銀鮭さんの映画レビュー・感想・評価

銀鮭

銀鮭

人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)

4.8

佐久間良子のヤクザ映画というのも見たことがない
きれいだ
魔性がある
1963、東映、高倉健ヤクザ映画路線の先駆けとなった作品という
いい
ヤクザが舞台だが、文藝作とも恋愛映画とも

高倉健は黒歴史的
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日本侠客伝 血斗神田祭り(1966年製作の映画)

3.9

鶴田浩二がいつものバリっとした感じでなく、やさぐれたヤクザを演っていて好感
相手役が野際陽子。ヤクザ映画にでた野際陽子って初めて見た。きれいだわ
高倉健の相手役は富司純子。こちらもきれい
なかなか切な
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日本やくざ伝 総長への道(1971年製作の映画)

4.1

高倉健鶴田浩ニ若山富三郎野上由美子
高倉健ヤクザ映画も終盤の作品
最期の斬り込みで高倉の背中の彫物が露わになるのだが、美しい
また、かなり鍛えた身体になっていて、それだけで画面に緊張感が走る
野上由美
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風林火山(1969年製作の映画)

3.0

石原裕次郎が上杉謙信を演っているが台詞がひとつもない
あれはあれで印象深い
途中、川中島の決戦に向かう折、隊列を空撮していた
たぶんヘリからだろう
頑張ったなと思う。この時代にこの発想はなかったろう
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スコーピオン(2001年製作の映画)

2.6

長かった
こんな映画で長く感じさせるようでは、ろくな映画ではない
コメディーなのかシリアスなのか、はっきりしない
カートラッセルもケヴィンコスナーも女優もいいのにもったいない

ケヴィンコスナーが撃た
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アンダーウォーター(2020年製作の映画)

4.0

エイリアン深海版
ヒロインが魅力的でいい
強さと美しさが共存して一作目のシガニーウィーバーに匹敵した

助演女優が長澤まさみに似てた

怪獣チラ見せだが、もう少し見せた方がよかったかな

ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

4.0

ヘルズエンジェルスが元ネタなのだろうか
わからない
主演の男がいいな
雰囲気がある
トムハーディーを見るつもりだったが主演の方に気が行った
女優もいい
序盤はいまいちだったがだんだんよくなる

物語性
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.9

追悼ジーンハックマン
重いアルツハイマーで、遺体が発見された折、奥さんは1週間前に亡くなっていたらしい。当局によると、氏はそれを認識できていなかったのでは言われている
そうだったのかな
真相は誰にもわ
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.9

追悼ジーンハックマン
タフガイなのだが笑顔が実に魅力的だ
まさにアメリカ人という雰囲気
88年の作品で、内容の重さに関わらず映画音楽にシンセサイザーを多用してて80年代の臭いがする

米南部の凄まじい
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.5

デンゼルワシントンの登場シーン
もみあげと口ひげ
志村喬に寄せてて痺れる
あの佇まい
志村喬を演れる俳優は限られているが、デンゼルワシントンはドンピシャである
クリスプラットもよかった
ヒロインも雰囲
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夏目アラタの結婚(2024年製作の映画)

3.4

ちょっと今までにない作風かと
黒島結菜はよかったな
柳楽は、よかったがキャラクター設定が微妙だった

編集のし過ぎか。ブツブ切れた感じ
義理の父はなぜ娘にたかっていたのか?
母親はなぜピエロを産んだの
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

2.2

大資本をかけた茶番という感じだ
実は王子さまというシナリオが、欧米映画は好きだな
そんな話しになっていよいよ再生を止めたくなった

キャストもダメだな
主演のひとは誰だろう
魅力なし
セットに金がかか
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スナイパー コードネーム:レイブン(2022年製作の映画)

4.0

ヒッピーのような男が戦士になっていくさまを描く
ウクライナ映画
初めて見た

自然に囲まれた牧歌的な世界が、殺伐とした戦争に変わっていく
ウクライナの置かれた状況を映像に託している感じだ
全くロシアプ
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ある決闘 セントヘレナの掟(2016年製作の映画)

4.1

クリスヘムワーズかと思ったが微妙に違う
実弟らしい
テキサスレンジャーという存在がいまいちわからない
警察と軍事組織の中間なのだろうか
警察との関係は?
よくわからないけど、ヒーロー的な組織らしい
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SOUL RED 松田優作(2009年製作の映画)

4.0

アンディーガルシアと森田芳光は確か鬼籍に入ったと思う
香川照之が結構喋っていて、縁のある人だったのかな
あの事件があって印象がよくないが、役者としては力量のあるひとなのだろう

松田優作は世代なのでよ
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.0

取り返しのつかない、酷い酷いことをしてどうしようと取り乱す
ハッと目が覚めて、夢でよかったとホッとすることがある
この映画はそんな感じだ
彼らのような境遇にならなくてよかったなとホッとする
そんな気持
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One Ranger(原題)(2023年製作の映画)

3.9

テキサスレンジャーというのは警官だろうか
もうちょっと権威も武装も強い感じだ

レビューの評価は平均点以下で低そうだったが、オレは結構好きかな

デニムのシャツにクリーム色のカウボーイハット、ティアド
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

