Roccoさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

Rocco

Rocco

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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.0

イ・ソンミン、結構癖のある顔だと思うのに、作品ごとの化けっぷりが凄い。特に財閥家の息子やこの作品は、何かが憑依した感じ。

今でも傷が癒えない戦争経験者と、何も知らない若者。反日映画だったら...と思
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.8

登場人物の大半が主役級の俳優さんなので、目福。特にこの作品でのブラピのはっちゃけ方がとても可愛くて、見終わってからも思い出して笑ってしまう。
同様に、今でこそ弁護士の奥さんを得てインテリ風に落ち着いた
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.6

初ギリシャ映画。情報が少なかったので調べてみたら、監督は、LFS修士卒(11年前、だから40歳手前位?)のドイツ/ギリシャ人女性で現在新作の脚本を執筆中と。

映像がとても好み。子役が可愛い。

男性
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

マッズが泣くのを見たのは初めてなのかな、と思った位、頬をつたう涙をぬぐう彼の姿に新鮮味を覚えた。彼の作品はいくつも見ているけれど、この映画の彼の涙は切ないです。

倦怠期をアルコールで乗り切るのはどう
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

二度目の鑑賞。一度目は、最初の指のシーンで挫折。

コリン・ファレルは駄作には出ないと個人的に思っているので、付いていけてない自分が悪いんだろうと精神的にゆとりがある時に最初から見直してみた。

北ア
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.4

著名な戯曲家フロリアン・ゼレール氏の『ファーザー』に続く監督第二弾、
ということを知らないで見た。知っていたら見なかったかもしれない(それほど前作が強烈だったので)。

プラス思考で突っ走り、成功も手
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.2

これ、ポスターで既に答えが出てるのでは・・・

と思いつつ、スッキリしたくて見たけれど、私には合わなかった。
ジャレド・レト、ここ数年の作品どれも演技がすごいけど、私が最も苦手なタイプかもしれない。W
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.8

めちゃ怖い。しかもジワジワ来る。表情が読みづらい(何を考えているのか判りにくい)イム・シワンの個性がプラスに作用したというか。スリラーとしてはすばらしい出来だと思う(けど、個人的には一度で十分すぎる恐>>続きを読む

声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.5

なるほど、この規模で組織的にやられていたら、ひっかかるのも無理もないかも、と思わされる振込詐欺の裏側。えぐい。

韓国映画やドラマは結構見ているので、暴力には目が比較的慣れているほうだと思うけど、この
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.9

面白かった!!

実は、久々のソ・ジソプ主演作で密室殺人ものという位しか情報を入れてなかったし、さほど期待もしていなかったのだけれど、正解だった。
この作品に関しては、知らなければ知らないほど楽しめる
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モデル 欲望のランウェイ(2016年製作の映画)

3.2

どこかで見た顔だな、と思ったら、実際のモデルさんを使っているのか。

映画は悪くないけど、副題は要らない。特にこの作品は余計な色をつけないでほしかった。

16なんて犯罪ギリギリの年齢だし、体は大人で
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.4

少子化で子供がいない人が増えている。自分の周りもしかり。そういう人たちが高齢者になると、何親等とかのルールで親戚の甥や姪の世話になる。甥や姪、と複数いればいいけど、下手すると一人だったり、いなかったり>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

うわぁ。

冒頭のレストランのシーン、なるほど、そう来たか。普遍的な、でも多くが不満を抱いている問題からするする入り、実にうまいなぁと。

バレンシアガとH&Mで笑わせつつ、中盤、思いもかけぬ展開に。
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『フレンチアルプスで起きたこと』が好きで、幼児のいる人に勧めているから、この作品も期待大で見た。

この監督、相変わらず、突いてくるな。触れられたくない部分を。
知性と教養でうまく隠しているものの、人
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

永野芽郁、また一皮むけた気がする。いや、見てるのは辛かったけれども。
窪田正孝も、突き抜けて戻ってきた、ちょっと風変わりな役がいい。

酷い大人ばかりだけど、まったく縁のない他人の優しさに救われて頑張
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.9

建築家が主人公の映画はままあるけど、女性建築家が主人公というのは希少かも。ローマ大学建築学部を卒業し、複数の国で修士をとった秀才の彼女、ロンドンの建築事務所に就職して現場監督をこなしていたけれど、ある>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

『僕らの先にある道』の彼女がとても印象に残っている。なんともいじらしい。童顔で、でも不思議な色気もあったりして。その後、『少年の君』も見たのだけれど、製作年度からすると、実はこれが一番古かった。

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真実(2019年製作の映画)

3.5

是枝監督作品だし、ドヌーブだしビノシェだし、イーサンホークまで出ているのだから、もう少し感動しても良かったのに、と終わってから思う。

なんでなのかな、印象的なカットもあるのに。もう一度見ればわかるの
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.4

主人公の気持ちが前に進んだり戻ったり。強気になったりくじけたりを共有しながら、母親のような気持ちで見守る。

フランス映画は強い女性が出てくるけど、強さだけじゃなくて慈愛に満ちている(けどそれはあまり
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

人のいい運転手役は、『エージェント物語』に出てるグレゴリー・モンテル。人のいい使用人に人嫌いのセレブ(元)調香師が心を開く、『最強の二人』をちょっと思い出させる設定。

嗅覚が常人レベルを超えて優れて
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.8

「咲いたのは、人生でした」

というコピー上手いなぁ。
画面から香り立つような様々な種類のバラ、バラ、バラ。大きなスクリーンで体感したかった。園芸好きにはハイブリッドローズの作り方とか、育て方とか、香
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誰かの幸せ(2020年製作の映画)

3.8

あ~面白かった!!

