フジテレビとのタイアップで綾瀬はるかを前面に出したTVCMを覚えているがもう12年前の映画と思うと感慨深い。そのCMと違い、むしろ航空危機管理映画といってもよいかも知れない。そこはANAが全面協力し>>続きを読む
ホラーとしては記念碑的作品の一つ。昔テレビで見たが、完全版はやや長すぎると思うが、アルジェント監督と本作に敬意を込めてこちらを鑑賞。
十分語られているように、殺人シーンの残酷な美しさと創意工夫、B>>続きを読む
1985年イタリア。ジェニファー・コネリー初主演作。イタリア語も流ちょうにしゃべってますね。日本では芸能人の回想で、特段の美女として若き後藤久美子が挙げられるようですが、ジェニファーも並外れた美少女>>続きを読む
やはりリック・ベイカーによる変身シーンがこの映画の白眉だろう。CGではないメークで限界に挑戦した感じ。この時期、ハウリング、スキャナーズ、遊星からの物体X、とCG前の特殊メークが頂点に達した時期だっ>>続きを読む
舘ひろしはなかなか好演で、退職後のやるせない気持ちを抱く初老男の味を出している。もちろん格好良すぎるし、広末とアバンチュールなんてはなからありえるはずないが、そこはフィクションとして許す他ないだろう>>続きを読む
残穢に続き、小野不由美の原作を映像化した作品で、竹内結子ナレーションでつなげているのも粋と思う。前奏的な「追い越し」以下10編の短編ホラー集。怪現象の背後に怪異と人間の悪意が交錯するストーリー。際立>>続きを読む
映画は原作の無気味な雰囲気の映像化として成功している。派手な恐怖描写はなく、掘れば掘るほど深い闇を感じることで生じる恐怖。90年代から広まったジャパンホラーの一つの進化形なのだろう。原作は長編だが、>>続きを読む
学生の頃に話題作と聞いて見た記憶。池上季実子、鰐淵晴子といった美女にうっとり、突拍子もない筋立てと映像表現にびっくり。ホラーだが映像のおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ。
今にして思えば、メジ>>続きを読む
園子温ファンのための映画かなと思う。「愛のむき出し」や「冷たい熱帯魚」で園監督の個性的で力強い表現に強く印象を受けたが、本作は「ヒミズ」のメイキングのようでもあり、園という監督のメイキングのようでも>>続きを読む
アンドロメダ..とボディ・スナッチャーを組み合わせたような映画。キッドマンやクレイグといった有名俳優が出ているが、正直すでに名作多数のこのジャンルで名前を残すにはかなり力不足。寝ると乗っ取られるとい>>続きを読む
一人の若手政治家を2003年から2017年の選挙までを中心に追いかけた長期ドキュメンタリー映画。最後には2020年時点での抱負も聞いている。17年追い続けるのは簡単なことでなく、それだけでメディアに>>続きを読む
世界観はよく考えられていると思う。ただ、かなり難しい上に、長ゼリフの説明を理解しないとよく分からないので子ども向きではないでしょう。アニメの人物造形も比較的シンプルなので登場人物がこんがらがってしま>>続きを読む
WOWOWで視聴。母親役など無気味といえば無気味だが、ともかくテンポが悪い。効果音でやたらと怖がらせようとし過ぎ。
偶然テレビで見たのだと思う。正直、ストーリーはあまり覚えていないが、初めて見た主演女優が美しいのにアクションがスゴイと思って見とれてしまった。後で調べて、シャーリーズ・セロンという女優と知った。
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仮面ライダー1号こと本郷猛を演じ、長年その役と一緒に生きてきた藤岡弘、という役者に対するリスペクトの映画だし、それだけの映画といってしまえば確かにそうだ。もし藤岡弘、が演じていなければこの映画は全く>>続きを読む
1981年深作欣二監督。柳生一族の陰謀に比べるとキャストの豪華さはでは一歩譲るが、山田風太郎の代表作の奇想天外なストーリーを鮮烈な緊張感でつなげる深作映画の醍醐味はこちらの方が勝っているかも知れない>>続きを読む
深作監督が仁義なき戦いとならんで時代を切りとった名作と思う。やくざも暴走族も消えかかった時代は逆に普通の人間の弱肉強食の時代となった。無茶苦茶な設定で説明も不足だが、テンポのよい流れで強引に世界観に>>続きを読む
ジョージ・フロイド事件後に見ると色々と考え込まされる映画。 白人警官がパトロールで黒人を眺める目つきと、警官を見る黒人の目つきが両者の関係性をよく描いている。貧困な黒人地区でまともな仕事をするイタリ>>続きを読む
