hirizukiさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

傑作でした。今作がブレードランナーの影響下にあることは明確とは言え、見てる途中からじわじわと、ブレードランナーを当時見て衝撃を受けた人の気持ちはこれかと思うほどのSF映画史に残る歴史的なものを目撃した>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

どんな作品なんだろうとおもてたら、いつものアリアスターの家族観満載の作品。
3時間あるけど、全然長く感じない。

特にマライアのalways be my baby使いが印象的。この曲かかってるシーン自
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.8

ミニオンシリーズて主人公側の人間メインキャラクターが多すぎて冗長に感じてたけど、今作は主要なキャストをグルーに絞っていたおかげで一番スッキリ楽しめた。
エンドクレジットでRZAがバイカーの声優しててび
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.2

デップー1の恋愛要素や平凡なヒーロー誕生譚感が全然楽しめなかったので、今作はずっと避けてたけど、見てみたらとっても笑えてウェルメイドで面白いやないか。
キャラクターもみんな最高でした。

16ブロック(2006年製作の映画)

4.0

リチャードドナー監督の遺作。ブルースウィリス、デビッドモスに、まさかのMos Defが主演。
ラストに向かってどんどん面白くなっていき、最後はほろりグッときた。ダイハード3の続編、マクレーンのマルチバ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

グラインドハウス、タランティーノあたりの影響が存分に感じられる最高復讐劇。

絶対に死なない不死身。その理由は「諦めない気持ち」一点のみ。
あまりに潔よすぎるロジックだけど、そこに本作の映像、演技、音
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.8

カルト宗教そのものに対するリアリティはあまりないように感じるけど、3人の心の変遷は、宇野さんはじめ役者陣の熱演、怪演も相まってとてもよい。
気になって原作漫画を読んでびっくり、ほぼまんま映画のストーリ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Ante Up! De laにTribeにWuに80s, 90s hiphiop曲コラージュの中、可愛く暴れるみんなを応援したなる。
共通の敵を得ることで人間から理解を得て、共闘するって展開はベタなが
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激怒(2022年製作の映画)

4.4

ヨシキさん監督脚本のバイオレンスディストピアファンタジー。賛否両論あるようですが、個人的ツボには大いに刺さりまくった最高のエンタメ映画でした。

自らの"普通"の価値観に合わない場合は徹底して他者に抑
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

良質なエンタメでございました。演者勢の演技もテンションもとっても良きでした。
ヨルゴス監督の過去作は聖なる鹿殺ししか見てないけど、他のも見たくなった

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バチバチのセンスとナンセンスのスレスレの映像表現。主人公の走馬灯が終わるまでくらいは、ウルトラドラッギー一人称映像と脳が揺れるような心地よい悪夢感がたまらなかった。
ただ話自体は前半アレックスが話して
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃエロいし、痛快だし、強烈だし、不謹慎だし、もう最高でしかない。
御大ヴァーホーベンは未だ現役。

タイム・マシン/80万年後の世界へ(1960年製作の映画)

3.6

OP、音楽、オチが良い。「永遠の友情をありがとう」は流石にグッとくる。
結構がっつり歴史に絡みに行く主人公だけど、まぁ80万年後だし。そんな先の未来知ったこっちゃないもんねと妙に納得したり。地底人のと
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ポエティック・ジャスティス/愛するということ(1993年製作の映画)

3.8

基本ずっとカップルの喧嘩を見るだけで馬鹿馬鹿しいとは思いつつ、Janetの演技が素晴らしいし、ラストの2pacの表情からの"Again"がかかりながらJanetの笑顔。これだけで反則なほど何回見ても泣>>続きを読む

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ノースタントアクションは今の時代にない迫力があって楽しいところもあったけど、おいおいこれでいいのかい?と。せっかく今作の敵は1作目のハリーの分身のような存在なのに。

彼らに仲間になれと誘われ、ハリー
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

楽しい!子ども向けだけど大人も子どもに帰って楽しめるThe 娯楽ムービーて感じ。ゲームからの引用ファンサービスも嫌らしくない仕上がりで良きでした。

ただクッパですら可愛く憎めないすぎて、最後倒される
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エクソシスト2(1977年製作の映画)

3.7

ショッキング映像に頼らない演出は良くも悪くも地味で、ラストが唐突にトンデモ展開になったりするけど全然嫌いじゃない。
まぁ1のカラス神父の行為が無駄になってるとか、そもそもエクソシストしてないとか諸々酷
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

