umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8


非常に爽やか且つ、ポジティブでパワフル
ビジネスの指南書のような内容

マイケルジョーダンの母親の采配が印象的

時代背景の作り込みが細かく
所々懐かしさ満載

タイムアフタータイムが流れたあたり
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ビューティフル・レターズ 綴られた言葉(2011年製作の映画)

3.1

実話とは驚き

巡り合わせの不思議と
思考や行動の変化が
人生を好転させるストーリー

世代を超えた友情がかわいらしい

認められ
居場所があることの大切さを痛感する
子育てのヒントが隠された作品であ
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真実(2019年製作の映画)

3.7

家族の形は色々で
言いたいことが言え
聞きたい事が
全て聞けるわけではない

親も子も真実は
知らなかったりする

近いようであり遠くもあり
譲れない確固たるものも存在する

年齢を重ねた今でこそ
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クロエ(2009年製作の映画)

3.2

俳優陣まさに体を張っております
え、この人がこんな役をするのかという
意外性が面白い

所々、解釈に苦しむも
あえて深掘りしなければ
視覚で楽しめる作品

アマンダ セイフライドが
好きがどうかで評価
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人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~(2012年製作の映画)

3.5

息子と母
こんな会話あるなぁを
リアルに描いた作品で
ほっこりしちゃいました

息子と旅をしたい願望はあれど
成長した後は出かける機会はないからね

諸々母の妄想を掻き立てる良い作品でした

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.8

crazyだぁ

ファッションに例えるなら
おしゃれすぎてもはや
凡人にはよくわからない感じ

振り切り方が潔く
支離滅裂なようで
着地点はいたってまとも

インパクトでは類を見ないが
強烈に合わない
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最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

4.0

目を覆いたくなるような映像の数々

痩せ落ち、骨だけになった人間が
山積みにされ、燃料として燃やされる

かろうじて生き延びた人たちの
怒りと諦めに満ちた表情

経験者たちが紡ぐ言葉の重みに
押しつぶ
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イエロー・ハンカチーフ(2008年製作の映画)

3.1

オリジナル版の独特な味わいとは
別物として楽しめる


色が視覚にあたえる効果は絶大で
ラストの黄色いフラッグは
わかっていてもぐっとくるから不思議

ハンカチという(←実際にはフラッグだが)
古典さ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

よく考えれば自業自得なのだが
何故こんなに心揺さぶられるのか

緻密な表現力は一見の価値あり

感情が渦巻き
想像力を掻き立てられる

解釈は見るものによって変わるであろう
鋭利で無常
それでいて慈愛
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.3


振り切った演技と特殊メイクの技術が光る

滑り出しから一気に期待値が上がるも
中盤から予想外の展開に

かなり奇抜で個性的
カテゴリーはホラーなのかSFなのか?

独特なテイストすぎてレビュー泣かせ
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.1

おじさま二人がトレッキングに行く
それ以上でもそれ以下でもないが
どことなくコミカルで
リズム良く見られる

トレッキングが
なかなか楽しそうで
冒険心をそそられる作品であった

ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.4

長い事隠れて付き合ってきた
同性カップルのお話

どんなに求め合っても
夫婦以外有事の時には
人目を憚らず会えない

誰もが目に見えないルールや
体裁に苦しめられ
根底にある思いが吐き出せない 
経験
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.6


自然と共存し
文明社会とは隔てたチベットの暮らし

その味わい深さと課題を描いた社会派映画

アジア映画ならではの大地の色味が新鮮

今ではタブー視される
男らしさ、女らしさが凝縮された日々

宗教
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ファクトリー・ウーマン(2010年製作の映画)

3.8

たまには爽快で元気になれる作品を

サリー ホーキンス
良い役者さんですね。
こまやかな演技が見事
細い体のどこに
あんなパワーがあるのでしょう。
 
覚悟を決めた女の強さに惚れ惚れ

この闘いがあっ
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しあわせの百貨店へようこそ(2018年製作の映画)

3.8

嫌味のない爽やかな空気に癒される
女子受け間違いなし

ほっこりしつつも
きちんと芯のある作品

50年代後半のオーストラリア
ヨーロッパからの移民が
あらたな風を運び
文化が融合していく感じが実に楽
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.3

このタイトルと
新しい自分作成プログラム
なんとなくとぼけた雰囲気が面白い

りんごの差し込み方にいたってはもう天才的

ちょっとシュールで独特なのだが
ストーリーは意外と緻密
見るたび隠れたヒントが
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

水面に波紋が広がるかのような美しい作品

映像と音楽
イギリスの風景
随所に気品を感じる

やや抑揚に欠けるも
余韻がまた良い

残された心の灯とどう向き合うのか
人生は有限である事に
はたときづかさ
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.6

調香師
なんて素敵な仕事なのでしょう

香水やアロマの魅力に
取り憑かれている身としては
非常に楽しいひとときであった

やや終わり方に唐突感があるものの
この穏やかな感じが
なんとも心地よい作品であ
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海辺の家族たち(2017年製作の映画)

