ヴィオレさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

前作「X」に続くトリロジーの真ん中、前日譚の本作は映画館で見れず渋々自宅での鑑賞

結果、わざわざ見にいくほどではないかなと

オープニングの入りやカカシとのダンス、
前作と同じく暴力描写などは振り切
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キャロル(2015年製作の映画)

3.0

クリスマス映画が見たくて初のこれを鑑賞

主演2人のいるシーンは凄まじい美しさで
洗練された映像だが、どうしても片方しかいないシーンになると撮ってて楽しくないのか
一気につまらなくなる。

気取った映
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.4

予告から見るものしかない作品

楽しいホラー映画だし、ちょっとグロい
「ホームアローン」パートは楽しい。あんなに
可愛くて趣味の合うベビーシッターは誰でもほしい!

でもなんかどうしても乗り切れないっ
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.9

ここまで楽しい映画をビデオスルーとは!!

「マッシブタレント」を見た後だからより
ニコラスケイジの演技がとにかく楽しそう。
珍しく気弱な役を演じたニコラスホルトも、
新鮮で自分では共依存に気づかない
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

ヘイリーの代表作の圧倒的拗らせ映画

ずっとひとりぼっちが嫌なんだけど言えなくて、親友が消えていっちゃう気もして、
どことなく不安な気持ちが漂っているような

気持ちもわかるが、どうも下が多いなあって
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

変に背伸びをしない2人が可愛らしくて
ずっと見てたくなる作品

オフビートな会話とちょっと現実味のない
突飛な行動、イーニドのスケッチブック。
全部可愛くて、おしゃれで愛らしくなる作品

バスを待つお
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.9

ただ大人たちが会議をしているだけなのに、
大人がナチで、議題がユダヤ人処理なだけで
ここまで恐ろしく様変わりすることは驚いた

ユダヤ人への最終処理を議論するヴァンゼー
会議の議事録を元に制作された本
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

ところどころ光るシーンはあるものの、全体をみるとどうにも地味な作品。

マイケルベイ監督の前シリーズはやけに尺が
長く、面白いとも言いにくい脚本だが肝心の
アクションシーンはピカイチだった。
過剰な爆
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犬王(2021年製作の映画)

5.0

ここ数年の中でもアニメ映画の最高傑作

Scienceサルにしか作れない絶妙なアニメと
湯浅政明のセンスが冴え渡る映像のコラボが
凄まじい。脚本もさることながら圧巻で、
特に終盤のパフォーマンスをしな
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.0

期待が大きかった分、この出来にはガッカリ

誇張しすぎたいかにも邦画的な演技で画面を
彩り、説明セリフが飛び交うスクリーン。
まさに悪い邦画を表す作品であった。

ゴジラ描写は深海での描写や浮上しかけ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.3

オープニングのプロフェッショナルな有様と
仕事の準備ぶりから凄まじいものが来る!と
期待したがそこからどんどん転がり落ちていく様を描いた本作。肩透かしだったかな

論理的に物語を展開していくロジック派
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ヒルコ/妖怪ハンター レストア&リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

監督2作目とは思えないほど楽しい映画

スティーブンキング的なジュブナイルと恐怖の共存が驚くほどうまく行っており、日本的な学校というロケーションは「学校の怪談」
も連想させる

クリーチャーのデザイン
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ブラック企業ゾンビアニメ映画

前2作で「すみっコぐらし」から連想できる
ほんわかとしたネタはやり尽くしたので、
なんとか新たなネタが必要だったのかなと
いろいろ伺える作品でした

相変わらずおもちゃ
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

5.0

日本アニメの最高峰だと思えてくる最高傑作

時間がないせいでダイナゼノンは履修できていなかったが、長谷川圭一脚本は相変わらず
余白というか「観客を信頼している色の白」
っていうか。絶妙な塩梅の脚本が素
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デモンズ(1985年製作の映画)

3.9

4Kを買ってなんだかんだ見てなかったので鑑賞

80年台の映画ということもありチープな演出が目立つが、それすらも映画的な面白さに
丸め込むテクニックは凄まじい。
チープだがゴア表現などのメイクは圧巻
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

3作目をやるとのニュースを聞き、それならと鑑賞した本作。
軽い気持ちで見始めた本作だったが、こちらの気持ちを揺さぶってくるパワーに溢れた
映画であった。

麻薬カルテルを潰すために奔走する主人公、
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

とても上質なサスペンス映画であり、無骨で
淡白な演出の中で少ない洗練されたセリフが
映える

映像は暗く、体を張った演技を見せた
ルーニーマーラの演技は素晴らしい。パンクな格好は自分の弱いところを見せ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.2

イコライザーシリーズ最終章にして最高傑作

3作目ともなり洗練されたアクションと脚本
がわずか100分に凝縮され、絶妙なバランスで展開される本作は一切観客を飽きさせることなく終始緊張感が持続したまま進
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

