hirizukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さりげないながらとても重層的な登場キャラ。特にゴーディのエピソードを加味したスティーブユアンのキャラと、オヤジカメラマンがとても良い。細かい解釈もたくさんあるみたいだけど、まずシンプルにラストの展開と>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

思ってたより楽しめた。何気にドウェインジョンソンの映画て期待低めに見てそれなりに楽しめることが多い気がしてきた。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

1年間日本公開待ち続けた甲斐があった。大好きな「ディックロングはなぜ死んだのか」の監督作らしいナンセンス感と圧倒的な価値観の反転で号泣。
キーホイクアンを見れただけでも良いけど、ベーグルとギョロ目の意
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.3

オースティンバトラーに尽きる。演技だけで魂が震えると言うか、宿ってると思えるほどに惚れ惚れした。何度でも見たい演技、エルビスはブラックミュージック史の中では黒人音楽の盗人とも言われるが、この映画ではき>>続きを読む

着信アリ(2004年製作の映画)

3.3

怖いかどうかは置いといて思ってたより真面目な作りだった

なま夏(2005年製作の映画)

3.5

不愉快、気持ち悪いのに歪なバランス。もはやホラーなキレッキレのギョッとする描写

バビロン(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マーゴットロビーのガラガラヘビのシーンは、不器用ながら全力に生きる彼女のあまりの愛おしさに涙が出てしまった。

映画という虚構を成り立たせる裏側を見せつけ、映画の変遷の歴史の中で繰り返されてきた盛者必
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

特に心に残る名作!てわけではないけど、ここ数年のMCU作品の中では、初めて大きな不満なく普通に楽しめた作品でとってもよろし。

マンダロリアンも監督したペイトンリード監督作て事もあり、モロスターウォー
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ディメンシャ13(1963年製作の映画)

3.2

ロジャーコーマンプロデュースでサイコの影響受けまくりのコッポラデビュー作。
なんとも普通。まだコッポラの才能開花前って感じ。

マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこれは。正直ラスト近くまでは冗長で退屈な瞬間が何度かあったんだけども、ラスト15分の衝撃。
鏡の前で狂っていく演技から謎のロブスターレイプ、ほんでもはや怪獣映画と化すディヴァイン1人狂気劇場。
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ロードムービーの傑作とのことだし、シーンの美しさや、演出の一瞬一瞬に光るものがあるから言いづらいが、その感動を大きく阻害するストーリーの不快さが、、、

何年も子どもをほったらかしにしておきながら、息
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.0

初ヤコペッティ。気持ちの良いカメラワークとアメリカと異なる文化(やらせが多いとのことだが)を交互に対比させて進む演出で前半は楽しく見れた。ただ1時間超えたあたりから、描写のショッキングさがあまり期待を>>続きを読む

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

4.2

初ジョンウォータース映画でしたけど、最高でした。キャラクターがみんな極端でやってる事は間違い過ぎてるけど、愛することに一直線。ボンクラ映画(良い意味)のナード達を味方につけながら、命を燃やす彼らを応援>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

色んなホラージャンルの表現と不快描写てんこ盛りのメガミックス映画。監視カメラシリーズや、さりげなく車の窓にうっすら映るミンの顔が一瞬にやりと笑うといったJホラー的表現も良い。

ただモキュメンタリーも
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.6

128分なのにドラマ6話くらい見たような濃縮還元映画。

ナチなどの洗脳プロパガンダ映画への皮肉とのことだが、あながち現代でも大なり小なりメディアを通じた価値観の押し付けなど同じような事は起きてると思
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.7

サムニールが好き。チャリ漕ぎおばあちゃんも物体Xみたいになるおねーちゃんも好き。

さがす(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

伏線というよりかは展開が多い映画だなと思って見てたけども、最後、娘と父の関係性に立ち返ったラストがすごく良かった。

ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.0

やっと見れました。だいぶ食欲なくなるお下劣ぐちゃぐちゃエンタテインメント。何度もぶっ飛ばされる赤ちゃんに爆笑。最後のお母さんと照明チカチカゾンビの造形が特に秀逸。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.1

