「時々、納屋を焼くんです」
「失礼?」
唐突な告白からストーリーが展開する村上春樹の短編・納屋を焼くは、犯罪の香りが漂ったかと思うと煙となって立ち消えるような作品だが、本作はそこに着想を得た別作品とし>>続きを読む
ディズニーは何だかんだ言っても子供が飽きないように時間を制限する中でよく練られたストーリーが多いのだが、本作はかなり微妙。
友達の昨日見た夢の話がどうでもいいのと同じように、5年ぶりに見かけたエルサ>>続きを読む
スターウォーズ好きに連れられて見に行ったが、単体で非常に完成させられた世界観があり楽しめた。主役のフェリシティジョーンズは本編のヒロインを完全に喰っている。地上戦シーンは胸熱。ファン的にはダースベイダ>>続きを読む
スターウォーズには詳しくないのでレビューしたらファンの方々に怒られそうだが、問題発生→問題じゃなかった!のサイクルが同時多発すぎて、総じて何が面白いのかよく分からなかった。レイにヒロインのオーラを感じ>>続きを読む
ポンジュノの新作ということで非常に楽しみにしていた。社会の分断や格差は言わずもがな近年の映画トレンドであるが(食傷気味になってきた)ちょっと対立の描き方やメタファーが単純すぎやしないかと気になった。こ>>続きを読む
離婚と親権争いをテーマにしているが、クレイマークレイマーと異なり、本作はそして父になるというようなハートフルストーリーではない。(かつ子供には何ら可愛らしいところがない)単体では愛すべき人を違う形にし>>続きを読む
ここ数年で一番の傑作。80年代、文句なく美しい都市で、美しい青年2人が戸惑いながら恋に落ちる。束の間の幸せと別離をイタリア北部の夏の風景に重ねる。スフィアン・スティーブンスが書き下ろしたという音楽も素>>続きを読む
思わぬ良作。魚喃キリコの原作もとても良いが、本作も甲乙つけがたい。特にせいちゃん役が全く魅力が無くて良かった。映画のラブストーリーにおいても日常においても、自分のラブストーリーを何でもないことのように>>続きを読む
これ以上のラストがあっただろうか。ウディは生涯を保安官として、他人のために生きてきた。ディズニーが、トイストーリーを大切に思って幕引きをしたように見えた。
テーマ勝ちの映画とはいえるが、主人公の葛藤、恋愛要素、ミステリー要素が程よくブレンドされていた佳作。ジョンと邂逅するシーンが感慨深かった。それにしてもダニーボイルはいつからインド系を好むようになったの>>続きを読む
ガイリッチーも随分丸くなったなと。
近年のディズニーにおいては女性の自立、自己決定というのは欠かせないテーマだが、肩に力が入りすぎている。ストーリーラインを変えてしまうのはやり過ぎではないだろうか。映>>続きを読む
落ち目の俳優と、何も恐れず妬まない守護神のようでリアリティのない友達。設定はさておき完璧な人物像が作り上げられていたのは俳優、監督共にさすがの実力としか言いようがない。どこを切り取っても名場面なのだが>>続きを読む
小説をそのまま撮りましたというような説明調の脚本と直喩に満ちた演出、スローテンポで、2時間苦痛だった。個々の役者に力はあるのに芝居が噛み合ってない感が、全体的な寒さを生んでいた。最後の最後にオムニバス>>続きを読む
報われないややイタいヒロインの青い鳥ストーリー。同じ年代の人なら共感ができそう。ティモシーシャラメ君は本作でも浮世離れしている。
結婚のストーリーが長くて飽きた。これがロッキーについてならもうちょっと感情移入できるが、クリードではね。。大岡越前的なので鑑賞後の爽快感はあります
このレビューはネタバレを含みます
デヴィッドリンチは、自作インランドエンパイアについて'"About a woman in trouble"と論じているが、本作はそれと同じ様相を呈している。
七海は人に請われるまま流される、クラゲの>>続きを読む
米国住宅バブルの崩壊を予見していた何人かの物語。銀行員、投資運用家、ベンチャー起業家がそれぞれの取り組み方でXデーを迎える様子を描く。
バブルは弾けるまでバブルと分からないというが、思えば昨今のビッ>>続きを読む
トムクルーズは段々ジャッキーチェンみたいな芸風になっているが、見事。ここまでやるのはライフワークと思っているからだろうし、たとえ足を折ってでもリスクを負って好きにやるためにプロダクションを自分で作って>>続きを読む
ネックレス1つ?と思ったがちゃんとどんでん返しがあって面白かった。アンハサウェイは出産で少し老けて貫禄が出てきた。プラダを着た悪魔のミランダ的立場にいるのが感慨深い。
このレビューはネタバレを含みます
まず手術シーンが少なすぎる。面白い症例や事故、シビアな展開もない。挿管とクランプとAEDと吐血がハイライトって、嘘でしょ笑。肝心のドクターヘリの出動回数も数える程。医療ドラマとしての見応えは皆無で、初>>続きを読む