Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

Jumblesoul

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ブレイクアウト(1975年製作の映画)

3.5

チャールズ・ブロンソン主演コメディ・タッチの脱獄もの。ブロンソンは『大脱走』のような脱獄する本人ではなく、手助けする側。
何故か祖父のジョン・ヒューストンの企みで無実の罪によりメキシコの刑務所に投獄さ
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

2.0

ホラーコメディの人気シリーズだが、何故か未見だったもの。
キャスト達のキャラがなかなか愉快。でも、このファミリー登場編ともいうべき一作目はどうも話が面白くない。
アンジェリカ・ヒューストンのモーティシ
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エドtv(1999年製作の映画)

3.5

同時期制作のジム・キャリー主演作『トゥルーマン・ショー』と同じ、テレビのリアリティ番組をネタにしたブラック・コメディ。レビュー評価はあまり高くないけれど、なかなか面白かった。
こちらは撮られる側も周知
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ビッグケーヒル(1973年製作の映画)

2.0

親父と息子二人の親子愛をテーマにした、ジョン・ウェイン主演作品。
いつものウェインの俺様西部劇テイストは相変わらずで、さすがに1973年の作品としては古臭い。息子達が主役になる後半は退屈。
悪党役は良
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.0

F・スコット・フィッツジェラルドの代表作である恋愛悲劇の映画化作品。脚本はフランシス・フォード・コッポラ。
主演のレッドフォード以下、ブルース・ダーンやサム・ウォーターストン等、俳優として一番充実した
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海辺のホテルにて(1981年製作の映画)

2.5

年上の女と年下の男による恋愛もの。
相手役の男が自分勝手でワガママなバカ男なので、大人の女性がこんなの相手にするとは思えない。
主演の30代後半になるカトリーヌ・ドヌーヴがとにかく美しく、20代や50
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インドシナ(1992年製作の映画)

3.0

激動の旧ベトナムで、時代の流れに人生をもて遊ばれた人達の物語。
太る前の主演カトリーヌ・ドヌーヴは、アジア人の中にいるせいか流石に美しい。でも、『トリスターナ』のような冷たく性格も悪い女性の方が似合っ
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.0

働く女性&人種差別もので、スパコン導入直前のNASAが舞台。主人公は歩く人間電算機みたいな理系の黒人女性。
有人宇宙飛行までの苦労話がよく描写されていると思うし、できればアポロまで話を伸ばして欲しかっ
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.5

『昼顔』に続くルイス・ブニュエル監督のカトリーヌ・ドヌーヴ主演作。
純粋無垢な娘から、どんどんキャラ変していくドヌーヴの熱演が見事で、演技者としての代表作といえるかも。
養女ドヌーヴに手を付ける変態老
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ショック療法(1972年製作の映画)

2.5

名作『若者のすべて』に続く、アラン・ドロンとアニー・ジラルド共演のマッド・ドクターもの。今回はアニー・ジラルド主演作といっていい。
前回の性悪女役が格好良かったジラルドはショート・カットのキャリア・ウ
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ドッグ・ソルジャー(1978年製作の映画)

3.0

ジャック・ケルアックの小説『路上』にも登場する人物をモデルにした、ヘロイン密売もの。60年代のヒッピー・ムーブメントの鎮魂歌的な演出が渋い。
主演のニック・ノルティは出演作を何本か観たけど、こんなに格
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アジャストメント(2011年製作の映画)

1.5

マット・デイモンが、ドラえもんに出てくる「どこでもドア」みたいなのを走りまわるSF恋愛ドラマ。序盤は面白そうなのに、ラストのオチは安直すぎてズコーとなる。
相手役のエミリー・ブラントが話が進むにつれて
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(1960年製作の映画)

4.5

名作『モンパルナスの灯』の次作にして遺作になった、ジャック・ベッケル監督の実録脱獄もの。
穴を掘る、というよりはコンクリートの床や壁を手作業で削り地下水道へ脱出するという話。結末も終盤になると見えてし
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ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

2.5

史実を元にしたロバート・アルトマン監督作品。
舞台が、西部劇ショーのキャンプ内から一歩も出ないというのが変わっている。舞台劇を映画で表現したという演出かもしれないが、狭苦しい感じもしないではない。
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タイタンの戦い(2010年製作の映画)

2.5

ギリシャ神話系CG怪獣ものとして観ると、そこそこ面白い。
複雑そうな話の細かいところは無視して、バトル・シーンのみを楽しむべき作品。
高校野球の3年生みたいな丸刈りのサム・ワーシントンは神話っぽくなか
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

2.5

医療保険に対する告発ものという点では、他に無い画期的なものなので評価はできる。
しかし、あまりにもハリウッド的な病院ジャックの話はどうもねぇ。
終盤の方は調子良すぎる展開と結末に、良いテーマの映画なの
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[リミット](2010年製作の映画)

3.0

終始、登場人物は一人、舞台は棺の中という徹底したシチュエイション・スリラー。
よくある、監禁前の回想シーン等一切無しというのが凄い。ジッポーのライターを頻繁に点けたり、怒鳴ったり暴れる割には酸素が無く
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怪奇温泉旅館(2018年製作の映画)

1.0

台湾製ホラー・コメディかと思ったら、100%ドタバタ喜劇だった。
主演の三人の若者がオカマっぽくて気持ち悪い。ヒロインは少し可愛いけど、見せ場は混浴シーンのみ。
面白かったのは邦題位で、中華映画はしば
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

