柘榴の帽子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

柘榴の帽子

柘榴の帽子

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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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あたしもワンダみたいに思い切り逃げて泣き叫ぶことが出来れば良かったのに…

帽子を買ってやるって言ってたシーン大好き

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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本気で狂ってると久々に思った…
背景で流れてたマタイ受難曲と親和性高くて笑ってしまった

クラッシュと比較すると楽しいかもしれない。
まだ観てないけど観るのが楽しみ

ポゼッサー(2020年製作の映画)

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シンプルな設定を長尺に引き伸ばしてるだけかなと思ってたけど最後でバランス取ってきた

オーディオビジュアル作品としての精度が高すぎてそっちに引きずられてる。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

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ケイレブはやっぱりすごい…

典型的な劇映画にある起伏を取り払ってるはずなのに、ふとした場面で大泣きしてしまった…

でも終映後は巨大な虚無が残った…稀有な体験

(1954年製作の映画)

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ジェルソミーナを抱きしめたいし、ザンパノと一緒に泣いた。大事なものを傷つけたり壊したり捨てたりする天邪鬼はあまりにも分かりすぎて苦しい。
アルレッキーノも好きだったな。

愛の渇き(1967年製作の映画)

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原作読んでないのに観てしまった。

文章そのまま引用してるとこもあったので、その先を観たい…って欲望がどうしても湧く。でも他の三島作品を読んでたときの手触りを感じて震えた。

映像美…編集も洒落ている
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(1940年製作の映画)

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授業課題でこれに音をつけるのをやったことがある。ボカノウスキー観てるとき思い出したので見返した。

オスカー・フィッシンガーと並んでオーディオヴィジュアルの原点だなと改めて思った。本作は視覚と聴覚の連
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太陽の夢(2016年製作の映画)

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抽象的かつ幻想的な映像と、具体的で現実に引き戻してくるような映像が行き来して掻き乱される感触。水光や木漏れ日といった身近な陽光のイメージの接続、多重露光、モーフィングのような変化が太陽を知覚する方法の>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

5.0

「今のこの暖かさは永遠だった」って、そういう暖かさにしがみついて生きてるみんなの姿が愛おしくて、切なくて、感情移入しちゃった…大好きな一本だった。きっと定期的に見返すだろうな

華氏451(1966年製作の映画)

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私にとってはかなり拷問でしたわ
本嫌いも本好きも皮肉ってるあたり
かなりこじらせてんな~という感じ。
所々雑コラみたいなのあって良かったし、
手作業感があって可愛い。

胸糞を可愛く表出するっていう手
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赤い影(1973年製作の映画)

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すっごい好みだった

けどまた軽率に死をコンテンツとして消費してしまったーー!!という気持ち。でもそれだけ絵の綺麗さも話の構成も見事。飲まれた。

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

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超大作…後世に語り継がれるべき…

原始的なものの神秘と文明の中で生きる人間の冷酷さが終始対照的に映されているものの、人間の知性の尊さみたいなものもしっかり描かれていてかなり好きだった…

アボリジニ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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情報も技術も可能性も多様にある現代で振れ幅の大きい人生を送っているユリヤはとても同時代的な気がしたし、個人的にかなり共感できてしまう。

そういう意味でアクセルはユリヤと対照的な面があり、アクセルもそ
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回転木馬(1979年製作の映画)

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歯車と労働者が神秘的で崇高なものに見えた。
風刺とか皮肉というよりこの場面のための
お膳立てのようにも感じられる。

回転木馬の中に牙が剥き出しの豚が居たの
シニカルだし怖いし好きだった

ピンクナルシス(1971年製作の映画)

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思い出した
高熱出た時にお風呂入りながら見ていた

終始幻想的でうっとり出来るような場面、あとから思い返して恍惚となるような情景が多い。致死量。セットもだけど青年の眼差しの果たす役割が大きい。個人的に
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源氏物語(1951年製作の映画)

