hirizukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

なーんかこの映画ずっと既視感あるなあとおもてたら、アリアスターの短編でこんな話見ました。あっちは同じ趣旨の話を17分で描ききってたので、こちらの印象はやや薄めになってしまった。
ちょこちょこ面白い演出
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.2

面白い!主人公はやばいやつである事は間違いないが、それだけではなく、悲哀や共感のあるあくまで観客の延長「白シャツにネクタイの男」としての描き方が良い。

ロードムービーのように、道すがらアメリカ社会の
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ネメシス(1992年製作の映画)

3.6

OPの黒サングラスにロングコート、二丁拳銃て男たちの挽歌意識しすぎで好き。なんだかそんなに記憶に残らないB級感だけど、強いんだか強くないんだかな主人公がかわいい。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

ここまでリアルな子育て映画を初めてみた。しかもただ子育ての大変さや親のありがたみを訴える映画ではなく、各地で行わわれるインタビューシーンを通じて、親の在り方とは?またそれは社会と不可分であることなど数>>続きを読む

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.6

敵は宇宙人のくせして、欲望の矛先がスポーツカー、ロック、金、女て中学生か!なところが微笑ましい。
あとダニートレホが2秒だけ出てた。

これがツインピークスのクーパー捜査官に影響を与えたと思うとなるほ
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エイリアン4(1997年製作の映画)

4.4

3に続き10年以上ぶりの再見。やはりエイリアンナンバリングシリーズは駄作が一つもないことを改めて確信。
全ての登場人物が魅力的、ケレン味たっぷりの見せ場の嵐、画面から臭いがしてきそうなほどぐちょぐちょ
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.6

余計な設定とかごちゃごちゃせずに、どシンプルにプレデターのコンセプトである狩人に立ち返って、vs人間との狩人勝負一本。一応女の子の成長物語はあるけど、良くも悪くもそれ一本の話。基本に立ち返った本作の作>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。宇宙を舞台にしてるが、内容はとても内省的かつ普遍的。父と対峙する旅の中で主人公が自らと向き合い、OPの独白と対になるEDの独白にたどり着くまでのお話。

父との再会シーンがどこまでも辛いが
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.4

徹底的にカッコいい画とカメラワーク。アリゾナの雄大な景色。モリコーネの音楽。セリフを極力排した展開。悠々と流れる時間。全ての要素がため息をつくほど「あぁ、今映画を見てる」と心から実感させてくれる。贅沢>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

ミーガンが暴れ出すところはもはや痛快。主人公の境遇を踏まえてミーガンの機能が決まっていく展開も良き。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.8

サムメンデスらしい映像美。おばさんに惹かれる理由はよくわからんが、映画賛歌シーンはどの映画でも無条件でグッときてしまう

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

さすが伝説の一作目を生み出した御大リドスコ。「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」に立ち返りながらも、エイリアンの存在自体はあくまでマクガフィンで、前作プロメテウスから地続きの創造主を問う話となっ>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

保守的な地元を出た自分には、この話は刺さりすぎる。

エイリアン3(1992年製作の映画)

4.4

10年以上ぶりの再見。エイリアンシリーズ史上最も評判が悪く関係者も否定的な作品ですが、見直してみてもやはり個人的には大好きな作品。

シリーズ中でリプリーが最もかっこよく、一作目に立ち返ろうとする心意
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ヘアスプレー(1988年製作の映画)

3.8

ジョンウォーターズ版ヘアスプレー。DVD購入してやっと見れた。リメイク版とは違った良さ。
Toussaint Mccallが本人出てきて歌うのは予想外かつ最高。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.1

微笑ましくて、時折挟まれる人生の痛みと胸に刺さってくるさりげないセリフの数々。ずっと見ていられる。

リンチ映画お馴染みのアンジェロパダラメンティの音楽が今作でもとにかく良い。

スタック(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ツイスト展開おもしろだけど、最後は何も知らない発見者として警察に通報展開のほうがよりブラックだったかななんて思う。

