Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

Jumblesoul

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96時間(2008年製作の映画)

2.5

テンポも良く、90分ちょっとの中で完結して面白い。
リーアム・ニーソンが後半に無敵のスーパーヒーローと化してしまうのもいいけど、序盤のサエないお父さんっぷりも好き。

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

3.0

ドン・シーゲル監督が50年代に作った珍しいSFサスペンス。
特大の枝豆に入った宇宙植物に田舎町が侵略されるというもので、エイリアンが最初から人間の大人の格好のせいか少し迫力に欠ける。
「愛や野望がなけ
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かわいい毒草(1968年製作の映画)

3.0

60年代の発掘良作サスペンス。
アンソニー・パーキンスがノーマン・ベイツと似たようなキャラ。それを上回るブラックな女子高生役にチューズディ・ウェルド。
パーキンスの妄想ぶりもなかなかだけど、2度の殺人
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ポセイドン(2006年製作の映画)

2.5

名作『ポセイドン・アドベンチャー』から人間ドラマ的な部分を省略して、脱出アクションのみにしたリメイク作品。
純然な新作ならパニック系の傑作になっていたのに、オリジナルが偉大過ぎて低評価になった不幸な作
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地獄の7人(1983年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争その後版『七人の侍』といったアクション作品。
生存している事も確認できない捕虜の救出劇で、息子を探すジーン・ハックマンをリーダーとする兵士達も個性的で面白かった。
観ている内に単純な救出劇
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

2.0

自国の生産力が無いのにタックス・ヘイヴンで居住する金持ち外国人から税金を取らないという貧乏小国に嫁いた、グレース・ケリーの苦労話。
映画の中では少し触れるだけだが、両親からの愛情を全く受ける事が出来な
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ファンタズム II(1988年製作の映画)

2.5

前作のドタバタ・ホラーと違い、怪人トールマンへの復讐劇というテーマが出来たせいかドラマとしても出来が良くなった続編。
7年後という設定でマイクは逞しい青年になったが、ナイス・キャラの元アイスクリーム屋
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ファンタズム(1979年製作の映画)

1.5

カルト・ホラーとして有名な作品らしいが、ウーンこりゃ困った。
仕掛けが色々出てくるけど、唐突で脈略が無い。例えていえば昔の縁日でやっていたお化け屋敷みたいなもので、少し驚かされるけれど怖くはないってや
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殺したい女(1986年製作の映画)

3.0

いかにも80年代コメディという古臭さが何だけど、キャスト達が上手いので最後まで一気に観てしまった。
残念なのが、ダニー・デヴィートとベット・ミドラーの絡みの見せ場が最後くらいしか無いところ。ミドラーが
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

1.0

こんな作品を観てしまうと、邦画はいよいよ末期症状だなという感想。
映画に限らず、音楽や文学といい、現役のクリエイター達の才能の無さに呆れるばかりである。日本の芸術文化は完全に終焉したといっていい。
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

2.5

ドイツの童話『ハメルンの笛吹き』を現代のカナダに蘇らせたというか、何とも不思議な作品。
ミステリーか法廷ものに発展するかと思ったら、まさかの展開に唖然。結局、田舎は田舎のしきたりがあるって事かいな。
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ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.5

気がつけば2000投稿目。
他の方の学校の卒論かと思う程の長文投稿を拝見すると凄いなぁと思いますが、この場は映画レビューでも感想文でもなく「寸評」と割り切っているので、今後も同じスタイルで投稿します。
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ビーチレッド戦記(1967年製作の映画)

3.0

ハリウッドの奇才コーネル・ワイルド監督、主演によるリアリティ戦争映画。
文化や芸術が大きく変貌する直前の時期らしく、それまでのエンタメ大戦ものとは違い、痛みや哀しみが伝わる作品になっている。
負傷兵の
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メトロ42(2012年製作の映画)

3.5

珍しいロシア製作の地下鉄水没パニック作品。
文芸作品ならともかく、この手の作品は不慣れなのでは?と思ったけど、完成度が高いA級作品で実に面白かった。
事故発生からテンポが良く、退屈する場面が殆ど無い。
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終電車(1980年製作の映画)

2.5

大戦時、占領下のパリの劇場を舞台としたトリュフォー監督作品。主演の太る前のカトリーヌ・ドヌーヴが綺麗。
いわゆる三角関係ものだが、終盤にドヌーヴが突然若い俳優が好きだったという不自然な展開に戸惑う。こ
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アフターマス(2016年製作の映画)

3.5

実際にあったドイツの航空機衝突事故を元にしたシュワルツェネガー製作、主演の人間ドラマ。クライマックスの元管制官刺殺の場面は、実際にあった事を忠実に再現しているようだ。
このロシア人の建築士、映画とは違
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ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的(1975年製作の映画)

3.0

前作から約10年後の二作目。邦題は『新』と付いているが、原作はアーチャー・シリーズの二作目『魔のプール』なので正規の『続』編といっていい。
ヒロイン役はニューマンの奥方ジョアン・ウッドワード。娘役で小
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動く標的(1966年製作の映画)

2.5

ハードボイルド小説の代表作家、ロス・マクドナルドの代表作の映像化作品。私立探偵リュウ・アーチャーが主役のシリーズ第一作目でもあるが、映画では何故かルー・ハーパーと名前が変えられている。
原作は大昔に読
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

