Marie

64 ロクヨン 前編のMarieのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
3.0
とにかく役者が豪華。それだけでも見応えがある。
原作小説を読み始めた時は、てっきり「64」事件を解決するため、刑事が奮闘する推理小説だと思っていたのだけれど、それよりも警察を舞台にしたお仕事小説というイメージが強い。
映画の前編は原作イメージのまま、それぞれの立場が描かれる。

仕事は大切。本当はやりたくない仕事でも、それが何かのためとなることなら、プライドを持って、やるしかない。
家庭も大事。家族のことを考えない日って、案外ない。いつも頭にある。
この二つをどこかでバチンって区切れたらいいけど、それはできない。
佐藤浩市演じる主人公は、家庭に大きな問題を抱える。いったいどんな思いで、仕事をしてるんだろう?途中途中で見せる葛藤の表情が、せつなかった。
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