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高三の時に観たのを思い出した。

長谷川一夫の妖艶な美しさに陶酔した時間だった。思えばこの映画で京マチ子とも出会った。人物もさることながら、物、風景も本当に華やか。

私の中ではこの時期の邦画を好きに
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

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アンバーかわい~

都会に出て色んなものに触れて新たな出会いをしていく流れがとってもリアルできゅんきゅんしちゃったな~

でもカミングアウトをする/しないって選択はどちらも大切なもののはずなのに、絶対
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メッセージ(2016年製作の映画)

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2016年より今の方が同時代性あるなーと思った。映画そのものすら未来の予見かもしれない、とか考えると楽しい。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

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本当に良かった…

あとから考えると米兵の残飯で豚を飼育して儲けを出してるヤクザそのものが豚だ、ひいては自立できない日本人そのものが豚だという主張になっていたと気づいた。豚がそういう表象になるの上手い
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冬物語(1992年製作の映画)

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大好き…特に終わりが大好きだった。

フェリシーとロイックの会話に心惹かれた。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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学校の近くの映画館でやってた!

音と映像の組み合わせ方が上手すぎて、こういうのでしか得られない快感ある…になった。

確かに恋の話ではあったんだけど最後にキスシーンぶっこまれたの悲しかった…ロマンの
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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個人的に宗教で人と距離を感じることがあるので、宗教宗派の違いが根本的な問題じゃないはずなのにね、って語りかけてくれているような温かさに泣いてしまった。

歴史の流れを見ても、今の情勢を鑑みてもかなり重
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ピクニック(1936年製作の映画)

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伝説のいわくつき映画

流動的なもの(ブランコの動きと布が靡く様子、川の流れなど)がきらきらと輝いて鮮やかに写し取られているのが本当にすごい…

40分という短い尺ながら終盤でがっつり情緒持ってかれ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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ナナと近しい経験をしてるのでかなり見方が偏ったかも。

何となく過ぎていく日々の中で起きるイベントが羅列されているという時間の捉え方が心地いい。

ドライヤーの裁かるるジャンヌが放映され、ナナが涙を流
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やさしい女(1969年製作の映画)

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ドストエフスキーの方は主人公の男のエゴイスティックな部分や、自己愛性人格障害気味なところを嘲笑するかの様な描写がされていたのに対し、ブレッソンはそれをかなり削ぎ落としていた印象を受けた。削ぎ落とすとい>>続きを読む

性のピンチ(1973年製作の映画)

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冒頭が多くのピンク映画にありがちなはちゃめちゃさで、引き笑いをしながら観ていたんだけど、終盤にかけてどんどん洗練された映画になっていく様が面白かった。1本の作品で幅広いグラデーションを観た気がする。>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

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柳楽優弥さんがずっと好きで、好きだからこそずっと観れなかった映画…遂に観てしまった…
インタビュー等でよく言われるほぼ台本無しの撮影って背景を知っているからか、生々しさと残酷さがより突き刺さってきた。

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

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早稲田松竹で鑑賞。
夜と霧の後にこれを観ると
意図していることがよりはっきり
浮かんでくるし、見慣れた人通りが
残酷なものに見える

夜と霧(1955年製作の映画)

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戦争を異国のことだと思い込み、目を向けようとしない我々がいる。という趣旨のナレーション、本当に刺さった。

劇場という閉鎖空間で観るのがいい。
逃れられないという感覚を味わいながら
観ることで得られる
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パンティ大作戦(1973年製作の映画)

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谷ナオミが寝そべっている周りに色とりどりのパンティが散らばっている場面が印象深い。

ピンク映画まだ本数をこなしてないので
なんとも言えないけど、画の作り方の
丁寧さ、色彩の鮮やかさには驚くばかり
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

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構成好きだった。

赤線、刹那的な男女関係という設定を鑑みると時間の流れ方が本当に丁度良くて感動した。

あと画の作り方かっこよすぎる。
冒頭のタバコ買うシーンが脳裏に焼き付いて離れない

フード(1993年製作の映画)

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食のルーティン化って実はすごく暴力的で押し付けがましくておぞましいことなのかもしれん

自分の肉体を食べるとこは食の持つ時間軸をすっ飛ばしてる感じして良かった。食べ物って肉体を構成してくわけだから、食
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