FATMAX夜食のデブロードさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.3

予算等やむなしな要素は省いても近年の同系統作品【オーヴァーロード】の脚本や演出の巧みさには到底叶わないとはいえ、ぶっ飛んだ低予算B級映画としては良く出来ている。

しかし途中でジャンルが向きを180°
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.3

良くまとめたと言えば確かにそう。
元々1本映画サイズではない。

ゆえに削っているエピソードもあるが必要な物は収まっている。

展開も飽きる事無く2時間強を長くは感じない。


ただ、映像化された池井
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シン・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

2.4

【アンチ・ライフ】【コズミック・シン】に続きエドワード・ドライクが放つブルース・ウィリス出演作品。
引退発表後、畳み掛ける様に発表される

《カウントダウン-マクレーン》

案件である。


諸般の事
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.2

コレはズバリ『マイケル・ベイが描く(ソコソコ)密室ワンシチュエーションのヒューマンドラマ』です!

そうです!
人間ドラマなのです!!

ただ、その"(ソコソコ)密室"がLAを所狭しと大爆走/暴走し、
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

後から買った物ではなく完全Netflix資本オリジナル作品で最高額の製作費を投入して作った映画が ゴリッゴリのアクションエンタメ映画ってのがオッサン的には すこぶる嬉しかったりするw

事前の情報で出
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アウト・オブ・デス(2021年製作の映画)

2.1

全5章にチャプター分けをした意味を問いたくなる気持ちも途中で忘れてしまう96分!

もうココまで来ると「面白い/面白くない」は彼の後期作品内で語るが吉であり、

『大量にある"普通の映画"と比べるなん
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.1

もちろんフィルムノワールな要素もあっての事だが、何よりワシ的には

《"ハードボイルド"なスリラー》

という方向性が非常に好みで、プラスして復讐を色濃く出しておいてからヒロイズムに向ける構成をバット
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.6

リブート版3作目。
あまりにもハイエンド/ハイパワーな前作に比べて世間的に評価は落ちる印象だが、言うてワシの中では全然上位。

多分 色々と詰め込み過ぎたというのはあるのだろうが、ある意味ビギンズ続編
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.9

あまり刺さらないヒーロー物から一転、ドンズバ路線になったバットマン リブート2作目。

もう何をどう書いて良いのか公開されて結構経っているのに未だ固まらないのは、もう単純に情報や考察を交えた昨今の批評
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.3

「スーパーマンもだけど、バットマンもそんなにハマらんのよな…」を思いっきりブッ壊されたリブート版1作目。

もう手のひらクルンどころではない!

"巨人の星"星一徹バリのちゃぶ台返しをお見舞いして差し
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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

2.5

前作の興行的成功から世界観等はそのまま、更にテンションあげあげで行ったら何か色々とやらかした感… 。

個人的には劇場鑑賞時にはちょっとノリ切れんなぁ…ぐらいの印象だったが、今回バットマン単体作品のリ
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.2

時が経った今だからこそ《THE 普通》な扱いを受けているし、監督がティム・バートンではなくなったので作家性は薄れたが、ファミリーで楽しめる娯楽映画としては観やすいし実際ヒットしている。

2作目の話は
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.2

あまりノレなかった1作目。
あまり得意ではないティム・バートン。

とはいえ1作で見切るのも違うし今度は面白いかもしれない…と、当時 劇場鑑賞した続編。


今回のバットマン-リピートマラソンで初見よ
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バットマン(1989年製作の映画)

3.0

まず前置きしておくが、ワシはティム・バートンが不得手である。
(ファンの方々には申し訳ない)

【マーズ・アタック】はソコソコ笑った…ぐらいのモンで、初期の作品にもハマらず、正直 監督目当てで観る事は
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

2.9

このテの内容だと史実を元にしたハードな作品で良作もあり、SFなフィクションでシンプルかつマイルドに描いたこの映画と比べるのは酷な気もする…というホンネはある。

【トップガン マーヴェリック】とタイミ
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クライシス(2021年製作の映画)

3.1

《オピオイド-クライシス》というアメリカならではの薬物問題に切り込む社会派な作品として「世に訴えたい/伝えたい」という意志を強く感じるが、3人の視点からそれぞれを描くサスペンス映画としてはチョイと色々>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.6

ダイアン・レインが初めて心底好きになった海外女優なオッサンはソレだけで借りたと言っても良いのだが、観てみたら意外な掘り出し物。

ほんのり不穏な空気感はありつつも、当たりの柔らかめな夫婦のロードムービ
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サバイバル・シティ(2021年製作の映画)

