haizaraさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

5.0

たくさんの、それはそれは人間らしい人間が出てきて、可笑しく、哀しく、愛らしいドラマでした

魂は惹かれ合うらしいです

住職さんに聞いたことあります

同じ孤独、喪失感、それを埋め合うかのように、魂は
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

皆さんが絶妙な星付けをしてらっしゃってて、まさにwwwという印象です

本格ミステリ云々をよく分からないんですけど、オリガ・キュリレンコあたりの華のあるメジャーどころがただ一人出てくると、それだけで意
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

才人は才人の苦悩があるのだなと思いました

華々しい黄金期の陰で、グズグズに腐っていたハリウッドの片鱗も見えます

才能ゆえ、餌食になり、犠牲者でもあったジュディ・ガーランドの晩年を描いた映画でした
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.0

見せ方はとても上手いと思いました

何々?何が起こったの?ていうのが徐々に分かってくるんですよね

でもねぇ…7のうちの2は空気、他1がふわっと退場とか、なんか、なんだろ、それぞれのキャラの中途半端感
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

あのお歳で、未だあの眼光です、みんな

そうだ、私ははるか昔、この人達のこの眼光に射抜かれて、映画が好きになった

そんな人達が、変わらぬ佇まいと、哀愁をもって、ある一時代の、無法者達を演じ切ります
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

やっと観れました、完結編

クリードの方を先に観ちゃってるんで、展開的にはやっぱりこっちが先でした…失敗(´・ω・`)

スポーツ映画界の、いやハリウッドそのものの、重要且つ英雄的キャラクターの堂々た
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

先日、72歳のおじいちゃんにコミック全巻貸しました

「TVつけりゃあ鬼滅、鬼滅ってどんなもんか読ませてみぃ」て言われまして、明日返ってくるんで感想が楽しみです

うちの子も読んでること考えると3世代
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#生きている(2020年製作の映画)

3.0

暇つぶしに覗いた程度の見方だったんですけど、面白かったです

ただ、前に観た毒ガスから逃げる韓国映画と似たシーンが多くて、既視感が凄かったのも新鮮味に欠けて残念でした

あと、リアリティの追求もかなり
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

やはりワンカットは疲れます

しんどい

中の人と一緒に疲弊していく

バードマンもクライマックスもやっぱり疲れました

今後も色んなシチュエーションでこの手法が取られると面白い映画がたくさん撮れそう
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

4.0

ラダ・ミッチェル繋がりで、名作ホラーゲームの実写化作品です

ゲームもやりました

カタルシスもなく、ひたすら恐怖とストレスに晒されながらのゲームプレイは拷問でしかなく、もはや娯楽ではありません笑
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リディック(2004年製作の映画)

3.0

ナイトスコープの目を持つ凶悪犯罪者リディックを主人公にした、ピッチブラックの続編のような、スピンオフのような、不思議な立ち位置の映画

ピッチブラックをリアルタイムでご覧になった方は漏れなく驚いたんじ
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ピッチブラック(2000年製作の映画)

4.0

全盛期のラダ・ミッチェルと、未だ現役タフガイ俳優ヴィン・ディーゼルの出世作とも言えるSF映画です

不時着した惑星、暗闇になると出没する凶悪な怪物、もうすぐやってくる皆既日食、ナイトスコープの目を持つ
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ハイ・アート(1998年製作の映画)

5.0

新人雑誌編集者と、堕落した元著名フォトグラファーがふとしたことから出会い、特別な感情を持ち始める、20年も前のレズビアンを描いた映画です

タイトル通り、NYの一時代を席巻したプライベートフォトアート
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

勘違いオヤジの妄想暴走物語なんですけどね、ただの

でも、なんだろう、虚しさと寂しさしか詰まってない映画で、それが結果、とても普遍的な日常の美しさを思い出させるというか…不思議な映画です

なんか、人
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.0

アホな好奇心で妊娠してしまう女子高生の、出産までの成長期です

これが先だったか、キ◯◯マ切り取りが先だったか忘れましたが、エレン・ペイジは当時最高にキュートでしたね(´◡͐`)

なんか今はやけに辛
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ヴィドック(2001年製作の映画)

2.0

ピトフってラジー賞で有名なキャットウーマンの監督なんですね笑

当時、CGの技術の特番か何かでピックアップされてるのを見て、楽しみに観に行ったんですが、全く覚えてまへん

確か、犯人が鏡の仮面を被って
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

すごくいい俳優陣がたくさん集まって、たくさんのスタッフが何か一体感を持って心に残るストーリーを作る

映画を観た時、作品からそういう木漏れ日のような柔らかな明度と温度を感じる時があります

そんな、大
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囚われた国家(2019年製作の映画)

