hirizukiさんの映画レビュー・感想・評価

hirizuki

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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.7

デニーロと脇を支えるジョーペシが圧倒的。モノクロの映像が物語の冷たい一面とボクシングシーンの熱いシーンを見事に両面的に強固にしてる。ただストーリー自体は個人的にはあまりピンとくるものではなかった

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

4.1

やりすぎグロ描写は楽しいし、クラウンも前作よりキャラ強くて怖かわいいし、シエラちゃんもとにかくセクシー可愛いので2時間越えでも見てられる。
ハロウィンショップでクラウンがサングラスかけるシーンなんて可
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

興味深かったのは息子にフォーカスが当たる最後らへん。それ以外は普通。旦那と奥さんの展開はリアルだけど帰結がないし、これで脚本賞の理由はよく分からん。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいです。最後までアーサーという1人の男の悲喜劇のような人生を真摯に描き切った傑作でした。

秀逸なシーンだらけだけど、ラストの方のI don't want to sing anymore! T
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

楽しかったけど、ジェシープレモンスのとこまでがピークで、後半に行くに連れてあんまピンとはこなかった。
分断のこの時代だからこそ、劇中で分断とイデオロギーの対立の理由をわざわざ描かなくてもリアリティがあ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

ふと改めて見たくなり、公開時以来の約10数年ぶりに鑑賞。
初見時は難解さに面食らったが、2回目の今回はとてつもなく楽しんだし、ストーリーについてもラスト近くのアメリカ先住民の話で腹落ちができた。圧倒的
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ゾディアック(2006年製作の映画)

4.3

フィンチャー作とは言え実在の未解決事件の映画なんて見てもモヤモヤするだけだろうと思ってスルーし続けていたが、素晴らしい作品でした。新しく展開するたびにのめり込んで見てしまった。地下室のシークエンスは特>>続きを読む

マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

4.7

まさかリンチのこの大名作が4K劇場で見れるなんて。再上映はどんどん色んな作品で進めてほしい。ぜひインランドエンパイアも。
内容はもう言わずもがな。リマスター音質のおかげか初めて劇場で見るクラブシレンシ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.2

エイリアン1のみならず、ダンオバノンのダークスターをも思い出させるOPから持ってかれる。久々に上質で純粋なSFホラーを見た。てかシンプルにエイリアン新作でこんだけ楽しい!という感覚がうれしい。
本作単
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.6

ツイスターズ見たので、金曜ロードショー以来の再見。牛が飛ぶとこしか覚えてなかった。主人公の新しい人生を象徴するような新たな「女・車・仕事」を次々失っていくのは面白いけど、ただ今の感覚からすると流石に新>>続きを読む

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.7

何気に初めてのルチオフルチ。
ストーリーは無いに等しいけど、残虐描写のオンパレードかつアート的な醜悪さがたまらなく良い。
なのにラストはグロさではなく、圧倒的な絶望感。とても良い。
ただ、、医者のあい
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.7

クローネンバーグ劇場デビュー作らしい。
この頃からこの感じなのか。
性欲に目覚めちゃう人とそうでない人どちらが幸せなんでしょう。

モンキーマン(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

地上の者など目にもくれないビルの上階の権力者達に、まさしくアンダーグラウンドから少しずつ上へ這い上がっていく展開が良い。階級を視覚的な高低で表現するのはパラサイトと同様の演出。

ストーリー自体はシン
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チェンナイ・エクスプレス 愛と勇気のヒーロー誕生(2013年製作の映画)

3.6

シャールクカーンとディーピカはいいコンビ。テルグ語圏映画フューチャーで、踊るマハラジャオマージュもある。ラストがまさかのラジニカーント様推しソングだったのでご本人様登場を期待したけどそれはなかった。

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.5

後半1時間でキャラに感情移入し始めてからが面白い。ディーピカーは眩しいほど美しい。ラストは賛否しかないが、インドの事を詳しく知らない僕みたいな人からするとインドの歴史と風習をこれをきっかけに調べて知っ>>続きを読む

アルナーチャラム 踊るスーパースター(1997年製作の映画)

3.7

もう亡くなってしまったらしいけど、ヒロインのサウンダリヤがパダヤッパの時より表情豊かで本当に可愛い。
ストーリーはいつものラジニカーント映画。後半から少しユニークな感じになるけど、個人的にはベタベタで
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

まさかハエに泣かされるとは。
RRR, バーフバリのラージャマウリ監督作との事で鑑賞。中盤少しダレるし、ラストはジャニは死んだままの方が個人的には好きだったけども、ひたむきな主人公には何度も涙腺が緩む
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

