furahaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.4

まさに現代アメリカに欠ける実存主義を風刺したコメディ映画。巧妙に作られた脚本とキャラクター設定によってクスクス笑っちゃうんだけれど、今のアメリカやそこを追う日本の政治・メディア・企業の現実と重ね合わせ>>続きを読む

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

2.2

10年前世界中でニュースになっていた米国薬物版eBay「シルクロード」の創設者とDEA捜査官を描いた実話ベースの映画。シカゴファイアで長年脚本を担当していた監督なので期待大だったんだけれど、大事なポイ>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.1

「THE GUILTY」「Sound of Metal」「THE CALL」の様な ”聴覚” に焦点をあてた映画。観客を主人公の中に引き込む描写によって緊張感と陰鬱な気持ちが続き、観ている側もずっと疑>>続きを読む

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

2.6

3月に行われるアカデミー賞国際長編ノミネート候補作品。他のAIモノとは違いSF要素を最大限削ぎ落としたような普通の現代の日常を描き、愛する相手に求める事と恋愛関係に必要な事との隔たりを感動の押し売りな>>続きを読む

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.1

登場人物の会話は最小限、ナレーションもなし、ベトナム音楽と街中の喧騒や人々の生活音に溢れているのに、あえて物事を霧で隠したような演出によって不思議と穏やかで憂鬱な雨のように静かな映画。観ている方は少な>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

2.3

大絶賛されているけれど、個人的には映画というより莫大な予算をかけた「TVドラマ」の印象。これは本当に「映画」なの?Netflix配信だけで映画館での上映がない場合、やっぱりスペシャルドラマの温度になる>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.1

好き嫌いわかれると思いますが石井裕也監督脚本らしい作品。仲野太賀も若葉竜也も大島優子も皆演技が素晴らしい。話の展開は構成が少し解りづらいかも。

声もなく(2020年製作の映画)

3.3

冒頭に流れる音楽からしてダークユーモアに溢れたサスペンス。むしろコメディ。でも切ない。バーニング劇場版のユ・アインと梨泰院クラスのユ・ジェミョンが過去作品では観たことのない顔を見せてくれます。演技力は>>続きを読む

消えない罪(2021年製作の映画)

2.1

期待していた以上でもそれ以下でもなく。サンドラ・ブロックの演技は味があって良いです。

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

1.0

漫画とアニメが好きだったんだけれど、やっぱり実写化されたこの作品は全く別物でした。残念。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.3

岩井俊二ファンではないけれど、岩井俊二ワールド全開で美しく穏やかで切ない映画。なんだか小説か詩集を読んでいるような気持ちになった。何でもないはずの日本の田舎の夏の始まりと夏の終わりの美しさにも気付かさ>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.8

上映中に映画館へ行けず心残りでした。やっと観れた!今泉監督らしいセンチメンタルな感じと、登場人物の会話や映画の中での出来事がリアルで本当に面白い良作。特に下北に想い出がある人、それが若い頃の想い出の人>>続きを読む

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

1.9

脚本が荒くて登場人物の心情や背景がザックリと描き過ぎ。話の設定は面白いのに残念。観終えて監督脚本調べたら俳優の佐藤二朗なのね。うーんうーん、もっともっと面白く(笑う、ではなく興味深いの意味で)なれる筈>>続きを読む

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.7

三木監督の「旅猫リポート」が私には全く合わなかったのでこの作品も観に行かなかったんだけれど、映画館で何度か観た予告が気になってはいました。なんと!良いじゃん!女の子の建前と本音が描かれていて、なかなか>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

1.2

うーん、期待していた程ではなかった。作品名を忘れてしまったんだけれど、とっても似ている韓国映画があるよね?なんだっけ・・・名前は思い出せないけれど韓国映画の方が面白かった記憶。良い話に無理矢理まとめよ>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.1

何だかもう観終えた後に悲しみと苦しみで胸が押し潰されそうになる作品。人間の心の奥底にある醜さや差別的な村文化、こんな人々が日本にいるのかと信じたくない気持ちでいっぱい。役者達の演技は皆素晴らしく、田舎>>続きを読む

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

3.8

期待以上に良かった!音楽界の最高峰歌手のひとりセリーヌを演じるのは監督脚本も手掛けたヴァレリー・ルメルシェ。映画冒頭のエピローグは彼女が得意とするコメディそのもので笑っちゃう。フィクションとされつつも>>続きを読む

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

2.3

当たり前の日々の中での葛藤や悩みや決断を、日常のトーンで描いていてリアルです。「誰にでもそういう気持ちってあるよね」「分かる分かる~」と主人公とは全く違う立場の観客でも容易に気持ちが想像できて感情移入>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