圧倒的ビジュアルと作り込まれた世界観で
見せる最も最先端な戦争映画

ハマらなかった2014年の「ゴジラ」の監督
で見る前までは不安もあったが、いざみると
そんな不安をモノともしない上質な映画

スト
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.9

なんだかんだ見てそうで見ていなかった作品を見始めよう企画
今敏、大友克洋、押井守など名だたるアニメ監督の作品を少なくとも一作は見ようとの気持ちで手をつけた本作

原作未読で、先進的な描写と複雑そうな回
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.0

こういう作り手の顔が見える映画は問答無用で苦手なのかも

「エブエブ」「竜とそばかすの姫」とか監督個人の想いが入り込みすぎていて、一気に冷めるというかどんどん興味が薄くなっていく。
本作はそれが顕著で
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零落(2023年製作の映画)

2.0

確かに漫画を忠実に再現できているのかも
しれないが、ただただ原作をなぞっているようにしか感じられずもう少し工夫が欲しい

それで原作の強みが出ているわけでもないし
かなり微妙な作品かな

浅野いにお作
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.7

樋口真嗣による特撮映像は素晴らしいし、
昭和に取り残されたままのガメラを平成に甦らせた本シリーズの功績はすごい

ただお話は好きと言うか上手くなかったと言うか。
細かい設定周りを舗装していったら絶対に
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.0

最新作に向けて初めての鑑賞

北と南の協力では「モガディッシュ」が挙げられるが、そちらよりはフィクション寄りで
いかにもって感じのバディもの。

それでも主軸のストーリーには北と南が密接に関わるが、あ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.3

期待値が高くなるべく早めに見に行った本作
近年「スパイダーバース」や「長ぐつ」など
ハイクオリティでオリジナリティあふれる
アニメーションがよく見られ、本作はその
系譜に則ったもの。
アメコミのように
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第9地区(2009年製作の映画)

3.8

「グランツーリスモ」にむけて何気に見たことのない監督の初監督作品をチョイス

序盤からモキュメンタリーチックに進む作劇はかなり好みで次は一体どうなるのか、先がきになる巧みな脚本になっていた

しかし、
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

「アンチャーテッド」に続くソニーとプレステの共同作品2作目
ニールブロンカンプ監督が撮らなそうな題材で不安もあったが、「メカ映画」として良く
出来ていた

ストーリーは「グランツーリスモ」の実写化とい
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

個人的最高傑作である前作を優に超える傑作

169分という長尺をものともせず、手を変え品を変えて観客を楽しませる工夫に溢れる
アクションが詰め込まれている。物語も
長尺でゲームのクエスト制な進み方がテ
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.9

潜入捜査物の原点である本作に初挑戦
20年以上前の作品にも関わらず、一切衰えを感じさせないクオリティと映像が良い

主演2人の演技が絶妙なのはもちろんだし、
脚本も巧みに構成されてあって小さなものが
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

「アクアマン2」の予告を見てそのまま今作を鑑賞

いかにもって感じのアメコミ映画で安心して
見れるし、アクションもなめらかでカットも少なく上手。ストーリーも王道ながらも十分
見応えも見せ場もあり、楽し
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.9

学校の授業で鑑賞
初鑑賞時は示唆に溢れたストーリーで全体像を掴みにくかったが、今改めて鑑賞すると
朧げながら全体像がつかめた。

宮崎駿によるストーリーテリングは毎回
色々詰め込みたい研究の成果とかが
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

どんでん返し映画と話題にされがちな映画
だが、そう簡単な映画でもない本作
ナチスドイツに関する史実についても誠実に
描きながら、ミステリーとしてもよく出来ている。

主演を演じたクリストファープラマー
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

実に明るく、誰でも楽しめるLGBTQへの
理解の入り口となる作品に

前半の恋に落ちてしまう描写もかなり好きだし、味付け程度ではあるが政治要素も適度に
入っていた。
なにより主演二人が可愛らしい。これ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

あえて定石をはずしてくる撮影や、一瞬で
興味惹かれるオープニングなど好きな部分もあるにはあるがそれでも全体的には好きではなかった。

色々唐突な展開などが多く、気持ちが追いつかないままどんどん先へと進
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

タイムループ物でもかなり好きな作品

いかにもって感じのライトノベルをここまで
上質なアクション映画に仕上げたのは、本当にすごい。
死を繰り返すごとにどんどんスキルが上達
していくのはゲームの残機を連
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.4

ディレクターズカットなので180分もあるのは仕方ないが、それでもラストの共作シーンは素晴らしい。

神に愛されたモーツァルトと祈りの通じなかったサリエリ。あるのは「才能」の差のみで
サリエリにどうこう
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