柘榴の帽子さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

柘榴の帽子

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湖のランスロ(1974年製作の映画)

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人間の奥底を見つめることと、世俗的な表現になることってめちゃめちゃ紙一重だなって気づかされた。

禁欲的な表現に見えながらも、完璧な美以外許さないぞという意気込みがびんびん伝わってくるような気持ち悪い
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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シャルルに打ちのめされっぱなしだった。
「生も死もどちらもおぞましい」って
趣旨の台詞が刺さり続けてる。

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)

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全体的にコミカルでありながら
生々しさを持って迫ってくる
触感があって好きでした。

アン・リーの作品をもっと観ていきたい

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

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お手軽にカニバリズムを楽しめる可能性を秘めててドキドキした。

映像からホワイトキューブを想起した。
見せ方がインスタレーションぽくもある

陽炎座(1981年製作の映画)

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松田優作…ありがとう…♡
日本画とジャズの組み合わせが嬉しい

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

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設定や色彩が純粋に好きでありがたい。
ストップモーションなの何度思い返しても信じられない。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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原作へのリスペクトが半端ない
リメイク版はどうしても元と比べながら
見ちゃうところあるけど、それでも
ぐわんぐわん情緒揺さぶられたので
とても嬉しかった。また原作も見返して
脚色や変更点について考察し
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

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物事の判断を徹底的に鑑賞者へ委ねているあたり、映画を鑑賞する行為とはなんなのかに意識を向けさせられる。

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

全部の設定がキャパオーバーせずにしかもこんな強固なことあるんだ…すげー…

マッチカットのお手本でよく色んな本や
授業で見かけるシーン見れたのが個人的に
嬉しかった

星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

3.4

話もすごくいいし曲もさすが…
なんですが、情報量が多くて
何に集中すれば良いか分からない
向きがありました。

ドラマティックに見せようと
しすぎている節もあり、
素材がすごく良いのにどうして…
と思
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シュガー&スパイス 風味絶佳(2006年製作の映画)

3.7

柳楽さん目当てで観ました()
定期的に観たくなる質感の作品で、
こういう映画からしか得られない
快感ってあるよなー実際、と思うなど

メメント(2000年製作の映画)

4.4

時系列が逆行しているかのような作り。
記憶をテーマにしているところや
終わりのない復讐劇を予感させる
ところからもラ・ジュテに近い何かを感じた

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.5

早稲田松竹で鑑賞。
プロミシングヤングウーマンと2本立てにしていて見事な好対照。

余白のバランスが絶妙。極限まで情報を削ることで、原題である"never rarely sometimes alway
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

ポップでエンタメ性の強いつくりでありつつ、
多くの人間が当事者意識を持って見ざるを得ない強さがありました。強い。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.6

個人的に柳楽優弥さんが大好きなので観ました、、柳楽さんの演技、ファンの私が見てても柳楽さんが演じていることを忘れて役柄の人間を見ている心地になるので本当にすごい。

質量のあるエンタメ すてき

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

4.6

良質なドキュメンタリーを観た、、という手応え。個人的にマリア・カラス好きなので贔屓目がないとは言えません

晩春(1949年製作の映画)

5.0

小津作品の中で1番好きかもしれません…

小津の言葉の中で、「新しいとは、古くならないこと」という趣旨のものがありますが、結婚を描いていて現代の私が見てもああそうかもな、と頷けるのは、前述の言葉を小津
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

5.0

ロラン・バルトを思い出しつつ観てた
もう少し視覚に関する勉強をしてから
また観たいと思う。

直感的に好きな台詞が沢山あって嬉しかった

悪魔の受胎(1979年製作の映画)

3.8

死や受胎から得られるエクスタシーはあるのでその辺はやったーーー!!となりますが、全体的には振り切れてなさをどうしても感じちゃいました、、

悪魔のサンタクロース2 鮮血のメリークリスマス(1987年製作の映画)

3.3

連続で上映してたので1に引き続き観た。
ほとんどが1のフッテージだし
先の展開も丸見えでウケた。
もはやウケ狙いかと思うほど。

でも2は映像が洗練されていて
主題曲もカッコよくて、その辺から
快楽は
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.2

映像美。
情報量は少なく、静謐な時間が質量を持って迫り来る感じ。個人的に設定がかなり性癖。設定勝ちってあるね、という話。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.6

緩やかでシュールなユーモアがツボだった
世間話レベルの話を洗練されたオシャ映像で
観られるの、個人的にはありがたい

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.3

耽美主義の醜悪な側面。
耽美主義者たちによる行為の美化。
ビョルンへ残された癒えようの無い傷。

ひとはひとりでは生きていけないんだなとも
思うなど。