さすがにみんな気づくだろに関してはご愛嬌。

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.2

これを劇場で見れる日が来るなんて。
モンド映画は、現在においては公開当時と同じ価値を持てないと思いこんでましたが、この映画は今見ても鋭くぶっ刺さってきました。

動物を実際に殺してるシーンなどはさすが
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ノリと勢いのおバカ映画と思いきや、後の展開にたくさん伏線張ってあったり、鬼畜おばちゃんの死に方とか虎への餌やりシーンとか細かなところまでさりげなく配慮されてる丁寧な映画。

ストーリーだけ見ると、支配
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

ちひろさんの人間性、ラスト含めてハッピーエンドなのか悲しいエンドなのか解釈の幅を持たせてるのが好きでした。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

10年ぶりの再見。仁義なき戦いシリーズを見た後に深作欣二作の本作がどう映るか確認したく。
時折舞台感強すぎる演技に笑ってしまうところはあるけど、なんやかんや初見時より感動した。仁義なき戦いにも通じる死
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コン・エアー(1997年製作の映画)

4.0

金曜ロードショーで何度か見たはずなのに思い出せない映画ランキング上位のコンエアー。前半はうーっすら退屈だけども、やりすぎコメディ要素が強くなる中盤を過ぎたくらいから俄然面白い。うざ上司の車が宙を舞うと>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.3

まさかこんな映画でしたとは。
まさかこんな味わい深い、言葉にできない余韻を残す映画だとは。ニコラスケイジ祭りの中の思わぬ傑作でした。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.6

なんだこれは。最後まで一言も喋らないのに、ニコケイによるニコケイのためのニコケイ映画じゃねえか。

周りが騒ぐだけで当の本人は至って真面目にお掃除と無双を繰り返すだけの映画。見てもなんも人生の足しにも
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

物語のコンセプト以上のことは何も起きないので全体としてそんな面白くはないけど、最後の3世代カオス展開は良かったし、子どもを殺すという共通の目的を持ってから、夫婦が愛情取り戻してる感じも好きでした。
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

世にも奇妙な物語。妹ちゃんの健気さとシャドーボクシングのシーンはさすがにグッときてしまった。
死んでったみんなが助けてくれる展開もすごく良いけど、その辺のくだりは少々予定調和感。

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.5

金曜ロードショーで散々やってたのにこんな最高な映画を今まで見ていなかったなんて。ジャンウー作品らしくツッコミどころはたくさんあってもそんなのはいい。関係ない熱さ。2人の良さ全開の演技も、鏡越しのシーク>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

RZAとクリストファーロイドと共に、まるで男たちの挽歌2のような大バトルをするってだけで最高じゃないですか

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

リンチのワイルドアットハートのセイラーが再び見れただけで満足。
今よりもずっとニコラスケイジが愛おしく思える素敵な作品。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。ワインスタイン事件をゴシップ的に扱うのでなく、社会通念やアンコンシャスバイアスを背景に進んでいく。

男性、女性で視点や見え方や感想も変わってくるんだろうなとも。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さりげないながらとても重層的な登場キャラ。特にゴーディのエピソードを加味したスティーブユアンのキャラと、オヤジカメラマンがとても良い。細かい解釈もたくさんあるみたいだけど、まずシンプルにラストの展開と>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

思ってたより楽しめた。何気にドウェインジョンソンの映画て期待低めに見てそれなりに楽しめることが多い気がしてきた。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

1年間日本公開待ち続けた甲斐があった。大好きな「ディックロングはなぜ死んだのか」の監督作らしいナンセンス感と圧倒的な価値観の反転で号泣。
キーホイクアンを見れただけでも良いけど、ベーグルとギョロ目の意
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.3

オースティンバトラーに尽きる。演技だけで魂が震えると言うか、宿ってると思えるほどに惚れ惚れした。何度でも見たい演技、エルビスはブラックミュージック史の中では黒人音楽の盗人とも言われるが、この映画ではき>>続きを読む

着信アリ(2004年製作の映画)

3.3

怖いかどうかは置いといて思ってたより真面目な作りだった