Marieさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Marie

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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.0

メルヴィルが「白鯨」を如何に書き上げたかという視点から話がスタートし、最後もそこにたどり着くのだけど、この映画はメルヴィルの「白鯨」とは違う話だ。
実際にあった事故が元になっている。

「白鯨」はこの
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

3時間近くある映画なのに一切時間を感じなかった。もしかしたら私も、超光速の中にいたのか、あるいは、5次元の世界に片足を入れていたのかも知れない。

いろんな感情が行き来する映画だった。
とりあえず、も
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

アルコールが手放せず、ギャンブルまみれで口が悪いじいさんが、隣に引っ越して来た少年を預かることになり…という王道のストーリー。だけど、それぞれのキャラが魅力的でちっとも飽きなかった。
ビル・マーレイ演
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

少しだけど滞在したパリの街は、どこを見渡してもオシャレだった。パリの街を迷子になったら、きっと映画のようなことが起こるんだろうと、妙に納得させられてしまう不思議な映画。
淡々と観られる大人のおとぎ話の
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.5

実は前から不思議だった。
なぜ10歳の女の子の成長物語が、こんなにも世界に支持されたのだろう、と。

今回疲れた頭でボンヤリ地上波放送を眺めていたら、なんとなくその理由がわかった気がする。
これは実は
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.5

月9なのに初の時代劇って話題になってたし、高速バスの隣に座ったおじさまがオススメしたドラマだったので、ドラマ版は欠かさず観ていた。今回、地上波でやっていたので鑑賞。

ドラマでどうなるんだろうとハラハ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.5

キャメロン・ディアスにケイト・ウィンスレットの恋愛映画なんて、キラキラしててついていけないけど、家を取り替えてバカンスを楽しむっていうシュチュエーションに大いに興味があって鑑賞。(クリスマスシーズンに>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.0

怖いのが苦手なくせに、ハロウィンの時期に勢いで借りちゃって、手付かずになっていた。大雪のせいでクタクタに疲れて何もしたくなくて、ようやく鑑賞することに。

ゾンビ映画にしては怖くない。
みんなで夜通し
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

どの場面を切り取っても絵になる、かわいい絵本のような(とは言え、過激なシーンもある)映画。どのキャラクターも魅力的で、時間の経過を感じなかった。
最後にエンドロールの小脇で、一所懸命踊るかわいいコサッ
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.5

実は坪田先生の講演にも、あーちゃんとさやかちゃんの講演にも行ったことがある。ご本人の雰囲気がそのまま有村架純ちゃんと伊藤淳史さんと吉田羊さんの演技に出てて、役者ってすごいなって思った。
あーちゃんとさ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.0

「2」はよく観るのだけど、こっちをきちんと観た記憶がなくて、BSで放映されていたので、家の細々としたことをやりながら鑑賞。
オープニングが結構好き。
説明が終わって重機のアップになるカットがかっこいい
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

この映画、予告が良い。
映画は、予告を観て想像していたストーリーのさらに上をいく展開で、時間の経過も忘れてしまった。

とにかく、エイミーが怖すぎる…。
ただ、それだけでは終われない内容でもある。
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.8

うだつの上がらない男のうだつの上がらない一週間を描いた作品。猫を小脇に抱え地下鉄に乗ったり車に乗ったりする。ちょっとしたロードムービーでもある。

決して楽しい話じゃないけど、なんだかいい。
映像、音
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

原作に出てきた、トルコの地下巨大貯水槽が観たくて、またまた出先のついでに映画鑑賞。(何かのついでじゃなく、映画だけを楽しみにして1日過ごしたい…)
この映画はシリーズ中、一番、ラングドンが痛い目に合う
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.4

ハリーポッターの最新刊を読んだら、魔法世界にかるくハマってしまい、たまたま出先にいたので、まさかの初日に鑑賞。
動物好きだけど、人間と話すのはちょっと苦手な主人公ニュートが魅力的。
ハリポタシリーズで
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.5

これって本当に実話がベースなの…?って疑問に思うほど、ボンデュラント3兄弟も取締官のレイクスも狂ってる映画。血しぶきが激しいので、私は絶対映画館では観られなかった。鑑賞中に3〜4回ほど、叫んでしまった>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

面白かった。実話映画ということを忘れるほどハラハラドキドキ、手に汗握った。
エンドロールに流れる実際の写真との比較で、この映画の力の入り具合がわかった気がする。
この映画は事実と違うという意見もあるよ
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REDLINE(2010年製作の映画)

4.0

観終わって最初に「この映画、映画館で観たい!」って思った。こんなことアニメ映画で思うなんて、初めてかも…。だって絶対、大きな音、大きなスクリーンで観た方がいい。

好き嫌いは分かれそうだけど、アメコミ
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.6

昨日に続き、新作公開記念のテレビ放映にて再鑑賞。
この原作ももちろん読んでるんだけど、これは映画のイメージが強い。原作のことが思い出せないほど。
なにせ、ユアン・マクレガーがカッコよすぎる。チャーミン
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

最初に観たのは映画館。
原作ファンで、すごく楽しみに観た。
今回は新作公開記念のテレビ放映で再鑑賞。
内容をちょっと忘れてたので、最初は必死に追いかけた。
小説では想像するしかない場面が、映像で見られ
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

2.0

テストの時間割、覚えない。
ってのは男子高校生の日常なのか?

