がんささんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

がんさ

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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

1.0

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ひとつの映画にドクターが3人も出てくるが、誰がドクターなのか思い出せなくなる演出は強烈!

これは映画という名のファッションショーなのだ。このことにどれだけ早く気付けるかで魂の救済の有無が決まる。
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

2.0

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「刷新いや多くの変化について」

監督が交代し、ジョエル・シューマカー版の一作目。※バットマンも一緒に交代。今回のゴッサムシティは、チャイニーズゴシック感もにじむネオン街。宵闇の中にネオンの鮮やかなカ
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

2.5

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「みんな野獣の悲しいおとぎ話」

ティム・バートン=バットマンの2作目。
私がwジョーカーの呪縛から解き放たれて、漸く真っさらな気持ちで楽しめた。

本作の主役は3名、ただしみんな怪物。

オズワルド
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バットマン(1989年製作の映画)

2.5

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ティム・バートン版バットマンの1作目。

キートン・バットマンは怪作バードマンが先で、ゴッサムシティの世界観はノーラン版が先な私にとっては、お遍路のような立ち位置の本作。

先日とあるレビュアーの方が
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

2.5

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「永遠のマスコット」

媚びたな!
1作目を観た時、ギズモはもっと可愛かった気がしていた。記憶っていい加減だなと思ったが、あながち間違いではなかった。

大きな目はよりうるうると、口元はちょっと寂しげ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

2.0

作中最強キャラクターのひとりについてその過去を描いた作品。

とにかくアクションが派手で痛快なのだが、劇場の大スクリーンで観るべきだった。おそらく配信では迫力の1割も伝わっていないだろう…

一方スト
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.5

怖いもの見たさで観る映画が好きだ。
私にとってそんな映画の初めては、子供の時分に地元の公民館で上映していた、海と毒薬w

公民館の映画は午前が子供向け、午後は大人向けだった。上映前に近くの席のおばあち
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.0

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「映画監督の夢」

昔観たSF作品で、作家性の強い映画監督が現実では作れなかった作品を自身の脳に封じ込め、アクセスしてきた人を虜にして離さないというお話があったが、まさか実在しているとは…

この映画
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グレムリン(1984年製作の映画)

2.0

「改めて悪夢w」

懐かしさで鑑賞。

これ昔はちょっと怖かったんだよなと、おぼろげな記憶で観てみたら、思っていたより遥かに恐ろしい内容だった。

父親の発明という名の暴力、貧困にあえぐ女性、グレムリ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.5

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海の生態が美しくて、またダイナミックな水飛沫がうねりが圧倒的で、見惚れてしまった。

〜〜〜

「極めて個人的な身体の記憶」

初めてスキューバの体験をしたのはもうだいぶ前のことだが、初めはただ水に潜
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.0

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劇場公開当時の私は、手が出せなかった…奇妙なヴィジュアルは魅力的だったが、同時に観てはいけないものな気がして…

20年越しに観賞。個人を丁寧に描く映画が作られる今日の日本、意図せずタイミングはバッチ
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赤ずきん(2011年製作の映画)

1.0

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この映画がすごいのは、赤ずきんが必要ないってことw

家が2階に梯でアクセスするようになっているのはきっと湿気か寒さ対策なのだろう。歳を取ったらキツそうだけれど。

劇中のお祭りのシーンで三匹の子豚ご
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そばかす(2022年製作の映画)

3.5

※映画を観るかどうか迷われてる方へ

何人かでいる時に、あー何だか自分はこの中で浮いてるなと感じること、あったりしませんか?