途中までなかなか面白かったし、黒沢清演出のイヤ〜な感じも楽しめたが、各人の洗脳のロジックや定義付けをすっ飛ばした辺りから乗れなくなってしまった。身近に実はあるかもしれない怖さが、結果全然現実味のない話>>続きを読む

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかホラーで泣くとは。
前半のちくちく不愉快な事の積み重ねはすごく良いけども話自体は怨念の濃度も低くほぼ怖くはないし、非常にシンプルな話でミステリー要素も少なく、一瞬眠くなったりもしたが、最後まで見
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新しい視点のホラーミステリーという点や、真面目な作風なとこは個人的に好み。

ただ評判の良さで期待しすぎた+原作を先に読むか迷った身としては、あまりにも2時間ドラマな画作りで印象が薄く少々がっかり。
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来る(2018年製作の映画)

4.5

なんて面白いエンタテインメントなんだ。型にはまらない展開で、もはやJホラーではないが、意図しての事だろうし、新たなエンタテインメントの形でむしろ好印象。

祈祷師達のプロフェッショナリズムを感じる演出
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サクッと楽しめるエンタテインメント。

銃で自殺するシェフと一回逃げるデスゲーム的展開は少々盛り下がったし。もちろんキャラの描き込みがもう少しあればなーとか観てる間は気になったけど、話自体はシンプルに
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

3.6

ダルトントランボ脚本。途中一瞬寝てしまったけど思ってたより良かった。王道だけども、牛があまりにも牛だから変にお涙頂戴ぽいならないのも良い

マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.7

狂気の84分。最高の眼福。
映画冒頭から最後まで、画面に映るもの全て隅から隅まで目を凝らして目に焼き付けたいと思った最高の世界観と映像。まるで異世界のおもちゃ屋に来たようなガチャガチャした世界。

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は映像の革新性が見どころと言われればそれまでだが、とは言えまだ5作目まであると思うとあまりにも目をつぶれないポイントが多い。

まずそもそも今作の戦う意義はなんでしょう。一作目で人間がパンドラに来
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

武士道✖️ヒップホップというか、
もろジャームッシュ✖️RZAすぎた。

武士道殺し屋と、ご老人マフィアも渋いんだか滑稽なんだかのまさにジャームッシュとRZAのいいバランス。
仇討ちという日本の古典で
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

飛行機で気軽に見るのにちょうどよし。カレンギランを眺めてるだけでよし。
ただ前作の主人公は棚ぼたすぎるしもっと反省せえよ。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.1

これが84歳の作品ですか。さすがのリドスコ。ゴッドファーザーライクでとても好きな一本。
各キャラクターが全員素晴らしく印象に残る。明らかにゴッドファーザーで言うところのフレドなパオロも愛すべき存在。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

まず言いたい。ワカンダフォーエバーを不意打ちの合言葉にするな!笑

途中まではネイモア周りの演出が良く、楽しかったが、シュリがブラックパンサーになってから(物語のテーマが語られるべきパート)の展開がイ
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恐怖の足跡(1962年製作の映画)

3.8

ずっと見たかったカルトホラー。リバイバル上映でやっと見れた。60年も前とは思えないしっかりめなホラー不愉快表現。後に影響を与えたことがしっかりわかる

コマンドー(1985年製作の映画)

4.5

10数年ぶりに伝説の吹き替えで見たけど、やっぱり狂ってて最高。みんな元気ない時に見て筋肉洗脳されよう。

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.5

圧巻のラスト。コマンドーもびっくりの大地獄絵図の中の痺れるかっこよさで、1の感想と同じく、見てる間はなんやかんやツッコミたいことがすごいんだけども、最後まで見ると、良いもんみたなぁ感がすごい。

個人
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.6

無限にツッコミたいことがあっても、それ以上にギラギラしたアツいものを感じる最高映画。

冒頭あまりにも前時代的なノリと主人公のハゲっぷりに、これは合わないかと思いきや、中盤から男たちのそれぞれのドラマ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.9

賛否両論あるらしいけど、どんどんスケールが大きくなる本線の世界観より、80sライクなノリで細かいことなしに何も考えずに見れる今作の方が好き。

なにより冒頭のガーディアンズの登場以外、他作品からのカメ
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