
どこを切り取っても絵画みたいに美しい 彩度の低い緑のインテリアもお洒落 エンドロールが農夫の歌なのも奇妙で好き ピアノが美しい…

リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.5

こんなに小さいのに、憂いを帯びて諦めたような表情で、親を心配させまいと微笑んで、それでも堪えきれない涙がいじましかった
自分が自分として生きていける世の中にしなきゃだめだし
頑張っても無駄だなんて言わ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5

はみ出し者たちだからこその弱さからくる優しさというか、強さがすごく素敵
パトリックの生き方が格好いい、自分に嘘を吐かず腐らずおどけてまわりを明るくして、思いやりあって優しくて
エズラミラーが格好良くて
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ブリングリング(2013年製作の映画)

2.5

ティーンの鬱屈した感情、華やかな空虚を描くのが上手だなあと思う
エンドロールよかった

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.2

墓地のデート、齧るリンゴ、廃墟の結婚式、好きだなあ
トムが悪ぶってるいい子だし賢くて好き、性格が反対の子とつるむの好き
ダニーがメロディと帰っちゃうところ寂しい
受け入れて神父役をして駆け落ちの手助け
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Summer of 85(2020年製作の映画)

1.0

登場人物がどうしても好きになれなかったし共感もできなかったけど、夏の雰囲気はすてき

ジェーン・エア(2011年製作の映画)

2.0

ジェーンがご主人に惹かれる理由や時系列の演出の意図がよくわからなかったかも… クラシカルな衣装や陰鬱な曇り空がすてき

若草物語(1994年製作の映画)

4.0

性格の違う4人の姉妹が好き。雰囲気や音楽もよかった。ストーリーオブマイライフより密やかで、見比べるとたのしい。慎ましいといいつつ部屋に飾った花や可愛いワンピース、クリスマスのご馳走に憧れる。ベスは天使>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

蠍みたいな生き物の真似をするニュートと、スリザリン生からお菓子をもらうジェイコブが可愛かった~! ハッフルパフに
3点って学生あつかいかわいい バンディさん大好き 散り散りになりながら目的地を目指すの
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.5

イギリスの辞書編纂のお話、というより重く暗いトラウマと贖罪の物語、とても良かった…英語に詳しかったらより面白いんだろうな 悩んで苦しんで、狂っていく博士がたまらなく愛しく思えてしまう 誠実な人の報われ>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.2

完璧な形じゃなくても幸せな結末に思える
犬だけが心残りだ…
結婚式のタイがグレーとクリーム色でかわいい

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

動く雑誌、たのしかった…! ウェスアンダーソンのカラーが好きだけど白黒のコントラストもお洒落だった。編集長がかわいかった… 囚人画家の記事が好き、シアーシャが思ったより少ししか出てなかったけど瞳の美し>>続きを読む