面白かったんだが、まるでドラマの最終話手前3話から始まるようなストーリーには正直面食らったというか、「いや、、、まだそんなに君たちのこと知らないんだけどなぁ、、、」感は最後まで拭えなかった。勿論、いき>>続きを読む
「家に贈り物が届く」というモチーフを映画の主軸にするのではなく、即物的な描写では到底描くことのできぬ“気持ち悪い厭さ”の演出の方にウェイトを全振りしたのは大正解だったと思う。
向こうからやってくるスーツ姿の紳士がカットが切り替わると実は半ケツ丸出しのゾンビだと分かるシーンが一番怖かった。この映画の白眉。
眼鏡っ娘ヒロインが薄着になっていくたび段々とリプリー化していくのも時>>続きを読む
ポン・ジュノ映画の魅了は登場人物と物語が同時に文字通り「走り出す」瞬間が訪れることだと思っているので、今回のミランド社にミジャが単身で乗り込んでからALFの護送車に助けられるまでのチェイスシーンは本当>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。確かにある意味“映画”を超えてたよ。まさに水曜シアター9の「映画は金がかかってりゃいい時もある」という名言が本当に正しかったと証明されるとは……LDHはずーーーっと映画を製作し>>続きを読む
後半の展開を考慮すると前半でイヴが何に対して涙を見せていたのかなど色々ニュアンスが変わってきて二度美味しい。完全にイヴに肩入れしてたからピカレスク・ロマンとし爽快感すらあった。ラストまで抜かりなく厭な>>続きを読む
夢小説みたいな映画だった……基本ハッタリでしか構成されてないんだけどそれ故に常時ハイテンションのまま最後まで突っ切ってくれるのが気持ちいい。ヘタレ俳優ことジョルディ・モリャが今回も酷い目に遭ったのには>>続きを読む
絶対的に良い奴はいないけど、絶対的に悪い奴もまた存在しない割り切れなさ。(おそらく街から出たことのない)主人公の趣味が“鉄道”っていうのも絶妙だよね。あと、頬杖は反則。
“ダサイ”を“カッコイイ”が捩じ伏せる瞬間のえも言えぬカタルシスに満ち溢れていた。この当時の千原ジュニアを最良な形で撮らえてて、記録装置としての映画の役割もしっかり果たしていると思う。マジで人殺しの目>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これは駄目。本当に駄目。相当問題だよ。
結構面白かったはずの『殺人の告白』が邦画というフィルターを通すとこんなにも駄目になるのか。
リメイク元の魅力の部分であった“飛躍の面白さ”が全く無くなって、>>続きを読む
モンスターを解剖して生態メカニズムを解析していく展開は普遍的な面白さがありますよね。
実写で押井守的ダレ場は辛いものがあったぞ。
青春ジュブナイルホラーとして完璧じゃないですか。最高すぎるので良かったとこを箇条書きにしたぞ。
・基本的に学生しか画面に登場させない作劇方法
・「知らん人がこっちに向かってくる」は”怖い”というコロ>>続きを読む
ヒグマドン不在の『ワールド・イズ・マイン』。漁港が舞台になる映画にハズレ無し。
「彼は世界を支配する力を手に入れたのだ」のパワーワードたるや。
鑑賞したのが十年以上も前だから断片的にしか覚えてないけど、とにかく面白かった記憶しかない。地獄の警官とのカーチェイバトルは手汗握った。
エア結婚式からエアセックスの流れ、声出して笑った。そして相変わらず空間の使い方が絶妙。
ミステリー映画のお手本のような作品だった。熟女と陰謀は相当相性が良いな。
ちょっとダレる説明の場面では、とりあえず登場人物を全裸にさせて観客の集中力を維持させる戦略は非常に正しいと思いました。
フランス人の恋愛観のヤバさが如実に現れて、どこまでが意図したギャグなのかよく分からないのめちゃくちゃ面白かった。音響・編集共に遊びまくってて下手すりゃアングラ映画にもなりかねないはずなのに、アンナ・カ>>続きを読む
シーン単体ではすごく惹かれたんだけど、全体通して主人公たちがやったことが民家での強盗一回だけって……しかも相当グダグダだし、窓ぐらい壊せよって思っちゃった。
沙村作画な栗山千明があんまり活躍しなかった不満を戸田恵梨香の槇絵と万次のバトルシーンの満足度が相殺してくれたのは嬉しいサプライズだったな。