4.0

なんか、普通に秀作じゃないですか?これ笑

星付けに小一時間迷うくらい好みの映画でした(´◡͐`)

ディストピア化した歪な政治構造とか、反権力思想がテロリズムに至るリアリティとか、監視社会の薄気味悪
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.0

ラジオDJにある男から爆破予告の電話が鳴るところから始まるスリラー

評判どおりの面白さでグイグイ引っ張られますが、やや最後がグダッた感じです

なんかアホばっかり出てきて

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.0

かのシャーロック・ホームズの妹エノーラが、血筋なのか何なのかIQ高めの推理で失踪した母親を探しに出かけます

事務所ゴリ押しミリーたんのコスプレを楽しむアイドルムービーです

セルフプロデュースですし
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HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

4.0

アメリカの刑務所に入れられて、最大最恐派閥メキシコ系ギャングの一員になった日本人ヤクザのドキュメンタリーです

なんでしょうね、面白かったですね

遠い所の話すぎて、中つ国あたりのファンタジー映画でも
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.0

保守的な閉塞感と、強いキリスト信仰が根付くアメリカ南部の田舎町で育つ男の子の半生

予備知識なしだったもので、イメージと内容がまったく違いました

裏切られたかっていったらそうではなくて、また違う形で
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

魔法を使わなくなった遥か未来、死んだお父さんに会うために魔法を使ってみた、というお話

毎年子供と観に行って、私だけ号泣という恒例のピクサー祭です

何というか、身近であればあるほど大切さに気付きにく
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.0

ぶっちゃけサイコパスじゃないですけどね

だから、いつも言いますけど、向こうのティーンのパーティー好きはなんなのかと

両親がいない家見つけたらすぐパーティーみたいな、パブロフの犬感

意味が分かりま
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

傷心の女の子が彼氏達と90年に1度の祝祭に参加するため、スウェーデンに向かいます

前作のトニ・コレットの顔芸からハマってます

怖いもの見たさというか、怖いからこそ見たいというか、その非現実性と悪夢
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.0

天才詐欺師が愛する彼氏に会うためにあの手この手で脱獄する話です

誰しもが驚きますけど、ガチ実話なんですよねぇ…

事実は小説より奇なりと言いますが、こんなことあります???

めっちゃIQ高いのに頭
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エヴリバディ・ラブズ・サンシャイン(1998年製作の映画)

5.0

よくある、裏社会から足洗いたいやつと、それを許さないやつが出てくるギャングムービーです

マンチェスターが舞台ってだけでなんかオサレな感じがします

うちの地元が舞台じゃなくてよかったです

仁義なき
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

5.0

内気な男がラブドールを「彼女だ」と紹介して回って街中を凍りつかせるお話です

星5じゃ足りないくらい大好きな映画です(´◡͐`)

というより、大切って表現の方が合ってるかも

ランクインしてなかった
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サイコ(1960年製作の映画)

5.0

怖い映画好きなら避けて通れない映画でしょう

まあ年代が年代だけに、めちゃくちゃ怖いわけじゃないですけど、今でも深夜に一人で観るにはやはり抵抗があるぐらいの薄気味悪さ

「見せない」というカメラワーク
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.0

大晦日でみんながなんかソワソワし始めるお話

1年を締めくくる最後の日に、物理的な関係も、心のわだかまりも、燻ってるもの全部大掃除したい気も分かります

コロナってる今だとタイムズスクエアであんな年越
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.0

直前になって公演中止となる若い劇団員達の姿と、公演するはずだった戯曲を、シームレスに、交互に、ワンカットで演じるという映画です

そんなもん観たことないんで、好奇心の赴くまま鑑賞しました

いやー、な
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

1が面白かったので、善き隣人マッコールさんの続編を観ました

今回は展開が読めました

私なんぞの浅はかな予想が99%当たってましたよ

脚本家何してんのよ笑

とにかく悪いやつを放ったらかしにしてお
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

良き隣人マッコールさん

お節介なマッコールさん

自分の正義を振りかざし、ややサイコな雰囲気のマッコールさん

全く眼中になかったんですが、フークア先生の映画と知り、急に興味出て鑑賞しました

いや
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.0

オススメの恋愛映画って言うと必ずと言っていいほどランキングする映画

ベタっていうか、読める展開というか、少女漫画的というか、なんやろ

なんか既視感がすごい普通の身分差恋愛物語なんですよね

でもな
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

一行で言うならば、非モテのオタが人のアイデアパクってお金持ちになる話

当たらずも遠からず!

全体的な画面の暗さや、不穏なBGM(NINだったかな?)はフィンチャー節炸裂です

ジェシー・アイゼンバ
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