Halfmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

1.4

必要な描写が足りな過ぎる。パパは痙攣してるばかりで心に抱えた闇との葛藤が伝わらない。ケイティのトラウマも伝わらない。なんなら予想より遥かに愛されていた。ただ承認欲求が強いメンヘラにしか見えなかった。>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.4

今のところMCUで1番好きな作品。映画館に行き損ねた事を心底後悔しています!
言葉が汚いのは難儀だけど、口論しまっくてるのに息ぴったりなガーディアンズが最高すぎます!前作も良かったけど、全てにおいてグ
>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.4

テルモピレーの戦いでしたっけ、世界史の先生が熱弁していたのを思い出した。ストーリーも何も、多勢に無勢の絶望感を微塵も感じさせない程の、筋骨隆々の熱血漢らがぶつかり合う、アドレナリン大放出映画。
ジェラ
>>続きを読む

予告犯(2015年製作の映画)

3.9

社会から見放され、転落していった主人公らによる社会への反逆。イマドキな問題を沢山取り扱っていて、考えさせられる。
戸田恵梨香演じる捜査官の目線で話は進んでいき、犯罪の核心に近づいていくに、サスペンスか
>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.4

トランスジェンダーとネグレクトを題材にしたヒューマンドラマ。
重い題材だけど、兎に角主役の3人の芝居が染みて、辛いけどすごく愛情に溢れていて心温まる作品だった。
生田斗真がどんな女性よりも魅力的にみえ
>>続きを読む

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

3.6

三池×クドカンの痛快コメディアクション。映像が派手で、勢いよく観れる作品。
体張りまくりの生田斗真を筆頭に、個性溢れる俳優陣を上手に使えてる。くだらないコントばかりと思いきや、地味に感動した記憶がある
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.5

未成年の天才詐欺師がパイロット、医者、弁護士に扮して4年も逃げ回った60年代の実話。
フランクの大胆な手口もさることながら、犯人の綻びを一つ一つ分析していくカールも相当優秀なので、そんなカールからの華
>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.2

ずっとオススメされていたコメディホラー。黙って見てられないタイプの映画!悲劇な喜劇。
大学生がパニックになって、そこら中に死亡フラグを立てまくります。巻き込まれたタッカーとデイルが本当にいたたまれない
>>続きを読む

偉大なる、しゅららぼん(2014年製作の映画)

2.5

美味しいシーンは全部予告編で出してしまって、出落ち感が否めない。
流石に15歳の設定は無理があるけど、濱田岳と岡田将生の素の魅力が出ていて、意外と馴染んできます(笑)
日出家と棗家の争いはもっと激しく
>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.8

殺人犯罪が予知できる3人のプリコグ。犯罪予知システムの論理的な欠陥を考察しながら、あるいは倫理的な懸念を抱きながら見ていると、ある程度シナリオは見えてきます。
緊張感があって、常に次の展開が気になるサ
>>続きを読む

ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.9

起承転結でしっかり場面が変わって、スパイコメディの中では割とスケールが大きい。
マックスは分析官として有能すぎるし、エージェント99のアクションもかっこいい。敵も味方も程よく愛嬌があるのが好きで、3回
>>続きを読む

奇蹟の輝き(1998年製作の映画)

3.5

事故で愛する夫クリスと娘たちを失った妻アニーは、悲しさのあまり自殺してしまいます。天国で暮らすクリスが地獄に落ちたアニーを救おうと奮闘する物語。
しんどい雰囲気が続く上、宗教的な感性も必要となるので苦
>>続きを読む

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.7

むかし英語の授業で観て、途中で終わらされて、帰り道にその足で借りたのを覚えいます。
ダニエルの情けなさに苛立ちを禁じ得ず、離婚した奥さんの気持ちは非常に良く分かる。なのに子供達に会う為に変装した姿を見
>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.6

感情移入のレベルを通り越して、主人公の精神世界に完全に飲み込まれてしまったのは初めて。
「人の極限」を魅せる傑作です。
ナタリー・ポートマンの怪演と脇を固める俳優陣、それを引き立たせるあらゆる演出が狂
>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.2

振る舞いは快活で表情には乙女がある。恋心が強まるにつれ、王女たる自覚を取り戻すという、なんとロマンチックな名作か。
アン王女の葛藤は見ていて切なくなるけど、同時にチャーミングで堪らない。「ローマは永遠
>>続きを読む

僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

3.2

サイボーグが未来からやってくるSF恋愛映画。当時高校生だった自分は泣いた記憶があります。
綾瀬はるかはドライな表情が映えて、本当にサイボーグに見えてきます。淡白さと韓国的恋愛感の熱量のバランスが良かっ
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.1

原作ファンとしては上手に2時間に収めてくれていて嬉しいです。
「子供であることを奪われた子供ほど哀しいものはありません。」響きますわ。
素敵な女優陣と味わい深い家屋のお陰で絵面が美しい。脇を固める男優
>>続きを読む

Mr.&Mrs. スパイ(2016年製作の映画)