3.7

家族や時代の移ろいが
ノスタルジーを誘う

海辺に建てた家には
親子の有り余る夢が
詰まっているはずだった。
しかし、悔やみきれない事件をきっかけに
埋めることのできない溝ができてしまう

父の病をき
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さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーを見るような
粛々と無常な時間が過ぎて向く

人生最悪の日に
私はこの父のような行動ができるであろうか

悲しみは彼だけのものではなく
子供たちも同じはず

苦しみを分かち合い
少しで
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ブロークン 過去に囚われた男(2014年製作の映画)

3.6

アルパチーノならではの哀愁
幾多の後悔に苛まれ
心を過去に置き去りにした男

抽象的な描写の数々に
人生の面白さを考えずにはいられない

何が引き金になり
過去から脱却できるのか
小道具の使い方が緻密
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1640日の家族(2021年製作の映画)

4.0

エグすぎて
どうレビューしたら良いのやら。

理想的な里親家庭で育った男の子を
実の父の元へ返す

それぞれの愛情が狂おしい程伝わり
正論だけでは解決できない問題に
複雑な感情が残る。

フランスの里
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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.7

四人兄弟の末子目線の日常

病に臥した母を抱え
生活は極めて苦しい
貧しさ故に危ない事に手を出して 
生活を回す兄たち

荒んだ生活の中で
見つけた一筋の光が音楽

オペラの旋律と
荒廃した日常との落
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

4.1

余命宣告された友人を尋ねて
5日間を共に過ごす

犬の存在が安楽死と言う
難しい問題に
柔らかな空気を作り出す
練られた脚本

個々の感情の描き方
カメラワークも落ち着いていて好印象

一筋縄ではいか
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ベガスの恋に勝つルール(2008年製作の映画)

3.3

キャメロンの魅力炸裂で
チャーミングすぎる

やけ酒し、そのまま酔った勢いで
結婚しちゃうカップルのお話

こんな悪ノリ
はじけぶりは
最低だけど最高でしょ

この緩さとアホさが
何も考えたくない時に
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ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.1


天才の背景には
常にキーとなる女性が‥‥

人は愛によって支えられ
愛によって生まれ変わるのか

ラフマニノフらしい音楽
切なく甘美な旋律は
秘めたる女性に捧げている事実
あー、なんとロマンチック
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.2

オリジナルを先に見たかどうかで
評価がわかれると感じる

幸せな‥‥は地味ながら味わい深く
良作を掘り当てた喜びを感じたが
本作はトムハンクスという
誰もが知る大物俳優が演じる事で
どんな色味になるの
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シャイン(1996年製作の映画)

4.1

何故だかわからないが
沁みまくってしまった。

居場所がある事の幸福感と
音楽が持つ力が最大限に伝わる良作

「癖が強い」ではすまされない父親と
ピアノの才能を持った息子の関係が凄まじい

全編を通じ
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秘密への招待状(2019年製作の映画)

3.3

あいまいな人物設定故か
演技には問題ないものの
どの人も魅力的と思えないのが難点

展開の強引さが目立ちリアリティがないが
インドとニューヨーク
両国の雰囲気は充分に楽しめる

他国の養子制度を知る点
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.1

アトリエやデザインをたくさん見る事を
想像していたのだが‥‥

いったい彼が
どんな人なのかは
謎のまま終わってしまった

白衣を見に纏い
全員似た様な空気を醸し出す

ファッションに強烈なこだわりと
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星の消えた空に(2021年製作の映画)

3.3

可愛らしい部屋
夢がたくさん詰まったガーリーなイラスト
そこから想像する世界と
虚ろな感情に支配された
彼女の日常の落差が凄い

愛くるしい我が子と一緒にいるのに
襲うネガティブな感情

満たされてい
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.1

ジュリアロバーツとジョージクルーニー
プライベートでも仲の良い二人は
さすがに阿吽の呼吸
わちゃわちゃ感が楽しい

この二人を眺めるだけで贅沢なのは
間違いないのだが
クイーンズランドの自然美と
バリ
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.8

のどかでどこか滑稽
好きなテイストがたくさん詰まった作品

テーラーらしい佇まい
表情や動作、
小道具や室内の装飾に至るまで
細か描写が楽しい

こだわりを感じる世界観
独特な癖の強さにハマってしまっ
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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.0

もう無茶苦茶好き

ため息しかでない
リアルなクリスチャンディオールの
裏側が見られる有難い作品

好きすぎてリピート決定間違いない

クリエイティブな仕事をする人たちの
独特な雰囲気
お針子さん達の
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サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.2

旅に出ずとも
異国の文化を伺い知れる
映画ってだからやめられない

裸になると一様に身の上話をはじめるが
口にするのは辛い話しばかり

これは国民性なのか?
笑い飛ばす者は皆無で
話し手も聞き手も神妙
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.6

モノクロが効き
雰囲気が素晴らしく良い

男と女 
別れては尚吸い寄せられ
格別の相手だと認識する

冷戦下のポーランドの時代背景が
見るものの想像力を殊更掻き立てる

極限までセリフを抑えた
無駄の
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