ちーくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

緑の光線(1986年製作の映画)

3.4

エリック・ロメール作品。自分にとっては全く興味のない会話が永遠に続いてすぐに飽きたから映像のみを追っていたけど、特に好きな映像もなかったので微妙でした。あとこれは全くもって意味が分からないと思いますが>>続きを読む

トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

4.0

こちらも再鑑賞。やっぱり2回観ても女の身勝手さと鬱陶しさで、もう窓から放り投げぇと思ってしまったけど、スーツとシャツとネクタイを上手く使って無双するステイサムとチャリ爆走ステイサムが観れたので満足でし>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

まず本作は一つの独立した映画でもありますが、「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ作品でもあるということなので、一応観ておいた方がいいかなと思いアニメを観てみたら意外にも面白かったので、より楽しみに>>続きを読む

トランスポーター2(2005年製作の映画)

4.1

続けて再鑑賞。2もしっかり面白いですね。今回はカーアクションというよりはステゴロでの戦いが見どころで、車とスーツを汚されるのが何よりも嫌なステイサムがオープニングから肩を慣らして、そこから最後まで銃を>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.6

エリック・ロメール作品。本作は「青い時間」、「カフェのボーイ」、「物乞い 窃盗常習犯 女詐欺師」、「絵の売買」の4話で構成されるオムニバス作品ですね。感想としては1話目の「青い時間」が結構良くてこ>>続きを読む

トランスポーター(2002年製作の映画)

4.2

久々に観たくなったので再鑑賞。やっぱりステイサムといえば自分の中では「トランスポーター」ですね。彼の代表作と言ってもいいと思うし、自分もこのシリーズで一気に好きになって追うようになりました。このシリー>>続きを読む

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

映画を観ているというよりかはNHKの「ドキュメント72時間」とかBSの「世界ふれあい街歩き」を観ている感覚だったけど、これらの番組もロードムービーもドキュメンタリーも大好きな自分としては良い作品でした>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.0

レオス・カラックス作品。「ホーリー・モーターズ」を観ても思ったけど、この人の作品はまだ誰も体験したことない世界(本作では音楽と花火を横目に踊り狂うシーンなど)に連れていってくれるから楽しくて好き。スト>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.3

めっちゃ好きこういうの。コレをブラックコメディと言わずして何と言うのかという程、洒落と皮肉がたっぷり効いた素晴らしい作品でした。もうこれは肉屋の夫婦がヴィーガンの人肉を普通に美味しい肉として販売すると>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

このポスターを見ただけでも分かるけど、映像がとにかく瑞々しくて美しい。その美しい数々の画の中でも「水」の映像が特に綺麗で、観ているだけで心が浄化された。記事を見たら、溝口健二監督に感銘を受けて本作を作>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.9

是枝監督ってこんなに日常を撮るのが上手かったのかと思って少し驚きました。それだけにこれは相当面白い作品になるなと思ったんですが、物語の部分に少し引っ掛かりがあって最初の滑り出しの期待感からやや落ち気味>>続きを読む

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)

3.8

普通に面白かった。かなりコメディに寄っているけど、マーティンローレンス持ち前のノリとテンションで気軽に楽しく観れました。作りとしても、94分と短い時間でコンパクトにテンポ良くまとめていてとても見やすか>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

3.9

これが何を意味しているのか、何がしたいのかなんて自分には全然分からなかったけど、視覚芸術とリズム感の心地良さが相まってなかなか興味深い作品だった。個人的には切り替わってからの後半は蛇足だったから、最初>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.8

え、面白いやん。リンチ作品の中では割と好きな部類なんだけど一般的な評価としては低いんだなぁ。一種のコントみたいな感じで、猿が真面目にスーツを着て尋問を受けてる絵面だけでおもろいし、その癖して言ってるこ>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7

当然っちゃ当然の結末よねとしか思えんかった。ただ、ラストの皮肉が効いた仕上がりは傑作やったね。「子は親を選べない」を具現化した映画。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

クリント・イーストウッド監督作品。本編という意味では最後の30分くらいでしたけど、それまでに至る過程や男三人の友情だったりがしっかりラストの展開に効いてきて見応えのある作品でした。これは自分だけかもし>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