1.5

短波放送を題材にしたのかと思って期待して観たが、ネタの一つにされているだけでガッカリのSFホラー。
アマチュア科学者の奥さんがヒロインで、まるでグラビア・アイドルのイメージビデオみたいな綺麗だけど退屈
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セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)

3.5

どちらかというとB級SFアクションだが、小難しい理屈のないシンプルな話なので気軽に楽しく観れた。
よくあるような作品のタイトルが、実は結末の大きな伏線になっているのが上手い。強烈な個性のないライアン・
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.0

『ロッキー』シリーズが大ヒットしたのは、それまでアメリカに日本の『あしたのジョー』『巨人の星』といったスポ根文化がなかったから。なので、スポ根マンガの実写映画として出来はいいが、ドラマとしては何だかね>>続きを読む

地球最後の男 オメガマン(1971年製作の映画)

3.0

チャールトン・ヘストン主演の、もう一つの『猿の惑星』的なSF。
バッドエンディングという辺りも少し似ている。
ウイルス感染ものではあるが感染してゾンビ化するわけではなく、意識も残っていて新興宗教のよう
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フック(1991年製作の映画)

1.0

ダスティン&ロビンの名優を二人も揃えて、こんなつまらないファンタジーしか作れなかったのはヘボ監督のせい。
どの作品を担当しても同じような曲しか書けないジョン・ウィリアムスも、才能が無さ過ぎ。
そして全
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バッジ373(1973年製作の映画)

3.5

同僚と、捜査中に恋人まで殺されてしまう刑事の復讐もの。
主人公がハリー・キャラハンみたいなスーパー・ヒーローではなく、頭の薄い普通の中年男というのがいい。敵にボコボコにされて利き腕を骨折させられるなど
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.5

物語のコンセプトはレイ・ブラッドベリの『華氏451』と同じ。
こちらは人類の感情を薬によって抑制してしまうという強引なもので、エリート捜査官が自我に目覚める話。
感情を持つ事自体が罪という割には、クリ
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ガンヒルの決斗(1959年製作の映画)

3.0

旧友アンソニー・クインのバカ息子に妻を殺された、保安官カーク・ダグラスの復讐もの。
妻が先住民だった事から、多少人種差別的な要素があるのが気になるが、娯楽性全く無しで殺伐とした雰囲気のまま統一した佳
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ロスト・イン・スペース(1998年製作の映画)

3.0

元ネタのテレビ・シリーズ『宇宙家族ロビンソン』はリアルタイムで毎週楽しく見ていたが、内容となると殆ど覚えていない。
この1998年の映画化作品を観て違和感を感じたのは、ロボットが『フラィディ』という名
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

2.5

ライト級の和製サイコパスもの。
殺人のシーンは何てことないが、リストカットのシーンがとにかくエグい。リストカッターを演じていた女優は、目がイッていて本物かと思わせるほどのリアルさ。本作で一番の演技を見
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ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

2.0

サミュエル・フラー監督の動物パニックもの。
内容はB級だが、エンニオ・モリコーネによる美しい音楽が、A級文芸映画のような雰囲気を醸し出す。
主演の売れない女優役は、『リトル・ダーリング』のアイドル女優
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.0

カントリー・シンガーの大物、ジョニー・キャッシュの半生記。
本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞した、ヒロイン役のリース・ウィザースプーンが好演。ホアキンと同じく本人が歌ったライブ等のシーンが素晴らしく
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オブリビオン(2013年製作の映画)

2.5

前半は映像も綺麗で、シンプルなSFアクションとしてなかなか面白い。
だが中盤辺りから話がややこしくなり、トム・クルーズが二人になったりとワケ分からなくなる。
結末のハッピーエンドも無理矢理感があって少
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

2.5

福島を主に舞台とした震災その後もの。
平日は市役所勤務のため、週末だけ稼ぐには効率の良い風俗嬢をしている女性の話。
地理的にも近いのと職場に絶対バレそうにない利点のある東京にわざわざ高速バスで出かける
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.5

『オーシャンズ』シリーズのスピンオフ作品。
本家からはエリオット・グールドが顔出し出演している位で、全く別の話と見ていい。
豪華な女優陣の共演が目玉で、ケイト・ブランシェットやアン・ハサウェイ等脇役が
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雨あがる(1999年製作の映画)

3.5

山本周五郎の短編原作を昨年読了した事もあり再鑑賞。
映画の原作尊重派としては、あの小説をそのまま忠実に映像化した演出が素晴らしい。特に寺尾聰と宮崎美子のキャスティングは見事で、あの夫婦を演じるのにこの
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疑惑(1982年製作の映画)

3.0

平成最後の日に観たのは、昭和の邦画(笑)
松本清張原作の法廷もので、ミステリー色は薄め。
監督は以前に同じ清張原作の『砂の器』を、まるで違う話にしてしまった前科のある野村芳太郎。今回は清張が製作に絡ん
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

1.5

ロジャー・コーマン監督が1960年に作ったコメディ・ホラーを舞台化したものの映像化作品。なので、コーマン作品のリメイク作とは厳密には言えない。
製作は当時一番ヒット・レコードを量産していたゲフィン・レ
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