えりさんの映画レビュー・感想・評価

えり

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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

初めての黒沢清監督作品でした。
冒頭が怖くてこれが続いたら帰るって思うくらいでした。

侵略をやめる理由はそれでええのか?!と思わないこともないのですが、ところどころ印象深いシーンがいくつかあったので
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

チャーミングなガル・ガドットのハマり役。
ワンダー・ウーマン始まりの物語としてもよかったと思います。

人間を守るべき存在として信じて疑わなかったダイアナが人間世界でさまざまな人と出会い、人間の醜さも
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HERO(2002年製作の映画)

3.7

贅沢なキャスト。ジェット・リー演じる無名の一人語りで展開していく物語。徐々に明らかになっていく物語の核心面白かったです。

見応えのあるアクションと色遣いに目を奪われました。

トニー・レオンは本当に
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隠された時間(2016年製作の映画)

3.8

この手の話は実は少し苦手なんです。
気持ちの悪い話に振れる可能性が高い設定なので…とりあえずカン・ドンウォンを観たいという気持ちのみで観ました。

話の展開的にも落とし所的にもちょうどよかったと思いま
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

予想していたのとまったく違った。
びっくりしたけど不思議とすっきりする映画でした。

過去の出来事も今起こった出来事も何もかも跳ね返して奔放に生きる姿はとても爽快だし、彼女が正しい女でないところもよか
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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

4.4

度肝を抜かれました。前作でアクションは良かったけど、その他は正直あまり…という印象だったのですが、今作は映画として完成度が高いなぁと思います。

冒頭のアクションで観るもののテンションをぶち上げてそこ
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

4.0

名脇役は主演を張っても素晴らしかった。
ヘジンさんの間のよさでとめどなくゲラゲラ笑ってしまった。
ピクニックに行ってめちゃくちゃいい笑顔でデカい石を川に投げ込むヘジンさんには爆笑してしまった。

ずっ
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

3.8

スティーブの生きる姿勢も彼を支えようとする周りの強さもすばらしかった。

本当にいろんな涙を流させてくれる映画でした。
息子に限られた時間の中で多くのことを伝えたいと思って行動する様子や父親に素直な気
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パイレーツ(2014年製作の映画)

3.6

中盤の間のびがちょっと残念。
もう少し尺が短ければよかったのになぁと思いますけど、それなりに楽しく観ました。

ソン・イェジンのアクションは目に非常に楽しかったですし、シリアスもコミカルもこなせるキム
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私を忘れないで(2014年製作の映画)

4.0

主演の2人の演技が繊細ですごく感情移入してしまいました。
キム・ハヌルの触れればばらばらに壊れてしまうんじゃないかと思わされるような危うさもチョン・ウソンの不安げでよりどころなくみえる一方でひどく無防
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国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

4.0

今まで観た中で1番やりきれない作品だったかも…というくらいつらさがすごかった。
どうしようもなく残酷だし、悪の元を正しきれない虚しさを感じさせられる内容で、ちょっと間違ったら観てられないくらいになりそ
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タチャ イカサマ師(2006年製作の映画)

4.0

間違いのないキャスト。
ペク・ユンシクとの師弟関係、キム・ヘスの貫禄と色気、ユ・ヘジンの憎めない軽薄さ、キム・ユンソクの迫力。その中心に堂々と存在するチョ・スンウ。

キャストに負けないストーリー成り
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.2

制約の多い設定の中で飽きさせないハ・ジョンウの演技力はさすがです。

事件をきっかけに元の地位を取り戻そうとする離婚間際のクズ男が全方位から追い立てられ、責め立てられながらも最終的には自分ができる限り
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ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

3.9

とにかくずっと泣いてたんじゃないだろうかと思うくらい終映後顔がボロボロになった映画でした。

父親に理解してもらえない辛さや不当に扱われた経験を経てもなりたい自分を諦めず生きてきたトリシャの強さには感
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HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

3.9

ドラマ未見です。
ストーリーパートはちょっと物足りなさがありました。

ラストの琥珀と山王メンバーたちとのやりとりはちょっと長い…と思ってしまいました。

ただ、アクションと爆破のシーンは圧巻の一言だ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

今までで最も軽やかで明るいスパイディという印象でした。

トム・ホランドの持つ雰囲気とぴったりでとても素敵。

椅子の男志望の親友との関係やヒーローとしての時間と同じくらい高校生としての時間も大切だと
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ワイルド・シティ(2015年製作の映画)

3.5

そこまでやるの?!と驚かされる派手なアクションの連続で目が回りそうでした。
思いのほかバイオレントな雰囲気だったのでとても楽しめました。

内容的にはちょっと「うーん…」って思うところもあるにはあった
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バウンド(1996年製作の映画)

4.3

まったく古さを感じさせない話の運びに魅了されました。
男による支配から女たちが自分の脚で、意志で外に出て行く話は心が踊ります。

ハラハラさせられるし、ドキドキさせられるしまったく飽きませんでした。
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空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

