ヴィオレさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.1

あんまり注目されていないけど、今年見た
新作邦画の中ではトップクラス

斎藤工監督作品で、正直面白いのかどうか
不安だったが十分面白い作品に仕上がっていた。

前半部分は本当に面白くなるのかなと思った
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.5

なにも感じず盛り上がらず、いかにもダメな
ハリウッド映画

メグを呼ばないためにボートのエンジンをかけるなと言った2分後にエンジンかけるし、
メグと戦うと散々匂わせて一切使われない
パワードスーツ。
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.5

12月公開の新作への復習のため、午前10時で鑑賞

一度劇場公開版を見ているがディレクターズ
カットは初。念願のスパイダーウォークを
映画館の大画面で見れて嬉しかった
ストーリーは丁寧に「悪魔祓い」以
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.4

前作に続いて続編のこちらも鑑賞

ちょっと求めてたのとは違ったかなー、、
30代になってまた2人が再開したことで、
会話の内容もまた違うわけだが、脚本が
あまりにも俗っぽ過ぎて前作の良さである
生っぽ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

終始特殊な技術も何もなく、ただ2人が出会って恋に落ちる様を「会話」のみで描いた本作。

とても新鮮に感じられた本作が2000年以前に作られたとは、驚き
イーサン・ホークのビジュもいいし、ウィーンの風景
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あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)

4.0

「百合」というジャンルに触れるきっかけの
作品

一本筋が通ってるわけではないが、キラキラ
した青春をキラキラした映像で見れてよかった。
声が好み

チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

そろそろ真面目に韓国ノワールに触れようとまずは有名どころの本作から

率直な感想は「うまいけど好みじゃない」
脚本がうまいのはわかるが、そこなら発展してなにか突き抜けたものが感じられず。

改めて好き
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バービー(2023年製作の映画)

2.0

今年の劇場鑑賞作品の中では、ダントツに
合わなかった作品かな

脚本は上手いが伝え方が下手、またはその逆になると予想していたが本作は全く別の
脚本も写し方も全て下手という結果に。

とにかく全ての要素
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.9

吉田恵輔監督作品はそこそこみたけど、その
中でも一番合わない作品だったかな

なぜかYouTuberに対して悪いイメージしか
つかないような切り抜き方をしていたり、
後半の展開に急カーブする時もどうし
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XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

3.9

「死霊のはらわた」と「死霊のはらわたII」
の間に作った本作で、コーエン兄弟と脚本を共同製作なこともあり、まだサムライミの
スタイルが固まり切っていない印象もあるが
十分に面白い作品

意外なところで
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.3

PG12とは思えない攻めたゴア表現やラストの意地の悪さなど好きなところもあるものの
終始盛り上がりに欠ける地味な作品だった

ジェームズガン製作とは名ばかりで、無名のほうが逆に楽しめたまであるほど
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.2

夢に向かって努力しても、報われなくても
ひたむきに努力し続けた人を描いた作品

脚本がとにかく上手で感情移入がしやすく、
柄本時生くんのキャラクターもボクシングの
未経験者の観客としてよく描けていた
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

「ミザリー」を撮った監督とは思えないほど
キラキラしたジュブナイル映画

特に大きなイベントがあるわけでもなく、人によっては平坦にすらみえる映画だがあの時
あの場所でしか味わえない感情を、見事に
映画
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.6

遅れてしまったがフリードキン監督追悼に
本作を

初鑑賞だったが実録ベースに話が進み、そこが好みとは合わなかったかな
冷淡で淡々と語られていく事件の顛末に興味はあるが、写し方が俯瞰しすぎていて入り込み
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

まず四年越しに映画館でユーフォの新作を見れことに感謝!
京アニさんもいろんなことがあったに違いないが、それでもここまでの軌跡を思うと充分すぎるクオリティに仕上がっていた

物語はあくまで「特別編」なの
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.5

ここ数年の中でも最高なピクサー映画

散々ポリコレだなんだといわれたディズニー
ピクサーがここまで純度の高い”恋愛映画”を
作れることが、まず素直に嬉しい

一つ一つの物語の運びがきちんと科学的根拠に
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.7

安定のディスニークオリティ
短いながらも最後にはウルッとくるラストで
オチをつけるのが上手

相手の顔を描かないのはちょっと逃げに感じた
奥さんを大切に思っているカールじいさんが
誰を相手に選ぶか、そ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

