Halfmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.4

豪華キャストの盛大は無駄遣いを楽しむブラック・コメディ。
豪快な伏線に眉毛をハの字にしながら''いやいやそれはマズイでしょ"と次の展開を案じるが、その予想を上回るとんでんない事故の積み重ねに、観客は勿
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.9

シンプルにアメリカンな映画。つまり美男美女の、喧嘩と色気をクールなアクション込みで描写する映画。
正直、主役の2人が好きな為、贔屓目でみているのは勿論前提だが、王道な話の展開はテンポが良く、どこまでも
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.3

期待していたので残念。最大の理由は悪党たちの個性の薄さ。いっそハーレー・クインとジョーカーのダブル主役で売り出した方が良かったかな。欲張って雑になった感じが否めない。
さらにストーリー展開や悪党ぶりも
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.7

くだらなさとかっこよさの塩梅が本当に上手よね、この監督。キングスマンと違ってテーマ性はないけど(同監督)、その代わりとことんテンポを追求している。
ヒットガールのアクションがシンプルに凄いし、成熟した
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アバター(2009年製作の映画)

4.2

3D映画の幕開けと構想14年の力作ということで、当時相当話題だったのを覚えている。
映像の美しさもさる事ながら、ファンタジーとSFの融合した世界観も良くできていて、ワクワクが溢れてくる。考えさせるメッ
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MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

1.0

この設定と、このキャストで"モンスターズ"なんてタイトルなので、とても期待して映画館に行ったが、ストーリーがつまらなさ過ぎた。
構成も演出も荒いし、トリッキーな要素もなくただダラダラしていて、緊張感も
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.7

リリー・ジェームズ演じるシンデレラは芯があって上品で非常に良かった。更にサイドを固めるCGの動物や継母達も完成度が高く、心理描写が丁寧に描かれていた。
一方、音楽面は物足りない印象。ディズニーならそこ
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.3

原作ファンだが、だからこそハードル低めに鑑賞したのが吉と出たかも。
配役について、ルックスの再現度はほぼベスト。ただ役者自身の雰囲気勝負だけでなく、ちゃんと演技力でキャラに寄せてきて欲しかった。その点
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

全く中身を知らずにタイトルに惹かれて鑑賞。苦手とするジャンル(重々しいヒューマンサスペンス)だったので、途中で止めようか迷ったが、永作博美の演技とストーリー構成に引き込まれた結果、落とし所が気になりす>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

4.2

典型的なシンデレラストーリーではあるが、遥かに優るエンターテイメント性。ナイトクラブの魅力が120%溢れている。
アラン・カミングとスタンリー・トゥッチの絶妙な緩さのお陰で"女の世界"への嫌悪感が払拭
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

2.8

映画というには中身はかなり薄っぺらいかな。ネイルサロンでBGM代わりに流されてる映画NO.1とか取りそう。←そんなランキングが有れば、の話だが。笑
リゾート地、ポップなカラー、ハッピーなソングで女子ウ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.7

美しさに満ち溢れた映画。作為的な演出が伏線として回収されていく度に、観客は"美しい=儚い"の方程式を刷り込まれていく。
テレーズとキャロルの想いは、全て目の演技に凝縮されていて、情報の少ない予告編です
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.6

公開当時に観た時の衝撃は久しいが、予告編を見直して気が付いた事が一つ。幼少期のデイジー役、エル・ファニングだ!全然知らなかった…!
なんと言ってもこの幼少期の二人の出会いがロマンチックで、観客は二人の
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.2

ウーピーを取り囲む、世間知らずな修道院の面々のピュアさがこの映画の鍵且つ最大の魅力。
わざわざ他人に勧めはしないが、挿入歌も爽快で、万人ウケするハッピーな作品という点では、確かに名作なのかもしれない。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

ほとんど演技力だけで魅せられる映画。
ジョージ6世の慢心、恐怖など、葛藤する様々な感情をコリンファースが繊細に表現していて、それをひたすら支えようとするヘレナボナムカーターの言葉数少ない目の演技も圧巻
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.8

映画館に二度足を運んだのは初めて。
この映画の最大の魅力は、期待以上の配役にあると思う。中でも無名のガブローシュ役とエポニーヌ役の存在感は秀でていて、"On My Own"なんかは切なすぎて…
19世
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

ベタなアメリカンサクセスストーリーなので、中身なぞ始めからない。笑
どのキャラも皆ユニークで微笑ましい。
SINGというだけあって、挿入歌をノリノリで楽しむための映画。ハッピーになれること間違いなし。
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

1.5

エマ・ストーンの良さが死んでた。ヒロインに全く愛着を持てなかった。
そして主人公2人が歌もダンスも下手という致命傷。勿論演技自体は悪くない…。
文字通り"LALALAND"な、お花畑映画館だった。好み
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.5