1.5

エロもグロも無い、園子温監督の青春映画。
テンポは相変わらずいいけど、内容が薄っぺらすぎ。つまり、つまらない。
最近あまり顔を見ない永作博美や、いしだ壱成がちょい懐かしい。
サークルの飲み会でユーミン
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソン主演の密室電車サスペンス&アクション。
いつもながら元警官とはいえ、60歳の一般人とは思えないスーパーマンぶりをニーソンが演じている。
ヴェラ・ファーミガを謎の女として登場させたのが
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バーニング・デッド(2015年製作の映画)

2.0

火山噴火パニック&ゾンビという豪華組み合わせ(?)によるZ級映画。この手のものはあまり期待しないで観た方が結構面白い(笑)
噴火時にマグマと一緒に飛び出したのに、ゾンビがキチンとした服装なのが変。悪霊
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雨のなかの女(1969年製作の映画)

3.0

コッポラ監督が自身の独立プロで制作した、第一回作品のロードムービー。
欲求不満の主婦が車を運転してニューヨークから西に向かう。途中でヒッチハイクをしていた大学の元フットボール選手のジェームズ・カーンを
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さらばバルデス(1973年製作の映画)

3.0

ならず者、無法者の出て来ない西部劇。
『大脱走』以来のチャールズ・ブロンソンとジョン・スタージェス監督の組み合わせではあるが、序盤に定番の酒場の乱闘がある位で、アクションは控えめ。
プロンソンは野生馬
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

ボスニア戦争を背景にした、戦時中メロドラマ。
家畜系が殆どではあるが、これほど多くの種類の動物が出て来る映画も珍しい。序盤の血まみれガチョウなんて、エグすぎる描写に少しドン引き。
主人公の二人の女性他
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…YOU…(1970年製作の映画)

2.0

1970年前後の大学生の話。
学生運動や文学論に夢中な当時のアメリカ大学生達を、最近のアニメやゲームにかじりついている同世代の日本大学生達がこれ見てどう思うやら。
映画的な見せ場は最後の暴動シーン位で
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風とライオン(1975年製作の映画)

3.5

スーツ姿の007ボンド役の印象がまだ強かった頃に劇場で観たせいか、ショーン・コネリーがこんな爺さんだったのかと少し驚いた記憶がある。
重厚な雰囲気に可憐なキャンディス・バーゲンの対比が良かった。ラスト
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危険な関係(1978年製作の映画)

4.0

藤田敏八監督版の『危険な関係』で、ソフト化された気配もない幻の作品だったが配信で鑑賞。映像に雨が降っていたりと劣化が激しい部分が多いので、リマスター版制作を願いたい傑作である。
テレビ時代劇の出演が多
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スティーヴン・キング ファミリー・シークレット(2014年製作の映画)

3.5

たまに凡作はあるけど、外れがあまり無いスティーヴン・キングの原作。脚本もキング本人が担当。
連続殺人ものは警察や犯人の立場から描いたものが殆どだが、犯人の家族(奥さん)の視点からというのは、それほど先
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

5.0

マーロン・ブランドやロバート・デュバルの怪演の影になってしまっているが、感情を表に出さない殺人マシーンに成り切ろうとするマーティン・シーンの好演はもっと評価されていい。
海岸、川、カーツの帝国と三部構
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

2.0

監督がコッポラなので評価が甘くなるのは分かるけど、どこまでが主人公の妄想なのか現実なのかハッキリさせないまま続いていく構成は好きになれない。
ラストの部屋分解シーンは見どころだけど。

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

3.5

文豪永井荷風の原作を神代辰巳監督が映画化したもの。
正にジャパネスクであり、大正ロマン&ポルノといった作品である。お色気映画というよりも、軍国主義に向かう直前の日本の風俗社会を描いたドキュメンタリーと
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華麗なる相続人(1979年製作の映画)

2.5

シドニィ・シェルダンの『血族』の映画化作品。
主演のヘプバーンは前作の『ロビンとマリアン』があまりにも酷かったが、こちらはまずまずの出来。
脇を固める役者陣が豪華で顔ぶれを見るだけでも楽しい。オマー・
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.5

名前からして良い人の役が多いけど、たまにやる悪い人はかなり怖いジョン・グッドマン主演作品。『パラドックス』との繋がりは無し。
この手のSFホラーには珍しくヒロインが可愛い。日本アイドルの乃木坂に、ちょ
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カンサスシティの爆弾娘(1972年製作の映画)

3.0

70年代前半に日本に大ブームが来て、嵐のように去って行ったローラーゲームを題材にした作品。
東京12chのキー局が無い地方の地元テレビでも放送されていたという人気だったので見ていたが、女子選手リーダー
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

1.5

出だしのザ・ダムド『ニュー・ローズ』で名作の予感がしたけど、途中から何だこりゃの迷作になってガクッ。
SF青春コメディといっていいのか、今時の若い人が喜びそうな雰囲気には馴染めなかった。
変テコな格好
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サイドカーに犬(2007年製作の映画)

3.0

80年代グラフィティといった趣の、根岸吉太郎監督作品。
映像がセピア調で少し懐かしい雰囲気。パックマンやガンプラといった小道具から1980年頃の時代設定と思われるが、東京の下町はまだノンビリとした雰囲
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