すずやさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アウトフィット(2022年製作の映画)

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だいぶ前から楽しみにしてた作品。劇場公開の気配一つなくどうしたもんかと思っていたら配信に来たのでありがたい…
あの『イミテーションゲーム』の脚本のグレアム・ムーアの監督・脚本作品。

「仕立屋は聞き役
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

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これまたA24特集にて。なかなかの当たり作品じゃないかな…?
昨日見た『ファニー・ページ』の主役のダニエル・ゾルガードリがクレジットに居るのを見かけて、これは見なきゃ!となってた作品。ジェイデン・マー
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Saltburn(2023年製作の映画)

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おもしろかった!!
持ってるやつらを踏みつぶして成り上がろう、そういう気持ちを腹のうちに隠しながらも平然と振舞おうとするオリヴァーという役と、バリー・コーガンの相性の良さたるものよ…
オリヴァーがフィ
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

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今回のA24特集の一番のお目当て作品だった『ファニー・ページ』真っ先に見てきた。
あの『アレックス・ストレンジラブ』や『エイス・グレード』でいい味を出してたダニエル・ゾルガードリが主役でいるスチルを見
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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人間には友情あり。そういう映画なのか……

本当に森の中にいるようなサウンドにこだわっているのだろうな……正直音楽を自然音に頼る演出には眠気が凄かったのだけど、ルーとクッキーが出会い、成し遂げ、ぶつか
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ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)

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ハンガーゲームがなきゃ今の私はないんだから…と、大好きな初恋の人に会いに来たみたいなすごい神妙な気持ちで見てた。
元シリーズは映画も小説も繰り返し見て読んできたから、たとえば音楽を聴いただけでああ、こ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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ミランダオットーじゃん!!!!指輪物語のエオウィンの!!!!エンドロールのクレジット見てあ…知ってる名前…だれだっけ…ってしばし考えてから気づいた。ジェイドとライリーのおかあさん。
最初は割とトランス
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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全くノーマークだったんだけど、SNSの評判を見て気になって見てきた。

いつだったか、学校の授業で何度も「貴方たちは、大戦を経験した人の話を直接聞ける最後の世代」って言われたことがあった。きっと、この
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

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ディズニーの100周年映画として、「星に願えばどんなことだって叶う」ということをコンセプトにした映画なのだな、ということは分かった。
この映画は明確に、「人は夢を見る生き物で、夢を見ることが人に強さを
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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もともとノーマークだったけど評判を聞いて気になってみてきた。

細かい部分のディテールは分からんことも多かったし、たぶん凝集性の高い集落の悪い側面に関しては色々言われてるんだろうと思うので割愛する。け
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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今度エメラルド・フェネル監督の『Saltburn』が配信になる前に見ておかなければ…!ってことで見た。
どこがどうとはうまく説明できないけど(もっと暴力的な作品かと思ってた、くらいかな)、イメージとは
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宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

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リメイク版の2199だけしか見たことない状態(それも10年近く前)で鑑賞!客層を見回してみると、50,60代くらいが多くてアニメ映画にしては珍しい客層だよなあと思ってしまった。
やっぱり総集編だと端折
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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「いつまでも夢を見ていたい人のために」とでも言えばいいのかな、そういう感じの映画だった。いつでもチョコとともに夢を見る、そういう男なウィリーだからこそ、皆を笑顔にできる。夢見ることは力強い。
そういっ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

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完全版(4時間10分あるらしい?)からカットして切り詰めました、感がどうにも否めない……
ナポレオンの歴史モノとしても、彼を主役にしたある種の悲劇としても、どっちにもなりきれてなくて中途半端な印象を持
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

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序盤からフラグしか立ってないし、案の定フラグ回収されてやべー事態に陥っていくし、こんなに「だから言ったのにwww」って展開を踏んでいく映画は久しぶりで楽しかった。
ジェリーの機長ぶりは頼もしすぎて、m
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

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昨今の情勢のこともあり、そういえば劇場で見逃してたな、と思って見た。
確か、似たテーマの『エイブのキッチンストーリー』の時だったか、いくら相互理解を目指そうったって限界があるだろ、と思った記憶があるん
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

