Hashimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

生まれ落ちてしまった環境による逃れられなさ、偽名を使ってまで必死に葛藤して切り開いていこうとするエレマリャの姿になんというか、自分の中に悲しみと頑張れが静かに、黙々と湧き上がるのを感じました。
村のや
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(2017年製作の映画)

3.0

意識してる(未練がある)相手に向けるあの絶妙に自分を可愛く見せる表情、中村ゆりさんさすがだったーーそして山田孝之の細かな自然体、役者の魅力が凝縮された26分でした。
そして刃物の効果だろうか、2人の関
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

2.5

手持ち無沙汰なパーティで、あまりに憧れてしまう人の前で、何か役割を与えて欲しい気持ちに懐かしさを覚えた
他人に寄生して吸い取った愛で生きている人を見るといたたまれないよなぁ、自分はどうなんだろなぁ

そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.0

この映画を観て電話文化いいなと思った、電話で誘われたいし飲んだ帰りに留守電確かめたい!

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

子役のブルックリーキンバリープリンスちゃん、マジ最高、貫禄のFワード
こういう風に生きてる人、映画の中だけじゃないんだろうなぁ

アス(2019年製作の映画)

4.0

解説を追いかけていくと色々なメタファーが散りばめられていて、観がいのある作品!
ドキドキドキドキドキドキ....

デトロイト(2017年製作の映画)

4.2

胸が詰まる
私には実感もないし、理解も足りてないだろうけど知ってしまってはもう無視することはできない

スノーデン(2016年製作の映画)

4.5

原作よりかなり必要なトピックに絞られていて観やすかった
ラスト手話のシーン、痺れたアァ!

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

日吉の銭湯を思い出した
とんでもないことが起きてるのに、ほのぼのと爽やかなギャップが楽しかった

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

2.5

主人公たちの恋愛感情が上手く読み取れなくて、誰が誰を愛しているのか、3人の関係性が最後になってやっとわかりました...経験値不足、、、精進します

ぼっちゃん(2012年製作の映画)

3.5

秋葉原無差別殺人事件をモチーフにしたフィクション。
梶を支配する、社会(イケメソを含む)に向けられた憧れと敵意が、梶自身と黒岩2人で1人のように描かれていた。

蓄積された苦しみや寂しさは、ネット掲示
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

グズで、どうしようもない自分をどうすることもできない苦しみや悲しみは、他人を愛し、他者のために生きるための永い言い訳なのでしょうか
不器用で素直になれない人は、自分を、他者を受け入れるのに時間がかかる
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.7

「母を愛せないけど、愛さないこともできない」
似た者同士、なんで言ったらユベールは絶叫するだろうけど、ヒリヒリした焦燥感、イラつきには親子通じるものがあって。
ドラン19歳での作品?信じられない...

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

監督の実体験を本人が主人公として演じているそうです。
あまりに自然なドキュメンタリー風は、出演者たちも監督の本当の知人友人とのことで、納得

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

血を超える存在を家族と呼べないのか

たとえストーリーが0点であっても、俳優陣の実力でスコア5をつけてしまうと思う、どのスポットもアツかったなぁ

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

今をときめくキムダミちゃん、どの表情も説得力がありながらどこかかわいい〜!
ほんで強過ぎ👏

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

中国で実際に起きた、ある天才的頭脳を持つ学生による壮大なカンニングビジネスをモチーフにしたタイ映画。手に汗握る展開はもちろん、主人公リンが、自分で創り出した状況に追い込まれていって、罪悪感と覚悟に揺れ>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.6

自覚したようでしきれない、主人公の身勝手さは、本人が一番嫌ってる「面倒くさい感情」として本人に返ってくるものね
(でもわかる、自分が楽になるためだけにやってしまうこと、あるよね。本当に身に染みているな
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

試験を受けて、これまでの頑張りを癒すために行くと決めていた日曜の目黒シネマ。

一言、最高でした!ためまくっての「バンドやらないか?」(ケンジ)、ケンジ宅での初音が文字通り空間と魂を揺らす感覚、フォー
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.5

味を決める3つのレイヤー①栽培農園での品質②焙煎③バリスタによる淹れ
消費者は身近な③にのみ注目しがちだが、①②の工程にも大変な手間と労力がかかっている。1杯7ドルでコーヒーを出す高級店もあるが、生産
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

ピアノを弾くティモシーシャラメ、造形と湿度の美しさが、脳というか鼻腔から離れない...
興奮気味に喋るエルファニングも可愛すぎる!

あの娘、早くババアになればいいのに(2013年製作の映画)

2.0

全員、すごく、絶妙に気持ち悪かったなぁ泣
なぜか嫌いではないのはタイトルのパンチだろうか

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.2

退屈だと言いながら美容室でひたすらに順番を待つ何人もの女性たち。外からきた女たちは、ヒジャブを脱ぎ、キャミソール姿で性の話をする者も。それぞれがそれぞれの日常を営みながらも、どこか一様に神経質さが垣間>>続きを読む