男子校と女子校の合同文化祭が決定。
女子が来る事でそわそわするっていう男子高校生の日常?が描かれている。
男子高校生の会話バカすぎる。か
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

2.8

フィリップ・K・ディック原作のSFサスペンスにジョン・ウー監督のアクションを加えた映画。

ストーリーはおもしろい。20個の意味のないガラクタが意味を成していく。フィリップ・K ・ディックの原作はいつ
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.7

橋の上での二人の会話に胸が熱くなる。多くは語らない。別れたあとアベルが車に乗り込む前に、ただ視線を交わす二人。最後まで見届けるドノヴァンの背中がせつなかった。

何をする時も信念を変えず、公正でいるこ
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X-ミッション(2015年製作の映画)

3.3

若い時に、3000メートル級の山に囲まれた場所で仕事をしていた。毎日山を眺め、山に挑む人々を見ていた。大抵の人は無事に帰ってくるが、時々、体の一部や命を落として戻ってくる人もいた。指を無くした人は「山>>続きを読む

クライム・ヒート(2014年製作の映画)

3.8

トム・ハーディはいったいどれだけの種類の声が出せるのだろう?
最初の独白、誰の声かわからなかった。

助けた仔犬を飼うか迷うトム・ハーディが可愛らしい。それで「純粋なんだなぁ」と思ってたら…。裏社会と
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.3

銀行強盗が親から子へ引き継がれる職業として常態化してしまっている「タウン」に住む主人公ダグ。その生活に疑問を抱きつつ仲間と、ある銀行を襲う。
後日、人質とした女性副支店長が「タウン」に住む住人だとわか
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I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

3.8

オープニングファンファーレから、一気にピーナッツ世界へ入り込める。このオープニングだけでも何回も観たい。

チャーリーブラウンに自分が重なる。チャーリーブラウンこそ、私だ!なんて思っていた時期もあった
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.3

ジェイソン・ステイサム祭開催!という内容の映画。冒頭から格闘バリバリ。水泳もバリバリ。素敵な笑顔も惜しみなく見せてくれます。断崖絶壁からの飛び込みシーンはさすがです。キレイ。

一つ心に誓ったのは、痴
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.4

激しいのを期待して行くとガッカリするかもしれない。ストーリーもちょっと…。もう少しまともな敵と戦わせてよ。おばさんが蒔いた種なんだから、自分で刈り取れ!って思う。

でも、寄せ集められたヴィランたちが
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

ホント、観て良かった。

約10年ほど前観た『秒速5センチメートル』。描かれていた街並みや自然に心を奪われつつ、人と人との距離を意識的に描いていたあの作品に、心を乱されてしまい、新海誠アレルギーになっ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

あどけない少年が、不況の影響で荒れた学校に転校。いじめっ子や先生からのいびりを受けるも、学校前に住む大人びた女の子に見栄を張って「僕のバンドのミュージックビデオに出ない?」なんて声をかけて、慌ててバン>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

後編は原作小説とは違う展開になった。よりドラマチックになっている。
ストーリー的には面白いけど、なんだか佐藤浩市演じる主人公のキャラクター設定に無理が生じた気がする。あの人、あんなことするかな?
ただ
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.0

とにかく役者が豪華。それだけでも見応えがある。
原作小説を読み始めた時は、てっきり「64」事件を解決するため、刑事が奮闘する推理小説だと思っていたのだけれど、それよりも警察を舞台にしたお仕事小説とい
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.9

私の愛読書「天才の栄光と挫折-数学者列伝」(藤原正彦・著、新潮選書)でも取りあげられていた、インドの天才数学者ラマヌジャンの人生を描いた映画だったので観た。

今更ながら理解できたけど、数学には定理を
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

1970年代ロサンゼルス。
ワイルドな示談屋と酒浸りの探偵が、行方不明の少女アメリアを追ううちにコンビとなり、国家規模の陰謀に巻き込まれていく…というストーリー。

個人的に気になったのは「ラッセル・
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.2

ナチスに奪われた美術品を取り返す任務にあたるチーム「モニュメンツメン」の活躍を描く映画。

物語は淡々と進む。映画としては盛り上がりにかける。でも心に残るシーンがいくつかある。史実を元にしているから仕
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