akifilmさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

3.7

安心して見られるクリスマス映画。
個性的な家族たちとカミングアウトに対する葛藤に苦悩する主人公が優しく描かれている。

やはりこの作品は、クリステンスチュワートが魅力的。チャーミングな笑顔ながら、どこ
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.8

この作品は、音が全てを表現しているように思う。
全体を通して流れる空気感が耳から伝わってくる印象を受けた。

実話に着想を得ているとのこともあり、派手さはないもののメッセージ性は強い。一つのことに集中
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.8

自粛が続く中、異世界に誘ってくれることを期待して鑑賞。
題名にファンタジーが付いている映画も珍しい気がするし。

内容は、建設業界の既存イメージ脱却のため、ファンタジーの世界の建造物の設計から見積もり
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.0

英語の題名に一目惚れし、ポスターを見てさらに惚れ、観ようと決めていた作品。

視覚的要素で惚れたため、あらすじなどは全く見ずに鑑賞。

素敵な作品だった。
よくあるっちゃよくある恋愛映画かもしれないが
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.7

ミュージカル女優、ジュディ・ガーランドを描いた物語。

ボヘミアン・ラプソディ、ロケットマンと続き、テーマには二番煎じ感を感じつつも女優、そしてリアルタイムで知らない人物ということで、新鮮な気持ちと期
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

手紙が様々な人物をつなぎ、過去の恋へと誘う物語。

風景描写、人物描写がなんか美しいけど切ない。
それが最後まで続いていく。

物語は、途中まで、まさかそんな展開なのかというドキドキ感を感じたが、その
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

東日本大震災時の福島第一原子力発電所の物語。
実話に基づいているとのこと。

あまりに記憶に新しい出来事の映画化ということで、なんとも言えない気持ちになった。
当時も衝撃的な津波の映像をテレビで何度も
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.4

結婚式を機に、昔の恋人同士が再会し、、、という映画。
秋田を舞台にした作品。

自分の理解を超えているせいか、どうもこの種の映画はわからない。
観終わった後は、「無」といった感じ。

秋田(と思われる
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

求職中のイタリア系米国人が、裕福なアフリカ系米国人の運転手となり、アメリカ南部をツアーしていく物語。時代は人種差別が色濃く残る60年代。

まさにど真ん中、直球の人間ドラマ。
腕っぷし自慢の主人公と品
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.5

実際の事件に着想を得たというストリップクラブで働く女性たちの物語。

音楽に最も期待していたが、当時の流行曲が前面に流れるというよりは抑え気味の印象。
ストーリー自体も派手さのみを追求したものではない
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ここ数年で最高の映画!

第二次世界大戦下を舞台とした話。
重いテーマを軽快に描きつつ、戦争の悲惨さ、残酷さを痛感する2時間。「この世界の片隅に」と通づるものを感じた。

このような映画が実際の戦争体
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

共働きの家庭で、マイホームのために労働時間を増やしたことで、家族の中に生まれる歪みを描いた物語。

お金を稼ぐことの大変さを知った今、父親の頑張りと母親の踏ん張りがなんとも言えない。

両親の仕事内容
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風の電話(2020年製作の映画)

3.5

東日本大震災で家族を亡くした主人公の物語。

主演女優の独特な空気感が映画全体に漂っている。
一瞬の破壊力で観客を引き込む不思議なものを所々で感じた。

監督さんが台本なしのアドリブで撮影する方とのこ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.2

大統領候補の女性と見た目が冴えないジャーナリストの男性が恋に落ちるという話。

新しいようで古典的な展開。
シャーリーズ・セロンの美しさと時々出てくるお下品。
また、なんとも言えないブラックジョーク。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

ヒーローと称えられていたのが一転、疑いの目を向けられ人生が一変してしまう人物を描いた物語。

冒頭から、主人公の人柄に惹かれてしまう。
気付けば主人公とその弁護士を応援していた。

派手さはない。
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.8

一人の女性の半生を過去を振り返りながら描いた物語。
30代には、共感というか同じ気持ちだなと思う部分が所々で感じられる。

映画を通して、アニメ作品ならではの描写、子供の想像力をそのままに表現した映像
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.1

シャイニングを観てからの方がいいのか迷いながらも待ちきれず、観てしまった。

特別な力を持つものが悪と対峙する映画。
この単純な説明では伝わらない良さのある映画だった。
うん、面白い!
シャイニングを
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ジョーカーの内面を描いた映画。
いま最も気になる俳優、ホアキンフェニックスが演じるとのことで期待値は最高。

うん、観てよかった。
ジョーカー像が新しく出来上がっていた。
あの不敵なダンスが印象的。
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.3

なんとも独特な世界観。
見てはいけないものを見せられている感覚。

残念ながら主人公などの登場人物に感情移入できないまま終わってしまった。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

冴えない子が人気者になりたいと頑張る、よくあるテーマの映画。

ただ、意地悪な同級生が出てくるわけでもなく、自分自身との葛藤に主眼が置かれていて、普通の学園ものとは異なる。

映画自体は単調で、主人公
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

話題になっただけあって面白い。
飛行機で見たが、つい吹いてしまう部分が多々あった。

関東出身ではないが、十分に楽しめる。
埼玉だけでなく隣県の人たちも楽しめるであろう作品。

自分のルーツを持ってい
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

特殊な能力を持った主人公の葛藤を描いた物語。
思った通りのストーリー展開。

ただ、主演男優の演技の安定感は素晴らしい。また、NHK のドラマで初めて存在を知った自分にとって、志尊淳さんの演技も新鮮に
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

池井戸作品は、ドラマも含め、ほぼ初めての鑑賞。
噂通り、社内派閥の対立が重々しく描かれている。

告発の難しさ、社内政治の様がよく描かれていると思うが、意外性には欠ける。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

テーマは面白い。
中身はヒーロー物のお決まりのパターン。

ヒーロー物を最近見ていないが、悪役の背景も丁寧に描いているのが印象的。ただ、その分、話が冗長となってしまっている感は否めない。

スーパーマ
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

カリフォルニアのオークランドという街を舞台とした幼馴染の物語。

主人公2人のそれぞれの葛藤の表現により、現代社会が抱える問題が浮かび上がる。
何かを押し付けるでもなく、現実はこうなんだと突きつけられ
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

これまでのこういった作品は、描き方として、社会生活の中での問題や悩みにフォーカスしていた印象があるが、これは違った。

主人公自身の内面からくる悩みや葛藤を視覚的に直球で伝えてくる。
だから、見ていて
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.7

第二次大戦の映画ではなく、戦後の東西冷戦下のドイツの話。

この時代を描いた映画を見たことがなったため、登場人物の描写を含め、新鮮な印象。色の種類が少ない中で、映像は鮮やかで若者たちの希望を感じさせる
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