4.0

ヒロインがただただ世界で1番美人。
風船膨らませてるシーンなんて惚れない人はいないでしょう。
特に中盤の転換の展開とほんのりビターなラストは泣けてくる。特にスピーチのシーン大好きです。歌も良いし良きで
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パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!(1999年製作の映画)

3.8

パダヤッパ!18年後まで跨る壮大な感じだけど、ストーリーは基本三角関係話をぐるぐる。でもラジニカーントの魅力とニーランバリの強烈な狂気で最後まで見れる。

やっぱ最高で無敵のスーパースターラジニカーン
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

3.9

やっと見れた。意外なことに作り自体はそこそこ真面目でカルト映画の要素だけでなくエンタメとして普通に楽しい。
タイトルのごとく孤島の鬼+パラレル島奇譚をベースに人間椅子やら屋根裏の散歩者とエログロをごち
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.9

グレンパウエルの魅力爆発。トップガン2で彼をちゃんと知った身からすると、パイロットにならなかった世界線のハングマンて感じでたまらない。
プロットも映画作りの教科書のような展開で安心して見れる。ツイスタ
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キアヌ(2016年製作の映画)

4.0

Key & Peeleのshowファンの私からするとこの2人の映画ってだけで最高でした。
Jordan Peeleが主演だけじゃなく脚本にも入ってるらしくバカバカしいけどほんのりウェルメイド。Meth
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

完全版鑑賞。パパバーフバリ編が今作のハイライト。どこにいても王たる所以を見せつけるダディが魅力的すぎる。嫁バーフバリ含めキャラクターも一作目よりイキイキしてるし音楽も良い。

今作でバーフバリJrには
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

完全版ことインド公開版があったのを知らず、短い編集版の方を見てしまった。通りでぶつ切り編集のシーンが多いと思ったら。完全版を見たかった、、

前編にあたる本作もそれなりに面白かった気がするけど、後編見
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

政治で国を変えようとする陽の兄に対して、最後まで暴力や殺しといった陰を持ってしまった主人公の対比があまりにも悲しい。

兄の最後の言葉を聴くことができなかったが故に着けることにした補聴器を、ラストとあ
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこりゃ。なんかヒットしてるみたいですごい批判言いづらい空気感あるけど、私は本当にこの映画ダメでした。

1番乗れなかったのは、舞台設定や各キャラの背景をとにかくだらだらだらだら全部セリフで説明
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

4.5

バカバカしいのに、なんだかずっと楽しめる。約3時間があっという間な素敵映画でした。
ヒロインは可愛すぎるし、ムトゥも顔デカいけど、映画終わる頃にはあら不思議、大好きになってる。旦那様も良いキャラしてる
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

おしゃれ映画と思って嫌煙してたシリーズその2。セリフは少なく、思っていたよりもずっと映画的な演出に溢れていて、2人の感情が生々しく伝わってくる。
日本描写がこっちが気まずくなるほど解像度高いのにも関わ
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アメリ(2001年製作の映画)

4.2

ただのおしゃれ映画と思って嫌煙してたシリーズ。すみません、勘違いでした。アメリに恋しました。意地悪な人にはきちんと復讐するところも最高。登場キャラもみんなチャーミング。
僕からするとエログロな世界観の
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.7

古典的名作とされる理由がよく分かる。フランケンシュタインが可愛くて不憫。ラストはなかなかに切れ味するどい胸糞である。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

素晴らしいです。Fury Roadにあったカタルシスやヒロイズムが一見少なくなったことでライド感の印象が変わり、賛否を生むのはわかるけどもこれも傑作。

惜しむらくは、Fury Roadを超える強烈キ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

-

カラー版と甲乙付け難いが、モノクロ版でしか感じられない情緒があるシーンもあり、印象がだいぶ違う。特にニュークスと赤髪の子が触れ合うシーンがより感動的に感じた。

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フュリオサ公開記念に、シリーズで唯一未見だった3を鑑賞。
中盤までのバータータウン編は、日本インスピレーションもあるMADな世界観が最高で、ここまでならあの名作2よりも好きになるかも知れないと思えたほ
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エボリューション(2001年製作の映画)

3.6

金曜ロードショー以来の再鑑賞。くだらなくて笑えていいね。今見ると有名どころ俳優たくさん出てたんだなと。何気にモンスター監修がフィルティペットなのは知らなかった

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

起きた出来事を三者それぞれの視点で語る羅生門スタイルストーリー。
ただ今作は視点が違えど、物語上の起きた出来事自体は変わらない作り。予告では真実をめぐるミステリーぽいけど、どちらかというと、3人の視点
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.7

本当に素晴らしい。ディパーテッドのリメイク元だが、こちらの方が遥かに好き。見てる間中、何度もこっちを先に見たかったと思うほど良くできているし、熱いものがある。香港ノワールありがちな過剰な情感も味がある>>続きを読む