3.7

キングスマンが出るまではスパイコメディと言えばこのくらいの温度なイメージだった。結構面白いのに、邦題で敬遠されているのか。
イケてるスパイ夫婦にガル・ガドット、向かいに住む凡人夫婦にハングオーバー、ア
>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

人間界に出てきて戸惑うダイアナはとってもキュートでしたが、人間の戦争という枠に彼女の戦闘シーンをはめてしまうのは、スケールの不釣り合い感が否めない。終盤はそのギャップをもう少し丁寧に詰めて欲しかったか>>続きを読む

ファインド・アウト(2012年製作の映画)

2.5

誘拐事件か妄想か、確証は終盤まで分からないという設定は面白いです。でもアマンダ一人で何とか引っ張ってる映画。
ストーリーでは、事情聴取とか警察の動きの包囲網がスカスカすぎて「ジル見つける気ある?」とな
>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

Dr.ストレンジが強い(笑)スパイダーマンとグルートがアベンジャーズで活躍する姿を見れたのは嬉しかった!ヒーロー集結に興奮する反面、やっぱりパワーインフレは否めないですね。色々な理由を付けて調整してく>>続きを読む

PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.0

ピーターパンが初めてネバーランドに来た頃のお話でフック船長も随分若いです。程よく独自のストーリーで、予想外の設定を楽しめた。
映像が綺麗。タイガーリリー役にルーニー・マーラというのが意外だったけど、結
>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.9

劇場予告が"Let it go"のシーンまるまる一曲分で、イディナ・メンゼルの圧倒的歌唱力と歌詞に見受けられるエルサの葛藤に至った背景が気になって、公開初日に観に行ったのを覚えています。
この映画の特
>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.2

やっぱり20世紀に作られたSF映画って夢があるよね。本作はDVD持ち。
地球滅亡の危機を防ぐべく宇宙人らと戦う。話自体はシンプルだけど緩急があり「人間を救う価値」に対する問いも答えも真っ直ぐで好きです
>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.7

レビュー100作目に最も好きな映画を。ビデオデッキが擦り切れる程観て育ちました。
サイレントからトーキーへ、映画界の過渡期を描いたミュージカル映画。阿吽の呼吸のタップダンスと耳に残る劇中歌は、キャスト
>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.3

優しくて芯が強くて努力家のエル。リース・ウィザースプーンの良さが全面に出てますね!エルはロースクールを目指す前のショッピングのシーンから洞察力に優れていて、自頭の良さを感じる。
邦題のせいで敬遠してい
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

前作よりも銃撃戦が減り、より人間模様にフォーカスされている。1でちょっとしか出てこなかった人も含め登場人物が多いので、よく観察していないと置いていかれますね。
ファミリー愛を重んじたヴィトーと、あくま
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

火星で数々のアクシデントに見舞われながら、宇宙飛行士が独りでサバイブ。ミッションの壮大さに対して、主人公は実直な植物学者というバランスが良かった。
ワトニーの精神力と問題解決能力の高さにただただ尊敬し
>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.3

宗教歴史美術の知識だけじゃなく数学的な知恵も問われる上に、度胸も必要な、最高純度のミステリーです。
正直、扱う内容の性質的に、原作小説を読んだ方が面白いのは間違いないけど、映画は配役も良く、アクショ
>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

激動のアメリカを真っ直ぐ走り抜けたフォレスト・ガンプに「誠実に生きる為の勇気」を貰った。
フォレストの人柄、時代背景、史実への影響など、角度によって楽しみ方も様々。喜怒哀楽、色んな感情が沸き立つ名作で
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

1.0

舞台がウォール街なだけにステークホルダーとの知的な攻防や鮮やかな詐欺を期待していました。フタを開けると底辺の人間しか出てこず、台詞の殆どを"FUCK"だけで成立させる稚拙な映画でした。
同じくクスリ、
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

複数回観てます。ノーランのSF超大作。この圧倒な世界観は映画館で観たかったな。
設定の複雑さを見事に映像化していて壮観です。俳優陣も若手含めて質が高く、知的感漂うクールな一作。
細かい伏線はあんまりな
>>続きを読む

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

2.6

こんな「こじんまりとしたセットで全部撮りました」感満載の映画を観たのは久しぶり。B級コメディ仕様なのは想定内だったので悪くないかなと。白雪姫らしからぬ斬新さはある。
アーミー・ハマーはローンレンジャー
>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

4.3

ただのノンフィクション映画では無く、警鐘しようとする使命感が心に響いた。
ただ残念ながらサイバー戦争は既に始まっているし、GAFAやファイブアイズにモラルを訴えることはもはや不可能。情報化社会の不可逆
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.6

冒頭のコニーの結婚式は非常に長い。代わり映えしない描写の中で登場人物の入れ替わりが激しく、注意力が散漫しないように観ることに疲れた。しかしそれこそがマフィアの日常の再現というか、無駄なシーンが本当にな>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.0

ストーリー構成の質が高いのは確かです。ただ想定外のグロテクスさに不快さを拭えない。ファンタジーの妖精やクリーチャーが気持ち悪いのは、オフィリアにとって救いではなく闇の現れなのではないかなとも思った。>>続きを読む