2.4

悪と戦う主人公の動機なりプロセスが希薄でダメでした
しかし主演俳優はなかなかの力量、というか存在感

ラッセクロウ
この映画に出るのか
なんだろう
見せ場ほぼなしだが、作品にいくらかの重みを持たせたか
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マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

2.3

もう少し超然としたひとかと思ったがそうではなかった
売れるかウケるかばかり心配する人だったんだな
ウケ狙いの映画だったらしい
残念だ

なんかこう借り物ばかりの監督のような気がする
この映画だって、コ
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ブリーダー(1999年製作の映画)

2.3

レフン映画4本目
比較的初期の作品か
暗中模索というか、完成度は低い印象

デンマーク映画というのを初めてみた
コペンハーゲンだろうか
住居空間はあんぐらい狭いのかね
北欧っぽい雰囲気はあったな

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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

5.0

それでどうしたとか、教訓めいたこともなく、何かを説明するでもない
ただこういう話だ、と映像化する
寓話と言っていい
好物である

この監督が初めて女性を主演にした映画だろう
美女というのは孤独なのかも
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

5.0

アジアの暴力性ってあると思う
あの警官はアジアの暴力性の象徴なのだろう

タイ、インドネシア、フィリッピンといった国々は、好きな人は好きだが嫌いな人は嫌いである。好き嫌いがはっきりする
スマトラ地震と
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ドライヴ(2011年製作の映画)

5.0

久しぶりに見応えのあるのを見た
ハードボイルドで結構バイオレンス
ライアンゴスリングはブレードランナーの前だな
いろいろ腕が立つのだが、どこからきたのかどういう背景の人物なのか全く説明がない
そこも好
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大いなる勇者(1972年製作の映画)

4.0

中盤までは牧歌的な、自然の美しい映画だが、終盤は殺戮と孤独の映画になる
ケヴィンコスナーのダンスウィズウルヴスはこの映画のリメイクだろうか

米国にはマウンテンマンという概念があるのだな
日本で言うと
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レベル・リッジ(2024年製作の映画)

3.1

令和版ランボーか
ドンジョンソンはタランティーノの映画でもKKKだったが、これもKKKだな
ホンモノのKKKなのだろうか
行政システムとか米国の常識を知らないとわからない感じがあるか
所々わからない
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フェラーリ(2023年製作の映画)

2.0

マイケルマン監督というとヒートだが、期待した分残念だった
フェラーリというとクルマとレースが見れるのかと思ったが、ほぼ男と女、家族の愛憎劇だなと思った
イタリアの山岳地帯や街を走るシーンはよかったが、
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.3

ホラー
韓国文化としては日本を象徴するものは鬼なのだろうか
前に見た韓国ホラーも日本の鬼がテーマだった
エクソシストとかオーメンにニュアンスが近いかな。引き込まれた
2024韓国映画のナンバーワンヒッ
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クローズEXPLODE(エクスプロ―ド)(2013年製作の映画)

3.9

クローズは、仁義なき戦いのDNAがある唯一の映画ではないだろうかと思う
その手のヤクザ映画はVシネマをはじめ山ほどあるが、仁義なきに匹敵するのは数少ない
クローズは、舞台は違うが映画として共通するとこ
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(2023年製作の映画)

4.5

序盤の演出はほぼホラー映画
カメラのズームやアングルで気味の悪さを作っている
二階堂ふみのまばたきしない目が怖い
宮沢りえはメイクダウンではまった役だと思うが、ところどころ舞台のような台詞回しで違和感
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辰巳(2023年製作の映画)

4.5

遠藤雄弥の面構えが実にいい
このひとはもっと露出があっていいだろう
これからかな

日本でこういうノワールを撮る監督がいるんだなと関心する

中盤から、話しや心象の動きが停滞した感じがちょっと残念
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

久しぶりに見たくなった
叶わなくても変わらずジェニーを愛するガンプの姿が胸にくる
あれでいいのだろうと思う

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.0

野音のライブを見に行くクルマで、友達がこの映画を見たと言った
いろんな犬がいっぱい出る、ケイレブとい役者が出演してる、そんな風に聞いた
ライブから帰る道すがら、サントラを聞かせてくれた
古いいい音楽を
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

5.0

6点つけたい
これまでの3シリーズとかなり違う
これまでは、欲にまみれた人々が、ウシジマくんの周りでもがくサマを描いていたが、この作品では、ウシジマ君の生き方を問いただすひとがストーリーの中心になった
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

5.0

ピンのヒーローが主人公の冒険映画って邦画だとあんまりない
これはいい
主人公の山崎は、アクション俳優というよりジェントルなイメージがあってそのギャップもいい
主演女優のひとは新人だろうか
このひともい
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

5.0

途中でやめようと思ったが終盤で引き付けられた
絶望の人生に一瞬だけ光が灯った瞬間に人生が終わりを告げる、実に酷いかたちで
やるせない
そんなこともあるのだろう
一瞬の光はとても大切だな

ベンフォスタ
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