yoshiyukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

妻を亡くした男、家福悠介が渡利みさきというドライバーとの出会いを通じて、自分自身を見つめ直す物語。

この映画全体が「運命」というものに紐づけられているということを感じさせられた。最後の結末から思うと
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症の父親の視点から映る物語を描写した映画。

認知症によって引き起こされるのは思い出の喪失及び混乱、過去を忘れることによる孤独であることを感じさせられた。

全ての真相が明らかになった後、このシー
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

清原果耶と成田凌、変わり者同士が結託しそれぞれの恋愛に挑もうとする物語。

あんな世界見させられたら普通でいることに疲れちゃうよなということで成田凌に同情させられた。世間一般の普通というものを勉強する
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.6

「東京」という同じ土地に住んでいても、今まで決して交わらなかった2人の女性の物語。

日本的階層社会の中で生きづらさを感じていた2人が自分らしく生きるということを見つけて解放されていく姿が印象的だった
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.2

負け続きのボクサー、チャンピオンを取ろうという男、ボクシングやってる風を目指してる男の物語。

松山ケンイチ、柄本時生、東出昌大の3役とも2面性を持ち合わせていて良かった。松山ケンイチ演じる瓜田は徹底
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

新作で煮詰まった小説家が1920年代パリに迷い込む。

全編に心地よい雰囲気が流れていたのが良かった。ジルが憧れの作家達に次々と対面していく過程が良かったし、彼自身も心底楽しんでいる光景が伝わってきて
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.4

ロードオブザリング第3作。壮大な冒険のためにあるものは果たして。フロド個人が救世主という目で見られているのも感じていたが、やはり周囲の大勢の人間の助けがなければ今回の冒険はうまくいってなかったわけで、>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.3

シリーズ2作目。3チームに分かれてしまった旅の仲間たちの顛末やいかに。

アラゴルン達のパートがしっかり描かれていて先頭シーンの迫力が凄まじかったし、ゴラムのキャラクターとかもしっかりしていて良かった
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

あらすじはもう説明不要かな。やっと鑑賞できました。

世界観は完成されていたけれど、テンポが悪いせいか全然楽しめなかった。確かに彼氏に酷い目に遭わされた女性が自分のことを受け入れてくれる集団に入ること
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.3

前科を消すためブラック・パンサー党に潜入した若者と、その党首の物語。

大きな運命に巻き込まれざるを得なかったオニールと、ハンプトンがなぜ革命家になったのかと言う事実が終始重めのトーンで淡々と描かれて
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.1

親父の暴走を止めろ!サンフランシスコのある男の力が今覚醒する!

『ブラック・ウィドウ』は未見だったので、フェーズ4は本作が初鑑賞であった。フェーズ3では国家や正義といった我々の手中からは直接手の届か
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.3

ミドル・アースのビルボという老人が持っていた指輪を巡り、今世界が動き出すー

3時間弱の上映時間だったから大丈夫かなと思ったけれど、旅を経た人間同士の絆というものが色濃く描かれていてあっという間に時間
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

監督が悩みまくって現実逃避しまくる映画。

描かれている監督の内面がほぼエヴァを作っていた時の庵野監督のように思えて秀逸だった。エヴァで庵野秀明がやりたかったことはもうすでに本作でやってるし。それにし
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

-

こちらは劇場公開時に鑑賞したので記録程度に。最後の潜水艦大爆発は良かったけれど中弛みがきつかった。


<ワイスピランキング>
①EURO MISSION
②MEGA MAX
③X3 TOKYO DR
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.9

シリーズ7作目。車はついに空を飛ぶ。

ジェイソン・ステイサムvsヴィン・ディーゼルwithドウェイン・ジョンソンというこぶし500%みたいな構成をやってのけたのはすごいし、空を飛ぶ車等の突飛なアイデ
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デッドマン(1995年製作の映画)

4.5

この人生というものの旅の果てには死というものしか存在しないということを感じさせられた。デッドマンと化した主人公は次々に追っ手を本当の死へと誘うし、全編通じて漂っていた死の香りもカッコいいものだというこ>>続きを読む

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.0

(忙しいのでレビューは少し簡略化します)

シリーズ6作目だけど過去作品の中で一番好き。格闘とカーアクション、見たことない仕掛け等も満載で始終画面を見つめるのが楽しかった。個人的ベストファイトは、ジー
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.9