1より明らかに主人公周りの群像劇と本筋との絡みがスムーズになってよりスッキリ見やすい。話自体は前作よりぐっとダークになったので好みがあるだろうけど、本筋の話も1より興味持てる内容になっててパワーアップ>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.6

ヤンシュバンクマイエル様作。コテコテのストップモーションと狂気て意味ではアリスがやはり個人的一位。
今作は流石に長い。基本同じことを繰り返す後半はさすがにだれてしまった。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

さすがのマーティンスコセッシでおもろいけど、脚本的に最後の方の展開はなんかざっくりしたなぁて感じ。リメイク元のインファナルアフェアの方を見てみたくなった。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

やっと見た。アンブレイカブルの続き見れただけで十分。このセラピーなんやねんて思ってはいたけど、一応理由はあったし

イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

辺に気を衒ってない。正面からみんなの頼れる最強おやじを描く姿最高。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

ロバートエガース監督作。出会ってからなかなか復讐しない意外と慎重派。ほんでアニャティラージョイはなんでこうも魅力的なんでしょう。

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

生きとんのかい!な犯人と生きとんのかい!なグラハムのラストはなんか気が抜けるけど面白い。

チルトンもバーニーも色々羊たちの沈黙キャラが出てきてうれしいけど、前日譚なのにレクター含め全員明らかに老けて
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.3

可愛らしいし、初期MCU的な楽しい部分もあるけど、物語としてはアイアンマン+スパイダーマン+スパイキッズて感じで既視感満載。

監督が「子供向けのクローネンバーグ映画」とか言うから変に期待してしまった
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.8

ある程度のリアリティありきの映画かと思いきや、見せ場はなかなか超展開でかえって楽しい。もちろんツッコミどころはあるけども(携帯の充電とか etc)、それなりにちゃんとソリッドな作品を作ろうとしてる雰囲>>続きを読む

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)

3.6

前情報特に知らなかったのでOPクレジット見てびっくり。
音楽:伊福部昭、特撮:円谷英二、監督:本多猪四郎。当時の特撮オールスター映画だったんですね。メガヌロンの下りは何見てんだろう感が多少あるけど、ラ
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.6

何度も苦戦するゴジラに対して頑張れゴジラ!と素直に思える。
ゴジラが人間の作った機械の仕組み完璧に理解してるとこと、最後ヘドラ乾燥させる下りを意味なく2回もするところ笑った。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

ゴジラのVFXが素晴らしい。主人公の物語そのものに、ゴジラの存在意義そのものを集中させた脚本も嫌いじゃない。
ただ現実離れしすぎた演技と、全部しゃべる台詞回しがノイズとなりすぎて終始乗り切れず、そこが
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.6

異なる2作を初見の人にもわかりやすいよう、手際よくエッセンスを抽出して展開しててラストまではかなり楽しんで見れた。けど尻すぼみなオチを思うと、なんとも複雑な気持ち

バトルもあっという間すぎる尺だし、
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.9

白石ユニバース勢揃い。多作品で見たことある面々が多く出てくるが、なにより過去一かっこいい江野くん!
超暴力人間DXでも正義の味方を名乗ったりしてたが、今作では間違いなく誰よりも正義の味方。オカルト→殺
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殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

4.2

なめてました。タイトルに偽りない、まさしく殺人ワークショップとある種の魂の救済と解放。悪を超えたカタルシスと解放感に溢れた不思議な余韻がある。
冒頭の暴力シーンは、暴力を本当に恐れてる人でしか描けない
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.7

スピンオフ上映、トークショー、サイン会、チェキ会に参加。
おもしろさ、完成度と間違いなく過去最高の作品。食い入るように見入った。まさか最後、工藤のシークエンスで泣きそうになる日が来るとは。

これにて
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.2

タイトルに恥じず過去作で一番怖い!てかお母さんが怖すぎる
「超コワすぎ」シリーズは、行くところまで行き過ぎた過去シリーズに比べ真面目な印象。原点回帰+怖さ、コメディさパワーアップしてて好きなんだが、「
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ笑った。少し演技が過剰になってきてるけど相変わらず面白いし、怖いところはしっかりこわい。
あとは不良中学生をボコボコにする工藤が好きだ。
過去作のタイトルが違うことから、前作の影響で今作の
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.6

まさかの江野くん登場。何を見させられてるかさっぱりなカオスな前半パートはさすがにやりすぎだったけど、後半の江野くん弾が強烈に笑いすぎて元取れました。

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