たまには一人映画でもいかがですか。

本作の主人公佳純(三浦透子さん)が
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.0

「スパイの非情」

9.11後のドイツを舞台に、ある男を巡り各国の情報機関が権謀術数をめぐらす…

非情だ。彼らは情報を操り、状況を支配するために、あらゆる条件を利用する。

そこに感情の入る余地はな
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

2.5

「諜報員のことは知らないけれど」

3組織が入り乱れるストーリーラインになり、脳内に人物相関を描きたくなる感じ…らしくなってきたぞ!と勝手に盛り上がる私。

もはや諜報員の概念を超越する界隈の有名人ボ
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

2.5

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「未知の冒険への憧れは永遠」

ウィスキーボンボンのような不思議な世界が目の前に広がる。あとはもうそこに身を委ねるだけ。最高のアトラクションに乗っている気分だった。

〜〜〜

本作では「冒険」を通し
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

※まだ観られていない方へ

数百年に一度の彗星がくると聞いたら、夜空を見上げませんか?

映画でも今、起こっています。
スポーツしている体感を、映画で得られると言われたら、あなたは信じられますか?
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

2.5

「かっこいいは正義」

007ことジェームズ・ボンドシリーズの第1作。

ご存知のキャッチーなタイトルバックから、溢れ出すお洒落さは1963年から全く色褪せない。

終盤ボンドたちが乗り込む敵の本拠地
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

※これから観られる方へ
くれぐれも本作は、まずはお一人で受け止められることを強くおすすめする。

嫌な思い出は、誰だって自分にとっての真実にしようと必死になるものだから。

本作をカップルで観られた皆
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.0

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「優しい世界」

小学2年生の秋、初めての学芸会の役決めがあった。帰宅して自信満々に役名を告げる私。「ナレーター1になったよ」今でも残念そうな母の顔が忘れられない。

物語の語り部が好きだ。幕開けの第
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「人と人の物語」

主人公のヴィッキーという少女には、匂いを介して過去にタイムリープできるという突飛な設定があるものの、基本的に本作は予告が醸し出していた不穏さを描かない。全ては人と人の物語だと言う了
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.0

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「ザリガニの鳴くところは…」

自然と深く結びついたカイアは、文明社会を築く中でわたしたちが遥か昔に失った、根源的な生命のことわりに属していた。

物語の全編が壮大にミスリードとなって湿地の生き物カイ
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RRR(2022年製作の映画)

2.5

「未知との遭遇」
異文化を目の当たりにした。そして順応する間もなく勢いに押し切られてしまった、そんな映画。

ラーマとビームは筋骨隆々、野生味に溢れて眩しい、心地よい低音で、歌も踊りも上手い。ミュージ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

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「夢現つの遊び事」

クリスマスの宴会の席で、偉大な王と伝説の円卓の騎士たちに囲まれつつ、何者でもなかったガウェインは、いっ時の功名心に駆られて突如現れた緑の騎士の首切りの誘いに乗ってしまう。

忘れ
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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

3.0

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この映画は愛で溢れている。

よいことをしても疎まれてしまう怪物レッド、隠れてラブソングの練習をするような温厚で繊細な半魚人のブルー、

そんな2人の捧げる不恰好な純愛が、物語を動かしていく。

原作
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

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アナログな時代のカルチャーへの熱量に、憧れを抱いてしまう。

レントンの目はちゃんと物事を見たいと訴えかけているが、彼と彼の世界の全てがそれを邪魔してくる。

選択はそれぞれが置かれた状況で下すものだ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

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「アプローチと建築のリアリティ」

雑木林のように管理の行き届いた生態、素材を見せられつつ、選び抜かれたゲストたちはレストラン、ホーソンに到着する。

大きな扉を入ると、海を借景とした大開口の窓が目を
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.0

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「鈴芽の死生観」
母子家庭で4歳だった鈴芽は、突然の震災で母を失った。

母を探し続けてみても、変えようのない現実を突きつけられた彼女は、生き死には運、仕方のないものだととらえるようになった。

旅で
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「平和の先の世界を見てみたいと思ってしまう」

一時的にではあるが全生命の半数を失うを経験をした後の世界で、先進的な技術や知識を誇り、地球の旗手をも担える力を持つワカンダと、

片や海に隠れて数百年を
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