銀行襲撃計画は失敗に終わり、血で血を争う抗争が勃発するー

初タランティーノ作品。倉庫の中にいる時間≒映画の上映時間という構成が印象的だったし、ラジオが流れることによって場面切り替えを上手にやっていた
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.9

ドラッグに溺れて破滅する4人を描いた物語。

徹底して希望を持たせず破滅だけを描き切っていたのが印象的だった。しかも栄光「となるべき」風景を映し出すことで破滅をより強く描き切っていたところとかも印象的
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

ゴミ島に捨てられてきた犬たちが反逆を企て、人類に反旗を翻す作品。

ウェスアンダーソン監督のテンポの良い演出とオフビートな笑いが大好きな自分自身にはめちゃくちゃ刺さった。英語と日本語の混じった日本の描
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.9

500日抱き続ける恋心、それでもあの人に想いは届かない。

いや切ない切なすぎる。ジョセフゴードンレヴィット演じるトム君が可哀想。自分の頭の中で考える理想と現実が噛み合ってなくて頑張れと思いながら見て
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

一匹狼VS死神に取り憑かれし怪物。呉原の地で燻っていた火種が今臨界点に達した!

結論から言えば前作より好きだし結構気に入ってます。役者陣の方々は良かったし、オープニングロールも前作と同じくカッコ良か
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

シリーズ5作目。ドミニクとブライアンたちがブラジルで大金を掻っ攫うぜ!

ドミニクとブライアンだけでなく、チームで奮闘し頑張る姿がカッコよくて胸を打たれた。ロック様が結局はいい奴だったのも良かったし、
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

推しに出逢って、仲間を見つけて、彼らは団結した。未熟なバンドマンの何度目かの青春。

こずみんも劔も仲間のみんなも、形は違えど彼らなりに今を一番楽しいと思えるような過ごし方をしていたということをこの映
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.7

86カラットのダイヤを巡って運命がめまぐるしく動く!

微妙だった。最後の数秒まで物語が完結しない感じは好きだったしブラピもカッコよかったけどなんだか間延びしていて退屈。ベニチオデルトロもあれしか出番
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

前作の惨劇から30年後、腹を空かせた闇の怪物たちと、超能力を持ったものたちが対峙するー

まずこの映画は『シャイニング』の続編という側面よりも、超能力を持った存在が巨大な敵と対峙した時、どう生きるかと
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.1

円が最強だった時代、人々は円を求めて日本に集結した!

渡部篤郎カッコいいとかクロス・カット多用したカメラワークいいとかコバタケの劇伴素敵だとかそういうことはかなり言われていると感じているが、何もない
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.7

ウォール街で一攫千金した男の華麗なる転落人生!

圧巻だった。マーティン・スコセッシえげつない。1人の人間の栄枯盛衰をこんなに鮮やかに描けるとは。ジョーダン・ベルフォートの才能とダークサイドが対照的す
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.8

人気シリーズ4作目。ドミニクとブライアンが再登場する。

映像はなんか綺麗になった気がするけど初期3部作ほどのハラハラとドキドキがなくて残念だった。敵もそんな怖くなかったしこれに関しては普通のアクショ
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.3

際立ったカメラワークや演出と、演者陣の名演が融合した驚異的な作品。『三度目の殺人』の市川実日子のような、人情と仕事の間で葛藤するような演技も良いが、人情を徹底的に排除し機械のように冷たく言葉を発する小>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

食べ放題でそんな食べれなかった時の気分に似ている。良かったけど求めていたのは底抜けのアホさだったかもしれない。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

難解というよりかは、意味不明なイメージの連続

エヴァとがみたく「そういうものだ」という観点から割り切るしかないのかということを感じさせられた。

この頃のデヴィッド・リンチの希死観念が垣間見れる作品
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

不寛容が溢れているこの社会の中で不器用にもがき続けた人間の悲しき物語ということを実感させられた。ヤクザや刑務所の自分が生きている世界とは反対の世界を実感させられた。いい作品

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.9

アメリカで実際に起こってしまった事件を元にした、大富豪とレスリング金メダリスト2人の数奇な運命。

人生と人間関係を描いた映画でこれ以上理想的な映画はないと感じた。誰もがどこか孤独を抱えるジョンであり
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