Roccoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Rocco

Rocco

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天使の詩(1965年製作の映画)

4.0

長男のいじらしさと、弟の無邪気な残酷さ。

昔観てボロボロ泣いた作品。他の方の感想で、長男長女に刺さるとありましたが、刺さります。また見たいです。

追記:
子役は二人ともオーディションで発掘した素人
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.7

ハチャメチャなんだけど、笑って、泣いて、楽しい映画。基本的に流れている空気が優しい。中盤少し中だるみがあったけれど、終わりよければすべてよしかな。

主役のグレッグ・ハンは、『ひとつの太陽』に出ていて
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8

前知識ゼロで、なんとなく見たら割とツボにはまっちゃった。自分は好きです、こういうの。

とにかく絵が美しい。ユートピアという設定だから、インテリアから服、車、小物、時折挿入されるアートっぽい映像、全部
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

気になっていたけど、復讐劇だとか、ポスターのビジュアルが何か不穏な感じだったので、時を選んで視聴。見て良かったです。

ずいぶん前になるけど、アメリカの有名大学で起きた男性生徒によるレイプ事件の判決が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

イギリスにて鑑賞。

正直誘われても全く乗り気じゃなくて、仕方なく見に行った。平行して家では The Days を見ていたので、私の心境はある程度察して頂けるかも。

最初から結構批判的に見ていた。な
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.3

坂元裕二さんが好きなので。

自分は恋愛渦中にいる若い人たち、ではないので、懐かしく振り返るというか、ああこういうことあるよな、と思いつつみた。

主役の二人、キラキラしてるところを映像で残せていいね
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キング・オブ・クローン(2023年製作の映画)

-

優性思想に繋がるから倫理的に難しい反面、難病とか障害のある人にとっては希望の星になるのだろうな。

学者が儲けちゃいけないみたいな偏見がある一方で、結果を出さなければいけないプレッシャーが付きまとう任
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母性(2022年製作の映画)

3.4

あ~この不穏な感じは、と思ったら原作が湊かなえさんだった。

田舎出身の長男の人は、結婚相手を探す際に暗黙のうちに労働力だとか介護要員という視点が入るのかな。そういう条件付きは見合いだけかと思ってた。
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.4

実話ベース。

韓国の事情は知らなかったけど、とことん競争がしみ込んでいる社会なのかな。まさか学校、お役所絡みでここまでとは。実習生のやる気搾取とかでは済まない根深い問題を明るみに出して、法律改正まで
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.8

Scheiße!

なんで言っちゃいけない言葉ってすぐに覚えてしまうんだろう。
英語なら Shit! 日本語なら、クソ!

平凡な一日のはずが、Scheiße!へ、そして絶対絶命の危機に発展。Fuck
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.3

「給料が上がらないので、情熱も最低賃金分しか注ぎません」

ニコッとするIUちゃん、いきなりソジュン相手にパンマルで本音出しまくりの二面性が可愛い。


ただ、設定からして、始まる前から大体終わりが見
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

見終わった後で、どっと疲れた。初めて見る没入型の映画。

一時間半、ほぼ一人の俳優さんの表情の変化を追い続けたことってあったかな。

てきぱきと事件を処理していく姿や、同僚とのかかわり方から、彼はかな
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.5

何度目の鑑賞だろう。多分最後まで観たのは今回が初めてかも。

一癖も二癖もある好きな役者さんが大集合。今回の鑑賞では初めて最初の画面で2人の若い男性を無慈悲に殺すサイコパスの正体が分かり、それもかなり
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.2

1990年代の設定。特にマーガレット・クァリーが魅力的。手足が長く、バレエをやってたのがすぐに判る体形と立ち居振る舞い、少し話し方ははすっぱなんだけれども、気取りのなさと自然体な感じがよい(ただ、演技>>続きを読む

13人の命(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話ベース。

割と最近の話で大筋はわかった気になっていたから、正直ここまで気持ちを持っていかれるとは思わなかった。

救助隊に参加した英国人の洞窟ダイバーたちは、自分たちが死ぬかもしれないリスクを冒
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無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.4

台湾映画。実話ベース。多分二度は観れないから点数低めです。

内容的に韓国映画『トガニ、幼き瞳の告発』と似ている。ただ、韓国のほうは、大人対子供で、事件をきっかけに法律が出来、問題の学校は廃校になるな
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群盗(2014年製作の映画)

3.6

ハ・ジョンウ、イ・ソンミン、マ・ドンソクなど、韓国映画主役級の俳優さんたちが勢ぞろいのスゴイ作品。名前はすぐ出てこないけど、あれはあの作品のあの人、え、あの人もと実に豪華な配役。なのに、カン・ドンウォ>>続きを読む