面白い。こういうの好き。そもそも自分は宇宙について考えたり見たりするのが好きだから、綺麗な宇宙の映像を観ているだけで満足だった。室内っていう言い方が正しいのかどうか分からないけど、とにかく中も最新鋭の>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

惜しいなぁ。勿体無いなぁ。この設定なら絶対もっと面白くなれそうなのに。始まりの拷問シーンを観てこれは面白そうって期待値が上がったけど、結局この拷問シーンがピークだったなぁ。設定がめちゃくちゃ癖なのに内>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.8

今まで観た映画の中で一番重たくてキツイ作品だったかもしれない。観終わった後もしばらく放心状態が続いて言葉が出てこない。子供たちの自然すぎる演技にドキュメンタリータッチの映像、一つ一つの細かい心理描写を>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

パク・チャヌク監督作品。本作は過去の復讐三部作や「お嬢さん」などにみられた暴力やエロティックなどの直接的な表現を抑えて、「愛」や「嘘」を描いた割と間接的な表現が多い映画だったなと思いました。 前述にも>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

3.7

前半はいかにも戦争映画らしい作りで、後半は哲学的というか宗教的な作りになっていて、観終わった後 よく分からなかったなというのが正直な感想ですね。そして全体的に結構カオスな映画だなとも思った。 前半は大>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

あまり自分にはハマらなかったかな。質素で少し粗さを感じる映像に静かな雰囲気など、作品の質感としては結構好きな部類なんですが、これをボクシングに当てはめるとなるとちょっと違うかなと自分は思いました。ただ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

バスケのこともよく知らないし、エアジョーダンも履いた事ないけど面白かった。まさかNIKEが当時こんな扱いだったなんて知らなかったなぁ。たった一人の可能性を信じて全てを賭ける姿も凄いなと思ったし、この上>>続きを読む

ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.9

これは作中の少年と監督も言ってたけど、「どんなものかと思って」の一言に尽きると自分も思う。前作の「セブンス・コンチネント」同様、どう受け取るかは歓喜次第ということだから自分の好きなように解釈するけど、>>続きを読む

セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

3.6

ミヒャエル・ハネケ監督のデビュー作ですね。最初あまりにも解釈を観客側に任せすぎてて、何が起こってどういうことだったのかと困惑してしまいましたが、監督のインタビューを聞いてようやく少しだけ分かったような>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.3

なかなか見応えのある作品でした。単純な面白さではなく、不思議な体験が出来るワクワクとした面白さがありましたね。モーションキャプチャとか怪人とかのエピソードは観ているだけで楽しかった。あとやっぱり言葉が>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.1

シリーズ10作目。Dolby Cinemaにて鑑賞。やっぱり映画館で観るワイスピは迫力があっていいですね。 本作に関しては次回の最終作に向けての作品といった感じでストーリー的には物足らない部分もあるけ>>続きを読む

マッドボンバー(1972年製作の映画)

3.1

面白くない。まず、社会に恨みを持って爆弾魔になった動機が、普段普通に生きている上での社会に対する憎悪だったり、そのような日々でのストレスなどを爆発するためとかだったら納得出来るし面白いんだけど、今回の>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

始まった時のこれは面白そうだなという期待感からだんだんと盛り下がっていってしまったかな。実話に基づいているから、GUCCIの内部事情や事件のことについては何も知らなかった自分にとっては興味深い話だった>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

自分が子供の頃やっていたゲームといえばスーパーマリオブラザーズで、一通りプレイして思い出もあるので楽しかったです。マリオブラザーズ以外にも色々なシリーズが出てきたり、マリオルイージ、ピーチクッパなどの>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

まぁまぁ良い作品ではあったと思うけど、個人的には突っ込みどころが多かったかな。まず思ったのは主人公二人の心理描写が浅く描かれていて、何故ここまで苦しい思いをしているのか、どのような経緯でそうなったかな>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.9

やっぱりいいね〜荻上さんの作品は。今回は「死生観」という一見すると暗くなりがちなテーマを取り扱いながらも上手いこと緩さだったり微笑ましいシーンも織り交ぜられていて本作も好きでした〜〜。また、白米や漬物>>続きを読む

凪の島(2022年製作の映画)

3.6

「天国はまだ遠く」の監督&キャストということで期待していた作品ではありましたが、正直な感想を言えば映像と物語が少し合っていないなと感じました。アルコール依存症やPTSD、吃音などといった、これから一生>>続きを読む