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おもしろかった!!
レズビアンの主人公がチアリーダーとデートするためにファイトクラブを始める…っていやどんな筋書きだよ!!って思ってたけど、彼女たちの思いつきが女子生徒のコミュニティとなり連帯となる…
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

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レストア版上映にて。
前に配信かなにかで見たことはあったけど劇場で見るのは初だったのだけど、やっぱりディーキンス先生ってすげーなあ…の連続だった……あそこまで画面を暗く、主人公の後ろに炎を捉えたりして
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レンフィールド(2023年製作の映画)

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監督クリス・マッケイってことは『レゴバットマン』と一緒なのか。あの軽さはそこのせいなんだろうか…
スプラッターとしても笑えるしクソ上司への復讐劇としても笑えるし…つくづくニコラス・ホルトの仕事選びは面
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

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Fan's voiceさまの試写で鑑賞。

タイトルに感じる「シチリア島の夏のひと時」から想像する爽やかさとは相反した、ゲイであることの絶望と苦しみがつき纏う作品。
主人公のジョルニとニーノ、それぞれ
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

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思いもよらぬタイミングでチャンスができたのでありがたく見てきた。
ハイスミスの作家人生とレズビアンとしてのクィアネスを見る伝記でありドキュメンタリーだった。「生きられない人生の代わりに物語を書く」とい
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

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幻のウイスキーの復活を1記者の視点から追う物語。
なにか「打ち込めるもの」「好きなもの」に出会う瞬間は案外地味だけれど、でも続けるうちに気づけば揺らがぬ大事なものになっている…というストーリーを丹念に
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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なんか色々と背景情報がドラマからきてるから混乱する部分はあったんだけど、「ミズ・マーベル」と『キャプテン・マーベル』の続編の物語としてしっかりとしたクオリティがあってかなり満足。
異星の描写もかなりよ
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

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「すみっコぐらし」劇場版第3弾、怪しげなクマ工場長について行ったら過酷な工場労働に従事させられて疲弊していくすみっコぐらしたちの生活を見せられる大人には過酷なアニメだった……これでええんか……ってちょ>>続きを読む

パッセージ(2023年製作の映画)

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関係の冷めきった夫に「昨日女と寝たんだけど刺激的だったんだよね」と話してしまうところからオイオイオイ待てよ!!!と言いたくなったこれまた中年既婚ゲイの痴話喧嘩映画でした…
トマスはそれ言っちゃ/やっち
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

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TIFFワールドフォーカスにて。
30分にぎゅっと凝縮された成分の多さよ……
確かに『ブロークバック・マウンテン』に対する返歌のようにも思えるし、一方でBBMとは正反対の、「あの2ヶ月の夏には囚われな
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ドミノ(2023年製作の映画)

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話を面白くするべくじゃなく、ややこしくすべくややこしくなった映画な印象だった。
物語の前提自体に実はトリックが!っていうやつも、1回限りの飛び道具ならまだしも何回もやられるとしんどさが勝ってしまう。こ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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TIFFガラセレクションにて。
あ〜〜またよくもワイティティがワイティティしてる作品ができちゃったもんだね〜〜と思いながら見ていた。彼の良さも悪さもよく出てるなあと…

世界最弱の烙印を背負ったサッカ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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設定がかなり好きで想像以上におもしろかった!やっぱ私SFやファンタジーが好きなんだよな…ってことを思い出させてくれる1本。
音楽がめちゃくちゃ雄弁だと思っていたらハンス・ジマーだったのは笑ってしまった
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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思い返してみれば3時間半もあったっけ…?というくらいのストーリーなんだけど、でも見ていた体感はしっかり3時間半あったので、ぜひ万全に体調を整えて臨んでほしい。

この場所にはネイティブ・アメリカンに対
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ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

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半年ぶりに見に来たNTLiveの新作、今回も面白かった!
1933年〜水晶の夜までのドイツを舞台に、1人の大学教授の葛藤を描く作品。

親友の前で「反ユダヤなんてふざけてる」と言えたとて、ナチ党員とし
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シャドウハンター(2013年製作の映画)

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吹替版が気になって公開当時見て以来の鑑賞だったけれど、原作も全部読んでてドラマもあらかたみてる今だと物足りなさしかないな……
小林親弘さんのマグナス超イケてるのに出番あれだけって…せめてドラマ版くらい
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