3.0

ずっと気になっていて公開初日に観に行ってきた!ジェニファー・ハドソン演じるアレサ、元々の声質が全然違うのに話が進むにつれてアレサ・フランクリンにしか見えなくなるくらい役に入り込んでいた。最後の教会での>>続きを読む

ファイター、北からの挑戦者(2020年製作の映画)

2.0

以前韓国人の同僚とソウル旅行に行った時にDMZの現地ツアーに参加した。見学後に脱北者女性の話を聞く時間があり北朝鮮での暮らしや家族の事、逃げ出した時の事、加えて韓国での生活に戸惑いを感じた事までも涙な>>続きを読む

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.8

衝撃的な映画。ストーリはもちろん、今まで感じたことのないような恐怖をあおる映像美と、異質でなんとも言えないバックミュージック。ノイズにも似たミクスチャー音楽と美しくて鳥肌立つ自然の映像に、ラストまで一>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.8

親のこと、経済的なこと、教育的なこと、様々な生活環境に恵まれなかった子供達の日常と旅を描いたロードムービー。白黒映像が殆どなのに、数回カラーのシーンが差し込まれてきて主人公の心情変化を想像させる演出が>>続きを読む

グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

3.1

一部分だけを切り取るニュースではグレタを誤解していたと気付けた作品。思想や考え方は様々だけれど行動に移す事が素晴らしいし何より彼女との両親の距離感が良い。この先悪い大人に利用されないといいな。あと同年>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

1.8

映像の色彩が美しくため息。でもストーリー展開は先が読めて退屈。

未成年(2018年製作の映画)

1.4

想像していたのと違っていました。期待しすぎちゃったのかも。

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

2.0

音楽ライターを目指す実話ベースのティーンネイジャーサクセスストーリー。サクセスストーリーというものの多感な年齢故の誰もが抱える悩みや選択のミスを繰り返し、試行錯誤しながら自分の好きな道に進んでいく前向>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

1.0

公開当時、映画好きな知人の間では「すごく良かった!」という声と「時間の無駄だった!」にはっきりと分かれていて、私は後者でした。でも松居監督作品、他の映画も観てみよう。

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

-

全く楽しめなかった。小池栄子演じる男勝りな女性、違和感しかない声の出し方が気になって仕方がなかった。全然ストーリーに入り込めず。残念。

Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

2.5

癌におかされた妻、妻を支える夫と親友、そして娘や家族と友達を中心に様々な愛や友情の形をリアルに描いた作品。時系列が小刻みに前後するので混乱する点は否めないものの、本当に辛い時・大変な時に傍で支えるのが>>続きを読む

かぞくへ(2016年製作の映画)

4.1

先月試写で「由宇子の天秤」を観てから、どうしても観たかった春本監督の記念すべき1作目。手持ちカメラでの長回し、時系列に沿ったストーリー展開、誰の身にもおきそうな悩み、お金にまつわる問題、そして友情。全>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.6

最高にカッコ良くて爽快でハラハラするハードボイルド作品!ガイリッチー監督とステイサムがタッグを組んで面白くないわけがないですよね。コメディ要素は一切なし、硬派なアクション映画なのでストーリーにのめり込>>続きを読む

メインストリーム(2021年製作の映画)

2.1

人気のYouTuberがSNSの闇に犯され壊れていき、周りの人々をも不幸にしていく。まさに現代的な題材。コッポラ監督の孫ジア・コッポラ監督、ミレニアム世代ならではの演出や表現をふんだんに使い新しい映像>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

2.6

小1の時に親に買って貰った児童向け「青い鳥文庫」のムーミン小説が大好きで1週間で全冊読み終えた想い出。挿し絵もムーミンのアニメやキャラクターのデザインとは違いトーベヤンソンが描いた元祖ムーミン。お話が>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.2

追いかける殺人鬼、逃げる耳が聞こえない主人公。冒頭から最後まで息つく暇ない程ずっとハラハラ続き。詰めが甘い突っ込み所はあるけれど、そこすら気にならないくらい永遠と追いかけまくり逃げまくり。ラストのどん>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

1.8

深く考えずに頭からっぽにして観られるラブコメ。それ以上でもそれ以下でもありません。

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.8

俳優陣の迫真の演技、リアルに描かれた脚本、主人公の表情をとらえ続ける臨場感あるカメラワーク、もう全てが素晴らしい大傑作。ボスニア紛争を描いた作品なのに銃撃戦シーンは殆んどないのに最初から最後までずっと>>続きを読む