往年のイケメン俳優、ヴァンサン・カッセルがアルミ会社のうだつの上がらない嫉妬深い課長というだけで最後まで観るのは決定。

4人のうちで一番野心がなく、多くを望まない控え目で優柔不
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

4.0

パク・ジョンミン、演技だけじゃなくてピアノも上手かったんだ。
イ・ビョンホンは、私たちのブルース最終回でも泣かされたけど、こういう、根無し草みたいに破滅的なのに、人一倍家族思いで突っ走る役をやらせると
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

いやぁ、面白かった。岡田准一が素晴らしい。身長は確かあまり大きくなかったと思うのだけれど、この存在感。坂口健太郎もいい感じにクレイジー。MIYABIもク―ルでカッコいいし、はんにゃの金田君も声がいいし>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.7

どっかで見たけど、どこだっけ?と思った彼女役は、『バーニング』で体当たりの演技を見せたチョン・ジョンソ。彼氏役は、『私の解放日誌』で抜群の存在感を発揮したソン・ソック。二人ともフェロモンが出まくり?の>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

小説が原作だそうだけど、実写版の少年漫画を見た気分。撮り方によってはかなりグロになってもおかしくないけど、オリンピックキャラみたいなゆるキャラ、キッチュなデザインとレタリング、全体的にポップなカラース>>続きを読む

Alienoid 1(英題)(2022年製作の映画)

3.7

キム・ウビンのスタイルの良さが際立つ・・・だけじゃないけど、彼のファンならかなり嬉しいだろうな。あまりSF風な作品は得意じゃないから、単に豪華キャストにつられて観たんだけれど、これが意外と面白かった。>>続きを読む

聖なる証(2022年製作の映画)

3.4

教会関係者のキャスティングが曲者揃いで素晴らしい。宗教、公権、私権、様々な思惑が絡み合うなか、正義感に溢れる女性が立ち向かっていく話、とまとめてしまうと沢山の大事なことが漏れてしまう気もするけれど、こ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

コペンハーゲンのノーマをモデルにしたのかな?食材の追求が極端な方向に向かうのかな?などと漠然と思いながら観はじめ、予想とは全然違う内容と急展開に戸惑いつつも、自分も客の一人になったつもりで(アニヤに共>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.4

豪華キャストで、ダニエル・クレイグがちょっととぼけた感じの探偵を演じているから期待してみたけど、最初から犯人が判ってしまい、あとは何だか大変申し訳ないけれどもお金のかかった暇つぶしを見ているみたいな気>>続きを読む

ディオールと私(2014年製作の映画)

4.0

めったに見ることができないデザインプロセスと、お針子さんたちの実務が見られたのがとても刺激的だった。睡眠時間削ってもきちんと間に合わせてしまうのがさりげに凄いなと。

生花を会場一杯に飾る(特に胡蝶蘭
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コード・アンノウン(2000年製作の映画)

3.9

ワンカットのランダムなシーンがランダムにぶっきらぼうに提示される。なぜ彼らがそのような行動をとったのかが、個々に掘り下げられて、最後は織物のように重なってドラムの音の高まりとともに纏まっていく。
パリ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

ラストシーンの映像が美しかった。

40代子なし、パートナーは強気な女性。殺伐とした仕事の一方で、妻に尽くす真面目な男性が、ふとした心の隙に入り込んだ小娘の魔性に翻弄され、我を失っていく愚かな姿が延々
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

好きな男の子のためなら深夜2時に一人でビール買いに行ってあげる女の子も、一人で行かせる男もどっちも自分では考えられないけど、馬鹿にされてると思わないのは実際に相手を愛してるんじゃなくてそういう自分が好>>続きを読む

あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.1

豪華キャストの群像劇(元のドラマは見ていません)。原田知世さんは素敵で若いと思うけれど、横浜流星君と並ぶと親子に見えてしまうなぁ。木村多恵さんは若いままで驚くくらい。

誰か一人でも入れ込めるキャラが
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余命10年(2022年製作の映画)

3.4

小松菜奈&坂口健太郎、画面がなんだかミュージックビデオのように綺麗。小松さんのちょっと冷めた感じや、坂口くんが自信をつけて変わっていく姿も悪くない。でも自分は泣けなかった。最後に野田さんの情けない感じ>>続きを読む