オムニバス作品を観るのは初めてだったので、それぞれのストーリーが繋がっていくのが新鮮で楽しめた。登場人物は非常に多いが、それぞれキャラが立っているので混乱することは全く無かった。ラスト、時計台の下です>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.8

タダシのユニークな研究室仲間達が最高に素敵。泣けるところはしっかり泣ける一方、ワクワクドキドキ感も程よい。ハートフル×ヒーローのバランスが絶妙。
色彩や音楽も魅力的で、何よりクスッと笑えるベイマックス
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.7

主人公ケビンの"知的な悪ガキっぷり"と敵対する空き巣泥棒たちの"鈍臭さ"の対比にお腹を抱えて笑える作品。
ケビンの表情が非常に豊かで可愛らしい。お決まりのフラグもキッチリと回収する王道コメディ。
大人
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.2

どこまでも青い。これぞ青春。
青春ドラマもロックンロールも全く関心のない人間が観て、3超えるということは、多分そういうの好きな人が観たら相当良い。
学生達の演技力が高く、"背伸びしてる感"がとてもリア
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ズートピア(2016年製作の映画)

1.7

キツネはめちゃくちゃ良い奴なんだが、それを遥かに凌ぐウサギの"正義感"の鬱陶しさに、どうしても足を引っ張られた。
オチは想定通りだった。最近のディズニーはもっと練られてるのが多いのに、残念。
登場人物
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

普通なら、監禁からの脱出でハッピーエンドで終わるところを、解放後に待つ現実を描く事で、二種類の緊張感を味わえるストーリー構成。
とにかく親子の演技が素晴らしくて、それぞれの考え、感情、立場への想像力を
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

視聴率視線をジェイコブが演じてくれるお陰で高揚感はハリポタを凌ぐレベルです!魅力的なクイニーに対してティナの雰囲気は苦手かな…またジュードロウとジョニデは好きだけど本人の個性や癖が目立ってしまってこの>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

社会経験豊富なベンの穏やかでチャーミングな人柄が微笑ましくてならない。
ベンの所作、セリフ、全てが素敵で、学ぶものがあって、周りの登場人物同様に、観てる自分自身の私生活も改めるキッカケになった。
全て
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.5

近所のキッズ達に観せていたら、お守りの大人達と揃って号泣した。緻密に張り巡らされた伏線は、完全に大人向け。笑
ラルフ、フェリックス、ヴァネロペの歪んだ性格に、最初は心象が良くなかったが、それぞれの葛藤
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

コメディ調の"過激な残虐さ"に対して、主人公エグジーのブレない"人の良さ"のバランスがこの映画の最大の魅力。
英国陣営と米国陣営の使い分けが、ストーリーの鮮度を保ってくれる。
序盤のカーチェイスは、シ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

葛藤の描写が少なく感じたが、その分スピード感は維持されていた。劇中歌も葛藤というより"前進、強い意志!"みたいなのが多い。陽気な気持ちになれる良作。歌詞も悪くはないが、リズム感の抑揚がミュージカル映画>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.1

陣内家はあんなに人数いるのに一人一人しっかりキャラが立ってるのがすごい!
OZの世界も、IoTが進んでどんどん現実味増してきてるね。ドキドキ楽しめるストーリーだけど、そもそも話の設定が面白いです。
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.9

良くも悪くもアメリカンな恋愛劇。
若い恋愛(好きよ嫌いよのワーワー)には結構疲れるけど、時間が経過するに連れて2人の恋愛(精神年齢?)が成熟していくと、日本人にはなかなか無い愛情表現にロマンを感じれる
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.3

やたらとふざけてる割にやたらとクールで、しかしシリアスさも忘れないスパイ映画。
英国紳士×アメリカンジョークが新鮮で面白い。独創的なスパイグッズを使ったアクションの数々は必見!
ストーリーもしっかりし
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

3.0

主要キャラの配役が皆イメージにぴったりで、ダークファンタジーの世界観がかっこいい!の一言に尽きる。笑
ストーリー構成(字幕鑑賞)としては、導入の説明と3日間の時間経過が分かりにくかったので"ん?"とな
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

予告を観た時は、見たことあるものの詰め合わせのように思えた。
けど初見でストーリーに引き込まれ、映像の美しさと挿入歌の効果は抜群だと改めました。
登場人物がみんな魅力的!特によつは。
新海監督の他の作
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

予想を超えた胸の苦しくなる内容に絶句した。大学生、若手社員の陰湿な生存競争をリアルに表現出来ていた!決して過度な演出とは思わない。
ストーリー展開は魅せ方が上手で、3度ではなかったけど、伏線に気が付い
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.2

高評価の理由はカルチェラタンの魅力に尽きる!
意外にもジブリシリーズの中で最も楽しく観れた作品。生き生きとした学生等を見ていると自分も若返った気持ちになれる。
ファンタジーの他作品よりメッセージ性は薄
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