1.7

好きだからこそ近年の作品には色々と言ったが、あの引退発表を読んだ以上

『ココまで来たら最後まで付き合ってやろうじゃないか!』

という固い意志を持って挑むと心に誓った。

残りは少ない。




(
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.6

紆余曲折を経て製作された作品でイーストウッド節は全開。

近年の中ではかなりストーリーもキャラクターも極めてシンプルかつストレートな感じ。

悪い言い方をすると 役者そのものの存在感や佇(たたず)まい
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.2

基本的には超エンタメなのだが以前ブームになった香港ノワールのアップデートとも言える強烈なアクション大作。

善悪はありながらステレオタイプな勧善懲悪にならないキャラ造形やストーリー展開がしっかりと練ら
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INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

3.2

まず予告やあらすじ等で脳内に広げた風呂敷なりの《映像クオリティ》は速やかに畳んで戻してから鑑賞する事をオススメする。

設定はアメリカ陸軍だがオーストラリア映画である。
(合作かどうかは分からなかっ
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.7

〈リアム・ニーソン定期購読者〉の面々でも好みは分かれるであろうイーストウッドリスペクト…というよりもイーストウッドが好む"アメリカ"リスペクトなリアム的ロードムービー。

まず何より「ストーリー/脚本
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

元々語彙力/文章力なんてモンは持ち合わせていないタイプなので一言

『 クッソ最高やんけ!!』

で終わらせても良いぐらいである。

映画を映画館で観る事の楽しさを知った頃に内容的にもドンズバで刺さっ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.1

露骨なワードのネタバレは控えたつもりだが、どうしても言いたい事が若干"作品の構成に触れる"ので『何もかも知りたくない!』と言う人は読む事を控えて頂ければ幸いである。

では。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

「良作」という表現が適切だろうか。

まず、ミーハー思考で言うなら今作はもう間違いなくシリーズの中でも上位間違いナシ!

そう!

好きな女優が2人出ている!

つまり完全なるワシの個人的な趣味嗜好&
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

瀬々作品は何でも好きってワケじゃないが【64ロクヨン】や【楽園】はブッ刺さったのでコレは「アリなヤーツじゃないか?」と思ってはいたものの、諸事情により劇場は断念、DVDレンタル開始で鑑賞したが…

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ザ・ガーディアン(2021年製作の映画)

2.2

古株であり未だ男性化粧品の一翼を担う企業〈株式会社マンダム〉も見逃した逸材!

狼が"さらば"した男!

ココまで似てりゃ概ね何やってもO.K.!

「漢は見た目だ!!」
《ロバート・ブロンジー》主演
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

2.0

思ってたのと違った。

苦手な方向に違った。

そして、寝た。

2回トライした。

2回寝た。

DVDを返却した。

スコアを付けるべきか否か悩んだ。

ただ、ワシ的に"つまらないから 寝た"。
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.0

前作はゴアスリラー/スラッシャー苦手オジサンなのに絶賛してしまった"ほぼアクションスリラー"だったが、今回は作り手の愛深きゆえの

《バケモノ昇華ムービー》

となった感じで、ホラーという意味では「前
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レッド・ブレイク(2021年製作の映画)

2.3

『 落ち着け タイリース!』

量産型映画プロデュースで己(おのれ)の色々な面を魅せたいのかもしれないが、もう少し選んだ方が良い。

確かにコロナ禍でも映画を作って稼ぐ必要があるという事は分かる。
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.0

「お子様と共に鑑賞」みたいな方向なら安心感ある作り。

現代リテラシーを準拠したのか昔のアニメみたいな『実はゴリゴリなバイオレンス』演出は少なくなっているものの、懐かしく感じるキャラクターリアクション
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

あくまでも「史実に基づく」であり、幾分かの映画的演出追加はあるだろうと思って観たのと、このテの話を本気のリアルで描くなら「ドキュメンタリーが最強」だと思っているタイプなので、

《実在のカメラマンを主
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.2

賛辞を贈る人はたくさん居るでしょう。

でもワシには合わない。

徹頭徹尾合わない。


3時間ひたすら

『豪華な映像付きの"小説"を聴かされている』
( ↑ ※ )

という気分になり、正直言って
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

1.1

この作品や監督が大好きな方々は読まないで下さい。
荒れます。
相当荒ぶります。
もう"悪口"なレベルまで行っています。
それぐらい許せなかったのです。
書かずにはいられなかったのです。
申し訳ありませ
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.2

ガチ勢じゃないけどSFは好きなジャンルだ。

ただ、序盤のクラブらしき場所からダンスからもう苦手感がドバドバ溢れて ワシにはキツいの一言で…

過剰な説明の無い展開とかは良いんだが、いかんせんビジュア
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.2

2021年公開の戦争映画で個人的にはベストクラス。

序盤〜中盤で集中力に隙が出来る状況を描き、後半からはひたすらに地獄絵図さながらの戦闘シーンがテンションを張り詰めたままダレる事無く進む。

状況説
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