4.0

カン・ハヌルが朗読する東柱の詩が心地よすぎて字幕追うのをうっかり忘れることたびたび。

宋夢奎と伊東柱の関係が何とも言えない素敵さがありました。
お互いがお互いに感じている複雑な心境が伝わってくるんだ
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春の夢(2016年製作の映画)

3.5

のんびりした雰囲気の話なのかと思いきや、徐々に不穏な雰囲気がちらちらと見え隠れする感じがくせになりそうな作品でした。

普段監督として活躍する3人組の味のある演技がすごくいい感じでした。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.3


度肝を抜かれる冒頭のシーンからグッと引きこまれました。

1カット1カットが美しくて圧倒されました。現実の世界が無機質で生活感のない美しさなのに対して、小説の世界がとてもリアルなのが印象的。
これが
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

起こしてしまった過ちはどんなに後悔してももとには戻らないし、なかったことにはできない。
自分が引き起こしてしまった過ちを誰よりも知っているのは自分自身で自分をだましたり、ごまかしたりすることは不可能だ
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.6

ミニオンがとにかくかわいい!
歌を歌うシーンがすごく好き。

子どものころに大人たちに消費されたひとが敵役だったのが印象的でした。

そして音楽が今回もごきげんでよかったです。

幸せになれる楽しい映
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あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.6

コン・ユの作品はシリアス系しか観たことがなかったので初のラブストーリー系ということでドキドキが止まりませんでした。
ひとり二役なのでカッコいいやらちょっと頼りないやらいろんなコン・ユさんが観れてファン
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あの人に逢えるまで(2014年製作の映画)

4.2

とても28分の作品とは思えない濃密な人生の物語。

膨大な時間が過ぎて行ってもヨニの時間はあのときからずっと止まったままだということを痛いほど理解させらて胸が苦しかった。
ミヌさん、出演時間としてはと
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ワン・デイ 悲しみが消えるまで(2017年製作の映画)

4.2


笑わせてくれるところはしっかり笑わせてくれるし、泣かせるところはしっかり泣ける。全体的なバランスがとてもいい作品だなぁと思います。

生きていれば誰もが必ず経験する大切な人との別れと別れを乗り越えて
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善惡の刃(2016年製作の映画)

4.1

実際の事件が起こってから、間髪を入れずに映画化する韓国映画の瞬発力ってすごいなぁと毎回関心させられます。

実際に15歳の少年が大人に取り囲まれて、犯罪者にされるなんて信じられないし本当にあってはなら
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パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち(2016年製作の映画)

3.5

ひとつの作品を作り上げること苦労と伝統を継承することの大切さを思い知らされる作品。

練習のシーンでの普段客席からは聞こえないトゥシューズが床を踏む音がとても印象的でした。まさに努力の音。

自分を感
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.9

前作観ていないのに観てしまいました。…邪道ですいません。

でも十分楽しめました。

アクションももちろんおもしろいのですが、この映画ならではのルールがあるところがとてもおもしろいし、非常に魅力的でし
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イルマーレ(2001年製作の映画)

3.9

手紙だけで心を通わせていく様子がとても丁寧に描かれていて好感を持ちました。

自分と周囲の状況をよく知らない相手のほうが自分の心の中にある正直な気持ちを言いやすかったりするなぁと2人のやりとりをみてい
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上海グランド(1996年製作の映画)

3.8

もとになったドラマはまったく知らなかったのですが、主演2人とチョン・ウソンにつられて鑑賞しました。

展開がはやくてついていくのに必死なところもあったのですが、想像していた以上に派手でバイオレントな作
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チョン・ウチ 時空道士(2009年製作の映画)

3.2

つっこみだしたらキリがないけど、楽しい映画でした。

どんな服装でもカッコいいカン・ドンウォン、大人の色気を振りまくキム・ユンソク、いちいちおもしろいユ・ヘジンにいつもこわい役をやっているおじ様俳優た
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.8

これが神に愛された才能か…と一瞬で心を奪われました。

彼を見たときはもちろん、彼を見る人々の眼差しだけでも彼は特別であることが分かる。

その特別さが彼を傷つけていることがとても切なかった。美しくて
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.8

青春!って感じでしたね。観ていて気持ちがよかった。
偶然おなじとき、おなじ場所に居合わせたワケありの高校生が特別な力を手に入れるというだけでもワクワクしますが、彼らが心を通わせていく様子が最高に胸熱で
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.9

実際にこんな行動をしていたひとがいたということを今まで知りませんでした。

息子を失った自分たちのような人を増やしたくないという気持ちが誰が見てくれるとも分からない手紙という形になったのだろうなぁと思
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.2

観てるのが本当につらい映画でした。
子どもを守るべき大人が子どもを傷つける様子は辛すぎて涙も出ないくらい。
またこれが実話というのがつらい。調べると事実の方がひどかったりする。

劇中では酷い目にあい
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