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.5

マルジェラというと、自分が思い出したのはあの靴下を縫い合わせたトップ。H&Mで限定版を出したりしてた頃だから、あれはメゾンのWeのほうだったのかな。

その程度のファッション知識なので、当然ながらこの
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.0

『レディバード』と似た作品ということで、何の気なしにおススメされて観た。

とても良かった。翌日眼が腫れるの必至だから、観る日を選ばないと。

映像もキレイだし、音楽も良き。

行き場を失った、野良犬
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長い長い殺人(2007年製作の映画)

3.0

長い長い・・・長いです。昭和レトロ。

長塚京三、一時期の硬派ドラマの顔だし、仲村トオルかっこいいし、俳優さんたちに全く不満はないけど、映画と言うフォーマットで一気に見るのはどうなんだろう。4話完結の
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SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

3.5

聴力障害と視覚障害、新木優子さんと山下智久さん。双方が相容れない障害だから、一体どうやってコミュニケーションをとるのだろうかと思ったけれど、いちファンだった彼女がアプリなどを駆使しつつ、出来る限りの努>>続きを読む

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.5

面白かった!!

宮沢りえさん、個人的には薄幸というかメランコリックを背負った役が多い印象なのだけれど、コメディがこんなにはまるとは!ここでは自然児というか、本人は一所懸命なのにバカだか頭がいいのかよ
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.5

安定のスティーブ・カレルに、『ダメージ』のメンヘラとは真逆(でもやっぱりちょっとおかしい)ローズ・バーン。

軽妙洒脱で面白かったです。自分もひっかかってしまった。

最後に本物の政治家が出てきてイン
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

実話ベース。

主人公の父親は博学だけどアル中で、辛いことがあるとお酒で解決する人。父がそうなってしまったのは、母親から性的虐待を受けていたせいかもしれないことが示唆される。

母も父も、一見自分達の
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

見始めてすぐ、本が原作だなと判る作り。原作の雰囲気を大切にしながら丁寧になぞった、という印象。

話題性の割に、刺さらなかった。

湿地とか、目に入るものは美しいけど、リアリティが感じられない。親兄姉
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.4

キム・ユンソク・・・

ポン・ジュノ監督が制作にかかわっているのと、ユチョンが出ている位の前知識で見始めたら・・・

これは夜見てはいけない映画だった。
偶然の悪夢が、意図的な地獄絵図になる、その様が
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オー!ブラザーズ(2004年製作の映画)

3.3

イ・ジョンジェが若い!天パだし、肌はいまいちだし、でもなんか爽やかでキラキラしてて可愛らしい。

ので、ファンは楽しめると思う。

ただ、病気がちょっと馴染みが無くて。イ・ボムスのとぼけた演技は悪くな
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

2.9

ただただ不快。でもストーリーは予想外だった。

睡眠不足の建築家のナルシスティックな妄想に付き合わされたのか。
最後のシーンはCGか。
役者さんお疲れ様です。

映画に出てくる建築家ってロクなのいない
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.4

実話ベース。

最初はなかなか話に入り込めなくて、こんな突飛な潜入捜査が成功するのだろうか、とも思ったけれど、身を危険にさらしやりきった刑事たちには尊敬しかない。

生物学的属性でしか優越感を感じられ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.9

あ~このなんともハチャメチャで微妙な感じ、前に何かで見た気がする、『マン&チキン』だ!と思ったら、同じ監督、脚本家だった。

考えるより先に手が出てしまう不器用な軍人、統計オタク、アカデミックにIT天
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

面白かった!!

このところ、配信で映画を見ていても入り込めずに冒頭10分くらいで視聴を止めるものが続いてたんだけど、これは小ネタ満載で最後まで飽きずに視聴。

暴力シーンも数多いのに、見終わってこれ
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

もう10年前の作品なんですね。

俳優さんたちの演技が素晴らしい。ピエール瀧やリリー・フランキーの善悪が交差する様、取材して判明した事実にゆり動かされ、何かかが憑依したみたいな山田孝之。文句なしです。
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

ここ最近見た映画に共通する思い。誰に対しても優しい男性というのは、家族が苦労するんだなぁ。

老人らしいぼやきや笑えるネタ、ポリコレ的にはスレスレのネタを散りばめてて、飽きずに見れた。撮影は楽しかった
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

泣いた。

愚直とは、彼のような人のことを指すのだろう。仕事にプライドを持って、まっすぐに任務を全うする。相手が正しくないと思えば、上の人間であろうと意見する。母の自慢の正直息子。

もっと上手く立ち
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blank13(2017年製作の映画)

3.5

短いけど、気持ちのいい余韻が残った。斎藤工氏、やるね。

家族にとって情けない父親に見えたかもしれないけど、死してなお、誰かから感謝され続ける人はそうそういない。普通は他人より家族を優先しがちだけど、
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.9

見た!

と言いたいだけの理由でみた。ホラーは苦手。
幸い配信だったので、日中お天気が良く、光の差し込む明るい部屋で見た。
幸い、スマホで画面隠したのは3回だけ。

娘を演じたミリー・シャピロ、存在だ
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