吉田恵輔作品の中でも見れていなかった本作
期待しての鑑賞だったが、期待通りかな

タイトルが二度出るセンスもよく、前半からずっとあるどこか居心地の悪い空気をこれ程
上手に演出できるのもすごい。
特に森
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.5

日本にしか作れない唯一無二の作品

冒頭から天皇陛下との話し合いを求める日本兵の服を着た極右によるバスジャックから、
既に心を掴まれそこから巡り巡って起こる
核をめぐったトラブルの数々

原発を人質に
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.8

前2作がかなり好きなこともあり期待しての
鑑賞
正直かなりがっかりした。「恐怖の伝染」を
前作より踏み込んだところまでやりたいのは
わかるが、それならば中途半端にやらず振り切ってやるべき

アリソンが
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

前半は新鮮なタイムループ映画でかなり
楽しみながら見れた作品だが、ネームが出てきたあたりからどんどん納得できない展開になっていき、ノレなくなった

テンポはよく、立場が上の人を順に説得するのは日本らし
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

厨二心くすぐられる設定から始まり、その後もそのテンションで進みきってくれるので
安心して見れるSF作品

一歩間違えればなろう小説になりかけない所を絶妙なバランスで、踏みとどまっており
脚本のうまさが
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ハロウィン(2018年製作の映画)

4.1

様々なホラーリメイクが相次ぐ中、今作は
オリジナルに多大なるリスペクトを込めて
そこから新たにアップデートしている作品

ホラー描写はオリジナルほど陰湿なものでなく、ゴア表現などわかりやすい方に変わっ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

SF映画の最高峰

2000年代にもなっていない時代にここまで
先進的であり、独創的な物語を描くことができたのは本当にすごいと思う。
ストーリーは少しテンポが停滞したりする所もあるにはあるが、それを補
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.0

近未来の地球というやり尽くされたネタで
ここまで面白くできるのはすごい!

ストーリーはもちろん映像面も素晴らしい

ラストのエンディングがいかに恐ろしいか、
大人になってからわかった

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.2

ヒーロー映画とは思えないほど暗いところも
フォーカスしている攻めたアメコミ映画

アクションは各能力が際立つシーンが多く、
子供の頃に狂うように見ていたこともあるが
やっぱり面白い

ヴィランの設定も
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.3

前作がいかにバランスの取れた娯楽作かが
わかる作品だった

お話はメロドラマとアクション寄りになり、肝心のスパイ要素はかなり削られてしまった
近年のシリーズもそうだと言われるかもしれないが、その分補わ
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.1

ジェームズガンが考えるスーパーヒーローの
最高傑作

MARVELやDCなどが関わっていない分、
レンチで人を殴るなど斬新なアイデアも満載

ケビンベーコンがヴィランなのも新しい

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「アナイアレイション」の監督ということも
あり、相変わらずの美的センスで画が美しい

ストーリーはかなり難解でメタファーも多く
日本人にはルーツのないところからの引用が多いせいで紐解くのはかなり大変
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.2

「キリエのうた」にむけて岩井俊二監督の
過去作をYoutubeで配信しているので予習に 

リアリティがありつつもどこか寓話的な空気のある儚くて美しい映画であった

岩井俊二監督は本当に撮影が美しい
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四月物語(1998年製作の映画)

4.0

若い松たか子をここまでみずみずしく撮れるのは岩井俊二しかいない

映像の透明感が美しく、セリフの一つ一つが
本当にセンスが良くてお気に入り
松たか子のいそうで居なそうな美人な設定も良き

最後の雨の中
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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.4

カメラがブレブレで話に集中できなかった記憶

話は悪くなかったと思う

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL(2002年製作の映画)

3.7

ただ龍騎の色を黒にしただけなのにこんなに
かっこよく見えるから、リュウガが好き

物語は龍騎が周回ものであることを生かして
当時ではTVシリーズより先に種明かしをする攻めた作りに

最後の生死不明EN
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.8

小粒で地味な作品ながらも丁寧にまとめられた脚本と演出で構成されている映画

年金を奪われた仕返しに銀行強盗を行う老人たちが可愛らしい
老人だから走りにくかったり、すぐ血圧が上がったりしてならではのコメ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.7

「長ぐつをはいたネコと九つの命」を鑑賞後
ドリームワークス作品である本作を劇場鑑賞できなかったことを後悔していたら、primeでの配信決定

早速鑑賞したところ、アメリカ産のアニメであるにも関わらずと
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