原作者平井和正の世界(狼男だよ)が好きで封切りを見に行った記憶。セリフやキャラクターがカッコいいところもあったが全体としては不完全燃焼。幻魔が中途半端すぎた。作品としては大友克洋のAkiraに向けた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ジョーカー」と対比してみたくて視聴。1983年という時代を感じさせる諷刺劇として秀逸だと思った。
有名ショー・ホストの男に粘着する芸能界志望のうらぶれた男。暴力的ではないが、何でも自分に都合よく>>続きを読む
WOWOWで録画して視聴。それぞれのカットは結構迫力あるカットでよく撮れていると思うが、中段からどんどんぐたぐたに。撮りためたカットをどうつなぐか監督自身が訳分からなくなっちゃったのかな。
役者も>>続きを読む
設定もセットも大げさ、出演者も結構豪華なのに結果に活かせていないという珍しい映画。脚本に回せる予算がなくなっちゃたのかな。後半になっても伏線回収とかほとんどない。ただ、屋敷のセットは本当に豪華感出す>>続きを読む
2000年三池崇史監督。落差の激しい三池監督先品の中で、うまく回ってホラーとして成立した作品だと思う。立場を利用して役得を狙った中年男が想像もしない報いを受けるストーリーと、違和感から恐怖へと移行す>>続きを読む
封切り時に20代で視聴し、オリンピックが延期になった後ブルーレイで見直した。初見の時にも印象深かったが、今回の方がむしろ衝撃が大きい。セル画アニメなので技術的な限界はあるが、ストーリー、作画のダイナ>>続きを読む
2017年福澤克雄監督、東野圭吾原作。新参者の加賀恭一郎シリーズの現時点での最終話・完結編。これは日本映画の推理ものとして傑作と思いました。ストーリーは砂の器を思わせるものですが、阿部寛と松嶋菜々子>>続きを読む
B級青春ホラーとしてはそこそこまとまっているが、後の有名俳優が出ているってこと以外にはそれほど評価できないかな。先生たちが次々パラサイトされていくが、パラサイトされた後の無気味さ、落差があまり描かれ>>続きを読む
2018年中島哲也監督。出演者はなかなか豪華だし、セットも今の日本映画の水準からすれば頑張っている方だと思う。しかしストーリーがとっちらかって結局怖さが増幅していかない。主人公の視点で見ていると突如>>続きを読む
1968年大映。リアタイで見た子ども時代の懐かし妖怪時代劇映画。66年のウルトラマンは子ども過ぎたが、ウルトラセブンには結構はまって怪獣制の延長で本作。ダイモンの造形が今ではショボいと思うが、子ども>>続きを読む
是枝監督らしい、ミクロな世界へと分け入り、登場人物の細やかな心情を描き出している点ではさすがと思わされる作品。俳優の演技も総じて高い。私にとってのクライマックスは、フランキーと安藤のガラス越しの会話>>続きを読む
永井豪のマンガで70年代に人気アニメになったキューティーハニーの実写化。普通の女性が変身してグラマーヒロインに変身するというストーリーだけに実写はライダーのようにスーツを着るだけではダメで、グラマー>>続きを読む
フィルマークスレビューが結構高いのに少しびっくり。時効警察は好きなので機会が出来た時に視聴。時効警察の雰囲気はどことなく引き継いでるし、俳優も共通しているので世界観は分かるが、やっぱり少し長くてだれ>>続きを読む
1987年アメリカ。カーペンター監督らしい、封切り時の初見でも30年後に見ても、まさにB級ホラー(よい意味)。俳優はドナルド・プレザンスが存在するだけでホラー感を演出できる布陣。他の役者さん、全然知>>続きを読む
青春恋愛系は苦手なので点数辛めかもしれません。浜辺美波に注目していることもあり、評判も高いようなので見てみました。
若い人はまだ演技力不足も感じますが、俳優陣は総じて熱演かな。ただ、原作未読ですが>>続きを読む
日本映画が低迷期に入った時代に東宝50周年記念で製作された作品。名優オールキャストを配し、巨大工事青函トンネルをテーマと道具立ては揃えたが、映画としては凡作にとどまった(ただし木村大作撮影の風景シー>>続きを読む
人生には避けられない不幸が存在する。家族・知人の死はその最たるもの。誰もそのことについて触れたいと思わないが、いつか必ず来るもの。その儀礼を司る納棺師という仕事に焦点を当てた点で世界的にも珍しい作品>>続きを読む
テレビアニメの雰囲気を保った劇場映画版。劇場ではなくテレビで見てしまったのでアンフェアかも知れないが、ストーリーとしては良くも悪くもテレビシリーズのクォリティと感じた。アニメは登場人物の思いが微妙に>>続きを読む